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更新日:2025年10月31日

フォークリフトを運転するための資格とは?免許取得の方法や流れ、準備したいことを解説

フォークリフトを運転するための資格とは?免許取得の方法や流れ、準備したいことを解説

この記事で分かること

  • フォークリフトの資格はリフトの最大積載量によって「技能講習」と「特別教育」の2種類に分かれている
  • 資格の取得では学科と実技を受講する必要がある。日数の目安は技能講習が4日前後、特別教育が2日前後
  • 技能講習は学科と実技の試験に合格する必要があるが、合格率は90%以上ともいわれ難易度は低い
  • フォークリフトの資格を取得すると、製造業や小売業、運送業など幅広い業種で働ける可能性がある
  • フォークリフトの資格取得支援を実施している企業では入社後に会社負担で資格を取得できる

※この記事は6分30秒で読めます。

「フォークリフトの資格の種類は?」
「フォークリフトの資格の取り方を知りたい」
など、フォークリフトの資格に関して疑問を持つ方もいるでしょう。

フォークリフトの資格は、運転できるリフトの最大積載荷重によって2種類に分かれており、取得することでさまざまなメリットが得られます。

今回は、フォークリフトの資格の種類や取得方法、更新の必要性、資格を取得するメリットなどを解説します。この記事を読めば、フォークリフトの資格についてよくわかり、取得を目指す際の参考にできます。

目次

  1. 1.フォークリフトの運転に必要な資格は2種類
  2. 2.フォークリフト免許を取得する方法
    1. 2-1.フォークリフト運転技能講習
    2. 2-2.フォークリフト運転特別教育
  3. 3.フォークリフト免許を取得するまでの流れ
    1. 3-1.受講を予約・申し込む
    2. 3-2.学科講習と試験を受ける
    3. 3-3.実技講習と試験を受ける
    4. 3-4.修了証の交付を受ける
  4. 4.フォークリフト免許の資格取得前に準備したいこと
    1. 4-1.事前に講習内容の概要を理解しておく
    2. 4-2.フォークリフトの基本操作や安全ルールを理解しておく
    3. 4-3.筆記用具・身だしなみを確認しておく
  5. 5.フォークリフト免許は更新が必要?
  6. 6.フォークリフト免許を取得する10のメリット
    1. 6-1.特定の作業に取り組める
    2. 6-2.幅広い仕事で役立てられる
    3. 6-3.男女問わず活躍できる
    4. 6-4.得意を活かせる
    5. 6-5.職場での事故防止につながる
    6. 6-6.未経験でも資格があれば採用の可能性がある
    7. 6-7.資格手当がつく可能性がある
    8. 6-8.教育訓練給付金制度が利用できる
    9. 6-9.企業が資格取得の費用を負担してくれることもある
    10. 6-10.転職に有利になることがある
  7. 7.フォークリフト免許の資格取得についてよくある質問
    1. 7-1.フォークリフト免許を取りたいのですが、費用はどのくらいかかりますか?
    2. 7-2.フォークリフト免許を取るまでどれくらいの時間がかかりますか?
    3. 7-3.平日は仕事で免許を取りにいけません。土日でも講習はやっていますか?
    4. 7-4.実技試験でチェックされるポイントや落ちる理由はありますか?
  8. 8.まとめ

1.フォークリフトの運転に必要な資格は2種類

フォークリフトを運転するには「フォークリフト運転技能講習」、あるいは「フォークリフト運転特別教育」の資格が必要です

資格ごとに、運転できるフォークリフトの最大積載荷重が以下のように異なります。

  • フォークリフト運転技能講習:最大積載荷重1トン以上
  • フォークリフト運転特別教育:最大積載荷重1トン未満

なお、フォークリフト技能講習はフォークリフト特別教育の上位資格にあたるため、資格取得後は最大積載荷重1トン未満のフォークリフトの運転も可能です。フォークリフト運転特別教育の資格を別途取得する必要はありません。

2.フォークリフト免許を取得する方法

フォークリフトの資格の受験資格や受講内容、取得日数、取得費用などを詳しく見ていきましょう。

2-1.フォークリフト運転技能講習

フォークリフト運転技能講習の資格取得に関する基本的な情報は、以下のとおりです。

受験資格 18歳以上
受講時間 学科:11時間(普通自動車以上の運転免許保有者は7時間)
実技:24時間
取得日数の目安(31時間コース) 4日前後
合格率の目安 未公表
取得費用の目安(31時間コース) 3万5,000円〜5万円

