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更新日:2023年04月03日

最適な転職時期っていつ?おすすめのタイミングと避けたい時期を解説

最適な転職時期っていつ?おすすめのタイミングと避けたい時期を解説

※この記事は6分30秒で読めます。

「転職時期はいつがベスト?」
「転職にふさわしくない時期はある?」
など、転職活動の時期に関して疑問を持っている方もいるでしょう。

転職に適した時期は年齢や職種、転職を希望する業界によっても異なるため、一概にこうとはいえません。ただ、一般的に転職しやすい時期は存在します。

今回は、転職活動に適した時期や、その期間に転職活動をするメリットとデメリット、転職を避けたほうが良い時期の特徴などを解説します。この記事を読めば転職に適した時期のことがよくわかり、効率的な転職活動ができるようになります。

1.転職には最適な時期がある?

新規求人の件数が増える時期は、一般的に「3~4月」「9~10月」あたりといわれています。年度の切り替えや下半期のスタートにあたる時期であり、退職者の補充や事業拡大のために中途採用のニーズが高まります。ただし、求人が増えるぶん転職希望者も多いため、人気の求人は競争率が上がります。

また、転職の時期やタイミングは個人のスキルや経験、年齢、転職を希望する業界によっても異なります。不用意に転職に踏み切ったり諦めたりせず、自分にとって最適なタイミングを探すことが大切です。

2.転職におすすめのタイミングはいつ?

転職のタイミングにはいくつかの選択肢があります。転職におすすめの3つのタイミングをご紹介します。

2-1.求人が増えるとき

一般的に求人が増えるといわれる月を狙うことで、有利に転職活動を進めることができるようになります。候補となるのは「3月・9月」と「4月・10月」です。

2-1-1.3月・9月

4月入社に向けて求人が増える3月と、下半期のスタートに向けて採用活動が活発化する9月は、転職活動を進めるには最適な時期です。

ただし、一般的に知られている情報であることから転職希望者が多くなる時期でもあります。転職希望者のなかには経験者も多く、未経験の業界・職種への転職が難しくなる側面があります。

2-1-2.4月・10月

4月は年度初め、10月は下半期がスタートした直後であり、3月・9月の採用が十分でない場合に継続して採用活動がおこなわれます。企業の人事部としては、3月・9月に採用した人材の教育に忙しい時期でもあります。

この時期に求人があるのは、欠員補充など緊急度の高い求人が多い傾向にあると考えられます。適性はもちろん見られますが、4月・10月は未経験でも採用される可能性がある時期といえます。

2-1-3.製造業なら9・10月

業界によって繁忙期と閑散期が違うため、求人が多く出回るタイミングが異なる場合があります。

例えば、製造業では10月あたりが生産計画のピークになることが一般的です。年末年始~年度末の繁忙期に向けて事前に生産数アップが求められるため、人員不足で生産計画を実現できない場合、9月・10月は欠員補充の意味でも採用が活発化する傾向にあります。

このため、製造業の経験者はもちろん、未経験であっても転職できる可能性が高い時期といえます。

2-2.長期休暇があるとき

仕事と転職活動を両立させる余裕がないなら、長期休暇を活用しましょう。転職活動は、企業が休みの土日には進められません。

今の勤務先での業務が忙しい場合は、転職活動の時間を十分に取れないこともあるでしょう。片手間での転職活動では期間が長引いてしまうだけでなく、良い企業の求人を見逃してしまうことも考えられます。

ゴールデンウィークやお盆休暇、年末年始休暇中は企業側も休みになることが多いため、選考を受けられる機会は減ります。しかし、採用のピークに備えて履歴書や職務経歴書を作成したり、自己分析や企業研究をしたりといった下準備にあてることで、スムーズな転職活動につなげることができます。

2-3.ボーナスをもらったあと

ボーナスをもらってから退職したいと考える人も少なくありません。一般的にボーナスをもらう時期は、上期なら6月・7月、下期は12月です。

6月のボーナスを受け取って退職するなら3月~4月、12月のボーナスを受け取って退職するなら9月~10月に転職活動を始めましょう。

ただし企業によっては、支給日に在籍していない社員に対して算定期間中のボーナスを支給しない場合もあります。ボーナスのために退職時期を調整したのに支給を受けられなかったということがないよう、ボーナス支給の要件は就業規則で必ず確認しましょう。

