主婦から正社員になりたい！ケース別の方法とおすすめの仕事

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「主婦から正社員になれるの？」
「主婦から正社員になる方法が知りたい」
など、主婦から正社員を目指したいと思っている方もいるでしょう。

結論からお伝えすると、専業主婦やパート主婦から正社員になることは可能です。主婦の方が正社員になるには、求人情報から応募する、パートとして実績を積んで正社員への昇格を希望するなどの方法が挙げられます。

今回は、主婦の方が正社員になるメリットやデメリット、正社員になる方法、働きやすい会社を選ぶ際のポイントなどを解説します。この記事を読めば、主婦から正社員を目指す具体的な方法がわかるので、参考にしてください。

1.主婦から正社員になれる？

結婚や出産、パートナーの転勤などを機に、専業主婦やパート主婦となった方もいるでしょう。

以前は正社員として働いていても、仕事を辞めて主婦になり、経歴にブランクができてしまうと、「もう一度正社員として働くのは難しいのでは」と不安に感じる方も少なくありません。

しかしながら、主婦から正社員になることは可能です。自分の経験やスキルを活かせる業界や職種を選んだり、未経験者でも採用してくれる企業を選んだりと、仕事の探し方を工夫すれば、主婦の方でも正社員として採用されやすくなるでしょう。

また、子どもを育てながら正社員として働くのは難しいと思う方もいるかもしれませんが、子育てと仕事を両立させている女性は多く、年々その数は増えています。

実際に、令和3年に厚生労働省が発表したデータによると、児童を育てている女性のうち、29.6%の方が正社員として働いています。

• 引用：厚生労働省「結果の概要 表6 児童のいる世帯における母の仕事の状況の年次推移」

  https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa21/dl/02.pdf

子どもを育てながら正社員として働く女性の割合は年々増加しており、仕事選びに注意すれば、家庭との両立は十分可能といえるでしょう。

2.パート主婦が正社員になるメリット・デメリット

パート主婦が正社員になるメリットには、収入が安定するといった点が挙げられますが、メリットがある一方で、デメリットもいくつかあります。ここでは、パート主婦が正社員になる際のメリット・デメリットを、具体的に見ていきましょう。

2-1.パート主婦が正社員になるメリット

パート主婦が正社員になるメリットには、収入が安定しやすい、キャリアアップを目指せるといった点が挙げられます。

2-1-1.収入が安定しやすい

パートの給与の多くは時給制や日給制であり、出社日数や勤務時間で収入が大きく変動します。また、パートは長期雇用されにくく、契約期間終了後そのまま契約更新されず仕事を失う可能性もあります。

一方で、正社員の給与は月給制が基本となり、企業によっては手当やボーナスも支給されます。そのため、パート主婦が正社員になれば、より収入が安定・向上するでしょう。

2-2-2.キャリアアップを目指せる

パートの場合、プロジェクトリーダーなど、大きな責任を担う仕事は任されにくい傾向があります。そのため、仕事の経験や実績を得られず、パートからキャリアアップするのは難しいのが現状です。

しかし、正社員になれば、仕事の幅が広がるためさまざまなスキルが身につけられます。正社員として実績を重ねれば、キャリアアップを実現できたり、収入の向上が期待できたりするでしょう。

2-2.パート主婦が正社員になるデメリット

パートから正社員になるデメリットには、業務時間の融通が利きにくくなる、仕事の責任が重くなるといった点が挙げられます。

2-2-1.業務時間の融通が利きにくくなる

正社員になると、一日8時間、週5日のフルタイムでの勤務になるのが一般的です。

パートと比べると正社員の勤務時間は長く、状況によっては休みを取りづらいなど、業務時間の融通は利きにくくなります。

2-2-2.仕事の責任が重くなる

正社員になると、裁量権の大きな仕事を任せられる可能性も十分あります。裁量権が大きい仕事にはその分責任もともなうため、ストレスに感じてしまう方もいるでしょう。

仕事での責任が重荷になり、パート業務と比較して働きにくいと感じる方もいるかもしれません。与えられた仕事と責任に対応できるだけの力が、正社員には求められているといえます。

3.専業主婦が正社員になるメリット・デメリット

続いて、専業主婦が正社員になるメリット・デメリットを見ていきましょう。

3-1.専業主婦が正社員になるメリット

専業主婦が正社員になるメリットには、雇用期間や収入が安定する、雇用保険制度が利用できるといった点が挙げられます。

3-1-1.雇用期間や収入が安定する

収入のない専業主婦が仕事を始めれば、それだけで収入の向上という大きなメリットを得られます。

収入アップを目的に仕事を探すなら、パートよりも、雇用期間や収入が安定する正社員のほうがメリットが大きいといえるでしょう。

正社員の雇用期間は、一般的に定めがなく、急に仕事がなくなる可能性も低い傾向にあります。毎月一定額が支給される正社員なら、安心して働けるでしょう。

3-1-2.雇用保険制度を利用できる

専業主婦が正社員になると、社会保険料や厚生年金保険料を会社側と折半して支払うことになります。

給料から保険料が支払われるのは損なのでは、と思われる方もいるかもしれません。しかし、社会保険料を支払っていれば傷病手当などの手当を受給できるほか、厚生年金保険料を支払っていれば、受け取れる年金額が増えます。

パートなどの非正規雇用の場合でも、一定の条件を満たせば雇用保険制度を利用できます。しかし、勤務先の労働者数が50人以下である場合などには、非正規雇用だと自身で国民健康保険や国民年金の全額を負担しなければならないこともあります。

