オタクが輝ける就職先とは?向いている仕事10選と趣味も楽しむためのコツ

※この記事は6分30秒で読めます。
「オタク向きの仕事ってどんな仕事?」
「もっとオタ活を楽しめる仕事がしたい」
など、オタクの仕事事情に関して疑問を持っている方もいるでしょう。
オタクの人に向いているのは、人との接点が最小限でありながらある程度の稼ぎが得られ、規則的な休日が得られる仕事です。
今回は、オタクの人に向いている職種、オタクの長所・短所、趣味と同じように仕事を楽しむコツなどを解説します。この記事を読めば、オタク向きの仕事がわかり、趣味と同じくらい楽しい仕事を見つけられます。
1.オタクに向いている仕事10選
オタクにとって重要なのは、「オタ活」「推し活」に専念できる仕事環境です。
そのため、仕事選びはオタクに向いている要素があるか否かを見極めましょう。
まずは、オタクに向いているおすすめの仕事を10種類紹介します。
- ITエンジニア
- Webデザイナー
- ゲームクリエイター
- ゲームのデバッカー
- ショップ店員
- カメラマン
- 工場の作業員
- 自動車整備士
- 期間工
- 公務員
それぞれの仕事内容やオタクの人が向いているポイントをお伝えします。
1-1.ITエンジニア
さまざまなシステム開発を手がけるのが、ITエンジニアです。
システムエンジニアが要件定義をまとめて設計書を作成し、プログラマーが設計書をもとにコーディング作業をおこないます。
プログラマーは、パソコンに向かってコツコツとコードを書く作業が大半となるため、高い集中力で地道にコツコツ物事に取り組めるオタクにはおすすめの仕事です。
新たなプログラム言語を習得したり、効率的で美しいコードを研究したり、バグの修正に奮闘したりという一連の工程は、オタクの探究心をくすぐるものでしょう。
1-2.Webデザイナー
顧客が描く理想をデザインとして可視化するのが、Webデザイナーの仕事です。
顧客の要望をヒアリングしながら、サイト構成やレイアウト、配色などを固めていき、実際のプログラミングまで担います。
Webデザイナーに大切な能力の一つが発想力です。
特定の分野を突き詰めていたり、あらゆるカルチャーに触れていたりするオタクは、豊かな発想を活かして多角的な提案をすることが可能です。
顧客やユーザーに喜ばれたり、自分が手がけた成果物が多くの人の目に触れたりすれば、大きなやりがいにつながります。
1-3.ゲームクリエイター
ゲームクリエイターは、コンピューターゲームの制作全般を担う仕事です。
シナリオライターやプランナー、CGデザイナー、サウンドクリエイターなど、職種は多岐にわたります。
ゲームクリエイターのおすすめポイントは、それぞれの役割は違っても、周囲を見渡せばそこにいるのはゲームオタクが多いという点です。
同じ趣味を持つ人同士で働ける環境は、まさにオタク向きの環境であり、日々楽しさを感じながら働けるでしょう。
1-4.ゲームのデバッカー
制作したゲームを実際にプレイして、バグが発生しないかを確認するのがゲームのデバッカーです。
「1日中ゲームをして生きていきたい」というゲームオタクの夢を実現するような仕事です。
ただし、あくまでも開発側から指示されるテスト項目に従ってプレイし、見つけたバグを報告するのが主な業務となります。
そのため、好き勝手にゲームを楽しめる環境ではないという点は注意が必要です。
1-5.ショップ店員
店頭に立ち、接客や販売、管理業務をおこなうのが、ショップ店員の仕事です。
フィギュアや模型、同人誌、アニメ、パソコングッズなど、オタクが好むアイテムを扱う専門店は、オタクにとって天国のような場所といえるでしょう。
毎日好きなものに囲まれて働けるので、オタクにとって最高の環境といっても過言ではありません。
多少コミュニケーションに苦手意識があっても、店舗に訪れる人も自分と同じオタクが大半と思えば、過剰に緊張をせず接客できるでしょう。
1-6.カメラマン
人物や風景などを撮影するのが、カメラマンの仕事です。
一般企業やスタジオに所属する安定的な働き方も、フリーランスとしての自由な働き方も可能です。
カメラそのもののオタクはもちろん、本格的なカメラや機材を揃えてプロ並みの写真を撮影するコスプレオタクの人などにも、カメラマンの仕事は向いているでしょう。
趣味とはまた違った心構えが必要ではありますが、趣味にも活かせる技術や経験が得られるので、オタ活がより充実するはずです。
1-7.工場の作業員
工場の作業員は、工場内でピッキング作業やライン作業をおこないます。
業務はマニュアル化されており、一度作業を覚えたら一人で黙々とこなしていけます。
過度なコミュニケーションを避けたいオタクには、もってこいの職場環境です。
