社会人3年目は仕事で何を求められる?入社してから3年目までにやるべきこと

※この記事は6分30秒で読めます。
「社会人3年目は仕事で何を求められる?」
「社会人3年目までに何を準備すれば良い?」
など、社会人3年目の仕事への向き合い方に関して疑問を持っている方もいるでしょう。
社会人3年目は上司や先輩のフォローが外れて一人前として扱われるため、人によってはつらいと感じることもあるでしょう。
今回は、社会人3年目で仕事がつらいと感じる理由、つらくても我慢して続けるべきなのか、3年目の仕事に求められることなどを解説します。この記事を読めば社会人3年目の仕事のことがよくわかり、同じ会社で働き続ける方にも転職を考える場合にも参考になります。
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1.社会人3年目で仕事がつらいと感じる理由
入社3年目にもなると、新入社員や新人という呼ばれ方はされなくなり、一人前として仕事を一人でこなすことを求められるのが一般的です。ただ、それゆえ仕事につらさを覚える方も多いようです。
まずは、なぜ社会人3年目になるとつらさを感じるのかについて解説します。
1-1.自分の実力不足を実感する
入社3年目の方が「仕事がつらい」と感じる大きな要因の一つが、自分の実力不足を痛感することです。3年目ともなると上司や先輩のフォローがなくなり、大半の業務を自分でこなすことが求められます。
一方、3年目になったからといって本人の実力がすぐに向上するものではありません。上司や先輩の仕事ぶりを間近で見てきた分、その差を強く感じるはずです。
増え続ける責任と仕事の量に能力が追いついてない状態が続くのは大変つらいものです。「今の仕事が合っていないのではないか」と考える方もいるでしょう。
1-2.任される仕事の量が増える
2年目までと比べて業務量が大幅に増えることも、仕事がつらくなる要因の一つです。
3年目は新人扱いされなくなるため、教育を受ける時間が減ります。自然と今までよりも回される業務が増えます。本業の仕事量が増えるのはもちろん、入社一年目の新入社員の教育や会議の司会進行などを任される可能性もあります。
慣れないうちは残業や休日出勤が増えて、プライベートの時間が減ることも珍しくありません。多くの仕事をこなすなかでつらさを感じてしまうことがあるでしょう。
1-3.自分の将来に不安を感じる
3年目の社員は一人前とみなされたり仕事量が増えたりと先輩や上司と近い働き方をするようになりますが、上司や先輩はさらに多くの仕事をこなしています。そのような上司や先輩の働き方をみて、自分の何年後かの姿を想像してしまうことも。
そのときに入社3年目の方が抱く感情としては「この人のようにバリバリ働きたい」という前向きなものもあれば、「あの人のようにはなりたくない」という後ろ向きなものもあるでしょう。
目標になるような上司や先輩が近くにいないと、将来に不安を感じて仕事がつらくなってしまうかもしれません。
2.仕事がつらくても3年は辞めずに続けるべき?
仕事を辞めたくても、「転職を成功させるために3年は働こう」と思って我慢している方も多いでしょう。実際、入社3年未満で退職すると以下のようなリスク・デメリットがあります。
- スキルや実績をアピールできない
- 社会人としての十分な経験を積むことができない
- すぐに辞めると思われてしまう
一般的に、ある程度の技術を身につけるには3年かかるといわれており、それよりも早期に退職すると、転職活動時に「スキルが身に付いていないかも」「内定を出しても早く辞めてしまうかも」というマイナス評価を採用担当者がしてしまう可能性があります。
一方、3年以上働けば、スキルを身に付けた人材としてアピールしやすくなります。転職活動でも「早期に退職しそう」というイメージを持たれにくくなるでしょう。
例えば、以下のような明確に転職したい理由がなければ、3年以上が経過するまで今の仕事を続けることをおすすめします。
- 別の分野に興味があるから転職したい
- 将来起業するためにスキルを磨きたい
など
ただ、3年経過まで我慢すべきなのは「何となく今の仕事が自分に合っていない」といった状態の方です。今の仕事内容や人間関係が本当につらくて悩んでいるのなら、入社から3年経っていなくても転職し、ストレスを取り除くほうが良い場合もあります。
JOBPALではキャリアパートナーによる面談を実施しており、悩みを解消できる職場をご紹介することが可能です。今の職場がつらくて悩んでいる方は、以下のリンクから面談に応募してみましょう。
3.社会人3年目の方が仕事で求められること
社会人3年目にもなると、1年目・2年目よりも多くのことが仕事で求められることになります。社会人3年目の方が求められる仕事内容について見ていきましょう。
