クレーン運転士ってどんな仕事?給料相場や向いている人の特徴を紹介

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「クレーン運転士ってどんな仕事をするの?」「自分がクレーン運転士に向いているか知りたい」など、クレーン運転士の仕事に興味を持っている方もいるでしょう。
クレーン運転士は、その名のとおりクレーン車を操作・運転するのが主な仕事です。
今回は、クレーン運転士の仕事内容や向いている人の特徴、必要な資格などを解説します。この記事を読めば、クレーン運転士の仕事に対する理解が深まり、自分が挑戦すべきかどうか判断できるようになります。
1.クレーン運転士とは?
クレーン運転士とは、建設現場などでクレーンを用いて荷物の積み下ろしをすることができる資格を持った人です。クレーンオペレーターやクレーン運転工と呼ばれることもあります。
基本的に、工場や建設現場など、製造業や建築業の仕事で活躍することができます。
一般的な製造業の仕事と比べると求人数は少なくなりますが、人手不足に悩まされている工場や建設現場が多いので、クレーンが運転できる資格を持っていれば、就職や転職先は見つけやすいでしょう。
2.クレーン運転士の仕事内容
クレーンで扱う資材は現場によって異なるので、必然的に作業工程も変わってきます。
また、現場によっては資材の運搬・移動だけではなく、資材を組み立てる工程の一部を任される場合もあります。
クレーンの操縦・運転以外にも、関係者との打ち合わせや周りとの密なコミュニケーション、安全確認なども大切な仕事の一つです。大きなクレーンを扱う分、危険が伴う機会は多くなってくるので、ただ黙々と作業するのではなく、周りへの配慮が必要になってきます。
3.クレーン運転士の勤務形態と給料の相場は?
クレーン運転士として働くうえで、勤務形態と給料の相場は気になるでしょう。ここから、クレーン運転士の勤務形態、雇用形態、給与について解説します。
3-1.雇用形態・勤務形態
クレーン運転士の雇用形態は、一般的に契約社員、派遣社員、アルバイトが多いです。安定型派遣(無期雇用派遣)も多いですが、場合によっては契約期間満了後に正社員雇用してもらえるケースもあります。
勤務形態も、週5日のレギュラーワークもあれば、1日のみや1週間などの短期アルバイトもあるなど、さまざまな形態があります。
長期的に安定して働きたいか、短期間でまとめて稼ぎたいか、自分の希望に合わせて求人を選ぶと良いでしょう。
3-2.給料の相場
クレーン運転士になるためには後述する国家資格が必要となるため、現場で働く他の職種よりも平均給与が高い傾向にあります。
具体的には、時給だと1,200円程度、月給だと20〜30万円程度が平均給与となります。また、正社員になれば月給に加えて賞与や手当などがつくため、手取り額はさらに上がります。
4.クレーン運転士に向いている人の特徴
どのような仕事にも向き不向きはあり、自分に向いていない仕事を選ぶと、入社後に苦労することになります。クレーン運転士においては、以下のような人に向いていると言えます。
- コミュニケーション能力のある人
- 車や機械の運転が好きな人
- 自分の腕を磨き続ける意欲がある人
それぞれ詳しくお伝えします。
4-1.コミュニケーション能力のある人
クレーンで持ち上げる物は、人の手では運べないような大きく重い資材です。万が一、作業ミスで資材が落下すれば大事故につながってしまいます。
事故を未然に防ぐためには、黙々とただ作業をするのではなく、周囲に気を配り、仲間と声をかけ合いながら作業する必要があります。そのため、クレーン運転士にコミュニケーション能力は不可欠です。
また、事前の打ち合わせや業務報告も重要な業務の一つです。社交的である必要はありませんが、必要最低限のコミュニケーション能力が求められます。
4-2.車や機械の運転が好きな人
クレーン運転士の主な仕事は、クレーンの運転・操縦です。一日中クレーンに乗って作業することも珍しくありません。
そのため、車の運転・機械の操縦が好きな人はクレーン運転士に向いているといえるでしょう。操るものは異なりますが、普段から車の運転や機械の操作が好きであれば、日々続くクレーンの運転や操作も飽きることなく続けられるでしょう。
4-3.自分の腕を磨き続ける意欲がある人
クレーン運転士は専門職ですので、意欲さえあれば、技を磨いてさらなる高みを目指せる職業です。
自分の腕を磨いて資格を取得し、運転できるクレーンの種類が増えれば給与にも反映されます。高収入を目指したいという向上心のある人にも、クレーン運転士の仕事は向いています。
5.クレーン運転士の資格と難易度
クレーン運転士として働くには、労働安全衛生法で定められた免許を所持する必要があります。免許試験は安全衛生技術センターで実施されており、主な免許としては以下の3種類があります。
