ピッキング作業は女性におすすめ?現場の雰囲気や働くときの注意点を解説
※この記事は5分で読めます。
「ピッキングって女性でもできるの?」
「女性がピッキングで働くメリットを知りたい」
など、女性のピッキング作業に関して疑問を持っている方もいるでしょう。
ピッキングは倉庫内から商品を集めてくる仕事のことで、シフトの調整などがしやすく、女性が働きやすい傾向にあり、実際多数の女性の方がピッキングの現場で活躍しています。
今回は、ピッキングの概要、女性がピッキング作業に向いている理由や注意したほうが良い点などを解説します。この記事を読めば、ピッキング作業が女性にも向いている仕事だということがよくわかり、未経験でも倉庫で働くイメージがつきやすくなるでしょう。
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1.そもそもピッキング作業とは?
「ピッキング作業」という単語を聞いたことがない、または聞いたことはあるけど内容はよくわからないという方もいるでしょう。
ピッキング作業とは、簡単にいうと倉庫内から商品を集めてくる作業です。商品は企業によってさまざまですが、企業からの注文品やインターネットショッピングでの購入品など、指示書に書かれた商品を倉庫内から集め、場合によっては梱包・出荷までをおこないます。
マニュアルが完備されているところも多く、作業自体は単純作業であるため、未経験でも働きやすい人気のある仕事です。
2.ピッキング作業が女性におすすめの理由
倉庫内での仕事というと、力仕事や男性が多いイメージを持つ方もいるかもしれません。
たしかに、重い荷物を扱う倉庫では男性が主として活躍している場合もありますが、すべての倉庫で重い荷物を扱っているわけではありません。扱う荷物などの内容に注意して仕事を選べば、実はピッキングは女性にもおすすめの仕事です。
ピッキング作業が女性におすすめの理由はいくつかあります。
2-1.家事や育児と両立できる
企業によりますが、ピッキングの仕事はパートやアルバイトなどの働き方が選びやすい傾向にあります。
ピッキングのアルバイトの場合、シフト制の企業が多く、そのため休暇を取りやすい、時間の融通がききやすいといったメリットがあります。働きながら家庭の時間も大切にしたい、と考えている女性の方にとっては、家事や育児との両立がしやすい環境といえるでしょう。
また、出産・育児や介護などで一定期間働くことができずにブランクがあった方でも復帰しやすく、安心して働くことができます。
2-2.人間関係を気にせず働ける
厚生労働省が発表している令和2年雇用動向調査結果の概況によると、令和2年1年間の女性転職入職者が前職を辞めた理由として「人間関係」を回答している方の割合は13.3%であり、これは個人的理由のなかでは一番高い割合でした。
また、令和3年の同様の調査結果は「人間関係」の回答は9.6%。「労働時間・労働条件」の10.1%に次いで2番目に高い割合となっています。
男性の場合と比較すると、前職を辞めた理由を「人間関係」と回答した男性の割合は令和2年で8.8%、令和3年で8.1%であり、女性よりも低い水準にあります。女性は、男性よりも職場の人間関係を気にしやすい傾向があるともいえそうです。
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参照:厚生労働省|令和3年雇用動向調査結果の概況「表6 転職入職者が前職を辞めた理由別割合」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/doukou/22-2/dl/gaikyou.pdf
ピッキングは、チームワークというよりも個々での作業がメインとなります。常に倉庫内を歩き回って作業をするため、一緒に働く人と必要以上に距離を縮める必要はありません。
職場の人間関係を気にしてしまう女性の方にとっては、人間関係をあまり気にせず働くことができるでしょう。
2-3.未経験から働ける
結婚や出産、子育てによって仕事にブランクがあいてしまった女性のなかには、「仕事をしたいけど、経験のない仕事は不安……」と感じている方もいるのではないでしょうか。
ピッキングは作業に間違いが起きることを避けるため、ほとんどの企業がマニュアルを完備しています。
そのため、未経験でもマニュアルを見ながら仕事をこなすことができ、初めての仕事というハードルの低い仕事といえるでしょう。
実際、未経験歓迎をうたっているピッキングの求人はたくさんあります。未経験からでも働ける仕事を探している方にはおすすめの仕事です。
