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更新日:2022年08月16日

未経験から事務職に転職!歓迎されるスキルや狙うべき業界

未経験から事務職に転職!歓迎されるスキルや狙うべき業界

※この記事は5分30秒で読めます。

「未経験から事務職に転職できる?」
「事務職で採用されるために必要なことが知りたい」
など、未経験者の事務職への転職に関して、疑問を持っている人もいるでしょう。

事務職は未経験者歓迎の求人も多いため、今から転職することも十分可能です。

今回は、事務職の仕事内容や種類、必要なスキル、おすすめの資格、未経験者が目指しやすい業界などについて解説します。この記事を読めば、未経験から事務職の内定を勝ち取る道筋がわかり、転職活動に前向きに取り組めるようになります。

1.未経験でも事務職として働ける?

未経験でも事務職の仕事に就くことは十分可能です。実際に求人情報を検索してみると、「未経験歓迎」で募集している企業は多数見られます。

しかし、応募条件のハードルが低いということは、その分ライバルも多いということです。特に事務職は、安定志向の女性から人気が高い職種のため、企業側の求める要素を適切に把握して選考に挑まなければ、ライバルたちに負けてしまうでしょう。

自己分析をおこない、性格や素質で強みとなるポイントを探したり、新たに資格を取得したりという試みが必要になってきます。そして何より、早く転職先を見つけるためにも積極的に応募していく姿勢が大切です。

2.知っておくべき事務職の仕事内容

事務職の仕事内容は企業により異なりますが、一般的には以下のようなものが挙げられます。

  • 契約書や請求書の作成
  • データ入力
  • ファイリング・データ集計
  • 営業用資料の作成サポート
  • 郵便物の仕分け
  • 電話・メール対応
  • 来客対応

また、事務職の業務範疇は幅広いため、企業によっては経理や営業、企画の業務に関わる業務も任されることがあります。

それぞれの詳しい仕事内容は以下の記事で詳しく解説しています。

3.一般事務だけではない!事務職の種類

「事務職=一般事務」というイメージを持っている人も多いかもしれません。しかし、実際にはこれだけの種類の事務職が存在します。

事務職の種類とそれぞれの仕事内容

  • ◎一般事務
  • データ入力・集計、ファイリング、書類作成、郵便物仕分け、来客・電話対応

  • ◎営業事務
  • 見積書・請求書作成、提案資料作成、クライアント対応、スケジュール管理

  • ◎経理事務
  • 経費精算、現金出納帳、仕訳、売掛金・買掛金管理、月次・年次決算

  • ◎総務事務
  • 備品管理・発注、設備管理、社内イベント企画運営、サポート業務全般

  • ◎労務事務
  • 社会保険手続き、勤怠管理、給与計算、規定関係管理

  • ◎受付事務
  • 来客対応、電話取り次ぎ、メール対応、会議室予約、郵便物受け取り

  • ◎法務事務
  • 書類取り寄せ・作成・送付、リーガルチェック、判例調査

  • ◎医療事務
  • 受付・会計、医療費計算、診療報酬明細書作成、入退院対応

  • ◎貿易事務
  • 通関手続き書類作成、関税・消費税納付、運送、倉庫手配

  • ◎学校事務
  • 施設・備品管理、教材発注、入学・転校手続き、相談受付

ひと口に事務職といっても、携わる業務によってその内容は少しずつ異なります。そのため、自分に合った事務職はどれかをじっくりと検討してみましょう。

4.未経験でも歓迎される!事務職に必要なスキル

事務職未経験から内定を獲得するためには、企業側に「この人が欲しい」と思ってもらえるスキルを身につけていることが大切です。

以下の4点のうち、自分にあるスキル、またこれから学べるスキルがあるかを見ていきましょう。

4-1.基本的なパソコンスキル

事務職にはパソコンの使用が不可欠であり、最低限のパソコンスキルは事前に身につけておきたいところです。

Wordでの文書作成、Excelでの簡単な関数を用いた表計算、PowerPointでのプレゼン資料作成など、パソコンスキルが必要なシーンは多岐にわたります。実務での使用経験がなくても、操作方法などは本や動画で学んでおきましょう。

4-2.基本的なビジネスマナー

基本的なビジネスマナーは、事務職に関わらず社会人として最低限身につけておきたいものです。事務職は、電話やメール、来客対応によって人と接する機会が多くあります。

その際は、個人としてではなく会社の顔として人前に立つことになるため、相手に不快感を与えない礼儀や気配りが必要です。正しい言葉遣いはもちろん、清潔感のある身だしなみも求められます。

4-3.コミュニケーション能力

事務職は、周囲のサポート役であるため、円滑な人間関係を構築できるコミュニケーション能力が必要です。

また、複数の事務職がいる場合は、お互いの業務の進捗共有や連携が大切になってくるため、自分から率先してコミュニケーションを図る姿勢も求められます。人との関わりが多いぶん、報連相がきちんとできるかどうかも重視されるでしょう。

4-4.マルチタスクをこなせる能力

マルチタスク能力も、事務職として働くうえで必要となるスキルの一つです。事務の仕事は、特定の業務に一点集中するというより、状況に応じて複数のタスクを同時進行していくことになります。

