正社員でも楽な仕事の特徴!男女別のストレスの違いや仕事の選び方

※この記事は5分で読めます。
「正社員でも楽な仕事ってある?」
「自分に合った楽な仕事を見つけたい」
など、正社員でも楽な仕事に就きたいと思っている方もいるでしょう。
正社員でも楽な仕事には、4つの特徴があります。それぞれの仕事の特徴を理解しておけば、楽でありながらも自分に合った仕事を見つけられるはずです。
今回は、正社員でも楽な仕事の特徴や選び方、肉体的・精神的に楽な職種の一例などについて解説します。この記事を読めば、楽な仕事がどんなものかを知ることができるとともに、今後の転職活動の参考にできます。
1.正社員でも楽な仕事の4つの特徴
正社員は、さまざまな制約のもとで働くイメージを持つ強い人も多いかもしれません。しかしながら、なかには楽な仕事も存在します。特に以下の4つに該当する仕事は、正社員でも楽だと感じられるでしょう。
- 自分の希望条件と合致している
- 自分の好きや得意を活かせる
- 残業が少ない、定時退社ができる
- 職場の人間関係が良好で働きやすい
それぞれの特徴について確認していきましょう。
1-1.自分の希望条件と合致している
仕事内容や休日などが自分の希望条件と合致している仕事なら、正社員でも楽だと感じられるでしょう。そこには、勤務地や給料などの細かい労働条件も含まれます。
近年は柔軟な働き方ができる企業が増え、「週休3日制」や「リモートワーク可」という求人も見受けられます。自分の生活に余裕が持てる働き方が実現できれば、仕事が楽だと感じられるでしょう。
1-2.自分の好きや得意を活かせる
自分の好きなことや得意な能力を活かせる仕事かどうかも、正社員として楽に働ける要素の一つです。
もともと好きなことや得意なことであれば、好奇心を持って一つひとつの作業に向き合えるでしょうし、困難な出来事に遭遇しても、解決に至るまでの過程を楽しめる余地があるはずです。
1-3.残業が少ない、定時退社ができる
楽な仕事といえば、適切な労働時間が守られていることが大前提ともいえます。そのため、残業が少なく日々定時退社できるような仕事は、正社員として楽な仕事の代表格でしょう。
いくら好きな仕事でも、残業が毎日続けば、疲れが蓄積して辛くなってくるはずです。しかし、残業が少ない仕事なら、出勤日であってもプライベートの時間もしっかり確保できます。
そして何より、労働時間が短いほど精神的・肉体的な負担が軽減されるため、疲れを残さず翌日の仕事に臨めます。
1-4.職場の人間関係が良好で働きやすい
職場の人間関係が良好であることも、正社員でも仕事が楽だと思える要素の一つです。仕事中のストレス要因のうち、人間関係は大きな割合を占めます。
人間関係に問題があると、円滑にコミュニケーションを取ることができず、さまざまな場面で支障をきたします。そうなると徐々に精神的に追い詰められてしまい、仕事に行くのがしんどいと感じるようになるでしょう。
逆に、職場の人間関係が良好であれば、精神的にも楽に仕事ができます。
2.仕事に対する”楽”の感覚は人それぞれ
ここまでご紹介してきた楽な仕事の特徴は、あくまでも一般論です。正社員として楽な仕事に就きたいと思っている方は、まず以下を理解しておきましょう。
2-1.楽の感覚は人それぞれ異なる
何を「楽」と感じるかには、個人差があることを理解しておきましょう。誰かにとっては楽で簡単な仕事でも、別の誰かにとっては難しくて辛い仕事かもしれません。
例えば、接客業の場合、人とコミュニケーションを取ることが好きな方は「お客様と楽しく話しているだけで良いなんて楽な仕事だ」と感じるでしょう。
しかし、人と話すのが苦手で人と関わることに大きなストレスを感じる方にとっては、お客様と話すこと自体が難しく感じられ、苦痛を伴います。
また、肉体面に関しても楽であるかどうかの感覚は異なります。
学生時代に体育会系の部活にいた方は、オフィスでの座り仕事よりも外で体を動かす仕事のほうが楽に感じるでしょう。反対に、運動が苦手で体力に自信がない方にとっては、身体を動かす仕事は楽だと思えないはずです。
このように、一概に「楽」を定義することは難しいということを覚えておきましょう。
