フリーターとニートの違いとは?将来へのリスクや脱出する方法を解説
※この記事は約5分30秒で読めます。
「フリーターとニートって何が違うの?」
「フリーターやニートから抜け出すことはできる?」
など、フリーターとニートの違いや脱出方法が知りたい方もいるでしょう。
フリーターやニートは、正社員雇用もしくは仕事そのものについておらず、自由に時間を使うことができるなどの特徴があります。
今回は、フリーターとニートの違いの概要、それぞれの将来性、脱出するための方法などを解説します。この記事を読めば、フリーターやニートのままでいる将来のリスクを回避して、正しい方法で脱出できるようになります。
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1.フリーターとニートの定義の違い
フリーターとニートの大きな違いは、働いているか・働いていないかです。ここでは、世間から見たときの見え方もそれぞれ解説します。
1-1.フリーターの定義
フリーターとは、15~34歳で正社員以外の雇用形態で働いている人のことを指します。
年齢が若く、パートやアルバイトをしている人がフリーターのイメージがありますが、実際には正社員以外の雇用形態が該当し、派遣社員などもフリーターです。
フリーターは、働いて収入を得ていますが安定しない雇用形態のため、世間から見たときに「フリーターで大丈夫?」と心配されることもよくあります。
1-2.ニートの定義
ニートとは、15~34歳で仕事や学校にいっておらず、かつ働こうという気持ちもない人を指します。転職活動をおこなっている人は、ニートには該当しません。
自分で得る収入がなく、家族の稼ぎで生活している人がほとんどのため、世間からは「独り立ちしていない」と見られることもあります。
病気や過去のトラウマで働くのが怖いという場合もあるので、一概にはいえませんが、家族や周囲から自立をうながされることが多いのもニートの特徴です。
2.フリーターの将来はどうなる?
フリーターのままでいることで将来どうなるかを解説します。
2-1.正社員採用の難易度が上がる可能性がある
フリーターの状態を続けると、正社員になることが難しくなってしまう可能性が高くなります。
フリーターと正社員では、求められる仕事の内容や質が違います。
フリーターをずっと続けていると、正社員の仕事に必要なスキルを得ることができず、正社員に採用されづらくなってしまうのです。
2-2.老後のお金の問題が発生する
退職金がある正社員であれば、定年退職することもできますが、退職金がないフリーターの場合、生涯にわたって働き続けなければなりません。
フリーターは、老後資金の支えとなる社会保険や厚生年金などの制度を使えないことがほとんどです。国民年金だけでは生活費が足りずに、一生働き続けることになるリスクがあります。
フリーターを続けた末路については、下記の記事でも記載しているので参考にしてください。
3.ニートの将来はどうなる?
ニートのままでいると将来どうなるのか解説します。
3-1.生活資金がつきる可能性がある
長い期間ニートでいると、生活資金や援助してくれる人がいなくなるリスクがあります。
家族が出してくれる生活資金がいつの日かなくなることは、多くのニートが覚悟していることかもしれません。
助けを求めるにしても、仕事をしていないことで社会とのつながりが薄いのが、ニートの特徴です。
家族を含めた頼れる人、心を許せる人に新しく出会うことが難しくなり、苦しい思いをすることになるかもしれません。
3-2.生活保護を受給するために資産を手放す
生活保護を受給するために、家や貯金、車などの資産を手放す必要がある可能性があります。
生活保護を受けるためには、定められた厳しい条件をクリアする必要があります。家や車、貯金などの資産がある場合には、生活保護を受けることができません。
生活保護の適用を受ける過程で、今住んでいる家を売却するなどして、慣れ親しんだ環境を失うことになる可能性もあるのです。
3-3.結婚や旅行などを諦めることが増える
自分で収入を得られないため、結婚や旅行、豊かな生活など、お金が必要なことを諦める場合が多くなるのも事実です。
自分の人生を最大限楽しむためにも、少しずつ社会との接点を作って、自分が快適でいられる居場所を探すことをおすすめします。
4.フリーターやニートがやっておくべきこと
フリーターやニートでいられる今だからこそ、やっておくべきことを3つ解説します。
- 資格やスキルを取得する
- 本や映画で学びを得る
- 在宅でできる仕事を探す
それぞれについて解説します。
4-1.資格やスキルを取得する
自由に使える時間があるうちに、資格やスキルを身につけておきましょう。
「絵や漫画が描きたい」「大好きな海で働きたい」など、もしやりたいことがあるときは関連した資格を取得しておくのがおすすめです。
やりたいことに関してのより広い知識を獲得していくことで、働くことへの恐怖や将来の不安が減っていくかもしれません。
4-2.本や映画で学びを得る
本や映画をたくさん観て、学びを得ることもおすすめです。
本や映画には、先人の知識がたくさん詰まっているため、日ごろから読んだり、見たりしておきたいものです。しかし、時間がないとなかなか集中して読んだり、見たりできません。
時間を自由に使える今のうちにたくさんの本や映画に触れ、教養を身につけておくことで、社会で生きていく勇気やスキルをもらうことができます。
4-3.在宅でできる仕事を探す
自宅で稼げないか、在宅の仕事を探してみましょう。自分のホームページやブログを開設して稼ぐのも良いと思います。
自分が運営するのであれば、誰にも干渉されず制作できます。ホームページやブログを作れば必ず稼げるわけではありませんが、人と関わらずに稼ぐにはおすすめの方法です。
また、フリマアプリや、スキルマーケットで商品やサービスを販売することで、マーケティングや営業の能力が身につきます。
選択肢を狭めず、今できることからやってみてはいかがでしょうか。
5.フリーターやニートから脱出したいときは?
