単発バイトをやりたい!楽な種類7選と効率のいい仕事の探し方

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「単発バイトってどんな仕事があるの?」
「単発バイトのメリットが知りたい」
など、単発バイトに関して疑問や興味を持っている方もいるでしょう。
単発バイトとは、1日のみや数日間だけのアルバイトのことです。空いた時間で稼ぐことができるので、さまざまな方が応募して働いています。
今回は、単発バイトの特徴、種類、どんな人に向いているかなどを解説します。この記事を読めば、単発バイトのことはもちろん、求人を選ぶ際に確認すべきポイントがわかるようになります。
1.単発バイトとは?
単発バイトは「日雇いバイト」とも呼ばれ、1日~数日間単位の短期契約で働くアルバイトのことです。
イベントやキャンペーンの運営、工場や物流倉庫、引っ越し、サンプリング、データ入力など、さまざまな業界の企業が単発バイトの求人を出しています。
1-1.単発バイトと単発派遣の違い
単発バイトと似ている働き方として、「単発派遣」があります。単発バイトと単発派遣には違いがあるので理解しておきましょう。
短期間で働くという点では同じですが、雇用主に違いがあります。
単発バイトは「雇用主=勤務先」である一方、単発派遣は「雇用主=派遣会社」であり、勤務先から給与を受けるわけではありません。そのため、単発派遣をするなら、派遣会社に登録をして、派遣会社の人材として勤務先に行って働くことになります。
アルバイトと派遣の違いは、次の記事でも説明しているので参考にしてください。
2.楽にできる単発バイト7種類
単発バイトは、基本的に特別な知識や経験がなくても働ける仕事が多いです。長期的に働くわけではないので、仕事内容においてもサポートや補助などの役割の業務が多く、比較的楽なバイトが多いです。
ここでは、単発バイトのなかでも楽でおすすめの以下の7つについてお伝えします。
- イベントスタッフ
- サンプリングスタッフ
- 工場の軽作業
- 大学などの試験監督
- 清掃スタッフ
- 引越しスタッフ
- 警備スタッフ
それぞれの単発バイトの内容や楽なポイントをお伝えします。
2-1.イベントスタッフ
イベントスタッフは、コンサートやライブ、フェスやスポーツイベント、セミナーなどの運営を補助する仕事です。イベントが開催されるのが、基本的に休日や長期休暇中のため、都合を合わせやすい方が多いでしょう。
長時間立ちっぱなしになったり、屋外のイベントの場合は暑さや寒さへの対策が必要になったりしますが、大規模なイベントほどスタッフの数も多くなり、一人あたりの仕事量は少なくなります。
また、働きながら好きなアーティストやアイドル、スポーツ選手などを目にできる可能性があることもおすすめのポイントです。
2-2.サンプリングスタッフ
企業の商品やサービスをPRするために、街頭でチラシやティッシュを配布したり、住宅のポストにポスティングをしたりする仕事がサンプリングスタッフです。
チラシやティッシュを配布する現地集合、現地解散の場合もあり、基本的に自分の担当分の数を配り終えれば終了となります。そのため、2〜3時間程度で終わることもあり、隙間時間に働けるのも魅力です。
2-3.工場の軽作業
工場の軽作業は、荷物を配送先別に振り分ける仕分けや検品、シール貼りなどが挙げられます。
基本的には一人で集中してこなしていく仕事なので、コミュニケーションを取るのが苦手な人にもおすすめです。同じ作業を繰り返すだけなので難しくなく、黙々と働けます。
平日や土日を問わず、また時間帯も早朝から夜間まで、さまざまな勤務時間の単発バイトが多いのも、工場の軽作業の特徴です。
2-4.大学などの試験監督
大学や資格、学習塾などの試験監督も単発バイトの求人が多いです。
試験の進行をサポートしながら、混乱や不正がないように監督します。よく周りを見ておく必要がありますが、試験が始まれば基本的に座りっぱなしで過ごせます。平日に試験があることは少ないので、土日の募集が多いです。
2-5.清掃スタッフ
病院やオフィスビルを美しく保つ清掃スタッフは、掃除が好きという方にぴったりの仕事です。
勤務場所にもよりますが、早朝や夜間の仕事が多いため、学校や仕事前の空き時間にバイトをしたいという方におすすめです。
スピードや効率を求められる仕事ですが、作業自体は難しいものではありません。担当になった場所を黙々と清掃していくのが仕事で、周りの方とのコミュニケーションの頻度も少ないです。
2-6.引越しスタッフ
引越しスタッフは、高時給が見込める単発バイトで、他のバイトよりも時給が高めに設定されていることが多いです。
荷物をトラックに運び込む運搬作業のほか、荷物の梱包作業もあります。体力や力仕事に自信がある方なら精力的に働くことができるでしょう。
ただし、一人で仕事をするわけではないので、必ずしも重い荷物を運ばないといけないわけではありません。他のスタッフと協力しながら、効率よく作業をすれば、早く仕事が終わることもあります。