フォークリフト運転技能講習は、18歳以上の方であれば申し込み可能で、学科11時間、実技24時間の合計35時間の受講が必要です。

1日目に受講する学科では、以下の講習科目を学び、その日の最後に学科試験を受けます。

  • 走行に関する装置の構造および取扱いの方法に関する知識
  • 荷役に関する装置の構造および取扱いの方法に関する知識
  • 運転に必要な力学に関する知識
  • 関係法令

2日目以降に実施する実技では、実際にフォークリフトを運転し、「走行の操作」と「荷役(にやく)の操作」を習得します。最終日に最終試験を受けて合格すると、資格の取得が認められるという流れです。

必要な講習時間は、取得している免許やフォークリフトの実務経験によって異なります

例えば、普通自動車以上の運転免許を保有している方は、学科の「走行に関する装置の構造および取扱いの方法に関する知識」が免除されるため、合計受講時間は31時間です。

大型自動車運転免許の取得者や、フォークリフト運転特別教育の資格を持ちフォークリフトの運転業務に従事した経験がある方などは、学科だけでなく、実技の「走行の操作」が免除される場合もあるため、資格の受講時間は最短で11時間です。

正規の合格率は公表されていませんが、受験者の大半が合格するといわれることも多く、比較的取得しやすい資格といえるでしょう。

2-2.フォークリフト運転特別教育

フォークリフト運転特別教育の資格取得に関する基本的な情報は、以下のとおりです。

受験資格 18歳以上
受講時間 学科:6時間
実技:6時間
取得日数の目安 2日前後
合格率の目安 修了試験は実施せず
取得費用の目安 1万5,000円〜3万円

フォークリフト運転特別教育の受験資格は、フォークリフト技能講習と同様に18歳以上の年齢制限のみです

資格の取得には、学科6時間、実技6時間の合計12時間の講習を受けることが義務付けられています。学ぶ内容はフォークリフト技能講習とほとんど同じですが、学科・実技のどちらも修了試験はありません。

1日目に学科を、2日目に実技を受講することが一般的で、2日あれば資格を取得できます。

また、特別教育を実施している機関によっては、学科のみをWeb講座で提供しているところもあります。ただし、こちらを受講するだけではフォークリフトの資格は取得できず、別で実技講習を受けなければなりません。

3.フォークリフト免許を取得するまでの流れ

続いて、フォークリフトの免許を取得するまでの流れを解説します。免許取得までの手順は、以下の4つに分けられます。

  • 受講を予約・申し込む
  • 学科講習と試験を受ける
  • 実技講習と試験を受ける
  • 修了証の交付を受ける

それぞれの内容を詳しく確認しましょう。

3-1.受講を予約・申し込む

全国にある講習所から受講したい場所を選び、Webサイトや電話などで受講予約をおこないます。申込書が届いたら必要事項を記入し、提出しましょう。また、指定の期日までに必ず費用の入金を終えるよう注意してください

講習は5名までなどの少人数制でおこなわれていることもあるので、予約が取りづらい場合もあります。なるべく早い段階で予約をしておきましょう。

キャンセルについても講習所ごとにルールが異なり、Webで申し込みはできるもののキャンセルは電話のみというケースがあるので注意してください。

3-2.学科講習と試験を受ける

指定された会場で学科講習を受けます。フォークリフト運転技能講習の場合は学科講習後に修了試験を受ける必要がありますが、試験の難易度は決して高くないので、講習の内容を聞いておけば対応できるでしょう。

試験には指定の濃さ(2Bなど)の鉛筆や消しゴムの他、赤や黒のボールペンが必要な場合があるので、あらかじめ確認するようにしてください。

3-3.実技講習と試験を受ける

学科講習のあとは、実技講習を受講します。フォークリフト運転技能講習の場合は、実技講習後に操作テストを受けなければなりません。講習所によっては失格の規定を設けていることもあり、実技講習は非常に重視されています。

実技講習時は、長袖・長ズボン・スニーカーまたは安全靴といった実技に適した服装や作業服の着用が推奨されます。受講票を見て、持ち物や服装の確認をしてください。

3-4.修了証の交付を受ける

修了試験の合格後、約1〜2週間で修了証が発行されます。フォークリフトを運転する際には常時修了証の携帯が求められます。万が一紛失した場合は再交付の手続きが必要なので注意しましょう。

4.フォークリフト免許の資格取得前に準備したいこと

フォークリフト免許の資格を取得するために講習や試験を受けるにあたって準備すべきこと、準備する際のポイントや注意点をご紹介します。

4-1.事前に講習内容の概要を理解しておく

学科講習では、走行に関する装置の構造および取扱いの方法に関する知識、荷役に関する装置の構造および取扱いの方法に関する知識、運転に必要な力学に関する知識、関係法令などを学び、実技講習では走行の操作と荷役の操作を学びます。

