正社員勤務の悩み
更新日:2024年04月01日

仕事のイライラが止まらない!対処法や向き合いかた、よくある原因を解説

仕事のイライラが止まらない!対処法や向き合いかた、よくある原因を解説

※この記事は6分30秒で読めます。

「仕事でイライラする原因って何?」
「仕事でイライラしたときの対処法が知りたい」
など、仕事上のイライラに関して疑問を持っている方もいるでしょう。

仕事でイライラするのは誰にでも起こりうることですが、いつまでも解決できないと仕事の効率やモチベーションが下がり、自身の評価に影響する可能性もあります。

今回は、仕事でイライラする際のよくある原因、仕事のイライラとの向き合いかたや対処法などを解説します。この記事を読めば、仕事のイライラの原因や対策がよくわかり、自分でイライラをコントロールできるようになります。

1.仕事でイライラするよくある原因

仕事中のイライラをなくすためには、なぜイライラしてしまうのか、その原因を突き止めることが大切です。まずは、仕事中にイライラしてしまう原因として考えられるものを7つご紹介します。

1-1.残業が多い

適度な仕事量で残業が少なく、仕事終わりにプライベートの時間を十分に確保できる状態であれば、疲れやストレスが抜け、リラックスした状態で次の日も仕事に向かえます。

一方、仕事量が増えてしまい残業が多くなると、プライベートの時間をうまく取れなくなります。そうすると、気持ちに余裕がなくなって、イライラの原因になる可能性があります。

特に複数のタスクを任されているときなどは考えることが一気に増えて精神的な余裕がなくなり、つい周囲にあたってしまうこともあるかもしれません。

以下の記事では、残業が多い場合の対策について解説しています。

1-2.多忙すぎて休憩が取れない

仕事が忙し過ぎると、休憩時間を返上して働かざるを得ない状況に陥ることもあります。

昼休憩の時間がほとんど取れなかったり、トイレに行くチャンスもなかったりなど、息抜きできる時間が十分に確保できなくなることもあるでしょう。

このような状況では疲れを取るタイミングがなく、精神的に余裕がなくなってイライラしてしまう可能性があります。

以下の記事では、仕事が多忙過ぎる場合の対処法を解説しています。

1-3.職場の人間関係が悪い

職場の人間関係が悪いこともイライラの原因となります。

例えば、高圧的な上司と会話を繰り返すうち、「なぜそのような言われ方をしなければいけないのか」と、たとえ正論だとしてもイライラしてしまうことがあるでしょう。

また、嫌なことを言われたのが自分でなくても、不快なやりとりがあると職場の雰囲気全体が悪くなってしまうものです。

いじめがあったり、誰かが誰かの噂話や愚痴を言ってばかりいるような環境だと、不快に感じてイライラしてしまうかもしれません。

1-4.スムーズなコミュニケーションが取れない

相手とのコミュニケーションにおいて、こちらからの提案に対して相手のリアクションが遅いようなときにもイライラを感じることがあります。

例えば、急ぎの用事で取引先に問い合わせをしているケース。1分1秒でも早く回答が欲しいのにまったく回答がこないと、イライラしてしまう可能性があります。

1-5.仕事に対する価値観ややりかたが合わない人がいる

仕事のやりかたや進め方、考え方は、同じ部署にいる仲間同士でもまったく同じではありません。進め方においては、マニュアルがあればその限りではありませんが、それぞれが違う価値観で仕事を進めています。

ただ、仕事に対しての価値観があまりに違うと、「なぜもっと工夫しないのか」「自分ならこうするのに、なぜそうしないのか」などと感じ、イライラしてしまう可能性があります。

1-6.自分に合わない仕事を任されている

会社では社員の適性を踏まえたうえで人員配置がおこなわれますが、自分に合わない部署に配属されることもありえます。

例えば、細かい作業が苦手な人が超小型の精密部品の梱包を担当すると、自分の性に合わずにイライラしてしまうことが考えられます。

1-7.過度なプレッシャーがある

活躍を期待され、レベルの高い重要な仕事を任されることは、会社員としてのやりがいにつながることです。

ただ、あまりに期待され過ぎて責任が重い仕事を任されたり、自分の力量では不安になるほど重要なポストを任されたりしたときは、プレッシャーに悩まされることになるかもしれません。

そのプレッシャーのために気持ちが休まらず、イライラしてしまうことが考えられます。

2.仕事でイライラするのはいけないこと?

