正社員勤務の悩み
更新日:2025年02月27日

仕事が楽しくない・つまらないのは当たり前?11の原因や対処法、やってはいけないことを解説

仕事が楽しくない・つまらないのは当たり前?11の原因や対処法、やってはいけないことを解説

この記事で分かること

  • 仕事が楽しくない・つまらないと感じてしまう方は珍しくない
  • 自分に合わない仕事をしたり、人間関係のストレスがあったりする場合、仕事が楽しくないと感じやすくなる
  • 仕事が楽しくない気持ちを解消するには、仕事がつまらない原因を探る、目的を明確にするなどの方法がある
  • 現在の職場で仕事が楽しくない状態から脱却できないときは、転職を検討することも選択肢になる

※この記事は6分30秒で読めます。

「仕事が楽しくないのは当たり前?」
「仕事が楽しくないときの対処法が知りたい」
など、仕事が楽しくない状態を何とかしたいと悩んでいる方もいるでしょう。

仕事を楽しめない状態を長期間放置すると、モチベーションの低下から業務効率が下がったり、ストレスから退職につながったりするリスクがあります。

今回は、仕事が仕事が楽しくないと感じる原因やその対処法、また仕事がつまらないときにやってはいけないことなどについて詳しく解説します。この記事を読めば、仕事が楽しくないと感じる原因や対策がよくわかり、前向きに仕事に取り組めるようになります。

1.仕事が楽しくない・つまらないのは当たり前?

仕事が楽しくない・つまらないと思っていても、仕事だから当たり前と我慢している方は少なくないでしょう。

「仕事が楽しくない」の定義は人によって異なりますが、一般的には「仕事に対して満足できず、やりがいを見いだせない状態」が、仕事が楽しくない状態に該当するといえます。

そのような状態を放置して嫌々仕事を続けると、キャリアアップのチャンスを逃したり、成果を出せないことから仕事に対するモチベーションが一層下がったりする可能性があります。

ただし、自分の意識や努力、行動次第で、仕事に面白さを見いだせない状態を変えられることもあるため、仕事が楽しくない状況から脱却したい場合は、自分なりに試行錯誤を重ねることが大切です。

以下の記事では、仕事を楽しむコツや工夫、考え方について解説しているので、あわせてご覧ください。

2.仕事が楽しくない・つまらないと感じる11の原因

仕事が楽しくない・つまらないと感じる原因は人によってさまざまです。ここでは、仕事が楽しくないと感じる11の原因を紹介します。

2-1.自分に合わない・苦手な仕事をしている

自分に合っていない仕事や苦手な業務を我慢して続けていると、つまらないという感情が生まれやすくなります。自分に合わない・苦手と感じやすい仕事の具体例として、以下のようなものが挙げられます。

  • 責任ある仕事を希望して入社したのにキャリアアップのチャンスがない
  • 接客が苦手なのに顧客対応の部署に配属された

このように、自分の希望や向き、不向きと現実がかけ離れていると、仕事を続けることに精神的な疲れを感じやすくなることがあります。

また、希望通りの仕事に就けていたとしても、業務内容に自分の能力が見合っていなければ、仕事に楽しさを感じる余裕を持てない場合もあるでしょう。

2-2.毎日同じことの繰り返しになっている

延々とルーティンワークをこなす業務をしている方の場合、毎日同じ作業を淡々と繰り返していることが原因で「仕事が楽しくない」と感じているかもしれません。

入社当初は新鮮な気持ちで仕事に取り組めていたものの、毎日のように似た作業を繰り返していると次第に仕事がマンネリ化し、仕事への楽しみを見いだせなくなってしまうのです。

ただし、黙々と同じ作業に集中するのが得意な方の場合は、変化があまりない仕事であっても、やりがいを感じながら業務に取り組める可能性があります。

2-3.手持ち無沙汰になっている時間がある

自分の担当する業務量が明らかに不足している場合や、あまりにも簡単な業務ばかりを任せられている場合は、手持ち無沙汰で暇な時間が多く生じることが原因で「仕事がつまらない」と感じることがあります。

