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更新日:2022年08月16日

30代の転職事情!理想の仕事に就くコツを徹底解説

30代の転職事情!理想の仕事に就くコツを徹底解説

※この記事は6分30秒で読めます。

「30代からやりたい仕事を目指せる?」
「理想の仕事に就くための方法が知りたい
など、30代の転職事情に関して、疑問を持っている方もいるでしょう。

20代と比べて難易度は上がるものの、コツを抑えた転職活動ができれば、30代でも理想の仕事に就くことは十分可能です。

今回は、30代の転職事情、転職するメリット・デメリット、内定を勝ち取るコツなどについて解説します。この記事を読めば、30代で理想の仕事に就くための方法がわかり、自信を持って転職活動に挑めます。

1.知っておくべき30代の転職事情

まずは30代の転職事情について紹介します。20代までの転職とは注意すべきポイントが異なることを理解しておきましょう。

1-1.20代に比べ転職の難易度が高い

20代と比較し、30代は転職の難易度が高くなるのが実情です。

厚生労働省が発表した「令和3年雇用動向調査」によると、男女ともに20代より30代のほうが転職成功率は低下しています。「25~29歳」、「30歳~34歳」の2世代の比較では、男性で1.3%、女性で1.5%ダウンしている状況です。

▼性、年齢階級別転職入職率(令和3年上半期)

性、年齢階級別転職入職率

30代の転職が20代に比べて難しくなる一因としては、企業が各年代に求める要素の変化が大きく影響していると考えられます。

20代はスキルや経験がなくても、素直に新しい学びを吸収できる伸びしろがあるため、ポテンシャルの高さを重視する企業が多いです。

その点、ある程度の社会人経験を積んだ30代には、ポテンシャルよりも目に見えるスキルや実績を求めることが多くなります。

ビジネスパーソンとして20代をどのように過ごしてきたかによって30代の転職の難易度が変動するともいえるでしょう。

1-2.未経験の職種への転職は難しい

スキルや実績が重要視される30代には即戦力としての活躍が求められます。スキルや経験がない未経験者を採用するなら、若く将来性が高い20代を採用したいと考えるのは当然のことです。

そのため、「30代未経験者の転職は絶対に無理」というわけではありませんが、異業種・異職種へ転職し未経験からキャリアをスタートすることは多少の困難がともなうでしょう。内定を勝ち取るためには、綿密な企業研修や自己分析が必要となります。

1-3.年収や役職が下がる可能性が高い

30代で転職する場合、年収や役職が下がる可能性があります。今ある年収や役職は、現職で積み上げてきた経験や培ったスキル、果たしてきた実績などが上司から評価されたものです。

外部の人間から見ても、目覚ましい実績があれば好条件での転職も不可能ではありませんが、会社や上司が変われば、あなたが得た評価も一度リセットされるため、年収や役職が下がることも受け入れなければなりません。

1-4.スカウトから転職先が決まることもある

経験や実績を重ねた30代の転職では、スカウト会社によって転職先が決まるケースも見受けられます。

スカウト会社を経由して企業から声がかかるケースもあれば、スカウト会社側のマッチングにより紹介を受けるケースもあります。いずれにせよ、20代から積み重ねた経験や実績が評価された結果であり、好条件を提示してもらえる可能性が高いでしょう。

2.30代で転職するメリット

キャリアを重ねてきた30代だからこその転職のメリットを3点ご紹介します。

  • 多くの求人に応募できる
  • 即戦力として活躍できる
  • キャリアアップできる

それぞれのメリットについてお伝えします。

2-1.多くの求人に応募できる

20代よりは劣るものの、30代にも応募できる企業は十分に用意されています。

応募できる求人の数だけ将来の選択肢が広がり、理想的なキャリアに近づけます。

2-2.即戦力として活躍できる

即戦力として入社できる可能性が高まる点も、30代で転職することのメリットの一つです。

スキルや経験をフルに活かせる企業へ転職できれば、入社直後からの活躍が期待できます。行動に結果がともなえば、リーダーのような重要なポジションを早々に任せてもらえるチャンスにも恵まれるでしょう。

2-3.キャリアアップできる

終身雇用にとらわれない働き方が浸透した現代では、複数社で経験を積んだ人材をより高く評価する傾向もあります。特に30代ともなれば、一定のスキルや経験、実績があるのは大前提です。

