正社員の給料・お金
更新日:2022年10月28日

手取り25万円の額面・年収|生活費の目安と給与をアップさせる方法

手取り25万円の額面・年収|生活費の目安と給与をアップさせる方法

※この記事は5分30秒で読めます。

「手取り25万円の額面や年収っていくら?」
「生活費の目安や収入アップ方法が知りたい」
など、手取り25万円の収入に関して疑問を持っている方もいるでしょう。

手取り25万円という給料は、貯金をしながら一人暮らしするのに不自由のない水準です。

今回は、手取り25万円の額面や年収の計算方法、生活費の目安、収入アップ方法と稼げる仕事などを解説します。この記事を読めば、手取り25万円の暮らしぶりがイメージでき、今後の目指すべき道や目標がわかるようになります。

1.手取り25万円の額面

手取り25万円の額面は、おおよそ29~33万円程度です。

額面は、社会保険料や所得税などが控除される前の金額で、雇用契約書で取り交わした基本給や各種手当てを合計した金額となります。社会保険料などの控除額は人それぞれなので断定することは難しいですが、手取り25万円の額面の目安としては29~33万円程度となります。

なお、以下のページでは、手取り20万円のケースも解説しておりますので、必要に応じてこちらも参考にしてみてください。

1-1.額面の計算方法

額面の計算方法は、以下のとおりです。

  • 額面=手取り÷75~85%

一般的に、手取りが額面の75~85%程度の金額とされていることを踏まえると、額面は上記計算で算出可能です。手取り25万円のケースに当てはめると「250,000÷75~85%」になるため、額面は29~33万円あたりと予測されます。

2.手取り25万円の年収

1年間の給与の合計額が年収です。年収の考え方には、額面年収と手取り年収の2つがあります。

額面年収は、月々の額面を12倍した金額となります。前述のとおり、手取り25万円の額面は29~33万円であることから、額面年収は348~396万円程度となります。会社から配布される給与明細上では、「総支給額」に記載されている金額が額面月収であり、それを12倍すれば額面年収となります。

対する手取り年収とは、月々の手取り額を12倍した金額です。したがって、手取り25万円の手取り年収は、250,000×12=300万円になります。

給与明細上では、下部にある「差引支給額」が手取りとなるため、そのまま12倍すれば手取り年収となります。社会保険料や所得税などが控除され自分が受け取れるそのままの金額なので、家計は手取り年収で管理すれば認識のズレはなくなります。

2-1.年収の計算方法

年収の計算方法は、額面・手取りでそれぞれ以下のとおりです。

  • 額面年収=(手取り÷75~85%)×12

(250,000÷0.75~0.85)×12=348万円~396万円

  • 手取り年収25万円の場合の年収=手取り額×12

25万円×12=300万円

3.手取り25万円は平均的な額?

厚生労働省の統計によると、令和3年時点における一般労働者の平均賃金は約307万円です。手取り25万円の年収は348万円~396万円であることから、平均値より上回っていることがわかります。

ただし、同調査を男女別に見ると少々状況が変わってきます。同じく令和3年時点では男性が337万円、女性が253万円となっており、男女間で大きくギャップが生じている状況です。

したがって、手取り25万円は男性からみた場合は平均よりやや上、女性からみると平均を大きく上回っているということになります。

4.手取り25万円で一人暮らしはできる?

手取り25万円でも一人暮らしは十分可能です。ただし、若干のやりくりは必要でしょう。

ここでは、具体的な生活費の目安について解説します。生活スタイルやお金の価値観は個々で異なるものなので、「絶対にこの通りでなければおかしい」というわけではありません。あくまで一つの参考としてご覧ください。

4-1.手取り25万円の生活費目安

4-1-1.食費

食費は、3万7,000円~3万8,000円あたりが理想です。収入に対して15%程度を目安とすると家計管理がスムーズになるといわれています。

4-1-2.光熱費

一人暮らしの水道光熱費は1万円程度が目安です。ただし、居住する地域の寒暖の具合や、都市ガスかプロパンガスか、ガスレンジかIHかなど、住宅環境によっても変動してくるので、ある程度柔軟に考えておきましょう。

4-1-3.家賃

家賃は収入の30%以内が適しているといわれていますので、7万5,000円程度が妥当です。

4-1-4.貯金

手取り25万円から上記金額を差し引くと、127,000円となります。したがって、月々5万円程度を預貯金にまわせれば安心です。冠婚葬祭や突然の家電故障など、いざというときに困らないように備えておきましょう。

5.手取り25万円よりアップさせるには?