このような場合、担当業務の割り振りに問題があるだけでなく、自発的に仕事を探すことをしない自らの姿勢に問題がある可能性も考えられます

また、意欲的に取り組む業務があまりないことから、仕事へのやりがいを感じにくく、勤務中の時間の流れが遅いと感じてしまうこともあるでしょう。

2-4.求人の理想と現実にギャップがある

求人に掲載されていた内容と実際に働いてみた環境に悪い意味でギャップがあることも、仕事が楽しくないと感じる原因となりえます。

例えば、事務職を希望して入社したのに配属先が営業や現場作業員だったり、「残業ほぼなし」と書かれていたのに毎日のように残業があったりする場合が該当します。

求人票を見て理想の働き方を実現できると思い入社したにも関わらず、そこからかけ離れた状態が続くと、モチベーションの低下につながるでしょう。

2-5.適正な評価をされない

仕事でどれだけ成果を出しても適正な評価をされず、待遇の向上が見込めない環境では、仕事が楽しいと思いづらくなります

例えば、「毎月成果を出してきたのに、評価に反映されない」「チーム内で率先して困難な業務に取り組んだのに、周囲に感謝されない」という場合、仕事に対するやる気を失ってしまうでしょう。

2-6.人間関係のストレスがある

仕事には、会社からの評価、上司や同僚との人間関係、会社の将来性など、ストレスになりえる要因が多々あり、まったくストレスがない環境の職場はそう多くはありません

特に人間関係が良くない職場は、感情的な言い合いや足の引っ張り合いが発生しやすい傾向にあり、そのストレスから仕事がつまらないと感じやすくなります。

職場でのストレスが自分の限界値を超えてしまうことで、仕事を楽しめなくなってしまうのです。

2-7.成長できない環境下にいる

「スキルアップ・キャリアアップしたい」と強く感じている方にとって、成長できない職場環境は大きなストレスになりえます。そのような方の場合、以下のような職場で働いていると、仕事への楽しさを見いだしづらくなるでしょう。

  • 単純作業ばかりで責任ある仕事ができない
  • 残業時間が長すぎてスキルアップのための勉強の時間が取れない
  • どれだけ成果を出しても年功序列のため昇進できない

仮に仕事自体が簡単でも、成長意欲の強さゆえに、上記のような環境下に長くいることで仕事を楽しめなくなるでしょう。

2-8.仕事を任せてもらえない

職場での裁量権がなく、仕事を任せてもらえないことも、仕事に対する楽しさを失ってしまう原因として挙げられます。

与えられた業務しか担当させてもらえない場合、自分の創意工夫を仕事へ反映させづらく、仕事へのやりがいを感じにくくなってしまうのです。

また、ある程度自分で仕事を進められる立場でも、上司の意見が絶対的である職場では、自分の提案を上司に覆される場面が多くなります。そのような機会に多く見舞われると、仕事へのモチベーションが低下してしまうこともあるでしょう。

2-9.仕事量が多く残業の日々になっている

自分の担当業務が多く、毎日のように残業しなければならない場合は、仕事を楽しいと思う心の余裕が生まれにくくなります。

長時間労働が続くと、目の前の業務を終わらせることに必死になり、仕事へのしんどさやつらさばかりを感じやすくなってしまうでしょう。

また、残業続きでプライベートの時間を十分に確保できないと、肉体的・精神的な疲れが蓄積し、仕事で本来のパフォーマンスを発揮しづらくなります。それが原因で、さらに残業時間が増えるといった悪循環に陥ってしまうこともあるでしょう。

2-10.仕事に対する目的や目標がない

仕事に対する目的や目標が明確でない方の場合、それが原因で「仕事が楽しくない」と感じている可能性があります。

「多くの業務に携わってスキルアップしたい」「成果を出して昇進したい」など、仕事で成し遂げたい目標が定まっていないと、仕事へのモチベーションが上がらず、前向きに業務に取り組めなくなってしまうのです。

また、目標がないと仕事への取り組み方が雑になりやすく、上司から評価を得にくくなる場合があります。それが原因で、一層仕事をつまらないと感じやすくなることもあるでしょう。

2-11.退屈症候群(ボアアウト)になっている

仕事に楽しさを感じられない場合、退屈症候群(ボアアウト)になっている可能性が考えられます。退屈症候群とは、仕事への物足りなさややりがい不足が原因で、心身に不調が生じる症状のことです。

退屈症候群は、単調な作業を繰り返す、同じような日々が続くなど、日常的な刺激がない環境で陥りやすいといわれています。退屈症候群になってしまうと、仕事への興味やモチベーションが低下し、仕事への楽しさを見いだせなくなってしまいます。

3.仕事が楽しくない・つまらないときの対処法

仕事が楽しくない・つまらないと感じている事実をそのまま放置するのはNGです。仕事が楽しいと感じられるように、ここで紹介する対処法を実践してみましょう。

3-1.つまらなさの原因を探る

まず、仕事がつまらないと感じる原因を探り、自分の気持ちを整理することが大切です。原因の探り方はさまざまですが、メモ帳などに今思っていることを箇条書きで書き出してみる方法がおすすめです。

