手取り15万は安い?給与をアップさせる方法や生活費の目安、額面・年収の計算方法も解説

※この記事は6分で読めます。
「手取り15万円の額面や年収っていくら?」
「手取り15万円の生活費の目安が知りたい」
など、手取り15万円の収入に関して疑問を持っている方もいるでしょう。
手取り15万円とは、額面が18万円程度、年収は216万円程度であり、地域にもよりますが一人暮らしも不可能ではない収入レベルです。
今回は、手取り15万円の額面・年収の計算方法、生活費の目安、ゆとりのある生活を送る方法、給与アップ方法などを解説します。この記事を読めば、手取り15万円での暮らしをシミュレーションでき、今後やるべきことや対策がわかるようになります。
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1.手取り15万円の額面
額面とは、会社から支給される基本給・各種手当てを合算した金額のことです。給与明細では、「総支給額」として記載されています。
1-1.額面の計算方法
私たちが実際に受け取る給与額である手取りは、額面の金額から健康保険などの社会保険料と住民税などの税金を差し引いた金額です。
控除額は一般的に額面の15%~25%といわれており、額面=手取り×15%~25%で求められます。
上記計算式に当てはめると、手取り15万円の額面は17万2,500円~18万7,500円と算出できます。
社会保険料や税額は人それぞれなのであくまでも概算ですが、一つの目安にしてみてください。
2.手取り15万円の年収
年収は、1年間で受け取った額面給与額を合計した金額となります。求人情報で年収が記載されている場合は「月々の額面×1年間分」と判断しましょう。
なお、クレジットカード発行やショッピングローン、賃貸契約の審査などで年収を問われた際には、額面金額を回答します。
2-1.年収の計算方法
手取り15万円の年収は「額面×12ヵ月」で算出できます。前述したとおり、手取り15万円の額面は17万2,500~18万7,500円です。
上記の計算方法に当てはめると手取り15万円の年収は、
17万2,500円~18万7,500円×12=207万円~225万円
と計算できます。
3.手取り15万円は平均的な額?
手取り15万円は、一般的に見て決して高い金額ではありません。厚生労働省が発表した「令和2年賃金構造基本統計調査」によると、一般労働者の平均年収は308万円程度でした。
前述したとおり、手取り15万円の年収は207万円~225万円であるため、最大で100万円程度の開きが生じている状況です。
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(※)参照:令和2年賃金構造基本統計調査|厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2020/dl/01.pdf
4.手取り15万円で一人暮らしはできる?
手取り15万円は高収入とはいいにくいですが、賃貸物件で一人暮らしをすることは可能です。ただし、地域はある程度限定されるでしょう。
家賃は一般的に都市部に近づくほど上昇しますので、一人暮らしをするなら慎重にエリア選びをおこない、家賃が家計を圧迫しないような価格帯の物件を探す必要があります。
ここでは、手取り15万円の生活費の目安をご紹介します。生活スタイルは個人差がありますので、決して「このとおりでなければ無理」ということではありませんが、一つの参考にしてみてください。
なお、手取り別の生活費の目安は以下の記事でご紹介しています。
4-1.手取り15万円の生活費目安
4-1-1.食費
手取り15万円の食費は、2万円程度が目安です。一般的に食費は手取りの15%程度で抑えるのが理想的な家計管理といわれています。
4-1-2.光熱費
地域や季節によっても変動しますが、手取り15万円の光熱費は1万円程度に抑えておきたいところです。
ガス代に関しては、都市ガスとプロパンガスで大きく差が出てくるので、居住予定の物件がどちらを使用しているかチェックしておきましょう。
4-1-3.家賃
手取り15万円の場合、家賃は4万円程度が理想です。家賃は一般的に手取りの4分の1程度が適しているといわれています。
家賃は地域や立地によって差が大きいため、目安の範囲である程度の妥協をしなければいけないケースもあるでしょう。
4-1-4.貯金
手取り15万円から前述した生活費を差し引くと、残りはおよそ8万円となります。
上記以外にも出費があることを踏まえ、2万円~3万円程度を貯金にまわせると十分でしょう。
すべて使い切ってしまうと、急な病気やトラブル、冠婚葬祭などで困ることになるため、少額でもコツコツ貯金しておくと安心です。
5.手取り15万円以下でもゆとりのある生活をするには?
手取り15万円の暮らしでは、節約の意識は常に持っておきたいところです。しかし、基本的な衣食住だけではなく、趣味や心が安らぐものにもお金をかけたいのが多くの人たちの本音でしょう。
そこで、手取り15万円以下でもプライベートの楽しみにお金をかけられるだけのゆとりを持つために、試したい2つの方法をご紹介します。
5-1.副業をして収入を増やす
現職で昇給を目指そうとしても、すぐに数万円単位でアップすることは現実的ではないため、収入の柱を増やすことが近道になります。そこで方法として挙げられるのが副業です。
ただし、会社によっては副業が認められてない可能性もあるため、始める前に確認しておくようにしましょう。
副業を探す際には、以下の求人情報も参考にしてみてください。
5-2.家賃や光熱費など固定費を抑える
基本的なことではありますが、家賃や光熱費など月々の固定費を抑える努力も重要です。
「塵も積もれば山となる」ということわざがあるように、たとえ一つひとつの出費が少額でも、積み重なれば大きな金額になります。できる範囲で少しずつ固定費を抑えることで、生活に若干のゆとりが生まれるでしょう。
6.手取り15万円以上に給与アップをするには?
