製造現場の管理職も狙える!品質管理検定(QC検定)の勉強方法とは?

「資格があれば就職しやすい」「給料が上がりやすい」って聞くけれど、何の資格を取ればいいか分からない…。そんなあなたには、製造を「管理」する立場へのランクアップを狙える資格がおすすめかもしれません! 製造現場で役立つ「品質管理検定(QC検定)」についてご紹介します。
製造を「管理」する立場に昇格できるチャンス!年収への影響は?
まず品質管理検定といっても、「そもそも『品質管理』って何?」と感じた人もいるでしょう。製造現場における品質管理とは、各製造メーカーが作り出す製品やサービスの質を保つための管理を指します。
例えば車の部品を作る工場ならば、製品の加工・組立や検査・測定の精度のばらつきをなくすなどして、不良品の発生を防いでいきます。
これらの検査や測定は製造ラインに配属された人々によって作業が進められていきますが、集団で生産を行う製造現場では、個々の作業や意識にばらつきがあっては高い品質を守ることができません。
そこで求められるのが、組織として品質を「管理」する立場にあたる専門の部署で働く人々です。品質管理においてリーダー的な役割を担う専門部署は、不良品を「出さない」環境を作るために、製造現場でともに働く人々の意識や能力の改善を目指していきます。
このような品質管理に関する知識を身に付けるために役立てられているのが品質管理検定の資格です。ものづくりやサービスに関わる職種では、品質管理の専門部署など「管理職」への昇格条件として品質管理検定の取得が求められている場合が多く、製造現場で給料アップを目指している人はぜひチャレンジしたい検定制度です。
不良品の考え方から問題解決まで、検定を通して品質管理の知識が深まる

品質管理という響きから、「自分には何だか難しそうだ…」と諦めることなかれ。実は入口は広く、検定を通して品質管理の知識を深められるチャンスがあります。
品質管理検定(QC検定)4級
筆記試験で評価される品質管理検定は、最初の入口となる4級では、「不良品についてどう考えるべきか」といった品質管理における基本的な知識を身に付けるところから始まります。
4級はこれから製造現場で働く人や学生を対象としており、また通常受験料も3、080円(税込)となっているため、気軽に受験しやすいのが特徴です。
品質管理検定(QC検定)3級
3級以降は“QC七つ道具”と呼ばれるグラフやチェックシートなどを用いて品質管理を行い、自ら品質に関する問題を解決していく力が問われます。
この七つの道具を使いこなすことで、製造過程で人為的に起きたミスの原因は何か、業務手順に抜け落ちが発生していないかといった注意点を確認したり、製品の不良やクレーム、故障などの件数や損失金額をまとめたりすることに役立てることができます。
品質管理検定(QC検定)2級
2級はさらに難易度が上がり、品質管理に携わる集団活動においてリーダー的な役割を持ち、QC七つ道具を使って品質に関する問題解決ができる人々が対象となります。
2級の合格率は、例年20~40%台で推移している状況です。
品質管理検定(QC検定)1級
解決できない問題がある場合、どんな手法で解決することが出来るのかを、具体的な計画を立てることが求められます。
1級の対象者は、品質管理活動のリーダーで、指導が行える立場になれる人です。最高レベルのため、品質管理の経験者でも難易度が高い試験といわれています。
品質管理検定(QC検定)勉強の方法
ここでは、品質管理検定(QC)検定の勉強方法について解説していきます。
まず手始めに、テキストを購入してから、テキストを読みながら問題を解いていく順序で進めていきましょう。テキストを最後まで勉強したら、過去に出題された過去問にチャレンジをして、これまでに出題された問題を解いて傾向をつかみましょう。
品質管理検定(QC)検定4級の勉強方法
品質管理検定(QC)検定4級は、検定を主催している日本規格協会が公式のテキストをWebで公開しております。しかも、無料で閲覧することができますので、是非利用しましょう。
4級の試験対策は、QC7つ道具や品質管理に関する基本的な知識を勉強していきます。問題集もWebで無料公開されていますが、解答がありませんので、別途問題集を購入する必要があるでしょう。
おおよその勉強時間としては、50時間程度あれば十分と言われていますから、1日2時間ずつ勉強すると、期間として約1ケ月以内で完了します。
品質管理(QC)の資格で就職や転職に活かす方法
製造工場では年々、品質管理の基準が厳しくなっています。
商品を消費者のところに安全に届けなければ、その会社の評判は大きく落ちてしまうため、製造業界においては品質管理のスキルを持つ人材は貴重です。
就職や転職の際に、自分のアピールポイントとして活用することで役立つ資格です。
更に、実務経験があれば、QC検定の資格を持っていることに加え、これまでの経験や実績など組み合わせて就職や転職に活用していきましょう。
就職や転職を成功させるためには「JOBPAL」を活用しよう
最後に、品質管理の資格を活用して、就職や転職する方法について解説いたします。
近年、製造工場では品質管理の需要が高まっていますが、人材の供給が少ないので、求人広告や求人サイトでもよく見かけるようになりました。求人サイトの情報収集や履歴書や職務経歴書の作成など、時間が非常にかかるでしょう。
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製造工場を支えている、細やかな品質管理。「注意力」や「管理力」に自信がある人は、部品などの検査の仕事に役立つ品質管理検定をぜひ受験してみてはいかがでしょうか?仕事の幅もきっと広がるはずですよ!
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