サザエさん症候群とは?月曜日を憂鬱に感じる原因を解説
※この記事は5分30秒で読めます。
「サザエさん症候群かもしれない」
「日曜日の夕方になると仕事のことで憂鬱になる」
など、サザエさん症候群に関して悩んでいる方もいるでしょう。
仕事を休むほどのことではないけど、「なんとなく憂鬱」「不安な気持ちがある」など、日曜日の夕方から夜にかけて、翌朝から始まる仕事に行きたくない気持ちが出てくる方もいます。
今回は、サザエさん症候群について、症状やなりやすい方、対処法などを解説します。この記事を読むことで、サザエさん症候群について理解が深まり、正しい対処ができるようになるでしょう。
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1.サザエさん症候群とは?
サザエさん症候群とは、日曜日の夕方から夜にかけて「また明日から仕事に行かないといけない」と憂鬱な気持ちが生じることを指す言葉です。
サザエさんのアニメは、日曜日の18時30分からテレビで放送されており、多くの社会人にとっては休日が終わり、仕事の始まりが近づいてきたと感じる時間帯でもあります。
このことから、日曜日の夕方から夜にかけて仕事のことを考えて気持ちが沈むことを「サザエさん症候群」と呼ぶのです。
1-1.多くの方が「月曜日」を憂鬱に感じている
実際に社会人として働いている方は、その多くが仕事の始まりである月曜日を憂鬱に感じていることが江崎グリコ株式会社の調査によって判明しています。
調査結果によると、回答した20代〜50代の働く男女のうち男性は77.5パーセント、女性は86.5パーセントが、月曜日を1週間で一番憂鬱を感じる日として挙げたのだそうです。
この数字は、他の曜日に比べてダントツで多いことがわかります。
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参照:「20代〜50代の働く男女と専業主婦1200人に聞く「憂鬱な曜日調査」|江崎グリコ株式会社
https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M101037/201803262310/_prw_OR1fl_X6T5m8HI.pdf
1-2.特に20代は月曜日に憂鬱を感じている
月曜日を憂鬱と感じているのは、どの世代の働く男女にも共通しています。
そのなかでも特に20代は、男性が88.0パーセント、女性が90.0パーセントと、ともに約9割の方が憂鬱さを感じていることも、同じ江崎グリコ株式会社の調査からわかっています。
社会人として働く方のなかでも20代の方ほど、特にサザエさん症候群に陥りやすいと言えるでしょう。
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参照:「20代〜50代の働く男女と専業主婦1200人に聞く「憂鬱な曜日調査」|江崎グリコ株式会社
https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M101037/201803262310/_prw_OR1fl_X6T5m8HI.pdf
1-3.サザエさん症候群とうつ病は違う
サザエさん症候群になってしまった方のなかには、「自分はうつ病なのでは?」と不安に感じる方も多いです。
しかし、サザエさん症候群とうつ病は違います。うつ病は、文字通り病気として登録されており、憂鬱な期間が長く続きます。
一方でサザエさん症候群は、基本的に日曜日の夕方から月曜日にかけて一時的に憂鬱になるのみです。
火曜日、水曜日と曜日が進み、再び休みが近づいてくるにつれて、憂鬱な気持ちはなくなっていくことがほとんどです。
2.サザエさん症候群になると出てくる症状
サザエさん症候群になると、以下のような症状が現れます。
- なぜか胸がザワザワする
- なかなか寝られない
- 食欲が減ってしまう
- 頭が痛くなる
- 胃がムカムカする
- 倦怠感を感じる
- 自然に涙が出る
仕事を休むほど深刻ではないが、なんとなく調子が悪く感じるのがサザエさん症候群の特徴です。
もし、日曜日の夕方から夜にかけて上記のような症状が出てしまっている場合は、サザエさん症候群になっていると言えるでしょう。
3.サザエさん症候群になる原因
サザエさん症候群になる原因には以下の3つがあります。
- 心身ともに疲れている
- 仕事のプレッシャーを感じている
- 職場の人間関係に悩んでいる
それぞれの原因についてお伝えします。
3-1.心身ともに疲れている
ハードワークの方や、月末・年度末などの繁忙期のときは疲れが蓄積しやすく、そのような状態だとサザエさん症候群になりやすいです。
疲れが蓄積しているときは、休日に少し休めたとしても、日曜日の時点で心身ともに万全の状態にはならず、「もっと休みたい」「疲れが取れていない」と憂鬱になってしまいます。
3-2.仕事のプレッシャーを感じている
大きな仕事を任されている方は、「が許されない」「失敗したらどうしよう」などといった気持ちから仕事に行くことを憂鬱に感じ、サザエさん症候群になりやすいです。
仕事のプレッシャーは、多少であれば成果を出すために必要とされています。
しかし、過度なプレッシャーは不安に押しつぶされ、サザエさん症候群につながってしまうため注意が必要です。
3-3.職場の人間関係に悩んでいる
職場での悩みで多いのが人間関係によるものです。
人間関係に悩んでいると、「会いたくない」「何か言われそうで嫌」など、会社に行きたくない気持ちが出て、サザエさん症候群に陥ります。
基本的に、職場は1日の大半の時間を過ごす場所です。そんななか、職場での人間関係に悩みがあると、仕事に行くのが憂鬱になってしまうでしょう。
4.サザエさん症候群になりやすい方の特徴
サザエさん症候群は、以下のような特徴を持つ方がなりやすいとされています。
