早く働きたいとき、何ができる?陥りがちなポイントや狙いたい業界を解説

※この記事は6分で読めます。
「早く働きたいならまず何をすれば良い?」
「早く働きたい場合に就職できる業界はどこ?」
など、早く働きたい方向けの仕事について疑問を持っている方もいるでしょう。
早く働きたい方は、人材不足の業界や、未経験でも働きやすい仕事に絞って探すことで内定を得やすくなります。
今回は、早く働きたい方が取り組むべきポイント、早く働ける業界や向いている方の特徴などを解説します。この記事を読めば、早く働きたいときの仕事の探し方がよくわかり、いち早く転職を成功させられます。
1.とにかく早く働きたい!そんなときにできること
「早く働きたい!」と思っている方は、とにかく転職・就職活動に集中的に取り組むことが大切です。以下のポイントを押さえて転職・就職活動を進めてみましょう。
1-1.人材不足の業界を狙って求人を探す
狙っている業界や職種があっても、求人が少なければ就職できるまでに長い時間がかかるケースもあります。今すぐにでも働きたい場合、人材不足といわれる業界を狙って求人を探してみましょう。
常に人材不足とされるのは、例えば以下のような業界です。
- 介護・福祉
- 建設業界
- 飲食店・サービス業
- 運送業
- エンジニア など
これらの業界はかねてから人材不足が深刻とされており、さまざまな企業が求人を掲載しています。
業界経験がまったくない方や社会人経験のないニートの方であっても、やる気や前職の経験をアピールすることで働くことは十分に可能です。
1-2.正社員以外の働き方も視野に入れる
多くの方が正社員を目指して転職・就職活動をおこないますが、早く働くという目標を達成するためには、雇用形態を柔軟に考えることも大切です。
正社員としての求人はどうしても数に限りがあるため、こだわりすぎると応募できる数が少なくなって、転職・就職が成功しない可能性があります。
正社員だけを探すより、契約社員や派遣社員などを含めて探すほうが、効率良く仕事探しができるでしょう。
一時的に非正規として働く場合は、正社員を目指すことが当面の目標になります。例えば派遣社員なら、派遣先の企業と労働者が互いに魅力を感じれば、正社員としての直接雇用に切り替えることも可能です。
1-3.転職サイトに登録し求人を探す
社会人経験のある方が早く仕事を見つけたい場合は、ハローワークや転職エージェントの利用と並行して転職サイトに登録することもおすすめです。
インターネットの求人サイトなら、求人紙をコンビニまで入手しに行ったりハローワークまで出向いたりする必要がありません。紙面の求人と違って最新の求人をいつでも確認できます。
また、ハローワークと異なり、ある業界に特化した転職サイトを利用できる点もメリットです。就職したい業界が決まっている方なら、特定の業界の求人だけを掲載したサイトで効率的に仕事を探せます。
JOBPALでは、工場・製造業に関する求人を多数掲載しています。お仕事紹介やキャリアパートナーによる面談サポートも受け付けていますので、ぜひご活用ください。
1-4.とにかく応募してみる
働きたいと思える企業にとにかく応募してみよう!という、前向きな姿勢も大切です。
条件を絞りすぎて1、2社しか応募できないと、それらの選考に落ちたあとに次の応募先を見つけるまでにまた時間がかかってしまいます。
早く就職・転職を成功させたいなら3社以上に同時並行で応募し、常にどこかの企業の選考を受けている状態にしておきましょう。
1-5.自己分析や企業分析をおこなう
いくつもの企業に応募しているのにまったく内定がもらえなかったり、書類選考の段階で落ちたりする場合、自己分析が不足している可能性があります。
いくら熱意があっても、企業の方向性と自分が希望する働き方がマッチしていなければ、就職するのは難しいでしょう。
長く内定を得られない方は、転職活動を一度ストップし、自己分析を徹底してみましょう。自分の経験やスキル、資格の棚卸しをして、企業が求めるスキルや人物像とマッチしているかを確認してから応募することが重要です。
自己分析をおこなうと、転職活動の軸ができ、企業選びの基準が明確になります。企業分析から「この企業がどのようなスキルを持った人材を探しているのか」がわかれば、ミスマッチのない転職活動が可能となります。
自己分析の具体的な進め方は以下の記事で詳しくご紹介しています。
2.早く働き始められる可能性がある業界
早く働きたいと考えている方は、人材不足の傾向がある業界で仕事探しをすると内定を得やすいと前述しました。ここでは、早く働き始められる可能性がある業界の特徴や仕事内容、向いている方の特徴などを具体的にご紹介します。
2-1.製造業
製造業の現場作業員はマニュアルがしっかり作られているため、業界未経験でも働きやすい仕事の一つです。
例えば、ライン作業と呼ばれる仕事では、ベルトコンベアーから流れてくる原材料や製品を加工して完成品を作りあげます。
ほかの社員や外部業者とのコミュニケーションを取る機会も少なく、マニュアルにしたがって黙々と作業をするのが特徴です。
人とのコミュニケーションやクリエイティブな発想が必要なく、黙々と作業をこなしたい方に向いているでしょう。
2-2.土木・建設業
建設業や土木といった業界は体力が要求される仕事であり、危険な作業もあることから、人材不足が深刻な業界の一つです。
一方、スキルを身につければ50代~60代でも現役で働くことができます。一人前になるまでには体力と気力が求められますが、手に職をつけて長く働きたい方におすすめの仕事です。
2-3.飲食・サービス業
接客業務が多い飲食・サービス業や小売業。なかでも飲食業界は常に人手不足といわれており、アルバイトでも高時給が期待できるなど、転職活動をしている方にとっては有利な待遇で就職先が見つかる場合があります。
