フリーターとは何歳までを指す?社会人やニートとの違い、正社員になるための方法を紹介
※この記事は6分30秒で読めます。
「フリーターと社会人の違いは?」
「いつまでフリーターでいられるの?」
など、フリーターについて疑問を抱いている方もいるでしょう。
フリーターとして働くなら、フリーターとはどういった立場なのかを知っておく必要があります。また、フリーターから正社員を目指す際には準備すべきことがいくつかあります。
今回は、フリーターと社会人の違い、フリーターから正社員を目指す方法、正社員になるうえで必要な心構えなどを解説します。この記事を読めば、フリーターについて理解でき、フリーターから正社員にステップアップするためのヒントを得ることができます。
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1.フリーターとは
フリーターとは「フリーアルバイター」の略語で、定職に就かずアルバイト・パートの雇用形態で働く人のことを指します。ただし、アルバイト・パートで働く意思のある無職の人もフリーターに含まれる場合があります。
1-1.フリーターの定義
フリーターには厳密な定義は存在しませんが、厚生労働省が発表した「若年者雇用等の現状について」では、15~34歳で男性は卒業者、女性は卒業者かつ未婚者に限定したうえで、「①現在就業している者については勤め先における呼称がアルバイトまたはパートである雇用者、②現在無業の者については家事も通学もしておらずアルバイト・パートの仕事を希望する者」を定義としてフリーターの数を調査しています。
1-2.フリーターの人口
前述した厚生労働省が定義するフリーターの数は、2022年の平均で132万人です。男女別にみると、男性は61万人、女性は71万人でした。
過去5年間のデータを見てみると、2018年は144万人、2019年は139万人、2020年は137万人、2021年は138万人となっており、フリーターの人口はやや減少傾向にあります。
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参照:厚生労働省|若年層(15~34歳)及び35~44歳の「パート・アルバイト及びその希望者」
https://www.mhlw.go.jp/content/11801000/000548637.pdf
1-3.フリーターと社会人の違い
社会人とは「学校や家庭から独立し働いている人」を指す言葉ですが、こちらも絶対的な定義は存在しません。社会人という定義を大きくとらえた場合、働いてさえいれば誰もが社会人ということになり、正社員であってもフリーターであっても変わりはありません。
しかし、採用現場においては社会人の定義が異なります。採用現場における社会人とは、企業に籍を置いて働いている人を指すことが一般的であり、正社員や契約社員・派遣社員などが該当します。
そのためアルバイトやパートは職歴としてみなされず、採用現場においてはフリーターと社会人は別物として扱われます。
1-4.フリーターとニートの違い
ニートは「Not in Education, Employment or Training」の頭文字を取った造語です。厚生労働省ではニートを「15~34歳で、仕事をしていない、または失業者として求職活動をしていない者のうち、通学も家事もしていない独身者」と定義しています。
フリーターとニートは、一般的に収入の有無という点で異なりますが、無職でも働く意思のある人はニートではなくフリーターに分類されます。
フリーターとニートの違いは、以下の記事でも詳しく解説しています。
2.企業から見たフリーターのイメージとは?