製造業の給与水準は割と高く、手当も手厚くなっているので、オタ活資金も確保できるでしょう。
1-8.自動車整備士
自動車整備士は、修理や点検などを通して自動車の安全な走行を支える仕事です。
車のカスタムやサーキットが好きな車オタクや、機械いじりが好きなオタクに向いているでしょう。
近年は、自動運転や電気自動車の技術が飛躍的に伸びているため、好奇心や探究心が強いオタクならではの強みが、仕事の成果につながる可能性があります。
1-9.期間工
主に自動車メーカーや部品メーカーで期間限定で働くのが、期間工です。
期間工は、祝い金や手当の支給が手厚く、充実した福利厚生を受けられるため、安定的に働けるのが魅力といえます。
オタ活に回せるお金も休日も確保できるので、万が一仕事そのものに愛着が持てなくても「仕事は仕事」と割り切って働けるでしょう。
1-10.公務員
国や地方自治体の職員として働くのが、公務員です。
ひと口に公務員といっても、仕事内容や勤務スタイルは多岐にわたります。
なかでも事務系の公務員であれば、土日祝が休日の仕事も多くなるため、イベントにも参加しやすいでしょう。
休みの取りやすさや安定的な仕事に魅力を感じて、公務員を選択するオタクも一定数いるため、身近にオタク仲間が見つかるかもしれません。
2.オタクに向いている仕事の特徴
そもそも、オタクに向いている仕事にはどのような特徴があるのでしょうか。ここでは、4つの特徴をご紹介します。
- 土日祝が休み
- ある程度収入が良い
- 一人で黙々と働ける
- 比較的オタクが多い
それぞれの特徴についてお伝えします。
2-1.土日祝が休み
オタクにとって、土日祝日が休みの職場を選択することは必須といえます。
オタク向けのイベントは、土日祝日に開催されることが大半です。
そのため、休みが平日固定制の職場では都度有給希望を、シフト制の職場ではシフト希望を提出しなければならず、確実に休める保証もありません。
始めから土日祝日が休みの職場を選べば、気兼ねなくイベントに参加できるようになります。
2-2.ある程度収入が良い
オタクの仕事選びでは、ある程度の稼ぎも求める必要があります。
オタ活に精を出すには、資金がなくては始まりません。
資金がなければ、参加したいイベントに行ったり、我慢せずに欲しいグッズを買ったりすることが難しくなります。
全力でオタ活を楽しむためには、より良い収入の仕事に就く必要があるのです。
2-3.一人で黙々と働ける
オタクにとって、一人で黙々と働ける職場環境は貴重です。
多くのオタクは、同僚との過度なコミュニケーションを避けたがる傾向にあります。
一人で黙々と集中できる環境こそ、オタクに向いている仕事であり、オタク本来の能力が発揮できる環境です。
2-4.比較的オタクが多い
職場にオタク仲間が多くいることも、仕事選びでは考慮したいポイントです。
オタク文化を愛する人同士であれば、ストレスなく自然にコミュニケーションを取ることができます。
同じ世界観を共有し分かち合えるので、仕事以外の部分でも出勤する楽しみを見出せるでしょう。
3.避けるべき!オタクに向いていない仕事
オタクに向いている仕事は多々ありますが、反対に向いていない仕事も存在します。
向いていない仕事としては以下のようなものが挙げられます。
- コミュニケーション能力が必要な仕事
- 給料が低すぎて趣味にお金を回せない仕事
- 休みが不規則で急な休日出勤が多い仕事
オタクの多くは、仕事上のコミュニケーションを必要最低限に留めたいと考えています。
一方、オタ活を存分に楽しむための収入と、規則的な休日は必要不可欠なため、給料が低かったり、休みが不定期だったりする仕事は向いていないでしょう。
また、具体的に向いていない職種としては以下のようなものが挙げられます。
- 営業職
- 事務職
- 介護職
- タクシー運転手
- 美容師
いずれも高度なコミュニケーションが求められたり、給与水準が高くなかったり、休みが不規則の仕事だったりします。
これらに該当する仕事は、オタクには不向きの可能性が高いため、避けるのが無難です。
4.オタクだからこその長所と短所
オタクが自分に向いている仕事に就くためには、オタクの長所と短所を認識しておくことが重要です。
自分に当てはまるポイントが以下の中にあるか確認してみましょう。
4-1.オタクの長所
オタクには、以下のような長所があります。
- 探究心を持っている
- ひたすら作業に没頭できる
- 細かい調査や分析ができる
- 問題解決能力が高い
何と言っても、オタクは物事を突き詰めるパワーが人並み以上にあります。
他の人が「そこまでやる?」と思ってしまうほど、興味のあることを調べ尽くし、寝食も忘れて作業に没頭できます。
さらに、小さな違和感や疑問を見逃せないタイプでもあるので、リサーチや分析はお手のもので、客観的な分析も得意です。
