ものづくりの仕事がしたい方におすすめの職業12選!仕事の種類や魅力をご紹介
※この記事は5分30秒で読めます。
「ものづくりってどんな仕事?」
「おすすめのものづくりの職種が知りたい」
など、ものづくりに携わる仕事に関して、疑問を持っている方もいるでしょう。
ものづくりに関わる仕事は多岐にわたります。手に職をつけられるため、長く働き続けられる魅力的な仕事です。
今回は、ものづくりの仕事の種類、仕事の魅力、就職の方法などについて解説します。この記事を読めば、ものづくりがどのような仕事なのかわかり、自分に合った仕事が選べるようになります。
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1.ものづくりに関わる仕事とは?
「ものづくり」に関わる仕事といっても、その範囲や職種は多岐にわたります。
職人が一つひとつ丹精込めて作り上げたこだわりの伝統工芸品も、日本が誇る技術者が手がけたAI技術を駆使した最新ロボットも、同じものづくり産業から生まれた製品です。
つまり、私たちの目の前にあるすべてのものは、ものづくりに携わる人たちから生み出された製品です。
しかしながら、近年は後継者不足に悩まされる分野もあり、求人サイトには数多くの募集が掲載されています。
ものづくりの仕事は、小手先の知識ではなく、長年の経験を積んで手に職をつけることが求められます。一見とっつきにくさを感じるかもしれませんが、技術を磨き続けた努力のぶんだけ活躍の場も広がっていきます。
2.ものづくりに関わる仕事の種類
ものづくりの仕事は、大きく以下の6つに分けられます。
- 金属加工
- 機械設計
- 食品製造
- 木材加工
- 日用品製造
- 写真加工
ここでは、それぞれの特徴をご紹介します。
2-1.金属加工
金属加工の現場では、金属製の部品、もしくは部品を作る金型を製造しています。代表的な部品は自動車や航空機のものです。
金型は、携帯電話や家電、OA機器などの部品製造に使われます。
2-2.機械設計
電車や重機など重工業系の機械から携帯電話のような精密機械まで、さまざまな機械を設計する仕事です。
現在では、パソコンのソフトを使用して設計にあたることがほとんどです。
2-3.食品製造
食品製造業界では、商品の企画・開発から製造、品質管理、発送までをおこないます。
企業によって細かい仕事内容は異なりますが、衛生管理に細心の注意を払う点は共通しています。
2-4.木材加工
木材加工の現場で主に加工・製造されるのは建築用の資材です。
売り上げの多くは建設資材が占めています。梱包用材や木箱仕組板なども加工しますが、数は多くありません。
2-5.日用品製造
日用品にはプラスチックの製品や貴金属細工、漆器など、幅広いものが当てはまります。
そのため、工場・現場によって扱うものは大きく異なるのが特徴です。
2-6.写真加工
写真を依頼どおりに加工する仕事です。
パソコンのソフトを使って、切り抜きや補正、合成などをおこないます。飲食店のメニューや雑誌のグラビア、遺影など、加工するものは多岐にわたります。
3.【種類別】ものづくりに関わる職業12選
ものづくりの現場には、多種多様な仕事が存在します。ここでは、金属加工・機械設計・食品製造・木材加工・日用品製造の中から、代表的な職業をピックアップしてご紹介します。
3-1.【金属加工】溶接工
溶接工の主な仕事内容は、複数の金属を溶かしてつなげる作業です。他にもカッターやハンマーなど、さまざまな道具を使って金属を加工します。工程はあまり自動化されておらず、手作業が中心になっています。
活かせる資格としては、ガス溶接技能者、アーク溶接作業者などがあります。
3-2.【金属加工】金属プレス
金属プレスの主な仕事内容は、機械を使い、金属の板を加工して多彩な形に仕上げる業務です。自動車のボンネットや硬貨、電子部品などを製造します。