一般的に、フリーターはアルバイトやパートで働いていて、ある程度の収入を得て生活しているというイメージを持たれています。正社員や契約社員などの雇用形態ではないものの、生活費を自ら稼ぎ、自立した生活を営んでいるイメージです。
しかし、アルバイトやパートとしての働き方には将来性がないと見なし、フリーターを厳しい目で見る人もいます。仕事内容についても、正社員に比べて責任の少ない仕事を担うことが多く、仕事の能力が高くないと思われてしまいがちです。
このような理由から、採用現場ではマイナスイメージを抱かれてしまう場合があるようです。
3.フリーターが社会人として認められない理由
フリーターは社会人と区別されることも多いですが、お金を稼いでいることは変わりません。なぜ社会人と認められないのでしょうか。それには以下の3つの理由が考えられます。
3-1.責任感のある仕事をしていない
採用の現場でフリーターが社会人として認められない理由としては、正社員とフリーターの責任の重さの違いが挙げられます。
もしフリーターがミスをしたら、そのミスは正社員の人がカバーしてくれる場合がほとんどでしょう。例えばコンビニのレジで小銭の受け渡しミスが発生した場合、アルバイトなら正社員である店長や副店長の指導を受けるだけで済みます。しかし正社員の場合、ミスをした責任は正社員自らが負うことになります。
このように、フリーターと正社員では任される仕事の責任が異なり、フリーターの立場では責任ある仕事はなかなか任されません。
3-2.ビジネススキルが身についていない
正社員であれば、商品の製造や営業といった経営に直結する業務を任されますが、フリーターは正社員と比較すると経験や知識を積む機会が限られます。
例えば工場でアルバイトをする場合は、出荷品の梱包・運搬など、知識がなくても体で覚えられる仕事を任されることが一般的です。そのためビジネススキルや技術がなかなか身につかないことが、評価されない理由の一つです。
また、正社員であれば知っているであろうビジネスマナーを、フリーターが知らない場合も考えられます。正社員であれば研修や教育制度が用意されているケースもありますが、フリーターはなかなか学ぶ場面がありません。名刺交換やメールの手順、礼儀作法など、基本的なことを把握できていないフリーターの場合、社会人経験がない人とみなされてしまうでしょう。
3-3.社会的信用度が低い
フリーターは雇用や収入が安定していないため、社会的信用を得づらい傾向にあります。
「安定した収入がない」と判断される状態では金融や不動産の審査が通りにくく、車や家を買うためのローンが組めなかったり、クレジットカードの審査に通りづらくなったりします。将来マイホームや車の購入を考えている方にとっては、大きなデメリットとなるでしょう。
4.正社員とフリーターの違い
社会人という大きな括りでは定義があいまいなため、フリーターとの具体的な違いがわかりづらいですが、「正社員」と「フリーター」で比べてみましょう。企業に「社員」として契約をして働く正社員と、「パート・アルバイト」として契約して働くフリーターには、以下の5つの大きな違いがあります。
- 業務範囲の違い
- 課せられる責任の大きさ
- 雇用条件の違い
- 将来性の違い
- 精神的な違い
ここでは、正社員とフリーターではどう違うのか、それぞれの項目について詳しく解説します。
4-1.業務範囲の違い
正社員とアルバイトでは、業務範囲に違いがあります。
正社員は“企業”という大きな組織の一員として働くため、企業にまつわるさまざまな仕事を任されていくことになり、大きな裁量を持って仕事をすることが可能です。昇進すると職種や部署が変わることもあり、新しい業務などさまざまな経験を積めるのも大きな魅力です。
そのぶん仕事の範囲が明確に決まっているわけではないため、役職や部署によっては多くの仕事を任されることがあり、必然的に仕事量はフリーターよりも増えてしまいます。また、組織貢献度も重視されるため、一般的な業務内容だけでなく社外活動にも参加しなければならないケースもあります。
フリーターの場合は仕事の範囲が明確に決められているため、正社員よりも限られた業務範囲内で働くことができます。新しい役職や部署に変わることがないうえ、できない仕事内容に対しては断ることも可能です。
ただし、正社員のように色んな仕事にチャレンジしたいと希望しても、アルバイトという雇用形態である以上、重要な役職などに採用されることはなく、担当できない仕事も多いでしょう。場合によっては発案したことが通り、企業に貢献する場合があったとしても、それにより業務範囲が広がるケースも極めて少ないです。
4-2.課せられる責任の違い
正社員とフリーターでは、課せられる責任の違いももちろん異なります。
正社員として雇用されるということは、ゆくゆくは企業の将来を担う立場になることが望まれます。業務をおこなうなかで結果を出した場合、昇給昇格が見込まれたり、責任の大きな役職を担っていったり、やりがいを感じながら仕事に励むことができます。
