工場の仕事内容
更新日:2022年05月25日

ブルーカラーとは?ホワイトカラーの違いや業種、仕事内容を解説

ブルーカラーとは?ホワイトカラーの違いや業種、仕事内容を解説

※この記事は5分で読めます。

「ブルーカラーってどんな仕事?ホワイトカラーとの違いは?」
「ブルーカラーの仕事内容や年収が知りたい」
など、ブルーカラーの仕事に関して疑問を持っている人もいるでしょう。

ブルーカラーとは、いわゆる「肉体労働系」の仕事全般を指し、未経験でも働き始めやすいという特徴があります。

今回は、ブルーカラーの語源やホワイトカラーとの違い、業種や仕事内容、平均年収、メリットなどを解説します。この記事を読めば、ブルーカラーの仕事について理解が深まり、キャリアの選択肢が広がるでしょう。

1.ブルーカラーとホワイトカラーの違い

まずは、ブルーカラーやホワイトカラーといった言葉が示す業界や職種、語源について解説します。ちなみに、両者に共通する「カラー」とは、色(color)ではなく、洋服の襟(collar)を示します。

上記を踏まえたうえで、それぞれの違いを理解しましょう。

1-1.ブルーカラーとは

ブルーカラーとは、製造や建設などの業界でものづくりに携わる肉体労働者のことを指します。

具体的には、以下のような職種がブルーカラーに含まれます。

  • 建設作業
  • 土木作業
  • 溶接工
  • 整備工
  • 組立て作業

日本語で「青い襟」と訳されるブルーカラー(blue collar)ですが、その語源は長年肉体労働者が身につけている青い作業着にあるといわれています。

もともとは、アメリカで監督者と労働者の見分けをつけるために形式上用いられた呼称ですが、それが定着したものです。

1-2.ホワイトカラーとは

ホワイトカラーとは、事務系などの職種に携わる頭脳労働者のことです。

以下のような仕事がホワイトカラーと呼ばれています。

  • 管理
  • 企画
  • IT
  • 医療
  • 研究

ホワイトカラー(white collar)の語源もブルーカラーの理論と同様、頭脳労働者が着ている「白い襟」のワイシャツが語源となっています。

2.ブルーカラーと呼ばれる業種と仕事内容

ブルーカラーに含まれる具体的な業種、職種の一例をそれぞれご紹介します。

2-1.製造業

ものづくりを担う製造業のなかでも、「組立て作業員」「溶接工」「旋盤工」などの仕事はブルーカラーに該当します。

組立て作業員は、図面に従って家具家電、自動車、プラスチック関連などの部品を組立て、製品として仕上げる仕事を担います。

溶接工は、熱や圧力を用いて金属などの材料同士をつなぎ合わせる加工作業に従事します。求められる主な業界としては、建設や製造、造船関連などが挙げられます。基礎知識は専門学校や職業訓練で学ぶのが一般的です。

旋盤工は、「旋盤」という機械で金属の材料を切削したり穴を開けたりする仕事です。使用する刃によってさまざまな加工が可能で、加工した材料は精密機器や車などあらゆる場面で使用されます。