2-2.仕事における男性のストレス
厚生労働省の調査によると、男性が仕事において感じるストレス要因のうち、最も多くを占めるのが「仕事の量」でした。次いで「仕事の失敗、責任の発生等」、「仕事の質」と続いています。
仕事量や失敗、責任の重さをストレスに感じてしまう方は、業務領域や責任の範囲がある程度限定されている仕事であれば、楽に感じられるはずです。
事務職のルーティンワークや、警備・誘導といった特定業務へ従事するような仕事であれば、正社員でも楽な気持ちで働けるでしょう。
2-3.仕事における女性のストレス
女性における最も多いストレス要因は、男性と同じく「仕事の量」、続いて「仕事の失敗、責任の発生等」でした。
しかし、第3位は「対人関係(セクハラ・パワハラを含む)」となり、男性よりも女性の方が複雑な人間関係に思い悩んでいる人が多いことがわかります。
「対人経験の悩みを抱えずに正社員として楽な仕事をしたい」という方は、工場勤務や清掃業務など、一人で黙々と仕事に打ち込める環境が適しているかもしれません。
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参照:厚生労働省「令和2年 労働安全衛生調査(実態調査)の概況」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/r02-46-50_gaikyo.pdf
3.自分に合う正社員の楽な仕事の選び方
楽な仕事を選ぶ際には、当然ですが自分にとってどのような仕事が楽なのかを知っておく必要があります。自分に合った仕事選びのために、以下のポイントを理解しておきましょう。
- 自分が何にストレスを感じるか整理する
- どんな仕事が好き・得意なのかを整理する
2つのポイントについて詳しくお伝えします。
3-1.自分が何にストレスを感じるか整理する
まず、自分がどんなことにストレスを感じやすいのかを整理しましょう。例えば、以下のような内容です。
- 毎日の満員電車
- ルーティンワーク
- 正確さやスピード感が求められる仕事
- 創意工夫や柔軟性が求められる仕事
- 肉体労働
- 神経を使う細かい仕事
- チームワークが求められる仕事
- コミュニケーションが頻発する仕事
書き出してみると、自分が普段考えていることを可視化でき、あらためて自分の性格や強みを理解できるようになります。
今まで意識していなかったことも、実はストレスに感じていたということに気づくケースもあるかもしれません。
3-2.どんな仕事が好き・得意なのかを整理する
好きな仕事や得意なことを整理することも大切です。どんな仕事に興味や関心を抱いているか、過去の経験のなかで、どんな仕事なら苦労なくスムーズにできたかなどを振り返ってみましょう。
仕事だけではなく、プライベートを含めて考えてみると、新たな気づきが得られる可能性があります。
楽な仕事ばかり追い求めていると、仕事のやりがいを見失ってしまう可能性も高いです。そうなると、せっかく正社員として就職や転職をしても、仕事が楽しくなくなり早々に退職することになりかねません。
ある程度視野を広く持ったうえで、楽な正社員の仕事探しを進めるといいでしょう。
4.正社員でも楽に働ける6つの職種
ここでは、精神面と肉体面に分け、正社員でも楽に働ける職種をご紹介します。
4-1.精神的に楽に働ける職種
まず、精神的に楽に働ける仕事は、主に以下3つの職種です。
- 工場の軽作業スタッフ
- 警備・誘導スタッフ
- 清掃スタッフ
それぞれの職種の楽なポイントをお伝えします。
4-1-1.工場の軽作業スタッフ
工場の軽作業スタッフは、工場内でピッキングや仕分け、シール貼りなどの作業をおこないます。
基本的には、ベルトコンベアで流れてくる製品に対して作業をおこなうため、手元で単純作業を繰り返す仕事です。作業内容はマニュアル化されているので、難しい知識や思考は求められず、正社員での仕事のなかでも楽な仕事といえるでしょう。
4-1-2.警備・誘導スタッフ
警備・誘導スタッフは、イベント会場や商業施設、企業、駐車場などの公共の場において人や車の誘導をおこなう仕事です。