また、部下ができ、多くの人を管理する立場になっていくことで、自身のスキルアップにもつながります。一方で、昇格とともに部署や立ち位置の変動があり、希望する職務内容は選べません。また、変動を断ることも基本的には厳しいでしょう。
フリーターの場合は業務範囲が一定であるため、正社員に比べて課せられる責任は極めて少ないでしょう。アルバイトをまとめる「パート・アルバイトリーダー」という立ち位置になったとしても、正社員に報告・相談する必要があるため、結果的には正社員が責任を背負っている状態となります。
しかし、課せられる責任の大きさに合わせて給与は上がります。パート・アルバイトリーダーになることで昇給するなど、企業によっては昇給昇格制度があるものの、正社員のように大きなステップアップがないため、大きな昇給昇格はないと思っておいて良いでしょう。
4-3.雇用条件の違い
正社員とフリーターの雇用条件において、法律上の線引きはありません。
しかし多くの場合が、正社員は労働契約に期間の定めがなく、安定した雇用が得られるという大きなメリットがあります。ほかにも賞与や退職金など通常の給与以外のお金が受け取れたり、福利厚生や研修が充実しているので高待遇といえます。
一方で、所定労働時間はフルタイムなので拘束時間が長く、さらには残業が必須となる場合もあります。転勤や業務にも変更があり、その都度対応しなければいけないのも正社員の雇用条件の一つです。
また、企業によって異なりますが、兼業ができない企業が多く見られます。フリーターは勤務時間や勤務日などの調整がしやすく、正社員より短時間勤務で、自分の希望する働き方ができます。残業や転勤を課せられることはなく、兼業ができるのもフリーターならではのメリットです。
しかし労働時間に自由が利く反面、アルバイト人数の関係や人件費削減のため自分が希望する時間すべてが労働できるという保証はありません。また、退職金制度もなく、福利厚生面で正社員と大きな差が生じます。
4-4.将来性の違い
正社員は安定した収入があるだけでなく、職能や役職による手当をもらえたり、定期的な昇給があったりなど、将来に向けた貯蓄がしやすい環境です。定年時には退職金が発生するため、老後の費用として活用することもできます。
また、退職したあとも正社員として勤務を続けた場合、天引きで納付していた年金が支給されるため、ある程度ゆとりを持った老後の生活が送れる可能性があります。
一方フリーターは、出勤日数によって受け取れる賃金以外に収入はないのが一般的です。正社員のように定期的な昇給がある職場は少ないですし、たとえ長年働いていたとしても大幅な昇給は少なく、ほぼ同額の収入であり続けることが多いです。また、フリーターは退職金がないため、働けるうちにどれだけ自身で貯蓄できるかが将来の生活を左右します。
また、老後に受け取れる年金額においても、フリーターと正社員では差が生じます。フリーターは、一般的に国民年金保険料のみを支払います。日本年金機構によると、令和4年度の1ヵ月あたりの国民年金保険料は月額1万6,590円です。 この国民年金保険料を支払うと、将来受け取れる国民年金の平均受給額は月額56,368円となります。
国民年金の受給額は「保険料の納付月数」で決まるため、20歳〜60歳までの40年間のうち毎月欠かさず保険料を納めていれば、最大で月額65,141円受け取ることができます(※令和2年4月時点) 。
一方、正社員は厚生年金保険料を支払います。厚生年金に加入する場合は、厚生年金保険料に前述した国民年金保険料も含まれた額を支払うため、定年後は国民年金とあわせた分の年金を受けとることができます。
厚生年金保険の保険料は、毎月の給与とボーナスそれぞれに保険料率の18.3%をかけた金額で、厚生年金の平均受給額は月額145,665円です(※令和3年度時点)。
受給額は「保険料の納付月数」と「収入額」によって決まります。給与所得が多いほど年金の受給額も増えます。「安定した収入」「定期的な昇給」「退職金」といった正社員のメリットを得られないことで、フリーターと正社員では生涯年収でかなりの差がつくことも知っておきましょう。
一般的に、正社員の生涯年収は約2億~3億円、それに対してフリーターは約9,000万円といわれています。20代男女の平均年収は正社員が約323万円ですが、フリーターは約241万円です。この時点から少しずつ差が生じ、その後も定期昇給や賞与がないことで年収の差がどんどん開いて、生涯年収では非常に大きな差となってしまうのです。
いざ正社員として就職しようとした場合にも、フリーターとして働く期間を「社会人経験」として判断しない企業も少なくないため、将来的に就職ができない可能性も大いに考えられます。