- クレーン・デリック運転士免許(限定なし)
- クレーン・デリック運転士免許(クレーン限定)
- クレーン・デリック運転士免許(床上運転式クレーン限定)
それぞれの資格についてお伝えします。
5-1.クレーン・デリック運転士免許(限定なし)
限定なしの免許なら、すべてのクレーンとデリックを運転することができます。旧クレーン免許と旧デリック免許が統合されたもので、2006年以前に両免許を取得していた人はこちらの資格を有することになります。
教習所に通うと実技試験が免除されるため、確実に取りたい場合は教習所に通うと取得難易度が下がります。短期間で取りたい場合は独学で勉強し、安全衛生技術センターで実技試験を受けると良いでしょう。
5-2.クレーン・デリック運転士免許(クレーン限定)
つり上げ荷重が5t以上のクレーンを含め、すべてのクレーンの運転・操作ができる免許です。ただし、クレーン限定免許のためデリックの運転はできません。
2006年以前に旧クレーン免許を取得した人で旧デリック免許を所持していない場合は、こちらの資格を有していることになります。
5-3.クレーン・デリック運転士免許(床上運転式クレーン限定)
工場の天井などに設置されているクレーンを運転・操作するための免許です。つり上げ荷重が5t以上の床上運転式クレーンを運転できます。
試験の合格率は、学科試験が4割、実技試験が6割程度です。ただし、教習所に通った場合は修了試験を受けることで実技試験が免除されるので、比較的取得しやすい資格といえます。
6.クレーン運転士は未経験からでも挑戦できる!
クレーンを運転するためには免許が必要ですが、免許がない人でも見習いとして採用してくれる工場もあります。
最初は見習いとして先輩社員の下に付き、業務の流れを理解したあと、免許取得にチャレンジすることも可能です。企業によっては、免許取得費用を全額負担してくれる場合もあります。
また、製造現場や建設現場に未経験から入社し、他の業務を一定期間おこなってからクレーン運転士を目指すこともできます。
すぐにクレーンを運転できるわけではありませんが、製造業や建設業での経験を積んでいけば、実際に免許の取得を目指す際にも業界のことを理解できている分、スムーズに免許を取れる可能性が高くなります。
UTグループでも、未経験からスタートした社員たちが多くの経験を積み、今ではそれぞれの職場に欠かせない存在として活躍しています。
7.UTグループの強み
いざクレーン運転士として現場で働き始めると、仕事のことはもちろん、職場のことや仲間のこと、将来のことなど、悩み事も出てくると思います。
UTグループでは、スタッフを自社で安定型派遣(無期雇用派遣)として雇用したあと、勤務先となる工場に派遣するというスタイルをとっているので、どの現場にも管理者が常駐しています。
一般的な派遣会社では、何かあったら派遣会社に連絡を取ったうえで担当者と面談の時間を調整しなくてはなりませんが、UTグループの場合はそうした手間が一切ありません。
「人間関係に悩みがあり相談に乗ってほしい」「クレーンの技術を上げるために新しい資格に挑戦したい」など、どのようなことでもすぐに管理者に相談することができます。
「スタッフに良い勤務環境を提供したい」という強い思いがあるUTグループで、あなたも生き生きと働いてみませんか?
少しでもクレーン運転士の仕事について興味を持っているなら、全力で転職活動をサポートさせていただきますので、まずは一度面談をお申込みください。
8.工場勤務の仕事について詳しく解説
前述した通り、クレーン運転士は未経験からでも挑戦できる仕事です。
なお、クレーン運転士は工場などの現場で働くことになりますが、製造業に関連する仕事は他にもたくさんあります。
弊社JOBPALでは、溶接工や技術職など、クレーン運転士以外の工場勤務の仕事についてもご紹介しています。それぞれの特徴や必要な資格について詳しく解説しているので、自分に合った仕事を探したいという方はぜひご覧ください。
9.まとめ
今回は、フォークリフト運転士の仕事についてお伝えしました。
フォークリフト運転士は免許が必要な仕事で、誰でもできる仕事ではないため、比較的高い給与の求人が多くなっています。
しかしながら、入社時点では未経験や資格なしでも働き始められる企業もたくさんあります。入社後に企業が費用を負担して免許を取得できることもあるので、未経験者でも挑戦してみましょう。
弊社JOBPALでは、フォークリフト運転士を始め、さまざま工場や製造業の仕事の求人を用意しています。仕事探しをしている方は、ぜひ一度求人をご覧ください。
人気の求人は早く募集が終了することもあるので、少しでも気になる仕事があれば、なるべく早めに応募することもおすすめします。