キッチン経験を積んで調理師免許を取得すれば、将来的には独立して自分の店舗をオープンすることもできます。接客することが好きな方や、将来的に独立を夢見ている方にもおすすめの業界です。
2-4.介護・福祉サービス業
介護・福祉業界は、テレビでもたびたび人材不足のニュースが流れる業界です。
夜勤がある仕事であることや、利用者の体を支えたり車椅子に移動させたりするなど体力も必要であることなどが、人材不足の原因として挙げられます。
人材の流動が激しく常に求人が掲載されているため、未経験でも正社員としての採用が狙えます。介護業界が未経験の方でも、3年以上働くことで介護福祉士の受験資格が得られるなど、将来的なキャリアアップも可能です。
今後はますます少子高齢化が進むことから、スキルを身につけて資格を取得すれば働く場所に困ることはないでしょう。
体力に自信がある方や高齢者を支える仕事にやりがいを感じる方、介護福祉士などの資格を取得して雇用を安定させたい方におすすめの業界です。
3.早く働きたいときに陥りがちな落とし穴
早く働きたいからといって急いで転職・就職してしまうと、思わぬ落とし穴によって早期退職につながることもあります。これからご紹介するポイントには気を付けましょう。
3-1.自分に合わない仕事や転職先の可能性がある
早く働くためには数多くの求人に応募することが重要と前述しました。しかし、だからといって焦って妥協してしまうと、自分に合わない仕事を選んでしまい、入社後に後悔するかもしれません。
仕事を決める際はスピード感も大事ですが、企業研究を重ね、仕事内容や求める人物像をしっかり把握してから応募することが大切です。
企業研究のやり方は以下のページでくわしく解説しています。
3-2.仕事についていけない状況に陥る可能性がある
急いで就職・転職をしてしまうと、自分のスキルではできない仕事を任される可能性があります。これは、自分のスキルや能力と企業が求めるスキル・能力が合っていないことが原因です。
応募する前に企業の募集要項や仕事内容を良く読み込むことはもちろん、自己分析をおこなって自分のスキルの棚卸しをすることも重要となります。
「自分はどのような仕事をこなせるのか」という点を冷静に分析すれば、仕事内容のミスマッチは防げます。
3-3.やる気やモチベーション、やりがいにつながらない
急いで就職先を決めるために、希望する業界や業種を諦めなければいけない方もいるでしょう。世の中には完璧に自分の希望に合う仕事は少なく、就職・転職活動では誰でも何かしらの妥協をすることになります。
ただ、急ぎ過ぎると妥協するポイントが増え、希望とかけ離れすぎることでやる気やモチベーションが低下してしまうかもしれません。
モチベーションを高くもって仕事に取り組みたい方は、妥協し過ぎてやる気がなくならないような仕事探しが重要となります。
3-4.待遇や福利厚生に不満が出る
転職・就職活動の際に妥協を考えるポイントには、業界や仕事内容のほか、給与や年間休日数など待遇面もあります。
自分が希望する待遇で仕事が見つからない場合は、徐々に希望するラインを下げて妥協することが必要になるでしょう。
ただ、あまりに妥協し過ぎると、入社後に不満をためこんでしまう恐れがあります。ここまでのラインならOKなど、自分の基準を決めておくことも必要です。
3-5.早期離職につながりやすい
早く働くためには仕事内容や待遇について妥協することがどうしても必要になる一方、妥協し過ぎると早期離職につながります。
早期離職は企業にマイナスの印象を与える可能性が高く、繰り返すと転職成功がどんどん難しくなってしまいます。
早期離職をしないためには、自分のなかにある譲れない条件を明確にしたうえで転職先を決めることが大切です。
自己分析によって働くうえでの最低条件が明確になれば、早く見つけた仕事でもモチベーションを維持しながら働けるでしょう。
4.早く働きたいときに関するQ&A
最後に、早く働きたい方が疑問に感じやすい部分をQ&A形式でまとめました。
4-1.とりあえずアルバイトで働くのもアリでしょうか?
早く働きたいならば、正社員にこだわらず、まずはアルバイトとして働いてみる選択肢もアリです。
企業によっては、アルバイトから正社員への登用制度が用意されている場合もあります。働く側もアルバイトとして自分にマッチする仕事かどうかを確認できるため、正社員として働き始めたあとのミスマッチを防ぐことができます。
面接時に、正社員登用制度があるかどうかを確認してみましょう。
4-2.早く働きたいのですが不採用が続いています。採用されるコツはありますか?
不採用が続く場合は転職活動を一度ストップし、「自分のスキルや希望する業界」「企業が求める人物像やスキル」にミスマッチがないかの確認をおすすめします。
自己分析や企業分析をしつつ、自己PRや志望動機が企業にとって魅力に感じないものになっていないかを確認してみましょう。
そのうえで、自分が妥協できる点とできない点を明確にし、妥協できる範囲で人材不足の業界に応募してみると、内定を得られる可能性が高まります。
5.まとめ
早く働きたい方は人材不足の業界の求人を探したり、できるだけ多くの企業に応募したり、妥協点を見つけて応募する企業の候補を増やしたりすることが重要となります。
ただ、あまりに妥協をし過ぎるとミスマッチから早期離職につながるため、そうならないように自己分析を徹底して、仕事に対するゆずれないポイントを明確にしましょう。
自分だけで分析が進められない場合は、転職アドバイザーのアドバイスをもらうのも一つの方法です。JOBPALでは、製造業を中心とした仕事紹介やキャリアパートナーによる面談サポートを提供しています。早く働きたいのにうまくいかない方は、ぜひご活用ください。
関連記事
人気ランキング
以下の条件から求人を探す
都道府県からお仕事を探す
職種からお仕事を探す