講習の流れやその内容を知っておくことで、知識がスムーズに身につけられます

4-2.フォークリフトの基本操作や安全ルールを理解しておく

フォークリフトの仕組みや基本的な操作方法については、事前に調べられる範囲でチェックしておくとよいでしょう。また、実際にフォークリフトを動かす際に欠かせない安全確認の手順なども知識として頭に入れておくと、実技講習がスムーズに進められます。

4-3.筆記用具・身だしなみを確認しておく

受講時に必要となる筆記用具や服装、靴などは申し込みの際に通知されるため、それをもとに早めに準備しておくようにしましょう。前述のとおり、実技講習では実技に適した服装での受講が推奨されるため、安全に受講できるよう事前に準備しておくと安心です。

5.フォークリフト免許は更新が必要?

フォークリフト免許は、一度取得すれば更新は不要です。ただし、フォークリフトを安全に扱い続けるためにも、「フォークリフト運転業務従事者安全衛生教育」と呼ばれる講習を5年に一度を目安に受講することをおすすめします。

申し込み手続きは各事業所で受け付けているので、最新のフォークリフトの取り扱いや保守に関する知識を学ぶためにも、特別な理由がない限りは受講するようにしましょう。

6.フォークリフト免許を取得する10のメリット

続いて、フォークリフト免許を取得するメリットをご紹介します。主なメリットは以下の10点です。

  • 特定の作業に取り組める
  • 幅広い仕事で役立てられる
  • 男女問わず活躍できる
  • 得意を活かせる
  • 職場での事故防止につながる
  • 未経験でも資格があれば採用の可能性がある
  • 資格手当がつく可能性がある
  • 教育訓練給付金制度が利用できる
  • 企業が資格取得の費用を負担してくれることもある
  • 転職に有利になることがある

それぞれの内容を詳しく解説します。

6-1.特定の作業に取り組める

1トン以上の荷物を扱う作業や大型フォークリフトの運転が必要となる作業も、フォークリフト運転技能講習資格があれば可能です。資格がないとおこなえない作業が担当できるようになれば、活躍の幅が広がります

6-2.幅広い仕事で役立てられる

フォークリフトは工場や倉庫で利用頻度が高く、製造業や小売業、運送業など幅広い業種で需要があります。建設現場への資材搬入や工場での材料運搬、倉庫での仕分け作業など、業務内容もさまざまです。

さまざまな現場で重宝される人材として活躍できる点は、フォークリフトの資格を取得する大きなメリットといえるでしょう。

ここからは、各現場でのフォークリフトの具体的な用途や、安全操作の知識がどのように役立つのかを解説します。

6-2-1.工場

工場では、製造された商品をトラックに積み込む作業や、製造に使う材料をトラックから降ろす作業を、フォークリフトを使っておこないます

自動車工場であれば、モーターや発電機部品など、さまざまなパーツを運搬します。工場によっては、倉庫内で資材や在庫の整理整頓、製造作業の補助などを任せられる場合もあるでしょう。

講習で学んだ安全操作の知識が、棚や他の作業機械との接触を予防するなどのシーンで役立ちます。

以下の記事では工場の仕事内容を職種・業種別に紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

6-2-2.建設・解体現場

建設現場では、建設資材の受入や保管、現場への運搬でフォークリフトが活躍しています。フォークリフトは住宅に使用する木材や壁材などを迅速に運べるため、作業の効率化に有効です。

解体現場では、解体作業で出た産業廃棄物を運搬する際にフォークリフトが使用されています。具体的には、コンクリートや鉄、木材などの廃材を運搬します。

建設・解体現場では不安定な地面でフォークリフトを操作するケースが多くあります。自身が建設・解体現場に勤めている場合は、そのような状況を想定して講習を受けると、現場でもスムーズに対応できるでしょう。

なお、建設・解体現場で使用するフォークリフトは公道を走る場合もあるため、業務内容によっては小型特殊免許や大型特殊免許が必要となることもあります。

6-2-3.物流倉庫

物流倉庫では、荷物を効率的に運搬するためにフォークリフトを使用しています。主に、フォークリフトで出荷する荷物を運搬してトラックに乗せる作業や、届いた荷物を倉庫内に保管する作業です。

また、指示書で指定された商品を集めるピッキング作業や検品作業を担当する場合もあります。ピッキングや検品といった免許の不要な作業だけでなく、免許が必要なフォークリフトも操作できることは、現場での評価向上につながるでしょう。