同じ場所を複数のスタッフで担当することになりますが、業務中は基本的に一人で持ち場の警備や誘導を担います。一人の時間が多いため、人間関係のストレスで精神的な負担がかかることは少なく、正社員でも楽だと感じられる仕事の一つです。
4-1-3.清掃スタッフ
清掃スタッフは、商業施設や病院、学校、企業などで清掃をおこないます。場所や素材、汚れの種類などに応じた清掃方法を覚える必要がありますが、作業そのものは指示に従い一人で進めることが大半です。
あまり人と関わらず、黙々と自分の仕事に打ち込みたい方なら、正社員でも楽に働けるでしょう。掃除が好きで、汚れがきれいになっていくことに楽しさや喜びを感じられる方におすすめです。
4-2.肉体的に楽に働ける職種
肉体的に楽に働ける職種は、以下のようなデスクワークがメインとなります。
- 事務・データ入力
- テレアポスタッフ
- Web制作スタッフ
それぞれの仕事について見ていきましょう。
4-2-1.事務・データ入力
事務には、一般事務や営業事務、医療事務など、さまざまな区分けがありますが、いずれも書類作成や電話対応などのオフィスワークが中心です。データ入力は、パソコンを用いて決められたフォーマットに文字や数字をタイピングします。
いずれも突発的な残業は少ないため、正社員でも規則正しい生活を送ることができます。周囲との連携はある程度必要になりますが、パソコン作業がメインとなるので、肉体的に楽な仕事です。
4-2-2.テレアポスタッフ
テレアポ(テレフォンアポインター)スタッフは、法人や個人に電話をかけて営業訪問のアポイントを獲得する仕事です。
主にコールセンターに在籍し、あらかじめ用意されたリストに沿って電話をかけていきます。自社の製品やサービスを販売する営業活動の一端を担う仕事ですが、基本的なマニュアルがあるので、練習や場数を重ねれば問題なくこなせるようになります。
常に発話しているため、喉に疲れを感じることがあるかもしれませんが、空調の効いたオフィス内で仕事をするため、肉体的な負担は比較的少ない仕事です。
4-2-3.Web制作スタッフ
Web制作スタッフの仕事はいくつかに分類されますが、Webコンテンツに掲載する文章を書いたり、Webサイトのデザインをしたり、デザインを実際にインターネット上で見られるようにプログラミングする「コーディング」をしたりといった仕事があります。
取材などで外出する機会もありますが、多くの時間はオフィスでのパソコン作業となるため、肉体的負担は少ないでしょう。
また、パソコンさえあれば、どのような環境でも仕事ができるため、会社によっては正社員のリモートワークが認められているケースもあります。体力勝負の仕事ではないことに加え、通勤が省略できれば体力を消耗することもないため、肉体的に楽な仕事の一つといえるでしょう。
5.正社員で楽な仕事は要注意?
楽な仕事だと思って入社しても、「実際に働き始めてみたら楽じゃなかった」というケースも考えられます。
例えば、入社前に「業務量は少ないので、余裕をもってマイペースに仕事を進められる」と、人事担当者や現場責任者から聞いていたとしても、あくまでもその感覚はその方の主観的なものです。
また、良い人材を採用するために、ポジティブに印象操作をしているケースもなきにしもあらずです。正社員でありながら、一般的な給与より高いにも関わらず「楽な仕事です」とうたっているような求人には注意しましょう。
入社後のミスマッチを防ぐためにも、「楽と言ってたし、内定くれたからとりあえず入社する」と安易に判断はせず、内定が出てもすぐに返事をせず、企業についてしっかり調べてから入社を決断することをおすすめします。
6.まとめ
今回は、正社員でも楽な仕事についてご紹介しました。
「楽」の定義は人それぞれで異なりますが、自分が楽と感じる仕事が何なのかを理解できていれば、楽に働ける正社員の仕事はきっと見つけられます。
100人中100人が難しい仕事と答えても、あなたが「楽だ」と思えば、その仕事があなたにとっての楽な仕事です。「正社員は辛くて忙しい仕事しかない」と思っていた方は、この機会に新たな視点で転職活動をおこなってみましょう。
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