正社員になる方法
更新日:2022年10月28日

フリーターとは?社会人との違いや正社員になるための方法と心構え

フリーターとは?社会人との違いや正社員になるための方法と心構え

※この記事は6分30秒で読めます。

「フリーターから正社員を目指したい」
「正社員になるには何が必要か知りたい」
など、フリーターから正社員を目指したい方もいるでしょう。

正社員を目指すことを決めたら、まずはフリーターと社会人の違いを知るところから始める必要があります。

今回はフリーターと社会人の違い、フリーターから正社員を目指す方法、正社員になるうえで必要な心構えについて解説します。この記事を読めば、フリーターから正社員にステップアップするためのヒントを得ることができます。

1. フリーターと社会人の違い

高校や大学を卒業して社会に出れば、誰もが等しく社会人として扱われます。ただ、働いていることに変わりはないとしても、フリーターは社会人と区別して考えられているのが一般的です。

まず、フリーターと正社員の違いについて解説します。

1-1. フリーターとは

フリーターは「フリーアルバイター」の略で、パート・アルバイトの雇用形態で働く人のことです。ただ、パート・アルバイトで働きたい無職の人もフリーターに含まれる場合があり、定義は明確ではありません。

1-2. 社会人とは

社会人は「学校や家庭から独立して働いている人」を指す言葉ですが、こちらも絶対的な定義は存在しません。ただし採用現場においては、企業に籍を置いて働いている人を指すことが一般的です。

社会人の定義には正社員や契約社員・派遣社員などが該当しますが、フリーターは社会人には含まれません。契約方法の違いがフリーターと社会人の定義の違いとなっています。

2. フリーターが社会人として認められない理由

フリーターは社会人と区別されることも多いですが、お金を稼いでいることは変わりません。なぜ社会人と認められないのでしょうか。それには以下の2つの理由が考えられます。

2-1. 責任感のある仕事をしていない

採用の現場でフリーターが社会人として認められない理由としては、正社員とフリーターの責任の重さの違いが挙げられます。

もしフリーターがミスをしたら、そのミスは正社員の人がカバーしてくれる場合がほとんどでしょう。例えばコンビニのレジで小銭の受け渡しミスが発生した場合、アルバイトなら正社員である店長や副店長の指導を受けるだけで済みます。しかし正社員の場合、ミスをした責任は正社員自らが負うことになります。

このように、フリーターと正社員では任される仕事の責任が異なり、フリーターの立場では責任ある仕事はなかなか任されません。

2-2. ビジネススキルが身についていない

正社員であれば、商品の製造や営業といった経営に直結する業務を任されますが、フリーターは正社員と比較すると経験や知識を積む機会が限られます。

例えば工場でアルバイトをする場合は、出荷品の梱包・運搬など、知識がなくても体で覚えられる仕事を任されることが一般的です。そのためビジネススキルや技術が身につかないことが、評価されない理由の一つです。

また、正社員であれば当然のビジネスマナーをフリーターが知らない場合も考えられます。正社員であれば研修や教育制度が用意されているケースもありますが、フリーターはなかなか学ぶ場面がありません。名刺交換やメールの手順、礼儀作法など、基本的なことを把握できていないフリーターの場合、社会人経験がない人とみなされてしまうでしょう。

3.正社員とフリーターの違い

社会人という大きな括りでは定義があいまいなため、フリーターとの具体的な違いがわかりづらいですが、「正社員」と「フリーター」で比べてみましょう。企業に「社員」として契約をして働く正社員と、「パート・アルバイト」として契約をして働くフリーターには、以下の5つの大きな違いがあります。

  • 業務範囲の違い
  • 課せられる責任の大きさ
  • 雇用条件の違い
  • 将来性の違い
  • 精神的な違い

ここでは、正社員とフリーターではどう違うのか、それぞれの項目について詳しく解説します。

3-1. 業務範囲の違い

はじめに正社員とアルバイトでは、業務範囲に違いがあります。

正社員は“企業”という大きな組織の一員として働くため、企業にまつわるさまざまな仕事を任されていくことになり、大きな裁量を持って仕事をすることが可能です。昇進すると職種や部署が変わることもあり、新しい業務などさまざまな経験を積めるのも大きな魅力です。

そのぶん仕事の範囲が明確に決まっているわけではないため、役職や部署によっては多くの仕事を任されることがあり、必然的に仕事量はフリーターよりも増えてしまいます。また、組織貢献度も重視されるため、一般的な業務内容だけでなく社外活動にも参加しなければならないケースもあります。