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参考:国民年金機構 国民年金保険料
https://www.nenkin.go.jp/service/kokunen/hokenryo/hokenryo.html
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参考:厚生労働省 令和3年度厚生年金保険・国民年金事業の概況 表23
https://www.mhlw.go.jp/content/001027360.pdf
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参考:国民年金機構 令和2年4月分からの年金額等について
https://www.nenkin.go.jp/oshirase/topics/2020/20200401.html
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参考:国民年金機構 厚生年金保険の保険料
https://www.nenkin.go.jp/oshirase/topics/2020/20200401.html
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参考:厚生労働省 令和3年度厚生年金保険・国民年金事業の概況 表6
https://www.mhlw.go.jp/content/001027360.pdf
4-5.精神的な違い
フリーターの方のなかには、精神的な不安を抱え続けるという方も多いです。一般的には正社員の場合は雇用期間の心配をすることなく、安定して働けるケースが多いです。また、安定した収入や福利厚生、諸手当などが得られるため、「働き続けることができる」という安心感があります。
しかし、フリーターの場合は、契約更新手続きの段階で企業側と働く側の双方が同意しなければ働き続けることはできませんし、企業側が「この人はもう働くことができない」と判断すれば契約を打ち切られる可能性もあります。
また、正社員と違って昇格昇給のあるケースが少なく、確実に労働時間が確保してもらえるわけではないため、安定した収入が得られる保証もありません。
年齢を重ねるごとに、正社員との差は広がり、こういったデメリットは大きくなっていくため、精神的に不安を抱えたまま働き続けることになってしまいます。周囲の友人や知り合いが正社員として働いている場合、他人から比較されることもあり、精神的に劣等感を感じやすくなる方もいます。
このように、フリーターで働き続けるということは、正社員として働くよりも年々精神的な不安が大きくなっていくのです。
5.いつまでフリーターでいられる?
フリーターとして見なされるのは何歳までなのでしょうか?
厚生労働省がおこなったフリーターの定義づけでは、フリーターは「年齢は15~34歳に限定する」と記載されています。しかしフリーターそのものに厳密な定義がないため、一生フリーターでいることは可能です。
しかし、フリーターは正社員に比べて収入が低い傾向にあります。そのため生計が立てづらく、一生フリーターでいるのはリスクが高いといえます。20歳~22歳なら正社員として就職できる可能性も高い年齢であるため、就職活動や転職活動への影響も少ないでしょう。
しかし、30歳以降もフリーターを続けるとなると、現実的に厳しい問題が増えてきます。一般的な社会人は20代前半から社会人経験があるものの、30代でフリーターとなると一般的な社会人より約10年遅れをとっていることとなるため、採用側の評価はあまり良くない可能性があります。
さまざまなリスクも考慮したうえで、一生フリーターでいるのか、正社員としての就職を目指すのか、自分の人生設計を今一度よく考えてみましょう。
以下の記事では、フリーターと社会人の違いについてより詳しく解説しています。
6.フリーターから正社員になるには?
フリーターの仕事は社会人経験として評価されにくく、長くとどまるほど正社員として働くチャンスが失われます。できるだけ早いうちに正社員として働けるように準備しましょう。
ここでは、フリーターから正社員になるための方法を6つご紹介します。
6-1.アルバイト先の正社員になる
アルバイト先の企業に正社員登用制度があれば、フリーターでも正社員を狙うことができます。
正社員登用制度とは、パートやアルバイト、契約社員などを正社員として雇用する制度のことです。仕事内容を十分に把握したうえで正社員になれるので、新しい仕事を探すよりもミスマッチが起きる可能性が低くなります。
6-2.求人サイトから応募する
フリーターとして働きながら正社員を募集している企業の求人に応募して雇用を狙う方法もあります。インターネットの求人サイトではさまざまな企業が募集をかけていますので、今のアルバイト先よりも待遇が良い企業が見つかる可能性もあるでしょう。インターネットの募集は随時おこなわれているので、こまめに確認して求人情報を集めることが大切です。