ここでは、フリーターやニートから脱出したいときに起こすべきアクションを5つ解説します。
- まずはやりたいことを探してみる
- 家族や信頼できる方に相談する
- 転職サイトや求人サイトに登録する
- わかものハローワークに行く
- 転職のプロに相談する
それぞれのアクションについてお伝えします。
5-1.まずはやりたいことを探してみる
自分の気持ちや今後の方向性を視覚的にわかるようにするため、やりたいことや興味があること、気になることを、メモ書き程度で構わないので紙に書いて整理してみましょう。
好きなこと、やりたいことを実現するためにどれくらい稼ぎたいか、どのような環境で仕事したいかなど、就職先に求める条件や優先度なども見えてくるでしょう。
また、自分の苦手なことや関わりたくないことも整理してみると、自分の理想や本音がわかるのでおすすめです。
5-2.家族や信頼できる方に相談する
家族や周囲の信頼できる人に、現在の状況から抜け出したい気持ちがあることを伝えてみましょう。
就職がうまくいくヒントやアドバイスをもらえることもあります。
自分でも気付かなかった得意なことに気付かせてもらえたり、良い仕事先を教えてくれるかもしれません。
5-3.転職サイトや求人サイトに登録する
働きたいなと思ったら、転職サイトや求人サイトに登録して、求人をチェックしてみましょう。
実際に求人を見てみると、「意外と自分でも働けるのでは?」と思えるような会社の情報があるかもしれません。
知らないことが恐怖の一番の原因のため、まずは動いてみることが大切です。ワクワクするような案件に出会えたら、ぜひ応募してみましょう。
5-4.わかものハローワークに行く
厚生労働省が運営するわかものハローワークとは、正規雇用を目指す15歳〜34歳までの人が利用できる就職支援施設です。
就職相談や職業紹介はもちろん、適職診断や職業訓練なども受けられます。
一般的なハローワークとの違いは、年齢制限があることです。
ハローワークは求職者であれば誰でも利用できますが、わかものハローワークは原則34歳までとなっており、20代〜30代の若年層の方を雇用したいと考えている求人が多く登録されています。
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参照:厚生労働省「わかものハローワーク」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000181329.html
5-5.転職のプロに相談する
転職エージェントや求人サイトに登録して、転職のプロに相談するのが一番の成功への近道です。
就職しやすい業界や、活かせるスキルなどを知っているのが転職のプロです。相談することで自分の強みがわかるかもしれません。
今少しでも将来に対して不安を感じていたり、何か行動を起こしたいと思っていたりするなら、ぜひ一度面談に行き、仕事に対する相談をしてみましょう。
UTグループでも、就職や転職に関する相談を無料で受け付けています。経験豊富なアドバイザーがあなたの仕事探しを全力でサポートさせていただきますので、ぜひお気軽にお申し込みください。
6.フリーターやニートでも就職しやすい仕事
フリーターやニートでも就職しやすい仕事5選を紹介します。
- 工場勤務
- 警備員
- 清掃員
- 介護職
- 飲食店
それぞれの仕事内容と就職しやすい理由を解説します。
6-1.工場勤務
工場勤務の仕事のなかでも、一人でコツコツ集中して決まった作業をする環境が整っているライン作業員やピッキングがおすすめです。
周囲と不要なコミュニケーションをとる必要もなく、自分の担当する工程をこなすことが求められるため、周りに合わせたり気を遣うストレスが少ないです。
6-2.警備員
警備員は、特別な資格やスキルが必要ないため、フリーターやニートでも就職しやすい仕事です。
施設内で異常がないかを見回るのが主な仕事ですが、一人で黙々とこなすことを求められます。
人手不足になりやすい職種であるため、求人情報に応募して採用される可能性が高いのが特徴です。比較的年齢が高い人も働いているため、長期的に働ける仕事でもあります。
6-3.清掃員
清掃員の仕事は、資格や経験がなくても就職しやすい職種です。
施設を清潔に保つ清掃・掃除が清掃員の仕事ですが、作業自体は一人でこなすことが多く、対人ストレスがあまりありません。
今あなたが持っている細かなところに気がつくスキルを活かしてみてはいかがでしょうか。
6-4.介護職
介護職は、人手不足になりやすい業界のため、未経験でも正社員採用される見込みがあります。
研修やOJTで介護・介助に必要なことを教えてくれるので、経歴や学歴を問わず活躍できる可能性がある業界です。
6-5.飲食店
飲食店の仕事は、資格やスキルが必要ないことが多く、応募しやすい業界です。
働く前にお店を見学しておけば、自分が働いている様子が想像しやすく、お店や従業員の雰囲気もわかります。
飲食店のホールスタッフや調理・キッチンスタッフは、未経験者でもできるようにマニュアルが整っているところが多いので、チャレンジしやすいのも特徴です。
7.まとめ
今回は、フリーターとニートの違い、現状を続けるリスクと脱出方法について解説しました。
さまざまな理由からフリーターやニートという道を選んでいると思いますが、フリーターやニートを続けるリスクは大きいものです。
少しでも脱出しないといけないと感じているなら、今回お伝えしたことを参考に、まずは動き始めてみてはいかがでしょうか。
もし一人で仕事を探すことに不安があるなら、ぜひご相談ください。UTグループの経験豊富なアドバイザーがあなたの仕事探しをサポートさせていただきます。
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