さまざまな環境で経験を積み適応力や対応力、柔軟性などを身につけていれば、それがあなたの武器となり、キャリアアップにつながります。

3.30代で転職するデメリット

メリットがある反面、30代の転職にはデメリットも存在します。

  • やる気や意欲だけでは内定をもらえない
  • 年下の上司に仕事を教わる可能性がある

デメリットも理解して転職を検討していきましょう。

3-1.やる気や意欲だけでは内定をもらえない

30代の転職は、やる気や意欲をアピールするだけでは内定をもらうことは困難です。

20代の若手であれば、ポテンシャルを評価され採用に至るケースは多々ありますが、社会に出て相応の時間が経過している30代は、すでにビジネスパーソンとしての研修期間は終わりを迎えています。

精神論ではなく、具体的な成果を求められるのが30代の現実です。これまでの経験に基づいたエピソードを交えながら、応募先企業で活きるスキルや経験をアピールできなければ、転職成功は遠のくでしょう。

3-2.年下の上司に仕事を教わる可能性がある

30代で転職する場合、転職先の上司が年下のケースも大いにあり得ます。

IT業界やベンチャー企業、成果主義の職種では、若手が管理職登用されているケースが多く見られますが、年下だとしても上司である以上、敬語で話したり頭を下げたりすることは当然です。

そのため、年齢にとらわれず、上司に対して適切なコミュニケーションを取り、敬意を示せる姿勢がなければ、良好な関係性は構築できないでしょう。

4.【成功率UP】30代で理想の仕事に転職するコツ

30代からでも理想の仕事を目指すことは十分可能です。転職を成功させるために、以下4つのコツを理解しておきましょう。

  • なぜ転職するのかを明確にする
  • 持っているスキルや経験を洗い出す
  • 希望条件の優先順位を整理する
  • 今の仕事を続けながら転職活動をする

それぞれのコツについてお伝えします。

4-1.なぜ転職するのかを明確にする

まずは、なぜ30代で転職するのか、その理由や目的を明確にしましょう。「周りに転職する人が多いから」「何となく転職したほうが良い気がする」といった曖昧な理由では、いざ新しい会社へ入っても後悔してしまうかもしれません。

30代は、20代に比べてキャリアの軌道修正が難しくなるため、慎重な決断が必要です。転職を成功させるためにも、理由を明確にし周囲に流されず自分の判断で行動しましょう。

4-2.持っているスキルや経験を洗い出す

これまでに培ったスキルや経験の棚卸しをしましょう。背伸びし過ぎて実力に見合わない環境に飛び込んでしまうと、入社後に苦労することになるため、自分を客観視するためにも棚卸しは必要です。

過去を振り返りながらスキルや経験を洗い出すうちに、即戦力として活躍できる業界や職種が見えてきます。

4-3.希望条件の優先順位を整理する

転職の希望条件を挙げていく際、あわせて優先順位も検討するようにしましょう。転職で重視したい条件はさまざまあると思いますが、それらすべてを叶えるのは簡単ではありません。

希望条件のなかで優先順位を見極め、自分にとって絶対に譲れないポイントを把握しておくことが重要です。

たくさんの求人に触れていると、より好条件を求めて欲が出てきたり、迷いが生じて自分の軸がブレそうになったりするかもしれません。しかし、優先順位が定まっていれば、衝動的な判断をせずに済むでしょう。

4-4.今の仕事を続けながら転職活動をする

転職活動は、今の仕事を続けながら進めることをおすすめします。特に30代の場合、20代に比べて採用のハードルが高まるため、転職活動を始めてすぐに希望の転職先が決まるとは限りません。

なかなか内定を獲得できず無収入の期間が長引けば、生活に大きな支障がおよび、精神的にも苦しい時期が続きます。そうした状況から脱しようと、妥協して転職先を決めてしまえば、あとから後悔することにもなりかねません。

仕事と転職活動は、うまく両立するようにしましょう。

5.未経験OK!30代から挑戦できるおすすめの業界

それでは、30代が未経験から挑戦できるおすすめの業界を5つご紹介します。

  • 介護・福祉業界
  • 飲食・サービス業界
  • 観光・ホテル業界
  • Web・IT業界
  • 工場・製造業界

気になる業界があれば、積極的に求人をチェックしてみましょう。

5-1.介護・福祉業界

介護・福祉業界の仕事では、高齢者や障害者の暮らしをサポートします。

少子高齢化の加速により慢性的な人材不足に陥っている業界であることから、体力がある30代の働き手は歓迎されます。今後もニーズがなくなることがない仕事のため、業界の衰退により仕事を失うリスクは限りなく低いでしょう。