手取り25万円からの収入アップを目指すために、有効な方法をご紹介します。状況や環境によって選択できる・できないが異なると思うので、試せそうなものに無理なく挑戦していきましょう。

5-1.給与交渉をする

今働いている会社での昇給を目指すのが収入アップの一番の近道です。とはいえ、企業側も貢献度が低い人材を昇給させることは難しいため、給与交渉には相手を納得させられるだけの材料が必要です。客観的に評価できる実績を会社側に提示し、交渉を有利に進められるよう準備をしておきましょう。

なお、現時点で実績不足の場合は、今が交渉のタイミングではないでしょう。収入アップを急がず、まずは目の前の業務に集中して会社に貢献していくことが重要です。

5-2.副業する

「給与交渉が失敗に終わった」「まだ交渉に持ちこめる実績がない」という場合は、副業に取り組み収入源を増やすことを考えましょう。収入源が複数あれば、それぞれから得られる収入が低額でも、総額では大きな金額になるかもしれません。

なお、副業を始める際には、会社として副業が禁止されていないか、就業規則を確認しておきましょう。そして、あくまでもメインは現職であると考え、業務に支障がない程度の活動にとどめましょう。

5-3.転職する

好条件の会社に思い切って転職するのも一つの方法です。もし兼ねてから興味をもっていた業界や職種があれば、挑戦する絶好のチャンスともいえます。

ただし、初めての転職や未経験の業界・職種への転職の場合、一人で転職活動に取り組むのは難しい部分もあります。そのような場合は転職サポートをうまく活用するのがおすすめです。

転職サポートでは、転職業界全般に精通したアドバイザーが一人ひとりの求職者に最適なサポートを実施しています。悩みや疑問に対するアドバイスをもらえたり、給与交渉も代行してもらえたりするので、納得感を得られる転職が実現するでしょう。

UTグループでも、求職者の方々のサポートを実施しています。まずは無料面談にお申し込みいただき、あなたの希望をお聞かせください。

6.手取り25万円以上を狙える仕事

ここからは、転職を検討している人に向けて、手取り25万円以上を狙える仕事をご紹介します。具体的に目指したい業界・職種が定まっていない人はぜひ参考にしてください。

6-1.期間工

主に車体・部品メーカーの工場で働く期間工は数年間の期間限定の仕事ですが、高収入で人気があります。大手メーカーがこぞって人材募集をかけていますが、大手メーカーでは手取り30万円以上を掲げているため、月々5万円の収入アップも不可能ではありません。

期間工の仕事については以下の記事もぜひ併せてご覧ください。

6-2.技術者

パソコンやスマートフォン、家電製品など、私たちの身近にある精密機器の通信・ネットワークの開発・管理を担うのが、電気通信技術者などの技術者です。

社内のインフラ構築など比較的小規模なものから公共交通機関や銀行などの大規模システムまで、さまざまな案件に関わるチャンスがあるため、社会や人々の生活に役立つ実感が得られる仕事です。その一方では高い技術力も求められるため給与水準も比較的高く、手取り25万円を超えるケースも少なくありません。

6-3.ITエンンジニア

システムエンジニアやプログラマー、プロジェクトマネージャーなど、多岐にわたる職種を指すITエンジニアですが、いずれも高収入が期待できる仕事です。

特にシステムエンジニアやプロジェクトマネージャーは幅広く高度なスキルが求められるため、手取り25万円以上も実現可能です。IT関連資格を取得すれば資格手当をもらえる企業もあるので、頑張りがいがあるでしょう。

6-4.営業職

営業職は、モノやサービスを顧客に提案し購入してもらう仕事です。成果が収入にダイレクトに反映される仕事のため、実力次第で手取り25万円から大きく収入を伸ばせます。

ポテンシャルを重視した採用を実施する企業も多いため、未経験であっても内定獲得しやすい点も魅力です。

6-5.トラックドライバー

トラックドライバーはトラックでの運搬業務に従事します。夜間を含めて長距離を運転する機会もあり、そのぶん高収入が期待できます

出発地と目的地での荷物の積み下ろしのタイミング以外は基本的に車内で一人で過ごすため、人とのコミュニケーションにストレスを感じやすい人にもおすすめの仕事です。

6-6.公務員

公務員は、国の機関に属する国家公務員と地方自治体に属する地方公務員に分かれます。事務系、公安系、技術系と多種多様な仕事がありますが、昔から安定収入が得られるとして人気があり、手取り25万円以上も十分可能です。

公務員試験の受験には学歴や年齢などの条件がありますが、試験に合格し晴れて公務員になれれば、その後定年まで安定的に働いていけます。

7.まとめ

手取り25万円は世間的に決して低収入ではなく、一人で生活していくには十分な収入です。しかし、この先訪れるであろうライフステージの変化や老後の生活を考えると、手取り25万円では心許なさを感じる人もいるでしょう。そんな場合は収入アップの道筋を具体的に検討してみることをおすすめします。

収入アップは一足飛びとはいかないのが現実ですが、目の前のできることからこなしていけば、手取り25万円以上の収入が得られる日はきっとやってきます。転職を検討しているなら、ぜひ以下のページより希望に合った仕事を探してみてください。

関連記事

© 2022 UT Group Co., Ltd. All Rights Reserved.