「給与アップを実現し手取りをもっと増やしたい」と思うのであれば、積極的なアクションが必要です。以下の3つの方法を参考に給与アップを目指しましょう。
6-1.今の職場で出世する
手取りを15万円から増やすのに最も身近な方法としては、今の職場で出世することが挙げられます。
まずは就業規則などを確認して自社の昇給・昇格制度を確認してみましょう。そして、ただやみくもに行動するのではなく、一定期間ごとに具体的な目標を掲げることをおすすめします。
もし身近に憧れている上司や同僚がいるのであれば、その人のポジションや仕事ぶりに近づくことを目標にしてみてはいかがでしょうか。近くに目標となる存在がいれば、困難に直面しても諦めずに努力を継続できるはずです。
たとえすぐ結果に結びつかなくても、あなたの熱意や努力は周囲に伝わり、いずれ給与アップや昇給に結び付くでしょう。
6-2.モチベーションを上げる
海外旅行をする、新しい家電製品を買う、車を乗り換えるなど、想像するとワクワクしてくるような目標を掲げ、仕事に向き合うモチベーションにするのも有効です。
目標が明確になると仕事に臨む姿勢もポジティブになり、その姿勢が周囲の人にも伝わります。
「最近仕事が楽しそう。頑張っているし成果もともなっている」と上司に評価してもらえれば、給与アップも現実味を帯びてきます。
6-3.好条件の企業に転職する
会社の経営状態や評価制度の仕組みなど、自分の力ではどうすることもできない理由で昇給が見込めない場合は、好条件の企業への転職を検討しましょう。業界や職種によっては好条件での転職も成功しやすくなります。
まずは、JOBPALで以下の求人一覧をご覧いただき、転職のイメージを膨らませるところから始めてみましょう。
7.手取り15万円以上を狙える仕事
手取り15万円以上の給与を目指せる仕事を5つご紹介します。それぞれ特性が異なる仕事ですので、自分に合った仕事を見極めていきましょう。
7-1.工場勤務
工場勤務は、手取り15万円を超える収入を狙える仕事です。特に夜勤がある工場の場合は、各種手当がプラスされるため、日勤よりも効率良く稼ぐことができます。
業務自体はマニュアルが整備されているため、未経験からの挑戦でもすぐに慣れることができます。
工場勤務の詳細は以下の記事でご紹介しています。
7-2.期間工
期間工は、主に自動車の製造工場で働く契約社員のことです。月収の水準が高いことに加え、入社祝い金や赴任手当などの各種手当が豊富です。そのため、手取り15万円を超える「稼げる仕事」として人気を博しています。
各メーカーがこぞって好条件の求人を出していますので、自分の希望に近い求人を選びやすいのもメリットです。
期間工の詳細は以下の記事でご紹介しています。
7-3.専門職
特定分野において高い知識や技術が求められる専門職も、手取り15万円以上を狙える仕事の一つです。
資格や特定の経験が求められるケースが多いため、そのぶん手当が付いて高収入が実現しやすくなります。相応の努力は必要となりますが、若いうちに手に職をつけておけば、40代や50代以降になっても仕事に困るリスクは少なくなるでしょう。
7-4.ITエンジニア
近年注目されている職業が、ITエンジニアです。システムエンジニアやプログラマーなどITに関する職種の総称ですが、いずれも情報化社会において需要が高まっています。
基本的にプロジェクトごとに動き、1案件ごとの単価が高額であるため、手取り15万円を超える高収入も十分可能です。柔軟な働き方が実現しやすい業界ですので、副業にもおすすめできます。
7-5.営業職
各業界に必須といえる営業職も、手取り15万円以上を目指せる仕事です。
営業職の醍醐味といえば、成果によってインセンティブが支給されること。努力次第で大きな稼ぎを得られるため、高収入にこだわりたい人にはおすすめです。
ただし、インセンティブの有無や規定は会社によって異なりますので、入社前に必ず確認しておきましょう。
上記を含めた高収入の仕事は以下のページから探してみてください。
8.まとめ
手取り15万円は一般的に見て決して高収入ではないものの、やりくり次第では一人暮らしも不可能ではない収入額です。
ただし「もっとゆとりのある暮らしがしたい」「趣味にお金を使いたい」といった願望がある場合は、収入を増やすための工夫や努力が必要になってくるでしょう。
今回の記事の内容を参考に、自分に合った暮らし方や稼ぎ方を考えてみてはいかがでしょうか。
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