仕事のモチベーションとは?上がる要因・下がる要因を解説

この記事で分かること
- 仕事のモチベーションとは、仕事をするための動機付けや働く意欲を指す
- モチベーションが上がる要因は、成果を認められたときや新しい挑戦や成長の機会があるときなど
- モチベーションが下がる要因は、休みや休憩を十分に取れていないことや日々残業が発生しているなど
- 下がったモチベーションを上げる方法は、悩みや不安を書き出すことや自分なりの目標を作ること
- どうしても仕事のモチベーションが上がらない場合は、転職を検討するのも選択肢の一つ
※この記事は6分30秒で読めます。
「そもそも仕事のモチベーションとは?」
「仕事のモチベーションを上げる方法を知りたい」
など、仕事のモチベーションに関して詳しく知りたい方もいるでしょう。
仕事のモチベーションとは、仕事をする目的や働く意欲のことです。仕事のモチベーションを上げるには、悩みや不安を書き出して整理する、自分なりの目標を作るなどがあります。
今回は仕事におけるモチベーションとは何か、モチベーションが上がる・下がる原因、モチベーションを上げる方法などを解説します。この記事を読めば、仕事におけるモチベーションについてよくわかり、意欲的な姿勢で業務に取り組めるでしょう。
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1.仕事における「モチベーション」とは?
仕事におけるモチベーションとは、仕事をするための動機付けや、働く意欲のことです。仕事に対して前向きな目的や目標をもって行動を起こす場合によく使われます。
モチベーションと似た言葉に「やる気」がありますが、やる気はものごとを成し遂げようとする気持ちです。
やる気はそのときの状況や気分によって左右されますが、モチベーションは気分で変わるものではありません。仕事をする目的や目標を見いだすのがモチベーションだと理解しておくとよいでしょう。
2.仕事にモチベーションは必要?
仕事に対するモチベーションが上がると、集中力が上がって効率的に取り組めるようになり、生産性の向上が期待できます。
一方、仕事に対するモチベーションが低いと、ただの作業にしか感じられず、生産性が低下してやりがいを感じられない可能性があります。
仕事と割り切って働いている方もいるため、必ずしもモチベーションを高く持たなければならないわけではありません。しかし、モチベーションが高ければ、自分の価値や社会の一員としての誇りを見いだせて、意欲的に仕事に取り組めるでしょう。
3.仕事のモチベーションが上がる要因
仕事のモチベーションが上がる要因を、6つご紹介します。どのような状況でモチベーションが上がるのか、見ていきましょう。
3-1.成果を認められたとき
成果を認められると、仕事のモチベーションが上がりやすいです。
上司や同僚、顧客から自分の努力や成果が評価されると「もっと頑張ろう」と前向きな気持ちが湧いてきます。また、よい評価をもらえると「自分の仕事には価値がある」とやりがいを感じられる方もいるでしょう。
成果を認められてモチベーションが上がれば、より仕事を頑張れるため、さらによい結果に結びつけられます。
3-2.新しい挑戦や成長の機会があるとき
新しい挑戦や成長の機会は、モチベーションを上げる要因の一つです。
同じ仕事を続けていると「飽きてしまった」「これ以上成長できない」と感じて、モチベーションが下がる方もいるでしょう。新しいプロジェクトや責任のある役割を任されると、挑戦する気持ちが湧きます。
新たな環境で自分のスキルを試したり、今よりも知識や技術を伸ばしたりできれば、モチベーションが上がりやすいです。
3-3.よい人間関係の中で働けているとき
よい人間関係の中で働けていると、モチベーションが高まります。
上司や同僚、先輩や後輩との信頼関係が築けていると、情報共有が円滑になり、働きやすさが向上します。
また、職場の雰囲気がよければ、業務中に困ったときも気軽に頼れるため、安心して仕事に取り組めるでしょう。
