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更新日:2023年12月04日

休みの多い仕事ランキング!休日日数の目安と求人の探し方

休みの多い仕事ランキング!休日日数の目安と求人の探し方

※この記事は6分30秒で読めます。

「どの仕事が休みが多いの?」
「休みが多い仕事の探し方を知りたい」
など、休みの多い仕事を探している方もいるでしょう。

休みが多い仕事に就けば、プライベートの時間をしっかり確保できるため、趣味を楽しんだり、家族と過ごしたりでき、充実した日々を過ごすことができます。

今回は、産業別の年間休日数ランキング、休みの多いおすすめの仕事、求人の探し方などを解説します。この記事を読めば、ワークライフバランスが取れる仕事を探しやすくなるでしょう。

1.【産業別】年間休日数ランキング

まずは、厚生労働省の調査結果をもとに、産業別の年間休日総数をランキング形式で紹介します。

順位 産業 年間休日総数 (労働者一人あたりの平均)
1位
電気・ガス・熱供給・水道業
120.9日
2位
情報通信業
119.8日
3位
複合サービス業
119.7日
4位
学術研究、専門・技術サービス業
119.6日
5位
金融業、保険業
119.1日
6位
製造業
117.6日
7位
不動産業、物品賃貸業
115.9日
8位
教育、学習支援業
113.3日
9位
サービス業(他に分類されないもの)
112.5日
10位
建設業
112.2日

上表によると、労働者一人あたりの年間休日総数がもっとも多いのは「電気・ガス・熱供給・水道業」の120.9日で、次に多いのは「情報通信業」の119.8日という結果になっています。

2.【産業別】有給休暇の取得日数ランキング

続いて、産業別有給休暇の平均取得日数を紹介します。

順位 産業 有給休暇の取得日数 (労働者一人あたりの平均)
1位
複合サービス業
14.2日
2位
電気・ガス・熱供給・水道業
13.8日
3位
製造業
11.7日
4位
情報通信業
11.7日
5位
学術研究、専門・技術サービス業
11.5日
6位
金融業、保険業
11.2日
7位
鉱業,採石業、砂利採取業
10.5日
8位
運輸業、郵便業
10.4日
9位
医療、福祉
9.9日
10位
サービス業(他に分類されないもの)
9.8日

この調査によると、有給取得日数がもっとも多い産業は「複合サービス事業」の14.2日で、次いで「電気・ガス・熱供給・水道業」が13.8日となっています。

3.休みの多い仕事とされる休日日数の目安

一般的に、年間120日以上休みがある仕事は、休みが多いとされています。

年間120日程度の休みがある企業の多くは、完全週休2日制を採用し、かつ祝祭日も休日にしている傾向にあります。

また、労働基準法第35条に基づき、労働者を雇用する企業はいずれも「週1日」または「4週間に4回」の休みを労働者に与えなければなりません。

したがって、なかには週に1日しか休みがない会社もありますが、年間120日以上の休みがある会社を選べば、週2日の休みは確保できるでしょう。

4.休みの多い仕事や業界の3つの特徴

次に、休みの多い仕事や業界の特徴を3つ紹介します。

  • BtoB事業に関わる仕事
  • 季節によって左右される仕事
  • カレンダー通りに休める仕事

それぞれの特徴をお伝えします。

4-1.BtoB事業に関わる仕事

BtoB事業に関わる仕事であれば、取引先の休みに合わせて休暇を取りやすいケースが多いです。

例えば、電気・ガスのインフラ事業や、複合サービス事業などのBtoB事業を展開する企業は、休みが多いうえ、大手企業が多いため福利厚生が充実しており、有給休暇の取得率も高めでしょう。