活かせる資格としては、プレス製造機械作業主任者、金属プレス加工技能士などがあります。
3-3.【金属加工】NC旋盤
NC旋盤の主な仕事内容は、、コンピューターでNC旋盤の機械を操作し、金属をカットする作業です。機械に指示を与えるプログラミングの仕事と、機械の動きをチェックするオペレーティングの仕事があります。
活かせる資格としては、機械加工技能士があります。
3-4.【機械設計】IC生産オペレーター
IC生産オペレーターの主な仕事内容は、IC(集積回路)の製造です。主に設計・マスク作成・ウエハー製造・ICチップ製造・IC組み立て・製品検査などの工程に分かれます。
高校を卒業したばかりの新卒者を採用しているところも多いです。
3-5.【機械設計】機械組み立て
機械組み立ての主な仕事内容は、既存の部品を使い、自動車やスマートフォンなどの機械の組み立てです。会社によっては動作確認や納品などの業務もおこないます。
活かせる資格としては、仕上げ技能士などがあります。
3-6.【機械設計】精密機械技術者
精密機械技術者の主な仕事内容は、カメラや顕微鏡、時計などの精密機器の設計・開発・製造です。機械工学や応用物理学、電子、電気などの分野の知識を生かして働けます。
活かせる資格としては、技術士、機械設計技術者などがあります。
3-7.【食品製造】缶詰・びん詰め
食品製造工場の缶詰・びん詰めの主な仕事内容は、缶詰原料の選別や調理、詰込、検査、出荷など、一連の工程です。缶への食材の詰込や注液、脱気、密封などは機械でおこなわれます。
果物の缶詰のように、皮むきやカットなどがすべて自動化されているところもあります。
活かせる資格としては、電気工事士、冷凍機械責任者、食品衛生責任者などがあります。
3-8.【食品製造】パン、お弁当
食品製造工場のパン・お弁当の主な仕事内容は、パン工場でのパンの成型や仕上げ、包装などです。お弁当工場では食材の調理や盛り付けなどをおこないます。どちらも梱包、検査、出荷まで一貫して手がけるところが多いようです。
活かせる資格としては、食品衛生責任者、フォークリフト免許などがあります。
3-9.【食品製造】和菓子・洋菓子職人
食品製造における和菓子・洋菓子職人の主な仕事内容は、和菓子や洋菓子などを手作りする作業です。製造だけでなく、商品開発にも関わることがあります。工場では製造するお菓子が大量になるのがほとんどです。
活かせる資格としては、菓子製造技能士、製菓衛生師などがあります。
3-10.【木材加工】家具工場
家具工場の主な仕事内容は、オーダーメードで家具を作る作業です。設計図をもとに、木材の切断や加工、塗装、仕上げなどをおこないます。小さな会社では家具のデザインからおこなうこともあります。
活かせる資格としては、家具製作技能士、木材加工用機械作業主任者などがあります。
3-11.【木材加工】建具、縫製
建具、縫製の主な仕事内容は、木材や金具などを加工し、建具製造することです。最近では家具も手がける建具屋が増えています。製造のほか、取り付けや修理などもおこないます。
活かせる資格としては、建具製作技能士などがあります。
3-12.【日用品製造】プラスチック製品成形
プラスチック製品成形の主な仕事内容は、金型にプラスチックを流し込んで、文具やホビー、食器など、さまざまなプラスチック製品を作ることです。成型やバリ取り、研磨、検査などもおこないます。
工程の多くは機械化されているため、単純作業も多いのが特徴です。
3-13.【日用品製造】漆器工
漆器工の主な仕事内容は、木地の作成から下地付け、塗り、加飾などを幅広くおこないます。漆器製作は数多くの工程を必要とします。
一つの漆器をつくるのには長い期間が必要ですが、その分じっくり製品と向き合える仕事です。漆器工に弟子入りして技術を学ぶ方が大半です。
4.ものづくりの仕事は未経験から挑戦できる?