毎日の業務を前向きに取り組むためには、よい人間関係の構築が大切です。
3-4.昇給やボーナスをえられるとき
昇給やボーナスをえられると、モチベーションが向上します。
例えば、営業成績達成でボーナスが増額した、成果が評価されて主任に昇進したなどのタイミングは、モチベーションが高まりやすいです。
目に見える評価があると努力が報われていると感じられて、さらなる成果を目指す気持ちが湧きます。
適正な評価と報酬は、仕事のモチベーションに大きく影響します。
3-5.職場環境や仕事のやり方が改善されたとき
職場環境や仕事のやり方が改善されたときも、モチベーションが上がりやすいです。
作業効率がよくなるツールや制度が導入される、働きやすいオフィス環境が整うと、仕事の楽しみを見いだせる方もいます。
また、リモートワークやフレックス制度などの柔軟な働き方が可能になると、自分の生活リズムに合わせて仕事ができます。
柔軟な働き方を選べるとライフステージが変わってもモチベーションを維持しやすく、仕事を長く続けられるでしょう。
3-6.プライベートが充実しているとき
仕事だけでなくプライベートの充実さも、モチベーションを上げる要因の一つです。
プライベートが充実していると気持ちに余裕が生まれ、仕事とのメリハリがつきます。例えば、趣味や家族との時間を十分に楽しめていると「明日も頑張ろう」と前向きな気持ちになれるでしょう。
ワークライフバランスが取れていると、仕事のモチベーションを高められて、やる気が続きやすくなります。
4.仕事のモチベーションが下がる要因
仕事のモチベーションが下がる原因を8つご紹介します。もし今、モチベーションが下がっているとお悩みの方は、以下の原因が自分に当てはまっていないか確認しましょう。
4-1.休みや休憩を十分に取れていない
休みや休憩時間が十分に取れていないと、次第に心身が疲れてきます。心身の疲れはやがて体調不良につながり、集中力や生産性を低下させる可能性があります。
仕事に集中できず成果が出にくくなると、モチベーションを下げる要因につながるでしょう。
4-2.日々残業が発生している
日々の残業も、仕事のモチベーション低下につながる原因の一つです。
毎日残業しても仕事が終わらなかったり強制的にやらされたりする日々が続く場合もあるでしょう。残業が続くと精神的にも肉体的にも疲労がたまり、次第にモチベーションが低下する恐れがあります。
4-3.給与や待遇面に不満がある
給与が低い、福利厚生が不十分などの不満も、モチベーションを下げる原因の一つです。
労働の対価が不十分である場合「何のために仕事をしているかわからない」と思う方もいます。待遇面が改善されず不満がたまると、モチベーションが低下する可能性があります。
4-4.評価に不満がある
仕事を頑張っているにも関わらず、上司や周りからの評価が正当でないと感じる場合も、モチベーションの低下を引き起こす要因です。
自分に対する評価は、目に見える給与や昇格だけではありません。上司や同僚から結果に至るまでの過程を評価されれば「もっと頑張ろう」と仕事に対して前向きになれる可能性があります。
しかし、結果のみを重視する職場では、いくら頑張っても正当な評価を受けられないと感じてしまうでしょう。「誰もわかってくれない」と不満がうまれ、次第にモチベーションが低下してしまいます。
4-5.仕事内容にやりがいを感じられない
仕事内容にやりがいや魅力を感じられないと、モチベーションが低下する方もいます。
仕事で成果や成長を感じにくい場合、「何のためにこの仕事をしているのだろう」と疑問を抱くようになり、次第にモチベーションが低下するでしょう。
4-6.苦手・やりたくない業務を任されている
苦手またはやりたくない業務を任されている場合も、モチベーションの低下につながる可能性があります。
例えば、手先が器用ではないのに細かい手作業を任されると、うまくできない、時間がかかる場合があるでしょう。苦手・やりたくない業務を続けた結果、仕事が苦痛だと感じてしまう方もいます。
4-7.職場の人間関係が悪い