一方、不動産や保険会社、小売業など、個人の顧客を相手にする仕事は、平日休みはあるものの、土日や夕方以降の遅い時間にも仕事をしなければならない傾向にあります。

4-2.節によって左右される仕事

夏場は忙しく、冬場は業務負荷が減るような季節に左右される仕事は、閑散期に休みが多くなりやすいです。

例えば、不動産や運送業は春頃の引越しシーズンに忙しくなり、旅行業界や観光業界は夏の旅行シーズンに繁忙期を迎えます。

そういった仕事を選べば、繁忙期以外は比較的余裕を持って働けるため、休みが多く設定されていたり、有給を使いやすくなったりするケースも多く見られます。

4-3.カレンダー通りに休める仕事

カレンダー通りに休める仕事も、休日が多い傾向にあります。カレンダー通りとは、土日祝がすべて休みという意味です。

土日祝やGW、年末年始などを確実に休めるため、完全週休2日制で働けるでしょう。

5.休みの多いおすすめの仕事9選

ここからは、休みの多いおすすめの仕事9選を紹介します。

  • 加工・組付け
  • 機械操作
  • 検品・検査
  • 接合・塗装
  • フォークリフト・クレーンドライバー
  • 金融・保険業
  • 印刷業
  • 事務職
  • IT系技術職

