正社員の給料・お金
更新日:2023年11月24日

週払いの給与はいつもらえる?支払いのタイミングや懸念点

週払いの給与はいつもらえる?支払いのタイミングや懸念点

※この記事は6分30秒で読めます。

「週払いの給与はいつもらえるの?」
「週払いで給料をもらえる仕事の探し方を知りたい」
など、給与の週払いに関する疑問を持っている方もいるでしょう。

週払いで給与をもらえる仕事を選べば、お金のやりくりがしやすくなり、急な出費があるときにも対応できるようになるでしょう。

今回は、給与の週払いのメリットや懸念点、仕事の探し方、種類などについて解説します。この記事を読めば、給与の週払いについて理解が深まり、注意点などを把握できます。

1.給与の週払いとは?

週払いは、主に短期アルバイトや単発アルバイト、派遣などの雇用形態に多い給与方式です。

週払い以外にも、1日のみの単発の仕事には「日払い」や「即日払い」などの給与方式があります。

1-1.「日払い」「即日払い」との違い

日払いとは、働いたその日が給与計算の締め日となる方式のことです。

即日払いも実働日が給与計算の締め日となり、その日のうちに給料を受け取れます。

週払い、日払い、即日払いは、いずれも比較的短期間で現金が手に入るため、労働者からの人気が高いです。

これらの給与方式であることを条件に、仕事を探している方も少なくないでしょう。

2.週払いの給与はいつもらえる?

ここでは、週払いの場合、給与をいつ受け取れるのか解説します。

2-1.「締め日」と「支払日」で決まる

週払いの給与を受け取れる日は、締め日と支払日によって決まります。

週払いにおける締め日は、給与計算の終点となる日のことです。一方で、支払日は実際に給与が支払われる日を指します。

例えば、締め日が金曜日で支払日が水曜日の場合、前の週の土曜日から金曜日までの労働時間をもとに給与が決まり、翌週の水曜日に支払われます。

週払いを利用するなら、締め日と支払日にタイムラグがあることを理解しておきましょう。

2-2.支払日の目安

週払いの場合、給与の支払日は締め日の翌日または翌週のパターンが多い傾向にあります。

ただし、これはあくまでも目安にすぎません。会社ごとに締め日と支払日の設定が異なるため、事前によく確認しておきましょう。

3.週払いで給与をもらうメリット

週払いで給与をもらうメリットは、以下のとおりです。

  • お金のやりくりがしやすい
  • 遊びやお出かけの予定を立てやすい
  • 仕事のモチベーションを保ちやすい
  • 心にゆとりが生まれやすい

それぞれのメリットについてお伝えします。

3-1.お金のやりくりがしやすい

週払い制度を利用すれば、月払いよりもこまめに給与を受け取れます。

給料日が週に1回あるので「月1回の給料日後に使いすぎてしまった」という状況を避けられます。

また、突然のケガや病気、家電・車の故障などで、急に現金が必要になることもあるでしょう。

そのような、臨時の出費が発生した際にも、毎週給料日がある週払いであれば安心です。

3-2.遊びやお出かけの予定を立てやすい

週払いは毎週給料日があるため、近い将来のお財布事情を想定しやすくなります。

お金の管理が苦手な方は、月払いで大きな金額を手に入れるより、週払いでこまめにもらったほうが管理しやすいかもしれません。

また、給与が毎週入ってくることで、遊びに行く予定も比較的立てやすくなるでしょう。

週払いの仕事なら、「金欠で友人との約束をキャンセルすることになった」という状況にも陥りにくいです。

3-3.仕事のモチベーションを保ちやすい

「給料日が一番の楽しみ」「給料日のために仕事を頑張っている」という方は少なくないでしょう。

したがって、「給料日は、月1回よりも週1回のほうがうれしい」という方も多いはずです。

給与は仕事の原動力になりえます。週払いにより給料日が増えることで、仕事に対するモチベーションを保ちやすくなるでしょう。

3-4.心にゆとりが生まれやすい

お金に余裕がなくなると、心にも余裕がなくなっていきます。

「手持ちのお金がない」「生活費が足りなくなりそう」「月末の支払いに間に合わない」といった金銭的な不安があると、仕事にも集中できません。

「毎週給与を受け取れる」という安心感があれば、心にゆとりが生まれやすくなるでしょう。

4.週払いで給与をもらう際の懸念点

週払いで給与をもらうときには、以下の懸念点に注意が必要です。

  • お金を使いすぎてしまう方もいる
  • 上限額が設けられているケースがある
  • 別途手数料が発生することがある
  • 事務所での受け取りが必要な場合もある
  • 各懸念点を把握しておきましょう。