仕事でイライラするのは誰もが多少なりとも経験することであり、それだけ仕事に対して真面目に対応している証拠でもあります。

しかし、仕事への悪影響が少なからずあるのも事実です。ここでは、イライラすることによる身体や仕事への影響をご紹介します。

2-1.心身に影響を及ぼすこともある

ずっとイライラが続くと、心身にまで影響を及ぼす可能性があります。最近良く眠れなかったり、イライラ以外にも不安感などが出ている場合は、早めにクリニックに相談することや、対処する必要があります。

また、イライラによる心身の不調を防ぐには、なるべく無理をし過ぎないことが大切です。

2-2.仕事のモチベーションが下がることがある

イライラした気持ちがおさまらないと、イライラの原因ばかりが気になってしまい、仕事に集中できないことがあります。

仕事の効率が悪くなって上司から指導されたり、仕事でミスを起こしたりして、ますますイライラしてしまう可能性もあるでしょう。

仕事が思いどおりに進まなければ、仕事に対するやる気やモチベーション自体が低下してしまうことも考えられます。

以下の記事では、仕事に対してやる気を持てない方に向けて、その理由や対処法を解説しています。

2-3.仕事が手につかなくなる場合がある

イライラすると仕事のモチベーションが下がってしまうだけでなく、仕事が手につかなくなってしまうことさえあります。

仕事の進みが悪いと、周囲に迷惑をかけたり取引先からのクレームを受けたりすることになり、ますますイライラがつのるような状況を引き起こしてしまいます。

2-4.ミスが増える場合がある

イライラした状態で仕事をすると集中力が落ち、ミスが多くなってしまうことも考えられます。

例えば、営業担当者の残業が減らない状態にイライラしているケースでは、早く仕事を終わらせたいあまり上司へ提出する資料の最終確認や製品の出荷数確認をおろそかにし、ミスにつながってしまうといったようなことです。

仕事でミスが多いと感じる場合は、以下の記事をぜひ一度チェックしてみてください。

2-5.周囲との関係性が悪くなる場合がある

イライラした態度や表情を周囲に見せてしまうと、仕事ができる方であっても周囲に敬遠されるものです。

特に管理者がイライラを周囲に振りまいている場合、パワハラだととらえられる可能性もあります。周囲から「一緒に仕事をするのが怖い」と思われてしまうと、それまで良好だった関係性も一気に悪化してしまうでしょう。

2-6.自分の評価が下がる場合がある

イライラした状態で仕事をするとミスが増えるだけでなく、表情や態度にイライラが出てしまい、周囲の方から「自分の感情がコントロールできない未熟な人」として評価されてしまう可能性があります。

過度にイライラした状態が続くと、評価の際のマイナス材料となりえますし、昇進や昇格にも影響するかもしれません。

2-7.仕事を続けにくくなる

イライラしてしまう原因にもよりますが、改善が難しい場合は今の仕事を続けられなくなる可能性があります。

例えば、上司のパワハラや業務の多忙さ、休みにくさなどが原因でイライラしている場合、自分1人ではどうすることもできません。イライラする環境から離れるためには、転職という選択肢を考える必要もあるでしょう。

3.仕事でイライラしたときの対処法

イライラした状態が長続きすると自分が体調を崩すだけでなく、周囲からの評価や仕事の成否にも影響してきます。できるだけ早くイライラした気持ちを解消し、すっきりした気持ちを取り戻しましょう。

ここでは、仕事でイライラしたときに気持ちを落ち着かせる対処法の例をご紹介します。

3-1.深呼吸をする

突発的にイライラしてしまったときは、その場で深呼吸するだけでもイライラ解消が期待できます。

深呼吸することで目がさえてスッキリするほか、気持ちが落ち着いてイライラした気持ちを鎮めやすくなるでしょう。また、軽くストレッチするなど身体を動かしてみるのも効果的です。

これらの対策は場所や時間を選ばないため、仕事のルーティンに組み込むことでいつでもリフレッシュできます。

3-2.いったん席を離れる

イライラが消えないときは、視界からストレスの原因をなくすために、席を外して頭をリセットしてみましょう。

そのうえでお茶やコーヒー、チョコレートなどを口にしてほっと一息つけば、イライラを解消できるかもしれません。

また、お茶やコーヒーを飲めばトイレに行くために自然と席を立つ回数が増え、気持ちをリフレッシュできるようにもなります。

3-3.休憩を取る

イライラが治まらない理由には、仕事の疲れが抜けず過労状態であることも考えられます。仕事が忙しいと休憩を取るのも難しいかもしれませんが、可能な限り休憩時間をスケジュールのなかに組み込んでおきましょう。

