正社員勤務の悩み
更新日:2024年04月01日

転職するか悩む!悩みのよくある原因や転職しないほうが良いケースとは

転職するか悩む!悩みのよくある原因や転職しないほうが良いケースとは

※この記事は6分30秒で読めます。

「転職するか悩んでいる人は、どんなことで悩んでいるの?」
「転職するか悩んだらやるべきことを知りたい」
など、転職するかの悩みに関して疑問を持っている人もいるでしょう。

転職するか悩んでいる場合、まずは自分にどのような悩みがあるのか明確にしてから対策を考えることが大切です。

今回は、転職するか悩む人の多くが抱えている悩みや、転職したほうが良いケース・しないほうが良いケース、転職する際の注意点などを解説します。この記事を読めば、転職について悩む原因や対処法がよくわかり、本当に転職すべきか正しく判断できるようになります。

1.転職するか悩む人が抱えている悩みとは?

転職するか今の会社に留まるかを悩んでいる方は、具体的にどのような悩みを抱えているのでしょうか。

悩みの内容がハッキリしないと、転職できたとしてもまた似たような悩みを抱えて早期退職に至る可能性もあります。まず、自分がなぜ転職に悩んでいるのか、悩みを明確にすることから始めましょう。

厚生労働省の「令和4年雇用動向調査結果の概況」によれば、令和4年における離職率は15.0%であり、以下のような離職理由が挙げられます。

  • 労働時間、休日などの労働条件が悪かった
  • 給与などの収入が少なかった
  • 職場の人間関係が好ましくなかった
  • 仕事の内容に興味を持てなかった など

ここでは、上記の資料を参考に、転職するかどうか悩む人が抱える代表的な悩みをご紹介します。

1-1.給与・待遇・評価に不満がある

退職理由として多かったのは、労働時間や休日、給与といった労働条件に対する不満です。

例えば、仕事内容に対して給与が安かったり、労働時間が長すぎたり、休日にも仕事の連絡が来たりすると、不満が溜まって転職のきっかけになることがあります。

また、仕事の成果を給与や昇進に反映してくれないなど、仕事が正当に評価されないことも退職理由につながる要素です。

1-2.残業が多い

残業が多いことも、退職するか悩む原因になります。企業によっては「残業して会社に貢献するのが良い社員」という風習が残っている場合もあり、このような会社では働き方改革は浸透しにくいでしょう。

残業代はしっかり支払われるとしても、あまりに残業が多いのは心身のストレスにつながります。サービス残業が当たり前になっている企業では、より不満が溜まりやすくなります。

残業はどの会社でも多少は発生するものですが、毎月の残業時間が自分の許容範囲内かどうかは、面談などを通じてしっかりと把握しておきたいところです。

長時間残業のない仕事を探す際は、JOBPALで原則残業なしの求人をチェックしてみてください。

1-3.人間関係が悪い

職場の人間関係が良くないことも、転職するか悩む原因になりやすい項目の1つです。

特に、直属の上司や一緒に仕事をする同僚とうまくコミュニケーションが取れなかったり、パワハラやセクハラが横行していたりする職場では、長く働く気分にはなれないでしょう。

また、自分自身は人間関係のトラブルを抱えていなかったとしても、周囲の人間関係の悪さに巻き込まれてトラブルになる場合もあります。

1-4.仕事内容が合わない

入社時に希望した部署に配属されなかったり、希望しない部署に配置転換されたりした場合も、転職するか悩む原因の1つになる可能性があります。

自分に合わない仕事を続けていると精神的にもつらくなり、辞めたくなってしまうでしょう。

ただし、会社が判断した配置転換が労働者の適性を踏まえた判断である可能性もあります。希望と違ったからといって即座に退職するのではなく、本当に自分に合っていないのか、しばらく様子をみてみることも大切です。

自分に向いている仕事が何なのかが良くわかっていない場合は、以下の記事を参考に適職診断を受けてみることも検討しましょう。

1-5.今以上スキルアップできない

努力を重ねてスキルアップできるか否かは企業によって異なります。

マニュアルどおりにできる単純作業以外のことを任せてもらえず、今以上にスキルアップやキャリアアップが望めない場合は、転職するか悩んでしまうこともあるでしょう。

1-6.社風が合わない

入社したときにはあまり気にならなくても、長く仕事をしているうちに、社長が打ち出す経営方針や会社独自の文化など、社風が合わないと感じることもあるかもしれません。社風が自分の考えと合わないと出社自体が苦痛となり、退職を考える要因となります。

例えば、顧客に積極的に改善提案したいと熱意を持っているにも関わらず、保守的な社風であるために思い切った提案が上司から許可されないような職場では、不満が溜まって当然です。