    4-1.お金を使いすぎてしまう方もいる

    週払いの場合には、毎週給与が得られます。

    しかし、後先を考えず自由にお金を使いすぎてしまうと、お金が足りなくなって支払いに追われる生活になるでしょう。

    また、日本は月払いの会社も多いため、転職する際に「希望の会社が週払いではなかった」となることも考えられます。

    そのため、1ヵ月サイクルでお金のやりくりをしながら生活することを身につけていても、損はありません。

    4-2.上限額が設けられているケースがある

    「週払い可能」と求人情報に記載されていても、実際には週払いの上限額が決められているケースがあります。

    上限2万円以内など、給与の全額を受け取れない場合もあるので、注意が必要です。

    求人に「週払い可能(規定あり)」などの記載がある場合は、上限額の設定がある可能性があるでしょう。

    4-3.別途手数料が発生することがある

    週払いを利用する際には、一定割合の手数料が発生することがあります。

    週払いは、月払いよりも給与の振込回数が多くなるため、そのぶん手数料が大きくなるものです。

    そうなると、週払いを利用すればするほど、手数料によって受け取れる給与がどんどん少なくなるかもしれません。

    週払いをどのように利用するのがベストなのか、手数料などの条件も含めて、事前にルールを確認したほうが良いでしょう。

    4-4.事務所での受け取りが必要な場合もある

    主な給与の支払方法には、銀行口座への振込や直接手渡しなどがあり、どちらも選択可能な場合もあります。

    しかし、週払いの場合には「原則事務所での手渡しのみ」としている会社も存在します。

    仕事終わりに受け取れれば良いですが、給料日に仕事がない場合、自宅から事務所まで行く、交通費や時間の負担がかかってくるかもしれません。

    仕事探しをする際は、「週払い」という文字だけで判断するのではなく、週払いに関する詳細な規定を確認しましょう。

    事務所での手渡しのみの場合は、事務所までの距離や交通手段も含めて検討してください。

    5.週払いの仕事の探し方

    週払いの仕事を見つけるなら、求人サイトで探すか、知人に紹介してもらう方法がおすすめです。それぞれの方法について確認しておきましょう。

    5-1.求人サイトで探す

    週払いの仕事は多くありますが、一般的には月払いの求人のほうが多くあります。そのため、週払いの求人をスムーズに見つけたいなら、求人サイトを活用してみましょう。

    絞り込み検索で「週払い」と指定することで、魅力的な週払いの求人を見つけられます。

    工場・製造系求人が豊富なJOBPALでは、週払いよりもさらに便利な「日払い」の求人を数多く掲載しています。

    また、専任のキャリアパートナーから、条件や適正にマッチした仕事を紹介してもらうことも可能です。

    キャリアパートナーに相談しながら、自分の希望に合う求人を見つけていきましょう。「好待遇な仕事をしたい」「自分の都合に合わせて働きたい」という方は、ぜひご相談ください。

    5-2.知人に仕事を紹介してもらう

    もし週払いの仕事をしている友人や知人がいるなら、どのような条件で働いているのか聞いてみると良いでしょう。

    週払いのシステムのことはもちろん、仕事内容や職場のことも事前に確認ができて安心です。

    思わぬところから、自分と相性の良い仕事に出会えることもあります。求人サイトでの仕事探しと並行して、友人や知人にも相談してみると良いでしょう。

    6.週払いが多い仕事9選

    ここからは、週払いが多い仕事の例として9つを紹介します。

    • ピッキング・軽作業
    • 加工・組付け
    • 検品・検査
    • データ入力
    • イベントスタッフ
    • 商品カウントスタッフ
    • 試食販売・キャンペーンスタッフ
    • コールセンター
    • 試験監督