- 真面目で責任感が強い方
- 自分一人で頑張ってしまう方
- やりたい仕事ができていない方
それぞれの特徴についてお伝えします。
4-1.真面目で責任感が強い方
責任感が強い方は、「絶対やり遂げないといけない」「絶対期限を守らないといけない」と自分自身に強いプレッシャーをかけてしまいがちです。
プレッシャーがストレスにつながり、サザエさん症候群になってしまうこともあるでしょう。
責任感を持って仕事に取り組むことは大切ですが、自分を苦しめてしまってはいけません。適度に力を抜いて、リラックスしながら仕事をすることも大切です。
4-2.自分一人で頑張ってしまう方
仕事に関して誰にも相談せず、一人で悩みや不安を抱え込んでしまうと、ストレスのはけ口がなくなります。
ストレスを溜め過ぎると、サザエさん症候群になってしまう可能性が高いです。
「迷惑をかけてはいけない」「愚痴は言うべきではない」など、頑張ることは大切ですが、溜め込みすぎると自分が辛い思いをすることになります。
一人で頑張り過ぎず、ときには信頼できる方を頼ったり、相談したりすることで気持ちが楽になり、仕事でも良い成果が出やすくなることもあるでしょう。
4-3.やりたい仕事ができていない方
「とりあえず仕事を選んだ」「他に選択肢がなかった」などの理由で、自分にとってやりたい仕事ができていないときは、仕事に行くのが憂鬱になりやすいです。
やりたくないことを頑張ろうと思っても、なかなかモチベーションを上げることは難しいでしょう。
これは、なんとなくで就職や転職をしてしまう方に多いです。サザエさん症候群になって、働くこと自体が嫌になることもあります。
自分にとって本当にやりたいと思える仕事を探すことが、サザエさん症候群になる可能性を減らす一つの選択肢です。
JOBPALは面談で、あなたにぴったりの求人をご紹介します。やりたい仕事がある方はもちろん、やりたい仕事が見つからない方でもお気軽にご相談ください。
5.サザエさん症候群の間違った対処法
「自分はサザエさん症候群かも」と思ったら、なんとかして治そうと試みる方が多いです。しかし、下記は間違った対処法になるため気をつけましょう。
- 休みを取らない
- 休みに予定を詰め込む
間違った対処法について理解しておきましょう。
5-1.休みを取らない
休み明けの気分が辛いからといって、休みを取らないのはよくありません。
自宅に仕事を持ち帰って休日も仕事をしたり、メールをチェックしたりすると、常時仕事モードがオンの状態が続いてしまいます。
心身の健康バランスを崩してしまうので、休みはしっかり確保し、仕事のことを考えず、ゆっくり過ごす日を必ず作りましょう。
5-2.休みに予定を詰め込む
リフレッシュしたいからと予定を詰め込みすぎてしまうと、休日なのにかえって疲れてしまうことがあります。
疲れた状態で、また休み明けの仕事に向かうのは憂鬱に感じるでしょう。
リフレッシュするために適度に遊ぶことは大切ですが、無理して予定を詰め込みすぎないようにご注意ください。自分の体調を考慮しながらゆとりのある予定を組みましょう。
6.サザエさん症候群を乗り越えるための対策
サザエさん症候群を乗り越えるならば、以下の4つの対策を試してみましょう。
- 休日も睡眠サイクルを狂わさない
- 休み明けの楽しみを作る
- 軽い仕事から取り組めるよう調整する
- 職場で信頼できる友人を作る
それぞれの対策についてお伝えします。
6-1.休日も睡眠サイクルを狂わさない
疲れを取ろうとして休日に昼まで、あるいは昼すぎまで寝るのは逆効果です。
睡眠サイクルが狂うことで夜の寝つきが悪くなり、結果的に夜に寝つけず、寝不足のまま仕事に行く朝を迎えることになってしまいます。
起きる時間はいつもと同じ時間を心がけ、外が晴れていたら太陽の光を浴びたり、適度な運動をしたりすることで、睡眠の質が向上し、疲れが取れやすくなるので実践してみてください。
6-2.休み明けの楽しみを作る
休日の予定を作ることも大切ですが、休憩時間に美味しいランチを食べに行く、仕事帰りに同僚と買い物に行くなど、楽しみな予定を休み明けの日に入れるのもおすすめです。
楽しみだと思えるような予定があれば、休み明けの日も憂鬱な気分ではなく、明るい気持ちで仕事に向かえます。
6-3.軽い仕事から取り組めるよう調整する
休日明けに重い仕事ばかりが溜まっていると、前日から憂鬱な気分になりがちです。
重要な仕事やプレッシャーのかかる仕事は、できるだけ休日明けに入れないように調整するのもサザエさん症候群の対策になります。
どうしても仕事の調整が難しく、「いつも休日明けはつらい」という状態を改善できないなら、仕事を変えるのも選択肢の一つです。
JOBPALでは面談をもとに、キャリアパートナーがあなたにぴったりの求人をご紹介します。少しでも気持ちを楽にするために、お気軽にご相談ください。
6-4.職場で信頼できる友人を作る
職場に信頼できる友人がいれば、仕事に行くことも楽しくなる可能性が高いです。悩みの相談ができれば気分が晴れますし、悩みの解決につながることもあります。
趣味の話ができれば、ただ黙々と仕事をするだけではなく、仕事の合間に気分転換ができるようになる可能性もあるでしょう。
職場で積極的にコミュニケーションをとっていなかった方は、まずは年齢の近い同期と何気ない話をして、親睦を深めてみてはいかがでしょうか。
7.まとめ
お伝えしたとおり、サザエさん症候群とは、日曜日の夕方から夜にかけて仕事に対して憂鬱な気持ちが生まれることです。
社会人なら誰でもなる可能性があるため、仕事のことで悩んでいる方やストレスを抱えている方は、しっかり対策をしましょう。
どうしても仕事の悩みやストレスがなくならず、サザエさん症候群になってしまう方はJOBPALにご相談ください。
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