正社員の給料・お金
更新日:2024年01月26日

手取り30万の年収はいくら?生活レベルや給与をアップさせる方法、額面・年収計算の方法を解説

手取り30万の年収はいくら?生活レベルや給与をアップさせる方法、額面・年収計算の方法を解説

※この記事は5分30秒で読めます。

「手取り30万円は平均的?」
「30万円で生活するには?」
「収入をアップさせる方法は?」
など、手取りについて疑問を持っている方もいるでしょう。

手取り30万円は平均よりも高い水準となっており、一人暮らしも十分にできる額です。

今回は手取りが30万円の場合の額面や年収、お金の使い方や収入の増やし方を解説します。この記事を読めば、平均的な手取りや手取り内でうまくやりくりする方法、収入を増やす方法がわかり、賢くお金を貯めることができます。

1.手取り30万円の額面

手取り30万円の場合の額面は、社会保険完備の会社であれば38万円程度です。

1-1.額面の計算方法

扶養家族の有無にもよりますが、額面に対する手取り額は一般的に75%~85%だといわれています。

30万円の手取り額が額面の80%だとすると、額面は以下のように求められます。

額面×0.8=300,000円

額面=300,000÷0.8

  =375,000円

実際のお給料では、額面から社会保険料および雇用保険料の労働者負担分、所得税、住民税が差し引かれて手取りとして支給されます。

仮に35歳、東京都勤務、扶養家族なし、税額計算にかかる各種控除なしで額面38万円だとすると、

  • 社会保険料…約5万3,000円
  • 雇用保険料…約2,000円
  • 住民税…約1万7,000円
  • 所得税…約8,000円

これらが額面から控除されます。

38万円−(社会保険料+雇用保険料+住民税+所得税)=約30万円

となり、手取り30万円となります。

2.手取り30万円の年収

手取り30万円の年収は、額面年収で456万円、手取り年収で360万円です。

2-1.年収の計算方法

年収とは、ボーナスや交通費を含めて1年間で受け取るお金のことを指します。

仮にボーナスなし、交通費なしとした際の手取り30万円の年収は手取りの額の12ヵ月分となるので、

30万円×12ヵ月=360万円

ボーナスがあった場合には、計算で求めた額にボーナスの実際に支給された額が足されて年収となります。

ボーナスの額は会社によって大きく差があり、支給のない会社もあります。

3.手取り30万円は平均的な額?

厚生労働省が発表した「令和2年賃金構造基本統計調査」によると、全世代を対象とした賃金の平均は30万7,000円。ここから各種控除が引かれると、手取り額は約26万円となります。

つまり、手取り30万円は平均よりも高い水準となります。

4.手取り30万円で一人暮らしはできる?

手取り30万円は平均的な賃金よりも高く、地域にもよりますが一人暮らしでは比較的余裕をもって生活できる傾向にあります。

ここでは、手取り30万円の場合の生活費の目安をご紹介します。生活費はそれぞれの生活スタイルや住む場所、通勤方法などによって変動が大きいので、あくまで平均的な額です。

4-1.手取り30万円の生活費目安

4-1-1.食費

「家計調査 家計収支編 単身世帯(※)」の2021年のデータによると、一人暮らしの社会人の平均的な食費は一ヵ月あたり約3万8,410円です。

これには自炊のための食材費、外食費などが含まれます。外食が多い月や繁忙期などで自炊が難しい月には食費も上がる傾向にあります。

一般的に理想的な食費の目安は、手取りの15%程度といわれています。手取り30万円であれば4万5,000円程度に抑えることが望ましいでしょう。

4-1-2.光熱費

一人暮らしの光熱費の全国平均は一ヵ月あたり約1万200円です。

地域や季節によっても変わってきますが、一人暮らしであれば電気、ガス、水道、そのほか(灯油など)を含めて1万円前後でまかなえるようです。

4-1-3.家賃

家賃は手取り額の4分の1程度に抑えることが好ましいとされています。

手取り30万円であれば7万5,000円程度となります。エリアによりますが、ワンルームであれば24区内でも7万5,000円程度で部屋を借りることができます。

地方なら3万円台からワンルームを借りることも可能で、さらに広い部屋を借りることもできます。

また、会社によっては住宅手当が出ることもあるので、その場合にはさらに家賃の出費を抑えることができます。

4-1-4.貯金

全世代を通した理想的な貯蓄額は手取り月収の30%~35%といわれていますが、すべて自分でやりくりしなくてはならない一人暮らし世帯においては月収の5%~10%を貯蓄にまわせれば良いでしょう。

5%~10%は、手取り30万円であれば1万5,000円~3万円です。一人暮らしを始めたばかりで不慣れであれば1万5,000円を目標に、生活に慣れてきたら徐々に増やして3万円を目標にしていきましょう。

生活費の目安は手取りによって変わってきます。手取りが30万円よりも少ない場合の生活費については以下の記事を参考にしてください。

5.手取り30万円以下でもゆとりのある生活をするには?