1-7.自宅から職場まで遠すぎる

給与や残業時間、休日といった待遇に問題なくても、通勤時間が長すぎることで不満が溜まるケースもあります。

東京などの都市部では、朝晩に満員電車のなかで数十分を過ごすことも珍しくありません。郊外では電車やバスがないことから車通勤になりやすいですが、こちらも渋滞で出勤時間が長くなりがちです。

電車・バス通勤でもマイカー通勤でも、あまりに会社が遠いと通勤だけで疲れ果ててしまいます。「もっと近くの会社に転職すれば生活が楽になるのでは」という考えから、転職を決意してしまうケースもあるかもしれません。

1-8.休みを取りにくい

休日を取得しにくい環境も、転職したくなる大きな要因になることがあります。1日単位の休日だけでなく、1日の労働時間のなかで休憩を取りにくい場合も不満の要因になるでしょう。

  • 年間休日がそもそも少ない
  • 休日出勤が当たり前になっている
  • 有給休暇を取得しにくい
  • 多忙すぎて昼休憩やトイレ休憩を取得できない など

休みを取得できない状態が続くと肉体的にも精神的にも疲労が回復しないため、退職を決意する要因になる可能性があります。

1-9.プライベートとのオンオフをつけにくい

休日そのものは十分にあったとしても、会社によってはプライベートと仕事のオンオフができない環境の場合があります。

代表例としては、休日でも会社から電話がかかってくることです。小売業などシフト制の会社では、自分が休みのときにも会社は営業しており、出勤者からの問い合わせがくることが考えられます。

また、休日に接待など会社関連の人と会う機会がひんぱんにあることも、オンオフを切り替えられずにストレスになる原因となります。

プライベートを充実させたいために仕事をしているはずなのに、休日を仕事に使ってばかりいると、不満から退職につながるでしょう。

2.転職するか悩んだらまずやっておきたいこと

転職しようか漠然と悩んでしまっている状態であっても、すぐに退職に進まないほうが良い場合もあります。なぜ転職に迷ってしまうのか、解決策はないのかを、可能な限り考えてみることが大切です。

ここでは、転職するか迷ったときにまず考えたいこと、やるべきことをご紹介します。

2-1.悩みの原因を探る

まず、悩みの原因が何なのかを徹底的に洗い出してみることが大切です。前述した悩みの原因の例を参考に、自分が会社に不満を感じている部分や、その重要度をピックアップしてみましょう。

もしまだ明確な不満がない場合や、何となく仕事を辞めたいと思っている程度であれば、退職せずに今の会社で頑張る選択をしたほうが良いケースもあります。

「何となく」で会社を辞めてしまうと、転職活動の軸が定まらず、転職できたとしてもまた同じような漠然とした不満を感じて早期退職につながる可能性があるためです。

2-2.悩みによっては上司に相談する

悩みの内容にもよりますが、転職しなくても解決する可能性はあります。

例えば、人間関係が悪いことが原因で辞めたいと考えている場合。信頼できる上司に相談することで会社に配置転換を検討してくれるかもしれません。トラブルになっている人と距離を置くだけでも働きやすくなるでしょう。

残業時間や拘束時間が長すぎる、休日が取得しにくい、プライベートのオンオフがつけにくいなどが原因の場合でも、上司に相談することで仕事量を調整するなどの対応をしてくれる可能性があります。

2-3.転職の準備をしておく

悩みの内容によっては、自分で努力したり上司に相談したりしても解決できない場合があります。どうしても悩みが解決しなかったケースに備えて、転職活動を始める準備だけは進めておくと良いでしょう。

  • 自分のキャリアを棚卸ししてアピールできる強みを見つける
  • 自己分析をして適職を診断してみる
  • 転職サイトなどに登録して転職相談や求人探しを少しずつ始めてみる

このような準備を進めておくことで、「今の会社では不満は解消されない」と見切りをつけた際に、すぐに転職活動をスタートできます。

また、「いざとなったらすぐに転職活動ができる」という状態にしておけば心にゆとりが生まれ、今の会社のまま働き続けられる可能性もあります。

以下の記事では、転職に向けて準備すべき内容やコツをご紹介しています。

3.転職を検討したほうが良いケース

今の会社を続けるための対策を実施しても状況が好転しないなら、転職を検討したほうが良いかもしれません。ここでは、今の会社から新しい環境に転職を検討したほうが良い人の特徴をご紹介します。