2-4.勤続年数が3年以上経ったとき

厚生労働省の「退職一時金の受給に必要な最低勤続年数階級別企業数割合」によると、退職金の支給条件として最低3年以上の勤続年数を設定している企業が多いことがわかりました。

そのため、退職金制度がある企業に勤めている場合は、勤続年数が3年以上経ったタイミングで転職活動を始めることをおすすめします。

ただし、企業によって必要な最低勤続年数は異なるので、就業規則を確認し、退職金をもらうには最低勤続年数が何年必要なのかを把握しておきましょう。

参照:厚生労働省|退職手当制度がある企業の割合
https://www.mhlw.go.jp/content/000526709.pdf

3.転職が活発化する時期に活動するメリット

転職市場が活発化した時期に転職活動をおこなうメリットは以下のとおりです。

  • 求人数が多く採用の可能性が高まる
  • 幅広い選択肢から自分に合った企業を探せる

3月や9月は求人数が多く、採用される可能性が高まるとともに幅広い選択肢から転職先を探せます。未経験の業種や異業種であっても、今までのスキルを活かせる仕事など、さまざまな求人を比較でき、希望する雇用条件や働き方を備えた企業が見つかる可能性も出てくるかもしれません。

また、同時に応募できる求人が増えれば、そのぶん採用される確率が増える可能性もあるでしょう。

4.転職が活発化する時期に活動する際の注意点

一方、転職に適した時期に転職活動することで生まれるデメリットもあります。

  • 大企業に人気が集中する
  • 求人内容を吟味できないことがある

転職に適した時期は、大企業の募集も増える傾向にあります。中小企業よりも待遇面で良い場合が多く、ネームバリューもあって転職希望者が集中します。

経験豊富な転職希望者との競争になると、業界未経験者や社会人経験が浅い人は不利になる傾向があるでしょう。憧れていた大企業の求人が出ても、転職希望者が多い時期は特に成功率は高くないことを理解しておく必要があります。

転職の成功率を高めるには、あえて人気が集まりそうな企業を外して転職活動することも選択肢の一つです。どうしても入社したい大企業があるなら、業界経験や社会人経験の差を埋めるために有効な資格を取ったり、現在の所属企業で実績を積み重ねたりと、入念な準備をしてから応募することをおすすめします。

また、求人が大量にある時期は、一社ごとに求人内容を吟味する時間が取りにくい点もデメリットです。転職希望者が多い時期は、企業側も短い期間のみ求人を出す場合があります。そのため、求人サイトなどから情報を得て、すぐに応募の準備をしないと募集が終了してしまう求人も出てきます。

しかし、仕事内容や待遇を深堀りしないまま入社すると、ミスマッチによって早期退職するリスクが大きくなってしまいます。

もし「JOBAPAL」で気になる求人があったら、まずは気軽に応募してください。キャリアパートナーと一緒に、あなたに合っている職場かどうかを確認しましょう。

5.転職時期を決めるときのケース別ポイント

転職に適した時期は個人のタイミングでも変わってきます。ここでは、転職時期を決める際のポイントや注意点をケース別に解説します。

5-1.ライフステージが変わったとき

結婚・出産・育児・両親の介護など、ライフステージが大きく変わるタイミングでは、生活の主軸を仕事から家庭に変えなければいけないこともあります。このタイミングで、転職を考える人も少なくありません。しかし、仕事とプライベートを両立するのは大変なことですので、家族のために転職を決意することは前向きな選択といえます。

ただし、家庭の事情とはいえ、転職先に求める条件で「勤務時間」「転勤可能地域」「残業の有無」など、労働条件に厳しい条件を設けすぎると、育児や介護などが一段落したあとに再びキャリアを形成したいと思っても、理想通りに事が進まない場合があります。

「将来また集中して仕事に取り組みたい」と考えているなら、将来のキャリアに影響がない範囲の労働条件を指定しましょう。

5-2.キャリアアップしたいとき

「資格を取得したからキャリアアップしたい」「自分のスキルを活かせる部署への異動が叶わない」「結果を出しているのに正当な評価が受けられない」といった問題に直面している場合も、転職するタイミングといえます。