手取り30万以下でもゆとりのある生活をするための基本中の基本は、無駄遣いをしないこと。お金を使う前に、本当に必要なものなのか、代替品はないかを考えましょう。

また、不要な保険や利用していないサブスクに加入したままになっていて、毎月引き落としが続いている場合もあります。

口座やクレジットカードで引き落とされているお金が何の費用なのか、本当に必要なものなのかを定期的に見直し、不要なものを解約することで生活にゆとりが出ます。

それでも足りない場合には、そもそもの手取りを増やす方法を考えましょう。

6.手取り30万円以上に給与アップをするには?

今の手取りではどうしても足りない…。そんなときは給与アップを狙います。給与を増やす方法をいくつかご紹介します。

6-1.副業をして収入を増やす

一番取り組みやすいのは、メインの仕事のほかに副業をして収入を増やす方法です。

仕事の休日にアルバイトやパートを入れる、在宅でできる仕事を探し空いた時間で作業する、ハンドメイド雑貨などを売って収益にする、フリマアプリを活用するなど、収入源を増やす方法は多々あります。

副業による収入はそこまで多くなくても、メインの収入にプラスされると考えれば生活にゆとりを作ることができます。

6-2.今の職場に給与アップの交渉をする

少し言いにくいかもしれませんが、職場の上司に給与アップの交渉をすることも手段の一つです。

営業実績や新たに取得した資格など、評価につながるものがあれば交渉しやすいでしょう。また、その業界の平均的な給与額を事前にリサーチしておくと、現実的な交渉ができます。

昇給してもらえそうな根拠を明確にし、穏やかに、しかしはっきりと要望を伝えましょう。

6-3.思い切って転職する

時間的余裕がなく副業が難しい、昇給の交渉も難しいという場合は、思い切って転職も考えましょう。同じような業種であっても給与が高い会社やボーナスが多くもらえる会社はあります。

その際、自分だけで転職を進めていこうとすると時間がかかってしまったり、転職できても思ったほどの給与アップがなかったりすることがあります。

その場合は転職サポートに相談することで、働きながらでも効率的に転職活動を進めていくことができます。給与アップを希望していればその希望に沿った業種を紹介してもらうこともできます。

JOBPALでも転職のサポートをしています。まずは応募フォームからご連絡ください。面談にて丁寧にヒアリングし、転職活動をサポートします。

7.手取り30万円以上を狙える仕事

転職するならどのような職種を選べば良いのでしょうか。ここでは手取り30万円以上を狙える仕事をご紹介します。

7-1.期間工

期間工は工場などで期間限定の契約で働く社員のことです。期間工は基本給にプラスして手厚い手当がつくケースが多く、そのぶん収入も多くなります。

一般的な休日手当や残業手当に加え、赴任手当や皆勤手当、食事手当、家族手当など、多くの手当があります。

また、入社祝い金を支給する企業も多く、これらの手当てを含めると手取り30万円以上が期待できます。

期間工の具体的な給与や仕事内容についてはこちらの記事をご覧ください。

7-2.営業職

営業職が営業目標などを達成したときに、給与に報酬が上乗せされるインセンティブ制度を導入している会社もあります。

戦略商品が売れた、営業MVPや敢闘賞で表彰されたなど、実績に対する評価が実際に給与に反映するため、営業職は努力次第で手取り30万円以上を狙いやすい職種といえます。

7-3.エンジニア

エンジニアは顧客からの案件をこなしていくことで収入を得ます。

インターネットが普及した今日、プログラミングのできるエンジニアは大変重宝されており、1案件あたりの単価も高い傾向にあります。複数の案件をこなしていけば、手取り30万円以上も十分狙っていけます。

7-4.長距離ドライバー

ドライバーのなかでも特に4トントラックの長距離ドライバーは月収が高い傾向にあります。

平均的に35万円~45万円の給与額となり、手取り30万円以上は高確率で狙っていけます。インターネット通販の普及も後押しし、需要が非常に高い職種の一つになっています。

8.まとめ

今回は、手取り30万円の場合の年収、月収の計算や生活レベル、収入を増やす方法をご紹介しました。

手取り30万円は平均よりも高収入にあたりますが、住む場所や趣味、生活に求めるもの、家族形態などにより必要な収入は変わってきます。

今の給与で生活を続けていけるのか、貯蓄はできるのかを定期的に見直し、不安があれば収入アップを狙った転職も選択肢に入れてみましょう。

JOBPALではさまざまな条件の求人を掲載しています。ご希望に沿う転職先をぜひ探してみてください。

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