ものづくりに関わる仕事は、未経験から挑戦できるものが大半です。実際に求人サイトを見てみると「未経験者歓迎」や「研修制度あり」を掲げている企業が数多く見られ、入社時のスキルはさほど求めない傾向が伺えます。
したがって、未経験からものづくりの仕事に就きたい場合は、どのような作り手になり活躍していきたいのか、企業に熱意を伝えることが効果的です。企業側も、後付けできるスキルや経験よりも、人となりに共感して採否を決めるケースがあります。
なお、未経験からの転職活動に不安がある場合は、転職サポートを活用することで、よりスムーズな転職が実現します。
UTグループでも、就職や転職に関する相談を受け付けています。経験豊富な担当者が求人探しをサポートさせていただきますので、お気軽にお問い合わせください。
5.ものづくりに関する仕事ならではの魅力
ものづくりの仕事には、他では味わえない下記の魅力があります。
- 専門的なスキルや技術が身につく
- 達成感ややりがいを感じられる
- これまでの経歴に左右されない
それぞれの魅力についてお伝えします。
5-1.専門的なスキルや技術が身につく
他の仕事では手に入らない専門的なスキルや技術が身につく点は、ものづくりだからこその魅力です。
高い専門性や技術力が求められる場面も多々ありますが、目の前の事柄に適応しようと取り組むうち、いつのまにか着々と技術力が向上します。手に職がつけば転職時も高評価を受けやすいため、選択肢が広がり、活躍のチャンスに恵まれやすくなるでしょう。
5-2.達成感ややりがいを感じられる
ものづくりの仕事では、自分が作った製品を店頭で見かけたり、お客様の手元に渡ったりする様子を目の当たりにすることがあります。
自分が携わった製品がどのような評価を受けているか確認できることで、大きな達成感ややりがいを感じられる点は、ものづくりの醍醐味です。
5-3.これまでの経歴に左右されない
多くの企業では「最終学歴が大卒」「正社員3年以上」など、経歴をもとに求職者を選別しています。しかし、ものづくり業界ではほとんどの企業で学歴・経歴は不問です。
慢性化した人手不足を解消するためという現実的な理由もありますが、やる気や熱意を重視する企業が多いためでもあります。
6.ものづくりの仕事に就くための方法
ものづくりの仕事に就くためには、いくつかの方法が考えられます。ここでは3つの方法をご紹介します。
- 求人サイトから応募する
- 知人や家族に紹介してもらう
- 転職エージェントを利用する
自分に合う方法で仕事を探してみましょう。
6-1.求人サイトから応募する
今すぐにでも仕事を探せる気軽な方法は、求人サイトをチェックすることです。
自動車や日用品、食品などの製造業、建設業などから、いわゆる職人といわれるものづくりの仕事まで、多種多様な求人が掲載されているのでチェックしてみましょう。
6-2.知人や家族に紹介してもらう
ものづくり関連の企業に勤めている知人や家族に仕事を紹介してもらうと、話がスムーズに進む可能性があります。
求人サイトではわからないリアルな職場情報が得られるため、自分にマッチした企業、仕事か見極めてから入社を決断できるのもメリットです。
6-3.転職サポートを利用する
転職サポートを利用すると、担当のアドバイザーから直々にサポートを受けられます。
転職に関する悩み相談から求人探し、企業とのやりとりまでトータルにサポートが受けられるため、内定獲得の可能性がグッと高まります。
UTグループでも、転職に関する相談を受け付けておりますので、気になる方は下記の面談応募フォームからお問い合わせください。
7.各種ものづくりの仕事について詳しく解説
これまでお伝えしたように、ものづくり業界の仕事は多岐にわたります。
仕事内容や労働条件、応募資格、キャリアパスなども各職種、企業によってそれぞれですので、長く働けそうな仕事を妥協せずに見極めていきましょう。
弊社JOBPALでは、下記のページにてものづくりに関わるあらゆる仕事の特徴を掲載しています。本当に自分に合う仕事を見つけるためにも、ぜひご覧ください。
8.まとめ
今回は、ものづくり関連の仕事についてお伝えしました。
ここまでご紹介したもの以外にも、ものづくりにはさまざまな種類の仕事があります。興味のある分野があれば、どういったものづくりがおこなわれているか調べてみるのもおすすめです。
就いてみたい仕事が見つかったら、未経験でも挑戦できるのか、取得すると活かせる資格はあるのかなどの情報を確認しておきましょう。
弊社JOBPALには、数多くのものづくり関連の求人情報を掲載しています。未経験から応募できる求人もあるので、少しでも気になる求人があれば、ぜひお気軽にご応募ください。