フリーターの場合は仕事の範囲が明確に決められているため、正社員よりも限られた業務範囲内で働くことができます。新しい役職や部署に変わることがないうえ、できない仕事内容に対しては断ることも可能です。

ただし、正社員のように色んな仕事にチャレンジしたいと希望しても、アルバイトという雇用形態である以上、重要な役職などに採用されることはなく、担当できない仕事も多いでしょう。場合によっては発案したことが通り、企業に貢献する場合があったとしても、それにより業務範囲が広がるケースも極めて少ないです。

3-2. 課せられる責任の違い

正社員とフリーターでは課せられる責任の違いももちろん異なります。

正社員として雇用されるということは、ゆくゆくは企業の将来を担う立場になることが望まれます。業務をおこなうなかで結果を出した場合、昇給昇格が見込まれたり、責任の大きな役職を担っていったり、やりがいを感じながら仕事に励むことができます。

また、部下ができ、多くの人を管理する立場になっていくことで、自身のスキルアップにもつながります。一方で、昇格とともに部署や立ち位置の変動があり、希望する職務内容は選べません。また、変動を断ることも基本的には厳しいでしょう。

フリーターの場合は業務範囲が一定であるため、正社員に比べて課せられる責任は極めて少ないでしょう。アルバイトを踏襲する「パート・アルバイトリーダー」という立ち位置になったとしても、正社員に報告・相談する必要があるため、結果的には正社員が責任を背負っている状態となります。

しかし、課せられる責任の大きさに合わせて給与は上がります。パート・アルバイトリーダーになることで昇給するなど、企業によっては昇給昇格制度があるものの、正社員のように大きなステップアップがないため、大きな昇給昇格はないと思っておいて良いでしょう。

3-3.雇用条件の違い

正社員とフリーターの雇用条件において、法律上の線引きはありません。

しかし多くの場合が、正社員は労働契約に期間の定めがなく、安定した雇用が得られるという大きなメリットがあります。ほかにも賞与や退職金など通常の給与以外のお金が受け取れたり、福利厚生や研修が充実しているので高待遇といえます。

一方で、所定労働時間はフルタイムなので拘束時間が長く、さらには残業が必須となる場合もあります。転勤や業務にも変更があり、その都度対応しなければいけないのも正社員の雇用条件の一つです。

また、企業によって異なりますが、兼業ができない企業が多く見られます。フリーターは勤務時間や勤務日などの調整がしやすく、正社員より短時間勤務で、自分の希望する働き方ができます。残業や転勤を課せられることはなく、兼業ができるのもフリーターならではのメリットです。

しかし労働時間に自由が利く反面、アルバイト人数の関係や人件費削減のため自分が希望する時間すべてが労働できるという保証はありません。また、退職金制度もなく、福利厚生面で正規社員と大きな差が生じます。

3-4. 将来性の違い

正社員は安定した収入があるだけでなく、職能や役職による手当をもらえたり定期的な昇給があったりなど、将来に向けた貯蓄がしやすい環境です。定年時には退職金が発生するため、老後の費用として活用することもできます。また、退職したあとも正社員として勤務を続けた場合、天引きで納付していた年金が支給されるため、ゆとりを持った老後の生活が送れるでしょう。

一方、フリーターは出勤日数によって受け取れる賃金以外にはほとんどありません。正社員のように定期的な昇給がある職場は少なく、たとえ長年働いていたとしてもほぼ同じ額の収入であり続けることも多いです。体力的な理由からもアルバイトを続けられる保証がなく、何歳まで収入を得られるかも不安定な状態です。

また、退職金もなく、働けるうちにどれだけ自身で貯蓄をおこなうことができるかが将来の生活を左右します。

「安定した収入」「定期的な昇給」「退職金」といった正社員のメリットを得られないことで、フリーターと正社員では生涯年収でかなりの差がつくことも知っておきましょう。

一般的に正社員の生涯年収は約2億~3億円とされます。それに対してフリーターは約9,000万円といわれています。20代男女の平均年収は正社員が約323万円ですが、フリーターは約241万円です。この時点から少しずつ差が生じていきます。その後も定期昇給や賞与がないことで年収の差がどんどん開き、生涯年収では取り返しがつかないほどの差になってしまうのです。

いざ正社員として就職しようとした場合にも、フリーターとして働く期間が「社会人経験」として判断しない企業であれば、採用される可能性も低く、将来的に就職ができない可能性も大いに考えられます。