5-2.飲食・サービス業界

飲食・サービス業界は、お客様とコミュニケーションをとり、丁寧なおもてなしをすることが求められる仕事です。

基本的には未経験を歓迎している業界のため、30代でも転職しやすいでしょう。現場の経験を積んだのちにマネージャーや責任者に抜擢される人も多く、キャリアアップが叶いやすい環境です。

5-3.観光・ホテル業界

観光・ホテル業界は、旅行会社や交通機関、ホテルなど、活躍の場が広く用意されています。

お客様への良質なサービスや臨機応変な対応力が求められるため、さまざまな人生経験を積んできた30代を歓迎する企業もあるでしょう。

仕事内容によっては資格が必要になりますが、入社時には問われないケースも多いため、30代未経験者でも転職がしやすい業界です。

5-4.Web・IT業界

Web・IT業界は、IT技術の発展により高いニーズを誇っています。

技術者には高いスキルが求められる印象ですが、人材不足も顕著であることから、未経験者を積極的に採用し自社でゼロから教育する企業も数多くあります。

また、エンジニア系の職種だけでなく一般事務や営業職などの募集もあり、30代の未経験者に対しても門戸が開かれています。

5-5.工場・製造業界

ものづくりの最前線を担う工場・製造業界も、未経験の30代がチャレンジしやすい業界です。

製品に使用する部品を集めるピッキング作業や組み立て・検品をおこなうライン作業はマニュアルが整備されているので、一度覚えれば繰り返しの作業となります。

現場経験を積めば、生産管理や品質管理などワンランク上の業務も目指しやすく、キャリアの選択肢も増えるでしょう。

6.30代の転職者からよくある質問

最後に、30代の転職者が疑問を抱きがちなポイントを4点取り上げます。

6-1.30代前半と30代後半の転職難易度は異なる?

30代前半と30代後半では、後半のほうが転職の難易度は高まります。

もし、スキルや経験が同等程度の30代前半の応募者と30代後半の応募者がいれば、大半の企業がより長期間の活躍が期待できる30代前半の応募者を採用するでしょう。

年齢を重ねるぶん求められるものが大きくなり、転職が困難になっていくので、転職願望がある人は早めの行動がおすすめです。

6-2.30代から正社員に就職することはできる?

30代から正社員採用を目指すことは可能ですが、決して簡単とはいえないのが現実です。

今まで一度も正社員経験がなく、派遣社員やアルバイトなどの非正規雇用されてきた人の場合、書類選考の段階で不採用となるケースもあります。

ただし、経歴に嘘はつけませんが、自分の見せ方はこれからいかようにも工夫できるはずです。応募先企業で活かせるスキルや経験を適切にアピールできれば、30代で正社員として就職することは十分可能でしょう。

6-3.30代の転職は資格があれば有利になる?

資格があれば30代の転職が有利になるかといえば、資格の種類や転職する業界や職種によって異なります。

厳密にいうと、応募先企業で活かせる資格があれば30代の転職が有利になります。さらに、その資格をどのように活かしてきたかという実績を示すことができれば、30代の転職はより有利に進めることができるでしょう。

6-4.30代は転職回数が多いと不利になる?

転職回数により30代の転職が不利になるケースは稀です。

ただし、1社の在籍期間が極端に短かったり、退職してから次の会社に入社するまでの空白期間が長かったりすると、応募先企業は「採用してもすぐに退職するのでは」「労働意欲が低いのでは」といった懸念を抱くでしょう。

そのため、転職回数が多い場合は、長く働きたい気持ちと転職の理由をきちんと伝える努力が必要となります。

7.まとめ

今回は、30代の転職事情についてお伝えしました。

30代の転職は、一筋縄ではいかない部分もありますが、全世代で見るとまだまだ需要が高い年代です。企業が30代に求めるものを適切にとらえ、即戦力となれる根拠を提示できれば、理想の転職を実現することは十分可能でしょう。

まずは30代で転職することの目的や意味を認識し、自分が提供できる能力を棚卸しするところから始めてみましょう。

弊社JOBPALでは、さまざまな業種業界の求人情報を掲載しています。もし少しでも気になる求人があれば、お気軽にお問い合わせください。転職に関する悩みを少しでも解消できるようにサポートさせていただきます。

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