2-2.建設業

建築・建設に携わる建設業者もブルーカラーの一員です。建設作業員や土木作業員、鳶(とび)職などが挙げられます。

建設作業員は、マンションやビル、商業施設など、建物の建築作業全般に従事する労働者です。建築士や大工、設備関連の技術者も含まれます。

土木作業員は、石材や木材、鉄材などを用いた工事に従事します。道路や鉄道、橋梁、ダムなどの建設、補修を担うため、屋外での作業となります。

「現場の華」と呼ばれ、建設現場で高所作業を担うのが鳶職です。いち早く現場入りし、足場を組んだり鉄骨を組み立てたりと、工事作業に必要な基礎作業を担当します。

2-3.運輸業

運輸業は物流全般を担う業種で、荷物の仕分けや運搬スタッフ、配達ドライバーなどの仕事があります。

荷物の仕分けスタッフは、荷物を配達地域ごとに振り分ける作業を担います。トラックへの積み下ろし作業がともなう力仕事です。

運搬スタッフは、トラックなどで荷物を目的地へ運搬します。担当によっては長距離の移動をともなう場合もあります。

配達ドライバーもトラックや軽自動車、バイクなどで荷物を運びますが、主に顧客へ直接荷物を届ける役割を担います。

2-4.農林水産業

農業、林業、漁業を担う農林水産業も、人力を要するブルーカラーに属します。

農業は、私たちが生きていくために必要な食料を生産する仕事です。田畑で米や野菜を育てたり、牛や豚、鳥などを飼育したりします。

林業は、森林の自然を守る役割を担う仕事です。苗木を植えて何年もかけて育った木を伐採し木材として販売する工程を繰り返します。

漁業は、海や川で漁や養殖を担います。魚介類を加工する作業も漁業の一部です。

2-5.鉱業

鉱業とは、鉱物などの探査や採掘をおこなう業種です。

大きく分けて、金属(鉄鉱業・非鉄金属鉱業)、非金属、エネルギーの3種類があります。

2-6.サービス業

サービス業にはさまざまな業種がありますが、そのなかで、車の整備をおこなう整備士や、物の修理をおこなう修理工などはブルーカラーに該当します。

整備士は、車が安全に運行するための修理や点検、整備を担います。国家資格である整備士の資格を取得することで活躍の場は大きく広がります。

修理工は、電化製品や精密機器、車両など、幅広くモノの修理に携わる技術職です。

3.ブルーカラーの仕事に就くメリット

ブルーカラーの仕事に就くにあたっては、いくつかのメリットが存在します。

  • 未経験からでも挑戦しやすい
  • 基本的に残業が少ない

それぞれのメリットについてお伝えします。

3-1.未経験からでも挑戦しやすい

ブルーカラーの最大のメリットといえるのが、未経験者でも足を踏み入れやすい点です。なかには資格が必要となる作業もありますが、基本は現場で体を使って仕事を覚えていきます。

例えば、鳶職は、持っておくと役立つ資格はあるものの、最初は見習いとして先輩につき、現場で経験しながらスキルを高めていきます。

その他のブルーカラーの仕事も、基本的に特別な学歴などは求められていません。

3-2.基本的に残業が少ない

ブルーカラーに属する仕事は、計画に基づきあらかじめ作業時間が決められているため、残業が少ない点もメリットです。

例えば、建設作業は工期とそれに付随する1日ごとの作業時間が明確に定められています。屋外作業の場合は騒音への配慮や太陽が沈むと作業が難しくなることを理由に、ホワイトカラーの仕事よりも早く終業するケースもあります。

4.ブルーカラーの仕事に就く注意点

ブルーカラーの仕事に就く際に把握しておかなければならない注意点が以下の2点です。

  • 体力が求められる場面が多い
  • 単純な作業を一人でこなすことが多い

「イメージと違った」とならないよう、あらかじめ確認しておきましょう。

4-1.体力が求められる場面が多い

ブルーカラーの仕事は体を動かす機会が多く、体力勝負の面もあります。

体力が維持できず体調を崩すようなことがあれば、上司や同僚、クライアントなどに迷惑をかけてしまいます。

また、高所での作業や取り扱いが難しい機材を扱う業務もあるため、危険と隣り合わせであるということを絶えず意識しておく必要もあります。

4-2.単純な作業を一人でこなすことが多い

ブルーカラーの職種によっては、単純作業を黙々とこなさなければならない場面が多くあり、モチベーションを保つ精神力や忍耐力、集中力が必要になります。

慣れてしまうと単調で退屈に感じてしまうかもしれませんが、新たな学びや効率化する工夫を自ら見い出すことに楽しみを感じられる人には向いています。

5.ブルーカラーとホワイトカラーの平均年収の比較

ここでは、厚生労働省が公表した「令和2年賃金構造基本統計調査」をもとにブルーカラー、ホワイトカラーでそれぞれいくつかの業種をピックアップし、平均年収を比較していきます。

なお、全産業における平均年収は、男性が338万円、女性が251万円となっていますので、それを踏まえてご覧ください。

5-1.ブルーカラーの平均年収

ブルーカラーに属する、建設業、製造業、運輸・郵便業の平均年収は、以下のとおりです。

 
建設業 345万5、000円 251万2、000円
製造業 321万8、000円 222万7、000円
運輸・郵便業 285万3、000円 223万3、000円

全産業の平均年収と比べると、建設業は男性が345万5、000円で平均を上回る結果になり、女性は251万2、000円でほぼ平均と同額になりました。

製造業は全産業の平均より若干低く、運輸・郵便業は男性で約52万円、女性で約27万円の金額差があります。

5-2.ホワイトカラーの平均年収

ホワイトカラーに属する、情報通信業、金融・保険業、学術研究業、教育・学習業の平均年収は、以下のとおりです。

 
情報通信業 405万円 315万5、000円
金融・保険業 479万2、000円 281万4、000円
学術研究業 420万9、000円 301万4、000円
教育・学習業 429万4、000円 306万9、000円

ホワイトカラーは、上記すべての業種において全産業およびブルーカラーの平均年収を上回る結果となりました。

なかには高度な専門資格を要する業界もあるため、全体的な平均値の底上げにつながっていると考えられます。

6.まとめ

この記事では、ブルーカラーの仕事に関する情報をお伝えしました。

多くの場面でAI技術が浸透している現代においても、人の手でなければ成しえることができないブルーカラーの仕事は数多くあります。一度身につけた技術は揺るぎない武器となります。

こだわりを持ち、達成感を得ながら働き続けることができれば、周囲の環境や状況が変わってもあなたを守ってくれるはずです。

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