思い切って休憩を取れば、イライラを解消できることもあるはずです。会社に仮眠室がある場合や、自分の車で休憩が取れる場合は、昼休憩や小休憩の時間に昼寝をするのも効果的です。

3-4.デスクを片付けてみる

周囲が散らかった状態で放置されているとさまざまなものが視界に入って集中力がなくなったり、探し物に時間がかかったりしてイライラする原因となります。

気分転換を兼ねて、自分のデスク周りをきれいに片づけてみると良いでしょう。

デスク回りがスッキリすれば余計なものが視界に入らなくなって集中力が増すだけでなく、いったん仕事を離れて片付けに没頭することでリフレッシュできます。

4.仕事のイライラと向き合うことも大切

イライラしている状態を何とか解決したいときは、イライラと向き合ってその原因をつかむことが大切です。イライラの原因が解決できる内容なら、解決に向かって効果的な対処方法を考えられるでしょう。

イライラの原因と対処法を深堀りするには、イライラしたできごとを記録することがおすすめです。イライラしたときの状況や日付、時間、場所、なぜイライラしたのか、どのようにイライラしたのかといった内容を記録します。

記録を残すことで、自分がどのようなことでイライラしやすいのか、その傾向がわかるようになり、先回りして対策を立てることも可能になります。

5.仕事のイライラが抑えられないときには?

どれだけ対策をしても、イライラが抑えられないということもあるかもしれません。そのようなときは自分だけで悩まず、周囲とも相談しながら対処法を考えていきましょう。

ここでは、どうしてもイライラが治まらない場合の対処例をご紹介します。

5-1.信頼できる知人や家族に相談する

仕事のイライラを自分で解消できずに困ったら、まずは信頼できる友人や家族に相談してみましょう。

イライラを感じる原因や対処法は人によってさまざまですが、イライラを解消したエピソードを聞くことで、自分のイライラ解消につながるヒントが得られるかもしれません。

5-2.原因を明確にしたうえで上司に相談する

ただイライラを周囲にぶつけるだけでは、あなたがなぜイライラしているのか、周囲の方にはわかりません。自分なりにイライラの原因を分析し、周囲の協力で改善するものであれば上司に相談してみましょう。

例えば、業務量が多すぎて休憩時間が取れずにイライラしている場合、上司に相談して業務量を調整すれば解決できる場合があります。

5-3.公的な相談窓口で相談する

自分でイライラを解消しようと試みたり、周囲に相談したりしても、イライラが収まらないことがあるかもしれません。自分だけでどうにもならないときは、公的な相談窓口を利用することも選択肢の1つです。

厚生労働省では、仕事の悩みや相談が話せる「こころの耳電話相談」を開設しています。電話を通じて以下のような相談が可能です。

    【メンタルヘルス不調のこと】

  • こころの悩みについて
  • 人間関係の悩み・仕事の悩みについて
  • 【過重労働による健康障害のこと】

  • 長時間労働による健康への影響について
  • 事業場における健康管理の状況について
  • 【ストレスチェック制度のこと】

  • ストレスチェックを受ける方法について
  • ストレスチェックの結果の内容について
  • ストレスチェックの結果に基づいて医師の面接指導を受けることについて
  • ストレスチェック結果等の個人情報の管理方法やプライバシー保護の配慮方法について
  • ストレスチェックをめぐる不利益取り扱いについて

公的機関の窓口なら、仕事の悩みを気兼ねなく相談できるはずです。自分だけでは解決しなかったことでも、悩み相談のプロに頼ることで解決する可能性があります。

5-4.転職を検討する

自分の努力や周囲への相談ではどうしてもイライラの原因を解消することが難しい場合は、転職という選択肢もあります。

転職することで今までと環境が一変すれば、ストレスの原因がなくなってイライラを解消できる可能性が高いでしょう。

ただし、自分がなぜイライラしてしまうのか、その原因を深堀りしておかないと、転職先でも似たような理由でイライラする可能性があります。

転職することでイライラの原因をなくすことができるのか、慎重に判断してから転職活動を始めましょう。

6.まとめ

仕事中にイライラしてしまうことは誰にでもあることであり、過剰に心配する必要はありません。イライラの原因を追究し、自分でできる範囲から解決方法を考えていきましょう。イライラの原因を深掘りすれば先回りして対策を打つこともでき、仕事の効率も上がります。

ただ、イライラの原因によっては自分の努力で解決できないこともあります。今の仕事をしている限りイライラが解消されないなら、転職を考えるのも選択肢の1つです。

JOBPALでは、自分に合った仕事について相談できます。どうしてもイライラが解消せずに転職を検討している方は、ぜひお気軽にご利用ください。

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