ただし、フリーターが新しい環境で正社員を狙うのは簡単ではありません。長くフリーターだった理由を面接で説明し、納得してもらう必要があります。また、なぜ働いていた企業ではなく応募先企業で正社員になりたいのかという問いに対しても、納得できる理由が必要です。
以下のページでは正社員の求人をチェックすることができます。
6-3.ハローワークに行く
ハローワークでは、求人を出している地元企業のなかからあなたの経歴や能力に合った企業を紹介してもらうことができます。面接指導や履歴書の添削、面接日程の調整などを受けながら仕事を探せるのがメリットです。
実際の面接の際は紹介状も書いてくれるので、自分一人での転職活動より安心感があります。場合によっては職業訓練を進めてもらえることもあり、入社前に知識やスキルを磨くこともできるでしょう。
6-4.就職サポートを利用する
企業が実施している就職サポートサービスを利用することもできます。求人選び、自己分析、面接対策など、正社員を目指すうえで必要なあらゆる支援をしてもらえます。一人で就職活動を進めるのと違って就職のプロに相談しながら進められるので、成功率がグッと高くなるのがメリットです。無料で申し込める場合が多いので、就活のコストも安く抑えることができます。
JOBPALでも無料の就職サポートをしていますので、気軽にご相談ください。
6-5.知人に紹介してもらう
応募する会社で働いている知人がいれば、知人を介して人事担当者を紹介してもらうのも一つの手です。
フリーターの場合、社会的信用が低かったり、社会人経験として自身のスキルをアピールすることが難しかったりと、採用現場では応募者に対してマイナスイメージが先行してしまう可能性も少なくありません。
しかし、知人に紹介してもらうことで人柄やポテンシャルなどをアピールできる可能性もあります。こうした採用方法は「リファラル採用」と呼ばれます。
知人は自社の雰囲気や業務内容を把握しており、応募者と会社の相性を検討したうえで会社に紹介するため、リファラル採用は会社側としても理想に近い人材と出会える確率が高い採用方法であるという認識が広がっています。
6-6.派遣社員としてキャリアを積む
「いきなり正社員を目指すのはハードルが高い」と感じてしまう方は、まずは派遣社員としてキャリアを積むのもおすすめです。
派遣社員とは、派遣会社と雇用契約をし、派遣会社に紹介してもらった会社で勤務する働き方です。派遣会社の担当者が、仕事探しはもちろん、実際に勤務を開始してからの待遇面に至るまで、幅広くサポートしてくれます。
派遣社員と雇用契約を結ぶのはあくまで派遣会社であるため、何かあった場合には派遣会社が対応します。そのため、不安なことや疑問に思うことがあっても一人で悩むことなく、担当者に相談すれば多くのことは解決できます。
UTグループでは、製造業の分野で人材派遣をおこなっています。「社会人経験なし」と見なされたフリーターの方であっても、未経験者の採用や研修制度など、働きやすい環境を整えた会社で働くことが可能です。また、通常の派遣制度と違って期間の定めを設けていないため、長期間安心して働けます。
派遣社員としての働き方に興味がある方や、キャリアを積んでから正社員を目指したい方は、ぜひご応募ください。
7.フリーターが社会人になるための心構え
フリーターが社会人になった場合、卒業後すぐに正社員や契約社員として働き始めた人と比較すると、ビジネススキルに大きな差があると考えられます。しかし、心構え次第で差を埋めることは難しくありません。
ここでは、フリーターが社会人として周囲に負けない存在を目指すうえで知っておきたい心構えをご紹介します。
7-1.社会人としての自覚を持つ
正社員として働くのであれば、社会人としての自覚を持つことが何より大切です。責任感のある仕事も任されることにもなるので、フリーターのとき以上に真剣に仕事に取り組む必要があります。
ただし、たとえこれまでフリーターであったとしても、自分がしてきた仕事に対してはしっかり誇りを持っておくべきです。フリーターの仕事が評価されないのはあくまで採用現場での話です。
実際に採用されたあと、フリーターとして得た経験が活かせる機会はいくらでもあります。最後まで仕事をやり遂げることで達成感を感じられるだけでなく、今までフリーターとして仕事をしてきたことが間違いではなかったと感じられるでしょう。
7-2.熱意を持って仕事に取り組む
正社員になったら、仕事に対して熱意を持って取り組むべきです。真剣に取り組んでいる姿を見てもらえれば、より難しい仕事を任され、早急に待遇のアップを狙うこともできます。いち早く有能な人材だと思ってもらえるよう、積極的に仕事に取り組んでいくべきです。