メモに書き出す際は、5W1Hを意識してみると仕事がつまらない原因を把握しやすくなります。

  • いつから仕事が楽しくなくなったのか(When)
  • どこの部署の仕事が楽しくないのか(Where)
  • どの仕事が楽しくないのか(What)
  • 誰とする仕事が楽しくないのか(who)
  • なぜ仕事が楽しくないのか(Why)
  • どのように改善すれば仕事が楽しいと思えるのか?(How)

例えば、職場の人間関係について悩みを抱えているのであれば、いつから苦手としている方と相性が悪くなったのかを振り返りましょう。

この他、給与の低さに不満を抱いている場合は、最初から給与に満足できていないのか、または次第に給与の低さが気になるようになったのかなど、不満の根底部分を探ってください。

頭の中の考えを箇条書きで整理することで、自分がなぜ今の仕事をつまらないと感じるのか、原因を明確化しやすくなります。

3-2.仕事の目的や目標を考える

仕事が楽しくないと感じる原因として、将来の目的や目標が明確になっていないことが考えられます。仕事を楽しいものにするためにも、以下のように3年後、5年後、10年後といった将来の目的や目標を明確にしてみましょう

  • 毎月貯金して3年後までに引越し費用を準備する
  • 5年後までに資格を取得して独立する
  • 担当業務の幅を広げるために10年後に管理職への昇進を目指す

例えば、引越し費用の貯蓄を目標とする場合は、引越し業者の作業代以外に、現在住んでいる賃貸の原状回復費用が必要となる場合もあります。また、多くの場合、新しい賃貸物件に入居する際に敷金や礼金、仲介手数料などの初期費用を準備する必要があります。

このように具体的な目的や目標があれば、それがモチベーションにつながって仕事を頑張れるはずです。目標達成に向けて仕事に集中できれば、仕事でつまらなさを感じる瞬間は減っていくでしょう。

3-3.憧れの方を目指す

今の自分の会社や部署のなかで自分より仕事が早い、判断が正確など、仕事の面で尊敬できる上司や先輩を探すことも、つまらなさの解消に役立ちます。

憧れの方や目標の方と比べて自分に不足している要素を考え、差を埋められるように努力すれば、少しずつ仕事ぶりやモチベーションが改善されていきます。

いずれ肩を並べて一緒に仕事ができるようになれば、やりがいが生まれ、仕事が楽しくないと感じづらくなくなるでしょう。

3-4.信頼できる方に相談する

信頼できる家族や友人、恋人や学校時代の恩師などに、今の仕事が楽しくないと感じていることを相談するのもよいでしょう。

仕事以外の自分の一面を知っている方に相談することで、今まで考えてこなかったような画期的なアドバイスをもらえる可能性があります

また、仕事と関係ない方になら仕事の愚痴をこぼすこともできるでしょう。悩んでいたことを口にだすだけでもストレスが軽減される可能性があります。

ただし、愚痴をこぼすなら、本当に信頼できて仕事にまったく関係のない相手にしましょう。同僚に愚痴をこぼしても状況は改善されないばかりか、愚痴をこぼしていたという情報が社内に広まることも考えられます。

3-5.上司に交渉や相談をする

仕事が楽しくないと感じる要因が人間関係や仕事内容である場合、上司に相談することで部署変更や担当変更をしてくれる可能性があります。待遇や評価に不満がある場合も、相談することで解決に近づくかもしれません

しかし、上司や人事に「ただ仕事がつまらない」「自分に合う仕事ではない」などと不満をいうだけでは、解決にはつながりません。むしろ、一方的な不満を伝えるだけでは自身の評価を落としてしまう可能性もあります。

そのため、なぜ仕事がつまらないと思うのか、評価されないと感じる客観的な理由は何なのかなど、具体的な理由を掘り下げて伝えることが重要です。

3-6.プライベートを充実させる

仕事が楽しくないと感じている場合は、プライベートを充実させることもおすすめの方法です。就業後や休日に自分が好きなことに没頭すると、日々のストレスが解消され、自然と仕事に前向きに取り組みやすくなります。

趣味に熱中したり、家族や友人との会話を楽しんだりするだけでも、気持ちをリフレッシュさせる効果が期待できるでしょう。

現時点で特に趣味がないという方は、何か新しいことに挑戦してみるのもおすすめです。熱中できる趣味が見つかれば、「趣味にお金を使うために仕事を頑張ろう」という前向きな気持ちが生まれやすく、仕事へのモチベーションを上げることにもつながります。