それぞれの仕事についてお伝えします。

5-1.加工・組付け

加工・組付けの仕事では、工場などで加工された部品を、電動ドライバーをはじめとした工具を用いて、自動車や電子機器へ取り付ける業務を担当します。

年間休日ランキング6位、有休取得日数ランキング3位の製造業の代表的な職種の一つです。

5-2.機械操作

機械操作とは、主に工場でさまざまな機械の操作を担当する仕事です。

業務の難易度や責任の重さは職場によって異なりますが、他の製造業の職種と同様に、休日数は総じて多めです。

5-3.検品・検査

検品・検査とは、工場などで完成した製品の傷・欠陥の有無や、数量に関して最終確認をおこなう仕事です。

製造・工場系の職種の一つであり、休みは比較的多めといえます。

5-4.接合・塗装

接合・塗装とは、主に自動車工場などで溶接加工を施したり、部品を塗装したりする仕事です。

ある程度の技術やスキルを要する求人もありますが、休日数は多く働きやすい傾向にあります。

5-5.フォークリフト・クレーンドライバー

工場や倉庫、工事現場などでフォークリフト、クレーンなどの車両の運転を担当する仕事です。

免許が必要であるため比較的高収入で、休日も多めなのがうれしいポイントです。

5-6.金融・保険業

金融・保険業では、カレンダーにしたがって完全週休2日制の休日を設定している会社が一般的です。

なかでも銀行は、銀行法によって「土・日・祝、12月31日~1月3日を除く日」が営業日として規定されているため、休日は多めです。

5-7.印刷業

印刷会社は、土日祝日を休みとして、完全週休2日制を導入しているところが一般的です。

ただし、印刷業は新年度を控えた2~3月は繁忙期とされており、土曜日出勤や残業が増える可能性はあります。

リフレッシュ休暇などの法定外休暇が充実しているか、チェックしておくと良いでしょう。

5-8.事務職

事務職は、比較的休みが多い職種といわれています。

特に、電気・ガス・熱供給・水道業、情報通信業、製造業関連の会社などで働く事務職の年間休日は、多い傾向にあるでしょう。

5-9.IT系技術職

情報通信業に属するIT系企業では、完全週休2日制を導入しているケースがほとんどで、有休の取得日数も多い傾向にあります。

ただし、プロジェクトの進捗状況などによっては、残業や休日出勤が発生する場合もあるため注意が必要です。

6.休みの多い仕事の探し方

続いて、休みの多い仕事の探し方について、4つの方法を見ていきましょう。

  • 求人サイトで検索する
  • 転職エージェントに相談する
  • ハローワークで仕事を探す
  • 知人や友人に仕事を紹介してもらう

それぞれの方法についてお伝えします。

6-1.求人サイトで検索する

求人サイトなら、条件を指定して仕事を絞り込めます。

さまざまな業界の求人を総合的に扱う大手サイトのほか、休みの多い業界に特化した求人サイトを利用するのもおすすめです。

JOBPALでは、年間休日数ランキング6位、有給休暇の取得日数ランキング3位の製造業の求人を、数多く掲載しています。

「一人での就職活動は不安」という方には、専任のキャリアパートナーによる就職サポートも提供しているため、スムーズな仕事探しが期待できます。

6-2.転職エージェントに相談する

転職エージェントに、年間休日や有休取得率に関する希望を伝えれば、条件に合うおすすめの求人を紹介してもらえます。

応募書類の準備や面接対策などをサポートしてくれる会社もあるため、ニーズに応じて活用しましょう。

6-3.ハローワークで仕事を探す

ハローワークとは、日本全国500ヵ所以上に設置された公共職業安定所のことです。

条件に合う仕事を紹介してもらえるのはもちろん、就職活動に関する各種相談にも乗ってもらえます。

休日が多い仕事に就きたいことを伝えれば、ハローワークが保有している求人から条件に合うものを紹介してもらえるでしょう。

6-4.知人や友人に仕事を紹介してもらう

休日の多い仕事をしている知人や友人がいれば、仕事を紹介してもらえないか相談してみるのもおすすめです。

実際に働いている方からの紹介なので、「働き始めたら、休みが取りづらい環境だった」といった就職後のミスマッチも起きにくいでしょう。

7.休みの多い仕事を探す際に確認すべきこと

休みの多い仕事を探す際に確認すべき点についても、事前に把握しておきましょう。

  • 企業規模を確認する
  • 法定外休暇の有無を確認する
  • 業務負荷が大きすぎないか確認する
  • 残業の有無や目安時間を確認する

それぞれについてお伝えします。

7-1.企業規模を確認する

会社の規模が大きいほど、平均的な休日数は多くなる傾向にあります。

厚生労働省の『令和4年就労条件総合調査』によると、2021年の一人あたりの年間平均休日数は、企業規模によって以下のように異なります。

企業規模 年間平均休日数 (労働者一人あたりの平均)
1,000人以上
119.1日
300~999人
116.8日
100~299人
113.0日
30~ 99人
110.0日

上表はあくまで参考なので、実際に仕事を探す際には、求人の内容をしっかりとチェックしましょう。

7-2.法定外休暇の有無を確認する

法定外休暇とは、会社が独自に定めた休暇のことで、求人では福利厚生として記載されているケースが多いです。

具体例としては、夏季休暇や慶弔休暇、リフレッシュ休暇、ボランティア休暇などが該当します。

7-3.業務負荷が大きすぎないか確認する

職場によっては、仕事の休みが多い反面、社員の業務負担が重い可能性もあります。

「厳しいノルマを設定されていないか」「体力的に問題なく継続できそうか」などの点は、事前に確認しておきましょう。

7-4.残業の有無や目安時間を確認する

年間休日が多い一方で、業務を完了させるために、頻繁に残業が発生する職場もあります。

求人情報を確認する際には、平均的な残業時間も必ず確認しましょう。

8.休みの多さだけで仕事を決めるのは要注意

働きやすい仕事かどうかは、休日数だけでは判断できません。

休みが多くても、ノルマが厳しかったり、人間関係が複雑であったりする職場の場合、自分が理想とする働き方を実現するのは難しくなります。

仕事選びは、業務内容や相性も考慮することが大切です。「単純に休みが多いから応募する」などと、安易に就職先や転職先を決めるのはおすすめしません。

あらかじめ企業についてよく分析し、休日数に加えて、自分のほかの希望条件にマッチしているかも確認しておくと良いでしょう。

9.まとめ

休みの多い仕事を選ぶ際は、休日数に加えて、有給休暇の取得日数や残業の有無などを確認しておくことが大切です。

また、休日の多さだけで仕事を選んでしまうと、自分の適性とミスマッチが起きたり、理想とする働き方を実現できなかったりする恐れがあります。

JOBPALでは、製造業や事務職など休みの多い仕事の求人を豊富に掲載しています。

自分の優先したい条件に合わせた検索が可能なので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

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