3-1.悩みの原因を解決できない

自分で努力したり上司に相談したりしても悩みの原因を解消することができない場合は、転職を検討したほうが良いでしょう。

長年の会社の慣習を自分だけで変えていくことは困難です。社風や給与額、休日の数などは個人の頑張りではどうにもならないことも多く、頑張りすぎるとストレスにつながることもあるかもしれません。

3-2.心身に影響が出ている

今の仕事が大きなストレスになり心身に影響が出ている場合は、早めに転職を決意したほうが良いかもしれません。

特に、サービス残業や休日出勤の強制といったパワハラに該当することが悩みの場合は、上司に相談もできず、自分の力だけではどうにもならないことが大半です。

明らかに労働環境が悪く改善もできない場合は、精神的に追い詰められて心身への影響が深刻化する前に退職を決意したほうが無難です。

ただし、すでに心身に大きな影響をきたしている場合は、すぐ転職するのではなく、いったん退職して心身を休めることが先決です。

ストレスが心身に影響したままの状態で転職活動をしても、うまく転職先が見つからなかったり、見つかってもまたストレスを感じて早期退職になったりして、ますます精神的に追い詰められる可能性もあります。

一度体を休め、リフレッシュした段階で転職活動を開始しましょう。

4.転職しないほうが良いケース

転職しようか悩んでいるとしても、必ずしも転職したほうが良いケースばかりとは限りません。以下のケースに当てはまる場合は、一度転職を見送って冷静に今後のことを考えてみましょう。

4-1.転職理由が明確ではない

今の職場に対する悩みの内容が「何となく自分に合っていない気がする」など明確ではない場合、転職してもその悩みが解消されるかわかりません。

仮に転職できたとしても転職先で同じように感じてしまい、また転職してしまう可能性があります。

4-2.上司や周囲が改善のために動いてくれる

今の会社の不満や不安について上司に相談することで、上司や周囲の同僚が改善に動いてくれることもあります。それによって不満に感じていた部分が改善されるかもしれません。

今の会社で長く働いたほうが基本給や退職金が高くなりやすく、人間関係の再構築も必要ありません。転職するか否かは、上司や周囲の人が改善に動いてくれた結果を見てから判断しましょう。

4-3.結婚などライフスタイルが変化する予定がある

「もうすぐ結婚する予定で来年には子どもが生まれる」「一軒家を建てるために住宅ローンに申し込みたい」など、ライフスタイルに大きな変化が訪れるタイミングでの転職はしないほうが無難です。

転職後は給与が下がってしまうこともあり、新婚生活や子育てに影響する可能性があります。また、年収が下がったり勤続年数が短くなったりすることが住宅ローンの審査に落ちる原因となってしまう恐れもあります。

どうしても転職をしたい場合でも、ライフスタイルが落ち着き、年収が一時的に下がっても生活に影響がないタイミングまで待つことをおすすめします。

4-4.年齢によっては慎重に検討する

今の会社に不満があったとしても、年齢によっては安易に退職しないほうが良い場合があります。

40代以降はベテランと呼ばれる年代であり、未経験でチャレンジできる求人が限られてきます。即戦力としてのスキルや経験を求められるため、転職の成功率は30代以前よりも下がるのが一般的です。

転職の意思が固い場合は、退職してからではなく、現職で仕事を続けながら慎重に転職活動を進めましょう。

5.転職する際に注意するポイント

転職する際は、転職すれば今までの悩みを本当に解消できるのかを慎重に考えましょう。

自分の悩みの本質を見抜けていなかったり、何となくで転職先を決めてしまったりすると、同じ理由で再び転職することになってしまう可能性があります。

転職すると勤続年数がリセットされるため、何度も繰り返すうちに今までよりも給与が低くなる恐れがあります。また、人間関係をゼロから築く必要もあるなど、仮に今までの悩みが解消されたとしても、また新たな悩みが出てくるかもしれません。

転職を決意したら、次に入社する会社で悩みをすべて解消できるよう、周囲にも相談しながら転職先を決めましょう。

自分だけで転職先を決めるのではなく、転職相談サービスを利用してアドバイスを聞くことも有効です。

JOBPALでは、転職相談を受け付けています。気軽な相談も可能ですので、以下のリンクからお問い合わせください。

6.まとめ

どのような企業であっても不満に感じる部分は少なからずあります。

また、転職が成功しても不満がきれいに取り払われるかはわかりません。転職したくなったときは、まず今の会社で不満を取り除けないかを考えてみましょう。

転職したい意思が固い場合は、1人で転職先を探すのではなく、スムーズに転職活動を進めるためにもプロに相談することをおすすめします。

JOBPALでは製造業や工場求人を中心に、多くの求人を取り扱っています。転職相談もできますので、ぜひご活用ください。

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