2-4.日々体を動かせる
ピッキングは広い倉庫内から指定された商品を取りに行く作業の繰り返しです。そのため、必然的に倉庫内を歩き回る時間がとても長くなります。
運動不足を感じている方や、積極的に身体を動かしたい方にとっては、働きながら身体を動かすことができるうってつけの仕事です。
2-5.楽な服装で働ける
ピッキングは身体を動かす仕事なうえに接客がないため、動きやすい楽な服装で作業をします。スーツやジャケットなどを着ることを窮屈に感じる方にとっては、楽な服装で働けるのは魅力です。
また、仕事の前後に家事や育児が忙しい方にとっても、楽な服装で出勤、仕事ができるのは着替えの手間が省けるため、大きなメリットといえるでしょう。
3.ピッキング作業の現場の雰囲気
女性でも働きやすいピッキング作業の現場は、女性の割合が多い倉庫などです。そういった現場では、働きやすい雰囲気ができあがっているケースが多いです。
作業自体は個々でおこなうものがほとんどで、業務中は必要のない会話はほとんどなく、みんな黙々と作業をしています。
たくさん歩き回る必要のある体力仕事であるため、勤務時間が長い場合にはこまめに休憩を入れている倉庫もあります。
また、規模の大きな倉庫では、倉庫内に休憩用のレストランや売店がある場合もあります。体力、集中力ともに求められるピッキング作業では、休憩時間はリラックスして休み、仕事の時間には集中して黙々と作業する、といったメリハリをつけて仕事をする雰囲気ができあがっている倉庫が多いようです。
ただし、実際の雰囲気は倉庫ごとに違い、求人だけを見てもわかりにくいものです。働く前に職場の雰囲気をしっかり知りたいなら、転職相談を活用しましょう。
JOBPALでは、女性歓迎のピッキング作業の求人をご紹介できます。働く現場の雰囲気も面談時にしっかりとお伝えすることができます。まずは面談に応募いただき、あなたに合った雰囲気の職場を探しましょう。
4.女性がピッキング作業で働くときの注意点
ピッキングは女性にもおすすめの仕事であることを紹介しましたが、仕事を決める前に女性の方がいくつか確認しておいたほうが良いことを3点紹介します。以下の点に注意すれば、女性でも無理なく仕事を続けやすくなるでしょう。
4-1.女性専用のトイレや更衣室がある職場を選ぶ
企業によっては、倉庫内に女性専用のトイレや更衣室がない場合もあります。当然あるものだと思って入社し、働き始めてからないことに気が付くと、働きづらさを感じてしまうかもしれません。
女性専用のトイレや更衣室があるかどうかは、面談時に必ず確認しましょう。
4-2.ピックアップする部品は何かを確認しておく
軽いものを運ぶことが多いピッキング作業ですが、倉庫によって扱うものが異なります。重いものを扱うことがあるかどうか、事前に確認が必要です。
普段運ぶものはどのような部品でどのくらいの重さなのか、一つひとつは軽くても、たくさんの量を一度に運ぶと重くなる場合もあります。
具体的に、どのくらいの重さの物を運ぶ可能性があるのか、力を使う作業はあるのかを確認し、自分の体力で無理なく作業ができるかどうかを判断しましょう。
4-3.繁忙期の様子を事前に確認しておく
一般的に倉庫は季節ごとのイベント時に忙しくなる傾向があります。クリスマスやお歳暮の11〜1月上旬、引越しの多い3〜4月、お中元や夏休みのある7〜8月頃などが倉庫の繁忙期といわれています。
その他にも、通販会社のセールなどがあると、その会社の倉庫は忙しくなります。
繁忙期には業務量が増えるだけでなく、残業が発生したり、シフトに多く入らなくてはならない場合もあります。
「家庭と両立したくてピッキングの仕事を選んだのに、忙しすぎて両立できない!」とならないよう、繁忙期はいつで倉庫内はどのような様子になるのかを事前に確認しておきましょう。
5.まとめ
ピッキング作業は、倉庫内の設備や運ぶものの重さ、繁忙期の様子などを事前に確認しておけば、作業自体は黙々と取り組むことができるやりがいのある仕事です。シフトの調整もききやすく女性も働きやすい職場が多くあります。
家庭と仕事を両立したい、人間関係に振り回されずに仕事に集中したいという女性の方にはぴったりの仕事です。
そうはいっても実際に職場の雰囲気がわからないと不安だという方は、転職相談を活用しましょう。企業の方には直接聞きにくい労働条件や、実際の職場の雰囲気などを聞きながら、自分に合う職場を探すことができます。
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