    それぞれの仕事の特徴をまとめているので、ぜひ参考にしてください。

    6-1.ピッキング・軽作業

    ピッキング・軽作業とは、倉庫内にある品物を指示書のとおりに集めたり、商品の簡単な梱包・運搬をしたりする仕事のことです。

    スピードと正確性が求められますが、未経験者でも挑戦しやすい仕事といえるでしょう。

    ピッキング・軽作業の求人は、都市部に限らず全国各地にあります。週払い可の求人も多いので、今すぐ働いてお金を手に入れたい方におすすめです。

    6-2.加工・組付け

    加工・組付けとは、工場内で自動車や電子機器の部品を組み立てやすくなるように加工したり、部品を取り付けたりする仕事のことです。

    職場によっては、重労働ではない場合もあるため、女性や高齢の方も数多く活躍しています。

    細かい作業が好きな方、繰り返しの作業が苦ではない方に向いているでしょう。加工・組付けもピッキング・軽作業と同様に、週払いのある求人が比較的多めといえます。

    6-3.検品・検査

    検品・検査とは、工場内・倉庫内にある商品の品質や個数をチェックする仕事です。

    商品の名称や数量が合っているか、商品に不良品が混ざっていないかを一つひとつ確認します。

    検品・検査は集中力を求められる仕事ですが、未経験・無資格でも始めやすいことが魅力です。

    その他の工場系・倉庫系の仕事と同様に短期の求人が多く、週払い対応の求人も見つけやすいでしょう。

    6-4.データ入力

    データ入力とは、顧客の指示にしたがって所定のフォーマットなどに文字や数字を入力していく仕事です。

    入力のスピードと正確性が求められますが、一定の基準を満たしてさえいれば、未経験者でも新たに挑戦しやすいでしょう。

    短期や週払い対応の求人もあるので、「週払いが良いけど、肉体労働は避けたい」という方におすすめです。

    6-5.イベントスタッフ

    イベントスタッフは、コンサートやライブ、スポーツの試合などの会場に出向き、イベントのサポートをおこなう仕事です。

    具体的な業務は、会場の設営、案内、チケットの受付、売店でのグッズ販売などです。

    イベントスタッフは、短期アルバイト可、週払い可の求人が多いので、短い期間で稼ぎたい方に人気があります。

    6-6.商品カウントスタッフ

    スーパーやコンビニエンスストアなどの小売店では、期末ごとに棚卸し作業をおこないます。

    商品カウントスタッフは、その際に店舗やバックヤードにある商品の在庫を正確に数える仕事です。

    業務の頻度としては少なめですが、短期募集も多く、週払い対応の仕事も見つけやすいでしょう。

    6-7.試食販売・キャンペーンスタッフ

    試食販売・キャンペーンスタッフは、スーパーやデパートの食品売り場などでお客様に試食を勧めたり、商品やサービスの販促活動をおこなったりします。

    派遣会社を介した単発の仕事がメインで、週払いの仕事も珍しくありません。

    買い物客が多く集まる土日祝日の勤務が多い傾向にあります。

    6-8.コールセンター

    コールセンタースタッフとは、お客様との電話応対をするスタッフのことです。

    商品・サービスについてお客様に説明したり、注文を受け付けたりします。

    コールセンタースタッフは長期の仕事が多くありますが、なかには短期・週払い可能な求人もあります。

    例えば、お歳暮などの通信販売や選挙の世論調査など、期間限定の求人も見受けられるでしょう。

    6-9.試験監督

    試験監督とは、試験中の監督や試験の運営サポートをする仕事です。

    学生向けの模試、資格試験の監督者として、会場の設営、試験問題・答案用紙の配布、試験中の監視、後片付けなどをおこないます。

    試験監督の仕事は、週末の単発アルバイトとして募集されるケースが多くあります。週払いできる仕事も比較的多いので、探してみると良いでしょう。

    7.週払いの仕事に就く前に確認したいこと

    週払いの仕事に就くなら、以下のポイントを事前に確認しておきましょう。

    7-1.週払いの規定や支払日について

    週払いのルールの詳細は、会社ごとに異なります。求人情報欄に「規定あり」と記載されている場合は特に注意が必要です。

    また、週払いを利用することで、月払いよりも時給が安く設定されるケースがあります。

    入社してから悔いることがないように、週払いの規定や支払日については事前に確認しておきましょう。

    7-2.土日祝を挟む場合の振込日について

    給与を銀行振込で受け取る場合は、銀行の営業日や営業時間に注意が必要です。

    土日祝は銀行が営業していないため、会社が給与支払いの手続きをおこなったとしても、口座への反映が遅れる可能性があります。

    支払日の規定をチェックするときには、「○営業日」という単位に注目しましょう。

    「○営業日」と記載されている場合、原則として土日祝はカウントされないことを覚えておいてください。

    7-3.最終的な手取りが減る可能性について

    週払いを利用すると、最終的な手取りが少なくなることがあります。

    なかには、「週払いを利用すると時給が減る」というルールを設けている会社もあるようです。

    週払いは従業員にとって便利な仕組みですが、週払いを申請すればするほど、会社側の手間と経費がかさみます。

    その分を手数料として差し引かれるケースもあるので、手数料の割合を確認しておきましょう。

    8.まとめ

    週払いの仕事を選ぶことで、お金が急に必要になったときでも対応しやすくなるでしょう。

    貯金に余裕がなくて転職活動をしづらい方、生活費の不安で心が落ち着かない方は、週払いで給与をもらいながら働くことをおすすめします。

    ただし、給与の週払いを利用する場合には、会社ごとに異なる締め日と支払日について、システムをよく確認しておくことが大切です。

    弊社JOBPALには、週払いの求人をはじめ、月払いや日払いなど、さまざまな給与体系の求人を掲載しています。仕事を探している方は、ぜひ求人をチェックしてみてください。

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