2-7.警備スタッフ
単発でできる警備の仕事は、ライブやコンサートなどイベントでの警備や、工事現場などを含む交通誘導などです。
イベント警備は、円滑な運営のために来場者の動向に目を光らせる必要があります。交通誘導は事故を防ぐために車を誘導したり、歩行者の動線を確保したりする仕事を担います。
いずれも立ちっぱなしで体力勝負のイメージがありますが、担当する現場によっては、待機時間が長く休みながら働ける場合も多いです。給与は日給で換算される場合が多く、予定より早く終わることもあります。
3.単発バイトを効率よく探す方法
それでは、単発バイトの仕事はどのように探せばいいのでしょうか。主な下記の3つの方法をご紹介します。
- 求人サイトやアプリで探す
- クラウドソーシングで探す
- 知人に紹介してもらう
それぞれの探し方について詳しく解説します。
3-1.求人サイトやアプリで探す
単発バイトに限らず、バイト探しで最も主流といえるのが求人サイトやアプリの活用です。
希望する地域や仕事、時給など細かな条件を設定し、希望に合ったバイト先を見つけることができます。初めての単発バイトであれば「未経験歓迎」「未経験者OK」などの条件を付けて検索すれば、比較的楽な単発バイトが見つかるでしょう。
3-2.クラウドソーシングで探す
データ入力や文字起こしなどの単発バイトは、発注者がWebサイトを通じて仕事を依頼するクラウドソーシングのWebサイトやアプリに募集が出ることが多いです。
希望条件を設定できますので、やりたい内容や自分のレベルに合った仕事を見つけることができます。最初は時間がかかってしまうかもしれませんが、慣れれば自宅でスムーズに単発バイトができるようになるでしょう。
3-3.知人に紹介してもらう
知人に紹介してもらうことも、単発バイトを見つける方法の一つです。
単発バイトは、大量募集をするケースも多いため、知人と一緒に働ける職場もあります。知人の紹介なら安心して仕事を始めることができますし、知人に紹介料が入るケースもあります。
4.単発バイトがおすすめの方の特徴
続いて、単発バイトはどのような方におすすめなのかご紹介します。
4-1.副業を探している方
前述したように、単発バイトは特別なスキルや経験が必要ない仕事が多いです。そのため、社会人や他にアルバイト先がある方のダブルワークもおすすめといえます。
もう少し収入を増やしたくて、手軽にできる副業を探している方には、単発バイトはおすすめです。
4-2.効率よく稼ぎたい方
隙間時間を使って効率よく稼ぎたい方にも、単発バイトは向いています。
単発バイトは、さまざまな時間帯の仕事があるので、他のアルバイトや仕事の合間に稼ぐことができます。普段は忙しくてアルバイトをする時間がない方でも、短期間に集中して仕事をすることができます。
5.単発バイトで働くメリット
次に、単発バイトで働くメリットを5つご紹介します。
- 隙間時間にお金を稼げる
- 色々な職種で働ける
- 給与の支払いが早いケースが多い
- 未経験可の募集もある
- 人間関係のストレスを最小限にできる
それぞれのメリットについてお伝えします。
5-1.隙間時間にお金を稼げる
単発バイトなら、学校や仕事の合間の少し空いた時間を活用してお金を稼ぐことができます。
2〜3時間程度の短時間の仕事をはじめ、早朝、深夜など、働く時間帯もさまざまなので、自分の予定に合わせて柔軟に働けることもメリットです。
5-2.色々な職種で働ける
単発バイトには、ジャンルを問わずさまざまな職種があります。また、単発であることから、極端にいえば1週間毎日異なる勤務先で仕事をすることも可能です。
通常のバイトでは、自分に合わないと感じて辞めることになれば面倒な手続きが必要ですが、単発なら仕事があるのはその日限りです。さまざまな職種を体験するなかで、自分に合う仕事が何なのか見つけることもできるでしょう。
5-3.給与の支払いが早いケースが多い
単発バイトは、月に一度給与が振り込まれる通常のバイトよりも、給与の支払いが比較的早いケースが多くなっています。
なかには働いたその日に給料を支払ってくれる「即日払い」の求人もあります。早めにお金が必要な方は、給与の支払い形態も確認して求人を選びましょう。
5-4.未経験可の募集もある
単発バイトには、特別なスキルや能力を問わない「未経験歓迎」の募集も多くあります。
単純作業や簡単な業務を割り振られるケースが多いため、「難しくてできないかも」と心配する必要はありません。
5-5.人間関係のストレスを最小限にできる
1日や数日間のみ働く単発バイトは、職場で会う人も毎回異なるため、人間関係のストレスを最小限に抑えることができます。
仮に嫌な人がいたとしても、その日限りの関係性で終わる確率が高いため、人間関係で我慢が必要な場面はほぼありません。
6.単発バイトで働くデメリット
一方、単発バイトにはデメリットもあります。
- 希望した日にアルバイトがないこともある
- アルバイトのたびに探す手間が発生する
- 人間関係の幅が広がらない
