車好きにおすすめ!自動車関係の仕事5選
※この記事は6分30秒で読めます。
「車に関わる仕事ってどんな種類があるの?」
「車の製造工場で働くメリットが知りたい」
など、自動車関係の仕事に関して、疑問を持っている方もいるでしょう。
自動車に関する仕事は主に5種類あり、なかでも製造工場ではさまざまな役割の人たちが働いています。
今回は、自動車に関するおすすめの仕事、製造工場の仕事内容、給与、メリット・デメリットなどについて解説します。この記事を読めば、自動車業界の全体像がわかり、自分に合った自動車の仕事が見つかります。
エリアから工場・製造業のお仕事を探す
1.車好きにおすすめ!自動車に関わる仕事5選
最初に車好きの人のために、自動車開発に関わる仕事の種類を紹介していきます。自動車関連に関わる仕事は下記のとおりです。
- 自動車の開発・設計
- 自動車のデザイン
- 自動車のセールスエンジニア
- 自動車の整備士
- 自動車の製造
それぞれの仕事について見ていきましょう。
1-1.自動車の開発・設計
自動車の開発・設計は、各メーカーが新たな車を発売する際の最初の工程です。企画立案からアイディアを形にまとめ、各エンジニアが設計に取りかかります。
基礎設計の部分は、車の安全性に関わる重要な工程のため、高い専門性や経験が求められます。
したがって、自動車の開発・設計業務へ転職するには、大学や大学院程度の学歴があり、流体力学や材料力学などの専門知識を習得していることが必須です。
1-2.自動車のデザイン(カーデザイナー)
その名のとおり、自動車の形をデザインするのがカーデザイナーという職種です。役割は2つに分かれており、内装はインテリアデザイン、外装はエクステリアデザインと呼ばれています。
車のコンセプトに沿うことはもちろん、実用性や安全性に配慮しながらデザインします。
カーデザイナーの多くは、美術大学出身で卒業後にデザイン事務所に就職しています。
1-3.自動車の販売(セールスエンジニア)
セールスエンジニアは、各自動車メーカーの店舗やディーラーにて、お客様へさまざまな案内や提案をおこない、自動車を販売します。
なお、セールスエンジニアは「エンジニア」と名前がついているように、自動車の技術的な専門知識が必須です。車の性能や構造、保険、整備、修理など、多方面において十分な情報を提供し、お客様に納得して購入いただく必要があります。
ディーラーに就職し、研修や実務を積みながら、ショールームや新車販売会に携わることでスキルを向上していくことが望ましいキャリアパスです。
1-4.自動車の整備士
自動車が安全に走行できるよう、点検や調整、修理をおこなうのが自動車整備士です。
故障時の修理、事故で破損したボディや室内の部品交換など板金にあたる仕事の他、新車の納品前の点検整備も担います。
整備士としてキャリアアップするには、自動車整備士の国家資格が必要となります。資格を取得するには、実務経験を積んだうえで国家試験に合格することが条件です。
1-5.自動車の製造(期間工)
自動車の製造は、メーカーの工場でパーツの製造や組み立て、検査、検品など、1台の車が完成するまでの一連の工程を担います。
自動車製造工場では、基本的にライン作業となりますので、そこまで特殊な技術がなくても、マニュアルを覚えることで誰でも活躍することが可能です。
繁忙期には、各メーカーから「期間工」と呼ばれる契約社員が募集され、多くの人が製造に携わっています。
期間工の詳細はこちらの記事で解説しています。
2.車関連の製造工場の仕事内容
先ほど紹介した自動車製造工場での仕事ですが、基本的にはライン作業となっており、作業内容が細かく分類されています。
下記に挙げたのが自動車製造工場での作業内容ですが、ここではより詳しく解説していきたいと思います。
- 機械操作(マシンオペレーター)
- 組み立て
- 溶接加工
- 塗装作業
- 検査・検品
- 整備・修理
それぞれの仕事内容についてお伝えします。
2-1.機械操作(マシンオペレーター)
自動車製造工場では、取り扱う部材が大きいものが多いので機械を使って作業することがあります。そんな機械を操作するのがマシンオペレーターの仕事となっています。
特に特殊な技術は必要ありませんが、マニュアルをしっかりと理解していなければ、大事故につながる非常に重要な仕事です。