「今週末のプレゼンテーションで使う資料作成をしながら、明後日の会議で必要なデータ収集をおこなう」といったシチュエーションが当たり前のようにあるため、各タスクの締め切りから逆算し、優先順位を見定めて、計画的に作業を進めていくことが重要です。

また「明日までに資料作成をお願いしたい」など、急な作業が入ることも日常茶飯事なので、柔軟に対応できる余力も残しておく必要があります。

5.未経験から事務職を目指す人におすすめの資格

未経験から事務職を目指す場合、企業から評価され有利になる資格がいくつかあります。特におすすめの資格は以下の5つです。

5-1.秘書検定

秘書検定とは、秘書業務に求められる技術力を問う資格試験です。

社会人として身につけるべき基礎的な部分はもちろん、相手に好印象を与えるワンランク上のマナーの知識が問われます。

5-2.日商簿記検定

日商簿記検定は、簿記知識を証明するための資格試験です。

簿記知識をもつことで決算書などを読み取る力が身につき、会社のお金の動きがわかるようになります。

5-3.MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)

MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)は、マイクロソフト社のソフトウェア製品に関する技能を問う資格試験です。

WordやExcel、PowerPointは事務職にとって欠かせないツールであり、それらのツールを実務で活用するスキルを身につけられます。

5-4.ビジネス文書検定

ビジネス文書検定とは、ビジネス文書の作成スキルを問う資格試験です。

正しい文章の型や言い回しの知識を持ち、状況に適したビジネス文書を使いこなせるようになります。

5-5.文書情報管理士

文書情報管理士とは、書類の電子保存方法に関する知識を問う資格試験です。

文書のデジタル化の手法や、保管、閲覧の正しい知識が身につきます。

6.未経験から事務職として働ける可能性が高い業界

事務職は未経験から目指せる仕事ですが、そのなかでも内定獲得の可能性が高い業界があります。働きたい業界がまだ明確でない場合は、まず以下の業界から挑戦してみてはいかがでしょうか。

6-1.金融・保険業界

銀行や証券会社、保険会社などを含む金融・保険業界は、一般企業の事務職より専門知識が求められます。

しかし、現職の人のなかには未経験入社の人も多く見られます。知識は入社後に研修や実務を通して身につけられるので、選考時点で高いスキルを求められることはないでしょう。

6-2.IT・通信業界

IT・通信業界での事務職は、その役割から「ITサポート」とも呼ばれています。

業界柄、多くの人に利用される最先端のシステムやアプリケーション開発の一端を担える場合もあります。事務職ながらITのスキルも身につけられる環境が手に入るため、専門的な知識を身につけたい人におすすめです。

6-3.工場・製造業界

工場・製造業界は、製品の原材料や部品の管理、工場作業員の勤怠管理など、製造現場のサポートを幅広く担います。

また、工場によっては経費精査や請求書処理などの経理的な事務作業も任されます。多くの人が働く現場なので、それぞれの立場や状況に寄り添ったコミュニケーションが必要です。

7.事務職への就職・転職に関するよくある質問

最後に、事務職への就職・転職においてよく聞かれる質問とその回答をご紹介します。

7-1.未経験かつ高卒でも事務職として働ける?

未経験かつ最終学歴が高卒の場合でも、事務職として働くことは可能です。

自社でゼロから育てていきたいと考える企業も一定数あるため、学歴不問の求人を探して積極的に応募していきましょう。

ただし、大卒者と比較した場合に給与が低くなる点は受け入れなければなりません。入社後にスキルや成果をコツコツ積み重ね、昇給を目指しましょう。

7-2.事務職は女性に人気の仕事って本当?

事務職は、女性に人気が高い仕事の一つです。室内の仕事で勤務時間や労働環境が安定しているため、20代の若手から60代のベテランまで、全世代共通して人気の職種です。

条件の良い求人はすぐに応募者が殺到し、場合によっては早々に募集が締め切られるケースもあります。こまめに求人をチェックし、気になる仕事は早めに応募しましょう。

7-3.事務職として働くメリットはある?

事務職として働くメリットは、安定的な労働環境にあります。大半の企業では過度な残業や休日出勤はないので、プライベートとの両立が図りやすくなるでしょう。

さらに、日々の業務を通してパソコン全般の知識や書類作成スキルが身につきます。経理寄りの事務職の場合は実務から簿記知識を学んでいけるでしょう。

事務職のスキルは、職種問わず多くの仕事で活かせるものです。もし再び転職する場合には、その事務スキルを武器により待遇の良い仕事を探すことができます。

8.まとめ

今回は、未経験からの事務職への転職についてお伝えしました。

事務職は、幅広い年齢層から人気の仕事です。未経験からでも転職は可能なので、積極的に応募していきましょう。

また面接の際には、自分のどのような素質や経験が応募先企業で活かせるのか、適切にアピールすることを心がけましょう。まずは求人情報をチェックしてみてください。

弊社JOBPALには、数多くの事務職関連の仕事の求人情報を掲載しています。未経験から応募できる求人もあるので、少しでも気になる求人があれば、ぜひお気軽にご応募ください。

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