物流倉庫の仕事内容についてより詳しく知りたい場合は、以下の記事をご覧ください。

6-2-4.産業廃棄物処理場

産業廃棄物処理場では、燃え殻や廃プラスチック、金属くず、木くずなど、事業所から排出されたさまざまな産業廃棄物の搬入作業や移動をおこないます。

人力では動かせない大きさや重さの産業廃棄物、危険物を日常的に扱うことが多いため、フォークリフト操作の正確さと高い注意力が求められます。大きな事故を起こさないことが重要になり、講習で学んだ安全操作が事故防止に役立ちます。

6-3.男女問わず活躍できる

フォークリフトの免許を取得することで、男女問わず活躍できる仕事に従事できる可能性が高まります。

荷物の運搬業は力仕事のイメージが強いため、なかには「フォークリフト運転手=男性の仕事」という印象を持つ方もいるかもしれません。以前はフォークリフト運転手のほとんどが男性でしたが、最近では女性の就業者も増加傾向にあるようです。

しかし、フォークリフトを使った作業であれば手作業で重い荷物を運ぶことはないため、女性でも資格を取得すれば活躍できます

6-4.得意を活かせる

フォークリフト運転手は、業務中のほとんどの時間をリフトに乗って過ごすため、運転が好きな方や得意な方は、自身の運転技術を仕事に活かせます。

自身の得意分野を仕事に活かすことで、楽しさとやりがいを見出しながら、効率的に操作技術を向上させられるでしょう

このような点から、運転が好きな方にとって、フォークリフトの免許を取得することには非常に大きなメリットがあります。

6-5.職場での事故防止につながる

資格取得講習でフォークリフトの正しい操作や安全ルールを学ぶことは、職場での事故防止に直結します。フォークリフトの操作方法や動き方も学ぶため、自分以外が操作するフォークリフトが危険な挙動をしていないかのチェックもできるようになります

自分が事故を起こさなくなるだけでなく、周囲の事故も未然に防げるのは大きなメリットです。

6-6.未経験でも資格があれば採用の可能性がある

フォークリフト運転手はさまざまな現場で慢性的な人手不足状態にあります。常に一定の需要があるため、フォークリフトの免許を持っていれば、業務未経験でも採用される確率が高くなります。

フォークリフトの資格を保有していることで求人に応募しやすくなり、入社できる企業の選択肢を広げられる点は、資格を取得する大きなメリットといえます。

6-7.資格手当がつく可能性がある

フォークリフト運転手を必要としている企業では、フォークリフト資格保有者に手当を支給する場合があります。資格手当により年収アップが見込める点は、フォークリフトの免許を取得するメリットです。

また、年収が上がることで仕事のモチベーションアップも期待できるでしょう。

6-8.教育訓練給付金制度が利用できる

フォークリフトの免許取得のメリットをご紹介するうえで、「教育訓練給付金制度」が利用できることは外せません。

「教育訓練給付金制度」とは、厚生労働大臣が指定した教育訓練を修了した方に受講費用の一部を支給する、国が定めた制度です。フォークリフト運転技能講習は「教育訓練給付金制度」の対象となっています。

給付金の対象となる教育訓練は、その内容に応じて以下の3つに分類されます。

  • 専門実践教育訓練…主に労働者の中長期的キャリア形成に関する教育訓練が対象
  • 特定一般教育訓練…主に労働者の速やかな再就職・早期のキャリア形成に関する教育訓練が対象
  • 一般教育訓練…その他の雇用の安定・就職の促進に関する教育訓練が対象

フォークリフト技能講習は「一般教育訓練」に該当する場合が多く、受講費用の20%(上限10万円)が支給されることが一般的です

例外として、一部の教育訓練施設で提供されている「特定一般教育訓練」に該当する講習を受けた場合は、受講費用の50%(上限25万円)が支給されることもあります。

ただし、教育訓練給付金制度はすべての方が対象となるわけではありません。在職中か離職中、または過去の教育訓練給付金制度の利用の有無によって、以下のように利用条件が定められています。

教育訓練給付金制度の利用 在職者 離職者(離職から1年以内)
教育訓練給付金制度の利用なし 雇用保険の加入期間が1年以上ある方※ 雇用保険の加入期間が1年以上ある方※
教育訓練給付金制度の利用あり 以下の2つの条件に当てはまる方
  • 前回の受講開始日以降、雇用保険の加入期間が3年以上ある
  • 前回の支給日から今回の受講開始日までに3年以上経過している
以下の2つの条件に当てはまる方
  • 前回の受講開始日以降、雇用保険の加入期間が3年以上ある
  • 前回の支給日から今回の受講開始日までに3年以上経過している