そのため、問題解決能力も高く、課題の本質を見極め、解決までの道筋を組み立てて淡々と実行できます。
4-2.オタクの短所
長所がある一方、オタクには以下のような短所もあります。
- コミュニケーション能力が低い
- 協調性が低い場合がある
オタクの多くは、コミュニケーションを苦手としています。
会話そのものが苦手だったり、人との距離感がうまく測れなかったりするのが特徴です。
しかし、自分が好き・得意なジャンルの話になると、いつもの対応が嘘のように饒舌に振る舞え、一気に相手との距離が縮まるケースもあります。
また、時と場合によっては、協調性に欠けると判断される場合もあるでしょう。
良くも悪くも目の前のことに没頭する性質のため、周囲の動きに気を配れないことがあります。
5.オタクに対して周囲の方が持つ印象
オタクに対して周囲が抱く印象は、ここ最近で変化しています。
一昔前までは、「変わっている人」「あまり関わらないほうが良さそう」など、オタクにネガティブな印象を持ち、毛嫌いしている人も多く見られました。
しかし最近では、オタク文化はごく自然に世の中に根付いており、一方的に悪い印象を抱く人も少なくなっています。
その流れは、ビジネスシーンでも同様です。
「誰よりも高い集中力で仕事を片付けてくれる」「他の人が嫌がる地道なリサーチや細かい分析も黙々とこなしてくれる」など、オタクの能力は企業内で重宝されています。
働き方の多様化が浸透した今、企業側も「適材適所」や「個の特性を発揮できる職場環境の整備」に関心を持っています。
そういった背景もあり、オタクが自分らしい特性を活かして活躍し、高い評価を得られる場面は確実に増えています。
6.オタクが仕事と趣味を楽しむためのコツ
趣味と同じくらい仕事を楽しめれば、オタクの人生の幸福度はさらに向上するはずです。
以下に挙げる仕事と趣味を楽しむためのコツをぜひ意識してみてください。
- ゲームをしている感覚で仕事をする
- 好きなものをデスクに並べる
- 没頭できる仕事を見つける
それぞれのコツについてお伝えします。
6-1.ゲームをしている感覚で仕事をする
ゲーム好きなオタクの方におすすめなのが、ゲームをプレイしている感覚で仕事に取り組むことです。
あらゆる方法を試しながら経験値を積み、レベルを上げてゲームのクリアを目指す一連の流れは、仕事とも重なります。
仕事もゲームと同様、目の前の仕事をやり遂げるための方法を考えて、必要な情報や学びを得て実際に行動を起こしていくことが必要です。
万が一うまくいかない場合は、原因を探り、対策を立てて、リベンジすることになりますが、この感覚はまさに「なかなか倒せないラスボスに挑む感覚」といえるでしょう。
もちろん、仕事には一定の責任がつきまとうため、あくまでも感覚的な話ですが、オタ活に負けないくらい仕事を楽しい時間にするためのコツの一つです。
6-2.好きなものをデスクに並べる
お気に入りのオタクグッズを会社のデスクに並べると、ふとした瞬間に眺めて気分を高められます。
そのため、仕事に支障が出ない範囲で、自分の好きなものをデスクの片隅に並べてみましょう。
仕事でうまくいかないことがあったときに、ほっと一息ついて「また頑張ろう」と思えるはずです。
また、職場に同じオタクの同僚がいれば、並べているグッズをきっかけに会話が弾み、仲良くなれる可能性もあります。
6-3.没頭できる仕事を見つける
没頭できる業務を見つけられると、趣味と同じように仕事を楽しめるようになるはずです。
オタクの強みといえば、関心を抱く物事に没頭できるところです。
没頭できるポイントを突き詰めて、客観的な成果を上げられれば、昇給も夢ではありません。
給料がアップすれば、よりオタ活に精を出し、楽しい毎日が送れるようになります。
楽しく働くことはもちろん、自分のスキルを向上させるためにも、没頭できる得意な仕事を見つけてみましょう。
7.まとめ
今回は、オタクに向いている仕事についてお伝えしました。
一昔前まで、オタクは「社会性がない」など、ネガティブな印象をもたれることも多くありました。
しかし、時代の変化とともに、自分の好きなものに一途に熱中できるオタクの評価は向上し、オタクならではの特性がビジネスシーンでも役立てられています。
「自分には社会性がない」「オタ活を犠牲にして働きたくない」と思っていたオタクの人も、自分の特性に合った仕事選びができれば今より楽しく社会人生活が送れるはずです。
ぜひ今回の内容を参考に、オタクの自分に合った仕事選びをしてみてください。
弊社JOBPALには、さまざまな職種や業界の仕事の情報を掲載しています。今回紹介したオタクに向いている仕事の求人もあるので、ぜひ一度求人情報をご覧ください。