3-1.自分で考えて行動すること
社会人一年目や2年目は上司や先輩について仕事をするため、「言われたこと・指示されたことをしっかりやる」ことが求められます。
一方、3年目にもなると、言われたことをこなすだけでなく、必要な仕事は何かを考えて主体的に行動することが求められます。
一人前になると、自分に課された数値目標などを自分で達成して結果を残さなければいけません。上司の指示を待つだけでなく、結果を残すためにどんどん行動する必要があるでしょう。
3-2.会社としての成果を上げること
社会人2年目までは自分のタスクをこなすことだけ考えていれば評価されました。一方、社会人3年目ともなれば、自分のタスクだけではなく会社全体の成果や所属する課の目標達成につながる行動が求められます。
入社3年目の自分に課された数値目標を達成しつつ、会社の成果にもつながる行動ができれば、リーダーの素質があると会社や上司から評価されるでしょう。
評価のされ方によっては同期よりも早く主任や係長に出世でき、大きなやりがいを感じられるかもしれません。
3-3.上司や先輩をサポートすること
入社3年目になると、上司や先輩に仕事のサポートを求められる機会もあります。
例えば営業職であれば、出張で不在時の上司に代わって見積もり対応をおこなったり、急な依頼に応じて発送納期を早めたりすることが考えられます。現場では上司や先輩の仕事の一部を自分が引き受けることもあるでしょう。
積極的に上司や先輩の仕事をサポートすれば、今まで知らなかった領域の仕事を経験できたり、積極性を評価されて新しい仕事にチャレンジさせてもらえたりすることがあります。
3-4.後輩を育成すること
社会人3年目になると、一年目の新入社員を後輩として指導する立場に回ることも多くなります。今まで自分が先輩の指導の下で学んでいたように、今後は自分が後輩に仕事を教え、失敗をフォローすることになるでしょう。
後輩に積極的にコツやノウハウを伝授し早く一人前にできれば、その新入社員を指導した先輩として高い評価が得られます。
4.社会人3年目までに仕事でやるべきこと
社会人3年目になると、求められる仕事の量や質が今までよりも高度なものになります。3年目になって苦労しないよう、社会人一年目・2年目から準備をしておくことが大切です。
ここでは、3年目に苦労しないよう、社会人3年目までに仕事でやっておくべきことをご紹介します。
4-1.上司や先輩から仕事の仕方を学ぶ
仕事を上手にこなしたいなら、すでに仕事を上手にこなしている上司や先輩の真似をすることが近道です。尊敬する上司や先輩の指導方法や話し方を学んでみましょう。
上司や先輩の行動を真似することで仕事の質が上がり、自分が目指す仕事ぶりに一歩近づけるはずです。
4-2.一人で仕事をする力をつける
社会人3年目になると、一人で仕事をこなす機会が必ず訪れます。しかし、上司や先輩のフォローに慣れてしまうと、一人で仕事をするときにうまく動けなくなってしまう可能性があります。
一人で仕事をこなすことを想定し、上司や先輩のフォローがあるうちから少しずつ自分だけで行動する癖を身につけましょう。もし失敗したりわからないことがあったりしても、入社2年目までなら上司や先輩の手厚いフォローが受けられます。
また、上司や先輩との面談の際は、一人で仕事をこなすために何が不足しているのか、何を身につけるべきかを相談しましょう。
上司や先輩の助言を守って行動することを習慣化することで、いざ一人になっても自信をもって行動できるようになります。
4-3.効率よく仕事をこなせるようにする
社会人一年目よりも2年目のほうが仕事量が多くなるのは当然です。
3年目以降になって一人前と見なされれば、さらにもっと多くの仕事を担当することになります。そのため、定時で退社するためには仕事のスピードを上げることが必須です。
しかし、ただスピードを上げるだけではミスが起きやすくなり、かえって仕事の時間がかかってしまうことになりかねません。スピードを上げるだけでなく、無駄をなくして効率的に仕事を片づける習慣を身につけましょう。
4-4.仕事に役立つ資格やスキルを習得する
入社してしばらく働いていると、上司や先輩が持っている資格やスキルがわかってきます。
会社から求められる以上の成果を出すためにも、社会人一年目・2年目のうちから上司や先輩が持つ資格やスキルを身につけるために勉強する時間を取りましょう。
特に資格は、仕事のスキルやコツと違って合格までの道筋がはっきりしているため取り組みやすいといえます。資格を取得すれば資格手当による年収アップにもつながるため、早いうちから勉強を進めておくのがおすすめです。
5.社会人3年目は仕事を変えるタイミング?