4.仕事が楽しくない・つまらないと感じたときにやってはいけないこと

仕事が楽しくない・つまらないという気持ちを解消する場合、間違った行動をとってしまっては意味がありません。どのような行動を避ける必要があるのか、詳しく確認しましょう。

4-1.楽しくない状態やつまらなさを放置する

仕事が楽しくない状態やつまらなさを感じているときの一番のNG行動は、何もしないことです。原因を分析したうえで納得して妥協したり割り切ったりするのならよいですが、ただ単に見て見ぬふりや放置をするのは良くありません。

今は「楽しくない・つまらない」くらいで済んでいるとしても、いつか感情が爆発して早期退職など良くない方向に進んでしまう可能性があるからです。

つまらなさを解消するためにも、たとえ小さくても何らかの行動を起こしましょう。

4-2.現状を誰かのせいにする

人間関係が原因で仕事が楽しくない・つまらないと感じているときにありがちな思考ですが、現状を誰かのせいにするのは避けましょう。

「〇〇さんのせいで仕事がうまくいかず、楽しくない」と誰かに愚痴をこぼせば気持ちが楽になるかもしれませんが、根本的な解決にはつながりません

特定の方が理由で仕事が楽しくないなら、「なぜ〇〇さんと一緒に仕事をすると不満を抱いているしまうのか」といった原因を突き詰め、具体的な対策を講じることが重要です。

その方の仕事の技術や熱意の不足に不満を抱いているなら、共通の上司に相談して指導してもらうことで環境が良くなる可能性も十分にあります。

4-3.仕事をしない・さぼる

仕事が楽しくないからといって、与えられた仕事を放棄したり、さぼったりする行動は絶対に避けましょう。与えられた仕事を100パーセントこなすことは社会人にとって当たり前の行為であり、真剣に仕事に取り組めないと会社からの信用を失います

上司に悩みを相談しようとしても、これまで真面目に仕事をしなかったことが影響して、話を聞いてもらえない可能性もあるでしょう。そればかりか、評価に悪い影響を与えて昇進や昇給が遅れ、ますますモチベーションが下がることも考えられます。

4-4.周囲に愚痴をいう

自分に与えられた仕事がつまらないからといって、上司や同僚に仕事の愚痴ばかりをいうのはNGです。

飲み会の席などで少しくらい愚痴をこぼすくらいなら共感してもらえて気持ちが楽になることもあるかもしれませんが、あまりにそれが多いと職場の雰囲気が悪くなることも考えられます。

場合によっては「愚痴ばかり言いふらす人」「仕事に対するモチベーションが低い人」などと悪い評判につながることも考えられます

5.仕事が楽しくない・つまらない状態が解決できないときは?

ここまでご紹介してきたような対策を実行したり、NG行動を控えたりしてもなお解決できない、解決しそうにもないときは、転職を検討することも選択肢になるでしょう。

転職を目指す場合は、転職を考えた理由を明確にすることが重要です。なぜ転職すると決意したのか、その原因がはっきりしていないと、転職先でも同じようなストレスを感じる恐れがあります。

また、将来の自分のなりたいイメージを具体的に書き出すことも大事です。目標が明確であれば、そこから逆算して資格を取得するなどの前向きな行動を起こしやすく、仕事につまらなさを感じる機会は減少するはずです。

転職を検討しているものの、働く目的や目標がうまく定まらない場合は、一度転職のプロに相談してみることをおすすめします。転職サイトによっては転職希望者向けに無料の面談サービスを提供しており、専門知識を持ったプロに相談できます。

JOBPALが提供する面談サービスでは、自己分析方法や自分に合う求人の探し方、面接対策など、転職にまつわるさまざまな相談を受け付けています。転職について悩みがある方は、ぜひ以下のリンクからお気軽にご相談ください。

6.まとめ

仕事が楽しくないと感じる理由は人によってさまざまです。仕事に不満を抱いている状態を放置しておくと、モチベーションの低下から仕事の質の悪化を招き、昇進やキャリアアップが遅れるなど、問題がさらに深刻化する恐れもあります。

仕事がつまらないと感じる場合は、その気持ちを放置せず、仕事を楽しめない原因を探って対策を立てましょう

今回紹介した対処法を試したものの、現在の仕事に楽しさを見いだせず転職を視野に入れる場合は、JOBPALの面談サービスの利用をおすすめします。面談をすることで、転職に関する悩みを解消し、前向きかつ効率的に転職活動に取り組みやすくなるでしょう。

また、JOBPALでは、さまざまな求人を扱っています。現在の仕事がつまらないと感じており、新たな仕事を見つけたい方は、ぜひ以下のリンクから気になる求人がないかチェックしてみてください。

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