3-5. 精神的な違い

フリーターの方のなかには、精神的な不安を抱え続けるという方も多いです。正社員では雇用期間の心配をすることなく、安定して働けます。また、安定した収入や福利厚生、諸手当などが得られるため、「働き続けることができる」という安心感があります。

しかし、フリーターの場合は、契約更新手続きの段階で企業側と働く側の双方が同意しなければ働き続けることはできませんし、企業側が「この人はもう働くことができない」と判断すれば契約を打ち切られる可能性もあります。また、正社員と違って昇格昇給のあるケースが少なく、確実に労働時間が確保してもらえるわけではないため、安定した収入が得られる保証もありません。

年齢を重ねるごとに、正社員との差は広がり、こういったデメリットは大きくなっていくため、精神的に不安を抱えたまま働き続けることになってしまいます。周囲の友人や知り合いが正社員として働いている場合、他人から比較されることもあり、精神的に劣等感を感じやすくなります。

このように、フリーターで働き続けるということは、正社員として働くよりも年々指針的な不安が大きくなっていくのです。

4. フリーターは何歳まで許される?

フリーターとして見なされるのは何歳までなのでしょうか?

厚生労働省がおこなったフリーターの定義づけには、フリーターは「年齢は15~34歳に限定する」と記載されています。フリーターとして働く20代も多く、20~22歳なら正社員として働ける年齢のため、就職活動や転職活動への影響も少ないです。しかし、30歳以降もフリーターを続けるとなると現実的に厳しい問題が増えてきます。まずは中途採用で受け入れてもらいづらくなることです。

30代となると、正社員として働くことが可能な年齢から約10年の差が生じてしまいます。一般的な社会人は20代前半から社会人経験があるものの、30代でフリーターとなると一般的な社会人より約10年遅れをとっていることとなるため、採用側の評価はあまり良くありません。

正社員でないため、社会的な手当が受けられず、30代、40代、50代となっても働いた時間分の稼ぎだけで生活していかなければいけません。

また、周りには同じアルバイト雇用と年下が増え、居心地も悪くなる一方です。このように20代では感じなかったフリーターのデメリットは30歳以降急速に目立つようになり、働きづらい環境となっていくなかで、一定の時間数働かなければ生きてはいけないという苦しい環境に立たされることになるでしょう。

5. フリーターから正社員になる方法

フリーターの仕事は社会人経験として評価されにくく、長くとどまるほど正社員として働くチャンスが失われます。できるだけ早いうちに正社員として働けるように準備しましょう。

ここでは、フリーターから正社員になるための方法を4つご紹介します。

5-1. アルバイト先の正社員になる

アルバイト先の企業に正社員登用制度があれば、フリーターでも正社員を狙うことができます。

正社員登用制度とは、パートやアルバイト、契約社員などを正社員として雇用する制度のことです。仕事内容を十分に把握したうえで正社員になれるので、新しい仕事を探すよりもミスマッチが起きる可能性が低くなります。

5-2. 求人サイトから応募する

フリーターとして働きながら正社員を募集している企業の求人に応募して雇用を狙う方法もあります。インターネットの求人サイトではさまざまな企業が募集をかけていますので、今のアルバイト先よりも待遇が良い企業が見つかる可能性もあるでしょう。インターネットの募集は随時おこなわれているので、こまめに確認して求人情報を集めることが大切です。

ただし、フリーターが新しい環境で正社員を狙うのは簡単ではありません。長くフリーターだった理由を面接で説明し、納得してもらう必要があります。また、なぜ働いていた企業ではなく応募先企業で正社員になりたいのかという問いに対しても納得できる理由が必要です。

以下のページでは正社員の求人をチェックすることができます。

5-3.ハローワークに行く

ハローワークでは、求人を出している地元企業のなかからあなたの経歴や能力に合った企業を紹介してもらうことができます。面接指導や履歴書の添削、面接日程の調整などを受けながら仕事を探せるのがメリットです。

実際の面接の際は紹介状も書いてくれるので、自分一人での転職活動より安心感があります。場合によっては職業訓練を進めてもらえることもあり、入社前に知識やスキルを磨くこともできるでしょう。

5-4. 就職サポートを利用する

企業が実施している就職サポートサービスを利用することもできます。求人選び、自己分析、面接対策など、正社員を目指すうえで必要なあらゆる支援をしてもらえます。一人で就職活動を進めるのと違って就職のプロに相談しながら進められるので、成功率がグッと高くなるのがメリットです。無料で申し込める場合が多いので、就活のコストも安く抑えることができます。

UTグループでも無料の就職サポートをしていますので、気になったらぜひ一度チェックしてみてはいかがでしょうか?