よく確認して自分に合う働き方かどうかを見極めましょう。
6-1.希望した日にアルバイトがないこともある
単発バイトは、自分の都合がよいタイミングで仕事ができるメリットもありますが、逆に希望する日時に仕事がない場合もあります。
天候などによって予定していた仕事がなくなる可能性もあり、収入が安定しない点は覚えておくべきです。
6-2.アルバイトのたびに探す手間が発生する
通常のアルバイトは、一度採用されれば求人を探し続ける必要はありません。しかし、単発バイトであれば、その都度求人を探して応募していく必要があります。
たとえ少しの手間であっても、積み重ねれば1時間、2時間と日々求人を探すことになるでしょう。そのため、隙間時間はスマートフォンのアプリで求人を探すなど、自分なりに効率のよい仕事探しの方法を見つけることが重要になります。
6-3.人間関係の幅が広がらない
勤務先が日によって異なると、人間関係のストレスは感じづらいですが、人間関係の幅が広がらないデメリットがあります。
当たり障りのない付き合いになるため、仕事を通して仲の良い同僚を作りたい、交友の幅を広げたいといった方には、単発バイトは合わないでしょう。
7.単発バイトの注意点
単発バイトに応募する際には、求人の内容をよく確認しておくことが重要です。ここでは注意点を3つご紹介します。
- SNS上の募集には危険な内容もある
- 即日払いではない単発バイトもある
- 交通費が出ない単発バイトもある
それぞれの注意点について詳しくお伝えします。
7-1.SNS上の募集には危険な内容もある
ニュースで話題になることもありますが、SNS上で高報酬をうたうアルバイト募集には、犯罪に加担するような危険な内容もあるため注意が必要です。
世の中には、楽に高収入が得られる仕事など存在しません。単発バイトを探すときはSNSでのメッセージなどの個人間のやりとりではなく、信頼性のあるWebサイトや求人誌の情報を見て探すことをおすすめします。
7-2.即日払いではない単発バイトもある
給与の支払い方法である「即日払い」と「日払い」に違いがあることはご存じでしょうか。即日払いは、働いたその日に給与を受け取れる仕組みを指します。
一方で、日払いは「給与計算をするうえでの締め日が1日単位」という意味ですので、必ずしも働いたその日に給与を得られるとは限りません。すぐにお金が必要な場合は、即日払いが可能な単発バイトを選びましょう。
7-3.交通費が出ない単発バイトもある
単発バイトのなかには、時給と交通費が別で支給される求人と、時給に交通費が含まれている求人があります。
勤務地が遠くて交通費がかさむと、手元に残るお金が少なくなってしまいますので、交通費が別途支給となるのかどうかは、応募前に必ず確認しておきましょう。
8.単発バイトをはじめる前に確認したいこと
単発バイトをはじめる前に、いくつか確認しておかなければならない点があります。ここでは下記の2つのポイントをご紹介します。
- 待遇の確認
- 給与の支払い日や方法の確認
それぞれの確認事項についてお伝えします。
8-1.待遇の確認
大まかな仕事内容や給与は、応募前に求人情報で確認できますが、服装規定や制服貸与の有無などの待遇は、記載していない場合もあります。
そのため、応募時や面接時に質問をして確認するようにしましょう。選んだ単発バイトによっては、服装の色などに規定がある場合がありますので、規定に沿った服が手元になければ当日までに準備しておく必要もあります。
8-2.給与の支払い日や方法の確認
給与の支払い方法や支払日も忘れずにチェックしておきましょう。
支払い方法は、主に現金手渡しや口座振り込みとなります。また、支払日は会社によって異なります。
必要なタイミングに手元にお金があるようにするためにも、求人情報を見たり、担当者に質問したりして確認しておきましょう。
9.自分に合った単発バイトを探すには?
自分に合った単発バイトを探すには、働く時間や職種など、自分が求めている条件を絞り込むことが重要です。
例えば、短時間で効率よく稼ぎたい場合は高時給の単発バイトを選ぶ、学校や仕事前後の深夜や早朝に働きたい場合はその時間帯にできる単発バイトを選ぶなどです。
最初は自分の希望通りの単発バイトに巡り合えないかもしれませんが、いくつかこなしていくと求人探しのコツがつかめるようになるので、条件に合って楽しく働ける単発バイトに出会えるかもしれません。
10.まとめ
今回は、単発バイトの種類やメリット・デメリットなどをご紹介しました。
安定した仕事数が保障されていない点や、仕事のたびに求人をチェックしなければならない点で、単発バイトを主な収入源にするのは難しいかもしれません。
しかし、会社員との副業、アルバイトとのダブルワークなど、本業とのバランスを取れれば効率よく収入アップを実現できます。少しでも単発バイトに興味を持っているなら、求人を探してみてはいかがでしょうか。
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