2-2.組み立て
自動車製造工場では、ライン作業で細かな部材が流れてくるのを組み立てていきますが、基本的には流れ作業で同じことを繰り返すので、飽き性の人には向いていない仕事です。
また、立ったままの作業にもなりますので、体力も必要とする作業になっています。
2-3.溶接加工
部材を組み立てる際に、強度を高めるために溶接をして補強をする場合があります。
溶接作業は、資格を取得していなければ作業をすることができませんので、限られた人材だけができる作業になっています。
2-4.塗装作業
自動車は基本的に鉄を使って作られていますが、塗装で仕上げることによってさまざまなカラーに変えていくことができます。
塗装は素人がいきなりできるものではなく、きれいな仕上げをするためには熟練の技術力がなければ作業をすることができません。
2-5.検査・検品
自動車は不確かなものを作っていては人命に関わるものになってしまうので、工程ごとに細かな検査をしていく必要があります。
細かい部分まで目が行き届くような集中力がある人に、検査や検品作業は向いています。
2-6.整備・修理
自動車製造工場では、自動車の製造だけでなく整備や修理といった仕事も請け負っています。整備や修理ができるのは、自動車整備士の資格を取得した人だけです。
そのため、工場勤務になっていきなり任されるような仕事ではありません。
3. 車関連の製造工場の給料
自動車製造工場の年収は、働く地域によって異なりますが、おおよそ350万円〜400万円前後です。
月に何回か、土日で働いたり夜勤で働くこともありますが、工場勤務では高収入になります。 製造工場によっては、寮が無料だったり、入社するとお祝い金がもらえたりしますので、求人を細かく読むことをおすすめいたします。
弊社JOBPALには、自動車製造工場の求人がたくさんありますので、チェックしてみてください。
4.車関連の製造工場で働くメリット
ここまで、自動車製造工場での作業工程について解説してきましたが、自動車製造工場で働くことでどのようなメリットがあるのかお伝えします。
- 技術・資格を身に付けやすい
- 給料が稼ぎやすい
- 入社お祝い金がある会社が多い
- 自動車の製造工場は安定して仕事がある
- 未経験・学歴不問なところが多い
メリットを確認していきましょう。
4-1.技術・資格を身に付けやすい
自動車製造工場では、さまざまな作業内容があります。その一つひとつに得られる資格があり、それらを取得することで給与のアップなどのメリットがあります。
また、資格取得までの補助がある工場も多くあります。
4-2.手当が厚く高収入を得られる
自動車製造工場は、24時間体制で稼働していることも少なくありません。そうした工場では、夜勤手当や残業手当などもあります。
そのため、一般的なアルバイトや派遣社員よりも多くの報酬を得られます。
4-3.入社お祝い金がある会社が多い
工場によって異なりますが、自動車製造工場の多くでは入社祝い金を支給しています。
他にも、期間満了になることで得られる報酬があるなど、まとまったお金を支給してもらえる場合が多くあります。
4-4.自動車の製造工場は安定して仕事がある
自動車は、日本国内だけでなく全世界に販売されていますので、基本的には休む間もなく仕事が入ってきます。
そのため、一度工場勤務を始めれば安定して仕事ができるので、長期的に安定した状態で生活していくことが可能になっています。
4-5.未経験歓迎・学歴不問なところが多い
自動車製造工場では、特殊な資格などが必要な場合も一部あります。
しかし基本的な作業であれば、未経験者や学歴不問で募集しているケースが多くあり、自動車製造工場では経験がなくても比較的採用されやすくなっています。
5.車関連の製造工場で働くデメリット
自動車製造工場のメリットについて解説してきましたが、反対にデメリットもあります。
- 立ちっぱなしなど体力的にきつい
- ラインを止められない精神的にきつい
デメリットも把握しておきましょう。
5-1.立ちっぱなしなど体力的にきつい
自動車製造工場に限らず工場勤務では、ライン作業に関わると立ちっ放しになることが多く、他にも重いものを持ち上げたり運んだりと、肉体労働が多くなっています。