ただ、勘違いしてはいけないのは「やる気だけのアピールだけではダメ」ということです。会社は学校ではないので、頑張りますと宣言するだけでは評価にはつながりません。アピールだけではなく、やる気と熱意をもって行動に移した結果が求められます。
7-3.周りの人と協調する
正社員になると、ほとんどの業務で周りの人と一緒に仕事を進めていくことになります。協調性を持たず自分勝手な行動をしていたら「社会人経験がないから……」と周りの人に思われてしまうかもしれません。
自分一人の力では解決できず、他人の力を借りないとやっていけない仕事も多々あります。人間関係で苦労しないためにも、協調性を持って仕事に取り組むべきです。
また、横のつながりだけではなく上下の関係も大切です。正社員や契約社員の場合、アルバイトやパート社員を部下として指導する立場になります。「年下だから」「部下だから」という理由で横柄な態度を取ると信頼関係が生まれず、仕事にも支障が生じてしまいます。
自分がフリーターだったときに「こんな上司はイヤだ」と思っていたような態度になっていないか、自分に問いかけながら仕事をしましょう。
アルバイト経験が長いのは一見不利ですが、部下の気持ちがわかるのは大きな強みです。せっかくのアルバイト経験を活かし、理想の上司を目指しましょう。
7-4.正社員を目指すなら早めに行動する
フリーターから正社員を目指すなら、なるべく早く行動を起こすことが大切です。特に20代は企業から若さやポテンシャルを評価してもらいやすく、正社員としての就職もしやすいでしょう。
しかし、30代以降は経験やスキルが重視され、即戦力としての人材が求められるようになります。そのため「社会人経験なし」と見られてしまうと就職活動のハードルが高くなります。
正社員を目指すなら、1日でも早く動き出すことをおすすめします。
7-5.時間があるうちに資格やスキルを身に付ける
フリーターは、シフトを自由に決められるなど、自分の都合に合わせた働き方がしやすい環境にあります。自分の時間がつくりやすい環境であるならば、将来のためにも、働きたい仕事に関する資格やスキルを早いうちに身に付けておきましょう。
フリーターは正社員に比べて経験や知識を積む機会が限られ、キャリアアップを目指すことは難しい働き方です。しかし、自分から資格やスキルを身に付ける機会をつくれば自信をもって就職活動できますし、企業側から主体性や本気度を評価してもらえるきっかけにもなります。
JOBPALではさまざまな資格について詳しく解説しています。興味のある資格やこれからの人生設計を考えたときに必要になる資格について理解を深め、資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。
8.研修制度がある職場で働くのが安心
フリーターから安定した職業に就こうと企業の採用試験を受けたものの、「社会人経験なし」と見なされ断られたことがある方もいるのではないでしょうか。しかし、未経験からでも安定して働ける会社はあります。
求人のなかには「未経験可」の求人も多数あり、会社によっては研修制度を設けています。研修制度があることで、未経験であっても社内でサポートを受けながらスキルを身につけ、キャリアアップを目指すことができます。
製造業の分野で人材派遣をおこなうUTグループでは、「社会人経験なし」と見なされたフリーターの方でも働きやすい環境を整えています。現在UTグループで働く約80%の方が未経験入社です。所属の際、これまでの職歴の有無が合否に影響することはありません。フリーター出身の多くの方が安定型派遣(無期雇用派遣)として所属し、各企業や現場で活躍しています。
職歴がない方に向けてしっかりとした研修制度を設けるなど、未経験の方でも働きやすい環境づくりに努めています。また、通常の派遣制度と違い、期間の定めを設けていないため、長期間安心して働いていただけます。
下記のリンクより、まずはぜひ面談にご応募ください。
9.まとめ
フリーターに厳密な定義はなく、一生フリーターでいることも可能です。しかし、収入や雇用の不安定さ、社会的信用の低さ、経験を積む機会が少ないなどといったデメリットがあるのは事実です。
また、いざ正社員を目指したいと思っても、採用現場ではフリーターは社会人経験として認められないことが一般的です。ハローワークやインターネット求人を駆使したり、必要なスキルや資格を取得したり、正社員として働けるように、1日でも早く準備を進めましょう。フリーターからいきなり正社員を目指すのではなく、まずは派遣社員として経験を積む方法も検討してみましょう。
製造業は、職歴関係なく長期で働くことのできる現場が多く存在します。フリーターから安定、安心して働くことのできる環境へ切り替えたいと考えている方は、ぜひ一度UTグループで働くことを検討してみてください。
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