職場の人間関係が悪いと、仕事のモチベーションに大きく関わります。仕事が多少嫌でも、職場の人間関係がよければ、頑張ろうと思えるでしょう。
しかし、否定的な方や性格が合わない方が職場にいる場合「仕事に行きたくない」とネガティブな感情を抱きやすいです。人間関係の悪さが原因で成績などが落ちた場合、モチベーションも低下する可能性があります。
4-8.会社の将来性に不安がある
会社の将来性に不安があると、モチベーションが低下する原因につながります。
何年働いても今後の成長が見込めない、経営状況が悪い場合「ここで働き続けても大丈夫なのだろうか」と不安を感じるでしょう。会社だけでなく自分の成長も感じられなければ、モチベーションが低下していく可能性があります。
5.下がってしまった仕事のモチベーションを上げる方法
下がってしまった仕事のモチベーションを上げる方法を、7つご紹介します。モチベーション低下に悩む方は、以下の方法を試してみましょう。
5-1.悩みや不安を書き出して整理する
仕事に対して悩みや不安がある場合は、紙やメモ帳アプリに書き出して整理してみましょう。もし、周りに信頼できる方がいる場合は、相談してみるのも一つの方法です。
紙に書き出したり誰かに話したりすると、今自分が何に悩みや不安を抱えているのかがわかります。仕事のモチベーションが上がらないと感じた場合は、まず悩みや不安を書き出す方法を試してみましょう。
5-2.自分なりの目標を作る
自分なりの目標があると、達成に向けて日々頑張れる方もいます。例えば、今年中に○円貯金する、書類のミスをゼロにするなど、まずは達成できそうな目標を立ててみましょう。
ただし、高すぎる目標だと、達成できなかった場合にモチベーションを低下させる原因になりかねません。自分なりの目標を達成し続けると、次第に仕事のモチベーションが上がっていくでしょう。
5-3.欲しいものをリストアップする
欲しいものをリストアップすると、モチベーションを上げるのに効果的です。欲しいものの購入を目標に仕事を頑張れる方もいます。
また、好きなアーティストのコンサートや温泉に行きたいなども、モチベーションアップに有効です。
5-4.上司や先輩など憧れの存在を目指す
職場で尊敬できる上司や先輩、同僚などを憧れや理想の存在として目指すと、次第にモチベーションが上がる方もいます。
憧れや理想の存在は身近であればあるほど「あの方に追いつきたい」気持ちが生まれます。憧れの存在に近づくために行動した結果、自分の成長につながるでしょう。
他者から受ける影響は大きいです。職場に憧れの存在がいるだけでモチベーションが保たれる可能性があります。
5-5.仕事をプライベートに持ち込まない
モチベーションを上げたいのであれば、仕事をプライベートに持ち込まないようにしましょう。
業務が終わらず仕事を持ち帰って残業をする方もいますが、プライベート時間を削って働くと、家で十分に休めない可能性があります。休息が足りていないと、疲労が回復しない、集中力が低下するなど仕事に支障をきたすでしょう。
また、自主的な持ち帰り残業は基本的に賃金が支払われないため、労働時間の対価に見合った給与がもらえません。情報漏洩防止の観点から持ち帰り残業を禁止している企業もあるので、就業規則や社内のルールを確認しておきましょう。
仕事は仕事、プライベートはプライベートと切り替えると、生産性やモチベーションアップにつながります。
5-6.ストレス発散方法を見つけておく
自分なりのストレス発散方法を見つけておくと、モチベーションを上げられます。ストレスを発散すれば不安の解消や疲労を回復でき、気持ちを前向きに維持できるでしょう。
音楽や映画鑑賞、カラオケ、長くお風呂につかるなど、仕事をひとときでも忘れられるストレス発散方法を試してください。
5-7.質のよい睡眠を取れるように心がける
十分な睡眠時間を確保できないと疲れが取れず、集中力や判断力が低下して仕事に影響が出る恐れがあります。睡眠は健康な生活のかなめです。
良質な睡眠が取れれば、自律神経が整い、ストレス解消につながります。自分に合った枕や寝具を揃える、寝る前にスマートフォンを操作しないなど、質のよい睡眠が取れるよう工夫してみましょう。