体力に自信があれば良いのですが、自信がない人にとってはきつい仕事が多くなっています。
5-2.ラインを止められない精神的にきつい
自動車製造工場でのライン作業では、次から次へと部材が流れてくるので、ひたすら組み立てや検査をしなければいけません。
一度ラインを止めてしまうと、周りにも影響が出てしまうので、ラインを止められないプレッシャーから精神的にきついと感じてしまいます。
6.自動車製造工場は大手企業への転籍制度もある
自動車製造工場のなかには、大手企業への転職制度を導入している企業もあります。
転職制度が適用されると、もともと在籍していた製造工場との労働契約が終了となり、大手企業との労働契約が開始されます。
転籍後は大手企業の従業員となるため、以下のようなメリットを得ることができます。
- 退職金制度があれば、製造工場から退職金を受け取れる
- 給与を含め、待遇面が好条件になる
- 人間関係が変化し視野が広がる
- より大きな仕事に挑戦できる可能性がある
- 最先端の自動車製造現場に関わり経験値がアップする
- キャリアの選択肢が広がる
転籍を目指す場合は、相応のスキルを積み成果を出せるよう、日々の業務を着実にこなすことが大切です。
なお、すべての製造工場に転籍制度が設けられているわけではないので、あらかじめ確認するようにしましょう。
7.車関連の仕事・業界の将来性
昨今、若者の自動車離れが取り沙汰されており、自動車産業の行く末に不安を抱いている人もいるかもしれません。
しかし、実際のところはネガティブなニュースばかりではありません。日本の自動車産業が誇る高い技術力は多くの新興国から注目されており、今後も国内にとどまらず世界で高い需要が維持されることが予測されます。
また、電気自動車の普及や自動運転の発展など、未来へ向けた新しい技術も次々に開発・成長しており、これからも注目を集め続ける業界であることは間違いありません。
8.車関連の仕事に就く前に考えるべきこと
自動車に関わる仕事に就く際には、あらかじめ考えておいたほうが良いポイントがいくつかあります。ここでは2つのポイントを詳しく解説します。
- 営業職と技術職どちらになるか考える
- 未経験から働き始められるか考える
それぞれのポイントについてお伝えします。
8-1.営業職と技術職どちらになるか考える
自動車に関連する職種は多数あります。まずは営業職と技術職のどちらを目指すかを考えましょう。
同じ自動車業界でも、両者は担う業務や求められる技術、知識などがまったく異なります。
自動車とどのように関わりながら働いていきたいのか、自分がなりたい理想像を整理したうえで仕事探しを始めましょう。
8-2.未経験から働き始められるか考える
応募したいと思った求人が、未経験者の応募をOKとしているかを確認しておきましょう。異業種・異職種からの転職を検討する場合は、未経験の求人が多い自動車の販売や製造工場を目指すのがおすすめです。
まずは未経験で働ける環境で、スキルや経験を積んでからステップアップする先輩も数多くいます。一気に高みを目指そうとせず、まずは未経験から挑戦できる仕事への就職を目指しましょう。
9.まとめ
今回は、自動車関連の仕事についてお伝えしました。
自動車に関わる仕事に憧れを抱いている人は多いかもしれませんが、メーカー勤めなどは非常に狭き門になってしまっています。
ですが、工場勤務であれば比較的簡単に就職することができます。自動車が好きで製造に関わりたいと考えるのであれば、諦めるのではなく自動車製造工場勤務も検討してみてはいかがでしょうか。
UTグループでは、自動車の製造業界で一緒に働く仲間を募集しています。高卒や大学中退された方でも、やる気がある方を積極的に採用しています。充実した研修制度もありますし、まったく知識がなくても大丈夫です。先輩社員もいるので、仕事中わからなくなってもすぐに相談できます!
とはいえ、製造での勤務が初めての人にとって「生活は安定するのか?」「実際どんな仕事をするのか?」「社宅ってどんな感じなのか?」と疑問をお持ちの方も多いはず。
まずは「応募」していただき、面接まで進んでいただければ、どのような感じで働くのかなど詳しくお伝えします!皆さんから質問にお答えいたしますので、まずは「応募」してみてください。