※専門実践教育訓練を受講する場合は2年以上

給付対象に該当する方は、ぜひ積極的にこの制度を利用しましょう。

6-9.企業が資格取得の費用を負担してくれることもある

フォークリフト運転手を募集している企業のなかには、フォークリフト免許の資格取得費用を負担しているところもあり、フォークリフト免許の資格取得に関する大きなメリットといえます。

資格の取得費用を負担している企業は、募集要項に「資格取得支援あり」などと記載していることが多いため、応募前に求人情報をよく確認しておくことが大切です

支援の内容は企業によってさまざまですが、一例として「修了証と免許証の確認後、資格取得にかかった全額を返金」といった支援があります。

求人情報からフォークリフトの資格取得支援の有無を把握できない場合は、応募時に企業に直接確認することをおすすめします。

6-10.転職に有利になることがある

製造業や物流業界では、フォークリフトを日常的に使用する職場が多く、求人の応募条件に「フォークリフト資格必須」と明記されているケースも珍しくありません。

フォークリフトは資格がなければ運転できないため、人材不足の現場では即戦力として評価されやすいのが実情です

そのためフォークリフト資格を持っていると、転職活動において他の応募者との差別化になり、結果的に選考を有利に進められることがあるのです。

7.フォークリフト免許の資格取得についてよくある質問

フォークリフト免許を取るにあたって、費用や時間など、よくある疑問をまとめました。取得を検討している方は参考にしてください。

7-1.フォークリフト免許を取りたいのですが、費用はどのくらいかかりますか?

講習費用は、フォークリフト運転技能講習とフォークリフト運転特別教育で異なります。最大積載荷重1トン以上のフォークリフトが運転できるフォークリフト運転技能講習の方が高額になります。

  • フォークリフト運転特別教育:約1万5,000円~3万円※講習の教材費などを含む
  • フォークリフト運転技能講習:約2万円~6万円※受講時に所持している免許によって異なる

テキスト代(1,500円前後)や証明写真代(700円前後)が受講費用に含まれている講習所が多いですが、別途費用がかかる場合もあります。

7-2.フォークリフト免許を取るまでどれくらいの時間がかかりますか?

フォークリフト運転特別教育には試験がないため、講習を終えれば免許が取得できます。基本的には学科と実技で2日間にわたって講習がおこなわれ、2日で免許が取れます

フォークリフト運転技能講習は取得している免許やこれまでの業務経験によって取得する時間が変わります。11時間、15時間、31時間、35時間と分かれており、おおむね2日~5日にわたって実施されます。

  • 普通自動車運転免許を保有していない方:35時間
  • 普通自動車以上の運転免許を保有している方:31時間
  • 普通自動車運転免許を保有しておらず1t未満のフォークリフトの業務経験が6ヵ月以上ある方:15時間
  • 大型自動車免許の取得者、普通自動車以上の運転免許保有者で1t未満のフォークリフトの業務経験が3ヵ月以上ある方:11時間

ただし、フォークリフト運転技能講習には学科・実技ともに試験があるので、合格しないと免許は取得できない点には注意が必要です。

7-3.平日は仕事で免許を取りにいけません。土日でも講習はやっていますか?

講習所によりますが、土日に講習を実施しているところもあります。申し込みをしようと考えている講習所に確認してみましょう。

7-4.実技試験でチェックされるポイントや落ちる理由はありますか?

実技試験は、

  • フォークリフトに乗る
  • 荷物を積む
  • 荷物を別の地点で降ろす
  • 元の場所に戻る

このような形式でおこなわれるのが一般的です。

基本的には減点方式で、操作手順のミスや安全確認の不備が起こるごとに減点され、合格点に満たなくなれば不合格となります。シートベルトの未着用や危険な行為など、ミスによっては一度で失格になる項目が設けられています。

8.まとめ

フォークリフト免許の資格は、運転可能なリフトの最大積載荷重によってフォークリフト運転技能講習とフォークリフト運転特別教育の2つに分かれています。運転技能講習は4日程度、運転特別教育は2日程度で取得できるため、比較的挑戦しやすい資格です。

フォークリフト運転手は、工場や物流倉庫、建設現場など、さまざまな現場で常に一定の需要がある仕事です。免許の資格を取得することで就職・転職時に採用の可能性が高まり、入社後も貴重な人材として重宝されるでしょう。

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