6.仕事のモチベーションアップに有効な交渉や相談
モチベーション低下の原因が会社にある場合は、改善に向けて上司に交渉や相談するのも選択肢の一つです。以下のような交渉や相談をしてみましょう。
6-1.給与や待遇、評価面の交渉をする
給与や待遇などに不満がありモチベーションが下がっている場合は、まず上司に相談してみましょう。
ただし、「給与を上げてほしい」「待遇をよくしてほしい」と伝えるだけではうまくいかない可能性があります。これまでの成果や具体的なデータをもとに正当な理由を用意する、話を聞いてもらいやすいタイミングの見極めなどが大切です。
適切なタイミングとして、担当業務が増えたときや専門資格を取得した際が望ましいです。
具体的な給与交渉のコツについては、以下の記事で詳しく解説しています。あわせて参考にしてください。
6-2.業務量の調整を相談する
残業が多い場合は、上司に業務量を調整してもらえないか相談してください。
あなたの業務量を上司が把握していない場合も考えられるため、相談すれば調整してもらえる可能性があります。スケジュール調整や業務の再割り当てがおこなわれれば、残業せずに済むでしょう。
業務量の負担が軽減されれば日々の仕事に余裕が生まれて、モチベーションアップにつなげられます。
6-3.人間関係の悪さは異動なども検討する
モチベーション低下の原因が人間関係にある場合は、異動できないか相談するのも選択肢の一つです。
人間関係の悪さを気にしながら仕事を続けると、精神的なストレスを感じて集中力や生産性が低下する恐れがあります。異動すれば人間関係の悩みが軽くなるだけでなく、新たなスキルの習得や成長を期待できるでしょう。
ただし、異動したとしても、人間関係の悩みが完全に解決するとは限りません。異動先でも人間関係に悩まないよう、積極的にコミュニケーションを取り、信頼関係を築きましょう。
7.どうしても仕事のモチベーションが上がらないときは
どうしても仕事のモチベーションが上がらないときの対処法を、2つ紹介します。さまざまな対策を試しても効果がなかった方は、以下の方法を検討してください。
7-1.いったん仕事を休んでみる
どうしてもモチベーションが上がらないときは、いったん仕事を休んで心身を休息させるのが大切です。
疲労が回復しないまま常に仕事に追われていると、なかなかモチベーションが上がりません。自分で思っているよりも、体に疲労がたまっていたり精神的にストレスを抱えていたりする方もいるでしょう。
休んで心身ともにリフレッシュさせると、仕事によい影響を与える可能性があります。
7-2.転職を検討する
どうしてもモチベーションが上がらないのであれば、転職を検討してみましょう。
いろいろ試してもモチベーションが上がらないのは、そもそも今の仕事が自分に合っていない可能性が考えられます。
大きく環境を変えると新たな目標や自分の居場所を見つけられ、モチベーションが上がる場合があるため、転職するのも一つの手段です。
JOBPALでは転職の悩みを相談できる面談をおこなっています。自分に合う仕事がわからない、転職をしてよいか悩んでいる、など、どんなに些細なことでも構いませんのでお気軽にご相談ください。
8.まとめ
仕事における高いモチベーションは、自身の成長やスキルの向上につながります。自分なりの目標や改善策を見つけ、少しでもモチベーションを高くもって仕事に取り組むのがおすすめです。
給与や評価、人間関係などの要因でモチベーションが下がっている場合は、一人で抱え込まず上司に相談してみましょう。どうしても解決が難しい場合は、転職も選択肢の一つです。
JOBPALでは、さまざまな求人を取り扱っています。気になる求人があったら気軽に応募してください。
また、どんな仕事なのか先に知っておきたい場合や、自分に合う仕事かどうかを知りたい場合は、キャリアパートナーのアドバイスを受けられる面談サービスをご活用ください。
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