6. フリーターが社会人になるための心構え

フリーターが社会人になった場合、卒業後すぐに正社員や契約社員として働き始めた人と比較すると、ビジネススキルに大きな差があると考えられます。しかし、心構え次第で差を埋めることは難しくありません。

ここでは、フリーターが社会人として周囲に負けない存在を目指すうえで知っておきたい心構えをご紹介します。

6-1. 社会人としての自覚を持つ

正社員として働くのであれば、社会人としての自覚を持つことが何より大切です。責任感のある仕事も任されることにもなるので、フリーターのとき以上に真剣に仕事に取り組む必要があります。

ただし、たとえこれまでフリーターであったとしても、自分がしてきた仕事に対してはしっかり誇りを持っておくべきです。フリーターの仕事が評価されないのはあくまで採用現場での話です。

実際に採用されたあと、フリーターとして得た経験が活かせる機会はいくらでもあります。最後まで仕事をやり遂げることで達成感を感じられるだけでなく、今までフリーターとして仕事をしてきたことが間違いではなかったと感じられるでしょう。

6-2. 熱意を持って仕事に取り組む

正社員になったら、仕事に対して熱意を持って取り組むべきです。真剣に取り組んでいる姿を見てもらえれば、より難しい仕事を任され、早急に待遇のアップを狙うこともできます。いち早く有能な人材だと思ってもらえるよう、積極的に仕事に取り組んでいくべきです。

ただ、勘違いしてはいけないのは「やる気だけのアピールだけではダメ」ということです。会社は学校ではないので、頑張りますと宣言するだけでは評価にはつながりません。アピールだけではなく、やる気と熱意をもって行動に移した結果が求められます。

6-3.周りの人と協調する

正社員になると、ほとんどの業務で周りの人と一緒に仕事を進めていくことになります。協調性を持たず自分勝手な行動をしていたら「社会人経験がないから…」と周りの人に思われてしまうかもしれません。自分一人の力では解決できず、他人の力を借りないとやっていけない仕事も多々あります。人間関係で苦労しないためにも、協調性を持って仕事に取り組むべきです。

また、横のつながりだけではなく上下の関係も大切です。正社員や契約社員の場合、アルバイトやパート社員を部下として指導する立場になります。「年下だから」「部下だから」という理由で横柄な態度を取ると信頼関係が生まれず、仕事にも支障が生じてしまいます。

自分がフリーターだったときに「こんな上司はイヤだ」と思っていたような態度になっていないか、自分に問いかけながら仕事をしましょう。

アルバイト経験が長いのは一見不利ですが、部下の気持ちがわかるのは大きな強みです。せっかくのアルバイト経験を活かし、理想の上司を目指しましょう。

7. UTグループで働こう!

フリーターから安定した職業に就くため、企業で採用試験を受けるも「社会人経験なし」と見なされ、断られたことがある方も多いでしょう。しかし、他企業で未経験と見なされても安定して働くことは可能です。

製造業の分野で人材派遣をおこなうUTグループでは、「社会人経験なし」と見なされたフリーターの方でも働きやすい環境を整えております。UTグループでは安定型派遣(無期雇用派遣)として所属していただき、各企業や現場で働いていただいております。所属の際に、これまでの職歴の有無が合否に影響することはありません。

現在UTグループで働く約80%の方が未経験で入社されており、職歴がない方に向けてしっかりとした研修制度を設けるなど、未経験の方でも働きやすい環境づくりに努めています。また、通常の派遣制度と違い、期間の定めを設けていないため、長期間安心して働いていただけます。

8. まとめ

採用の現場では、フリーターの仕事は社会人経験として認められないことが一般的です。長年フリーターをしてしまうと、正社員になるのは簡単ではありません。できるだけ早くハローワークやインターネット求人を駆使し、正社員として働けるように準備を進めましょう。

もし見つからない場合は、製造業の派遣社員として経験を積むというのも一つの選択肢です。製造業は、職歴関係なく長期で働くことのできる現場が多く存在します。フリーターから安定して、そして安心して働くことのできる環境へ切り替えたいと考えている方は、ぜひ一度UTグループで働くことを検討してみてください。

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