そのため、雇用保険制度を利用できるのは、正社員のメリットの一つだといえるでしょう。

• 参照：パート・アルバイトのみなさまへ｜厚生労働省

  https://www.mhlw.go.jp/tekiyoukakudai/pdf/chirashi_dai1hihokensha.pdf

3-2.専業主婦が正社員になるデメリット

専業主婦が正社員になるデメリットには、時間的な拘束が発生しやすい、転勤や異動の可能性があるといった点が挙げられます。

3-2-1.時間的な拘束が発生しやすい

正社員になると、勤務日は基本的に毎日定時で出勤・退勤することになります。仕事の状況によっては早めに出社する、あるいは残業をすることもあるでしょう。

一方で非正規雇用の場合、勤務体制はシフト制を採用している会社も多く、予定がわかっていれば、ある程度勤務時間の融通が利きます。

しかし、正社員になると急な予定変更が難しい、まとまった休みを取ろうと思っても取れないなど、時間的な拘束は厳しくなるでしょう。

3-2-2.転勤や異動の可能性もある

正社員になると、転勤や異動が発生する会社もあります。雇用契約書に転勤の可能性について記載されている場合は、会社側の指示を断ることが難しく、人事異動に関しても同様に断ることは難しいでしょう。

転勤や異動は家庭への影響も大きいため、もし命じられたらパートナーや子どものことはどうするのかもふまえて、正社員を目指すかどうかを考える必要があります。

4.【ケース別】主婦から正社員になるおすすめの方法

パート主婦や専業主婦から正社員になるには、どのような方法があるのでしょうか。ここでは、主婦から正社員になるおすすめの方法をケース別に紹介します。

4-1.パートから正社員になるケース

パートから正社員になる方法の一つに、正社員登用制度があります。正社員登用制度が整っている会社なら、パートとして働いた実績や経験をふまえた評価次第で、同じ会社で正社員になれる可能性があるでしょう。

現在パートをしている方は、勤務先が過去に正社員登用をおこなった実績があるかを調べてみることをおすすめします。

4-2.専業主婦から正社員になるケース

専業主婦の場合は、求人サイトやハローワーク、地域情報誌などの求人情報から仕事を探し、面接などを経て正社員になるのが一般的です。

雇用条件などを比較し、自身の生活環境に合った企業を探してみましょう。

就職活動の際には、正社員を目指す理由やブランクなどについて質問されやすい傾向があります。想定される質問を調べ、しっかり回答を準備しておくことが大事です。

5.主婦の方が正社員として働きやすい会社を選ぶ際のポイント

ここでは、主婦の方が正社員として働きやすい会社を選ぶ際のポイントを2つ解説します。

• 有給の取得のしやすさ
• 仕事場への通いやすさ

各ポイントをチェックしておきましょう。

5-1.有給の取得のしやすさ

子どもの病気や行事、介護など、家庭の事情で休みが必要になる場合もあるでしょう。

子育てや介護をしている方は、家庭の状況に合わせて柔軟に休みを取れるよう、有給休暇を取得しやすい会社（家庭への理解が深い会社）を選ぶことをおすすめします。

5-2.仕事場への通いやすさ

家庭と仕事の両立を考えると、自宅から通いやすいかどうかも、会社選びの重要なポイントの一つになります。

通勤のストレスが大きすぎないか、交通費を支給してくれるかなど、通勤のしやすさに関しても忘れずにチェックしておきましょう。

6.主婦から正社員になりやすい仕事

最後に、主婦から正社員へのキャリアアップを叶えやすい、おすすめの職種を3つ紹介します。

• 事務職
• 介護職
• コールセンター

各ポイントをチェックしておきましょう。

6-1.事務職

事務職は、これまでの経験で培ったパソコンスキルや、一定のコミュニケーションスキルが身についていれば就職しやすい職種です。

残業が少ない場合も多く、家庭との両立がしやすいのも特徴です。

事務職には、営業事務や経理事務、総務事務などさまざまな種類があります。それぞれの仕事内容を確認しながら、自分のスキルや経験を活かせる求人を探してみてください。

6-2.介護職

介護業界は慢性的に人材が不足していることもあり、主婦から正社員になりやすい仕事の一つです。

資格がなくても介護職として働けますが、介護福祉士などの介護関連資格を持っていると、正社員への道も開きやすくなるでしょう。ただし、働きながら資格取得を目指せる会社も多くあるため、現在資格を持っていなくても大きな心配はいりません。

介護職として長く勤めたいなら、資格取得やキャリアアップも視野に入れた会社選びをすると良いでしょう。

6-3.コールセンター

コールセンターでは、顧客からの電話に対応したり、顧客に対して営業電話をかけたりする業務を担います。

仕事は定時で終わる場合が多く、座って仕事ができるため、体力的な負担が少ない点がコールセンターのメリットでしょう。

また、コールセンターで働く際に特別な資格は必要ないため、未経験の主婦の方でも挑戦しやすい仕事です。

7.まとめ

今回は、主婦から正社員になりたい方に向けて、会社を選ぶ際のポイント、おすすめの仕事についてお伝えしました。

女性が活躍できる職場が増えている昨今、主婦から正社員になりたいと考える方は少なくありません。

正社員になれば、安定した収入が期待できるだけでなく、キャリアアップを目指せる、雇用保険制度を利用できるなど、多くのメリットを得られます。自分の特技や経歴を活かせるような職種を探して、正社員としての就職を目指しましょう。

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