社会人も3年目になると求められることが変わり、一人で会社の外に出る機会も増えます。仕事を通じてさまざまな業界の方と接する機会もあり、他の業界の仕事に興味を持ち始める方もいるでしょう。
転職市場では社会人3年目までは第二新卒として重宝されていることもあり、転職するには良いタイミングです。ただ、今の仕事に不満がない方や、不満があっても自分の努力で改善できるようなら、今の仕事のままでキャリアを積んだほうが良い場合もあります。
転職するか迷って答えが出ない場合は、キャリア相談サービスを受けてみるのも一つの方法です。会社外のアドバイザーに相談してみることで客観的な意見がもらえ、今の会社にい続けても良いのかの答えが得られるかもしれません。
JOBPALではキャリアパートナーによる面談を実施しており、転職に悩んでいる方のアドバイスもしております。今後のキャリア形成に悩んでいるなら、以下のリンクからJOBPALの面談をぜひご活用ください。
6.社会人3年目で仕事を変えるべき方の特徴
社会人3年目は今後の仕事について考える良い機会ではありますが、今の仕事に不満がない場合はそのままキャリアアップを目指すべきです。
一方、これからご紹介する特徴に当てはまる場合は、社会人3年目で転職を検討しても良いでしょう。
6-1.今の仕事にやりがいを感じていない
大学を卒業して22歳で社会人になった場合、65歳で退職するとしても40年以上は社会人として仕事をしていくことになります。それだけ長いあいだ働くうえで、仕事にやりがいを感じているかどうかは非常に重要です。やりがいのない仕事を無理やり我慢してずっと働き続けるのは難しいでしょう。
仕事にやりがいを持っていれば良い結果も出やすく、昇進につながる場合もあります。そうなれば結果的に年収がアップしてプライベートも充実します。
一方、今の仕事にやりがいを感じないのであれば、ストレスからプライベートに悪い影響が出ることも考えられます。今のまま仕事を続けるだけでなく、入社3年目を一つの区切りに転職することも検討しましょう。
6-2.今の仕事で成果を上げられていない
社会人3年目ともなれば成果を求められるものですが、どれだけ頑張っても成果に結びつかない場合も珍しくありません。
仕事の成果が出ていないと「自分には能力がない」と落ち込んでしまうかもしれませんが、今の仕事が自分に向いていないだけという可能性もあります。
自分に向いていない仕事を必死にやっても、向いている方と同じ成果を出すのは難しく、その仕事に適性がある後輩に抜かされてしまうこともあるでしょう。
入社3年目でなかなか成果が出ないのであれば、「何が自分に向いているか」をしっかりと見極めたうえで、向いていると思う業界に転職を目指すことも選択肢の一つです。
6-3.今の会社に対して不満を持っている
会社について不満がある場合は、まずは上司に「仕事と給与額が見合っていない」「今と違う仕事がしたい」といった自分の不満について相談してみましょう。実績や経験があれば、要望を聞き入れてくれる可能性はあります。
ただし、「給料が安い」「休みが少ない」など、福利厚生の面は上司に相談したからといってすぐに変わるものではありません。
不満が解消されないままではストレスも溜まってしまい、体調面にも影響してくる可能性もあります。どうしても不満が解消されないなら、その悩みを解消できる企業に転職するのも選択肢の一つでしょう。
7.まとめ
社会人として会社に入り3年目にもなると、それまでよりも格段に仕事量が増えたり、数値結果に責任を持たされたりすることが多くあります。
いきなり一人で仕事をするとプレッシャーに耐えられなくなることもあるため、2年目までのうちに一人立ちを見据えた準備を進めておくべきです。
しかし、どうしても結果が出せなかったり、仕事量と待遇がマッチしていないと感じたりする場合は、一人で悩まずキャリア面談を活用してアドバイスを受けてみることをおすすめします。
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