ただし、自身のスキルやキャリアが転職先で高くなるとは限りません。退職して転職活動を始めてみたものの、前職よりも高い評価を得られる職場が見つからないというケースも考えられます。転職してから後悔しないためにも、仕事を続けながらの転職活動をおすすめします。

5-3.より良い環境で働きたいとき

近年はワークライフバランスという言葉も浸透し、仕事とプライベートの両立や勤務時間の改善を狙って転職活動をする人も少なくありません。コロナ禍の昨今ではテレワークが導入された企業や副業OKの企業も増えています。より良い環境を目指して転職するには、まさに今が適したタイミングといえます。

ただし、待遇や人間関係の不満は転職しても100%解決はできません。転職先で新しい不満が生まれることもあるでしょう。

また、待遇や働き方ばかりに目が行くと企業研究が疎かになり、転職自体が成功しないことも考えられます。

働き方についても、将来的にはテレワークや副業がNGになる可能性もあり、これだけを転職の判断基準にするのは危険です。待遇や働き方だけでなく、自己分析や企業研究を重ね、しっかりと転職理由を練ってから転職活動を始めましょう。

企業研究のやり方は、以下の記事で詳しく解説しています。

5-4.転職しなければいけない状況のとき

パワハラや会社によるリストラなど、自分の意思とは無関係に退職せざるを得ないときもあるでしょう。新型コロナウイルスによる業績悪化により企業が倒産するなどして、やむを得ず転職活動に取り組む人もいるはずです。

会社都合退職が自己都合退職と比較して選考に不利になると決まったわけではありませんが、履歴書で「会社都合」と書けば、面接で理由を聞かれる可能性が非常に高いです履歴書や面接で、採用担当者が「この会社都合退職は仕方なかったものだ」と納得してもらえる説明を準備しておきましょう。

6.転職を避けたい時期はある?

転職者向けの求人は年間を通じて出されているため、「絶対に転職すべきではない」という時期はありません。とはいえ、一般的には以下の2つの時期・タイミングで転職をするのは避けたほうが良いといわれています。

  • 11~12月
  • 現在勤めている企業の繁忙期

11月や12月は人事・総務担当者が年末の手続きに追われるタイミングです。また、早ければクリスマスあたりから年末年始休暇に入ってしまう企業もあるため、採用活動は落ち着くのが一般的です。求人が少ない時期にあえて転職活動する方法もありますが、豊富な選択肢からを探したほうが自分に合った企業を見つけられる確率は高まります。

また、現在の勤務先の繁忙期も避けたほうが無難です。多忙で転職活動に割く時間を十分に得られず、準備不足で理想の企業への転職が難しくなる可能性もあります。内定を得たとしても、後任に業務を引き継ぐ時間が確保できず、社内での印象が悪化したり、対人トラブルに発展したりする可能性があります。

波風を立てず円満に転職するなら、閑散期を狙って転職活動や退職の手続きを進めたほうが良いでしょう。加えて、会社の将来への不安や不満、上司とのトラブルを理由に勢いで退職することも得策とはいえません。

「転職を考えているけれどタイミングの良い転職時期がわからない」という場合は、転職のプロによるサポートを受けてみることをおすすめします。例えば転職サイトやエージェントでは転職に関する相談から求人探し、面接対策、応募先企業との日程調整など、転職活動に関するサポートをおこなっています。

JOBPAL」でも、キャリアパートナーによる転職サポートをおこなっています。面談では丁寧にヒアリングを行い、希望に沿った企業や適した転職時期をご紹介します。お気軽にご相談ください。

7.まとめ

転職に適した時期は人によってさまざまですが、3月や9月は一般的に求人が多くなる時期です。求人探しや面接を含むと転職には3ヵ月ほどの時間がかかるとされているため、勤務先の繁忙期・閑散期と照らし合わせながら計画的に転職活動を進めましょう。

なお、下記の記事では転職活動に要する期間について解説しています。

JOBPALでも、さまざまな職種の正社員求人を掲載し、転職活動をサポートしています。新着・正社員求人情報はこちらからご覧ください。

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