製造系の仕事を選ぶときのポイントって?
製造系の仕事に興味があっても、今まで接客業や事務作業などをしてきた人にとっては、製造業は分からないことだらけかもしれません。
製造系の求人を見ていても、「具体的に何を作ってるの?」「どんな働き方なの?」といった疑問が湧くこともしばしば。
今回はそんな疑問を解決するために、求人情報を見るときに役立つ「仕事選びのポイント」をご紹介します!
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半導体、自動車、住宅建材 作るものは工場によってさまざま!
一口に製造系の仕事といっても、「工場ではどんなものが作られているのか?」というのは誰もが気になるポイントだと思います。工場によって作られるものはさまざまですが、ここでは代表的な業種をご紹介します。
半導体、電子部品
今、製造業で大きな割合を占めつつあるのが「半導体」や「電子部品」です。
半導体というとイメージが湧きづらいかもしれませんが、半導体はスマホやパソコンといった機器に欠かせない集積回路です。また、電子部品ではタブレットなどの液晶パネルが多く作られるなど、私たちの生活と最も身近な分野となっています。
自動車
主にこの分野は、部品を作る「部品工場」と、その部品を組み合わせて車体を作り上げる「組立工場」の2種類に分かれます。
タイヤやエンジン、トランスミッションなどの製造に関わることができるため、車好きにとっては興味が深まる職場といえるでしょう。
住宅建材
ビルや住宅に使われるサッシやドア、キッチンなど「住宅建材」を作ります。加工や組み立てのほか、梱包や運搬などを行うことも多いようです。
電池
ハイブリッドカーや電気自動車、スマホのバッテリーとして欠かせないリチウムイオン電池を作ります。大まかに電極材料の製造、組立、検査に分かれており、製品を作る装置の操作などを行うことが多いようです。
ゲーム感覚で進められる職種もある!?
製造系の仕事をもう少し細かく見ていくと、「作る」にもさまざまな仕事があることが分かります。ここでは代表的な職種を解説いたします。
加工、組立
例えば、自動車の車体製造を行う工場では、部品工場から集められたタイヤやエンジンなどを一つに組み上げ、自動車の車体を作り上げていきます。
ベルトコンベアによって流れてくる機械に部品を取り付け、加工していくこの作業は「ライン生産」と呼ばれており、各自が割り当てられた持ち場でベルトコンベアの流れに合わせて部品をはめ込むなどしていきます。
検査、検品
顕微鏡やルーペ、目視によって、工場で作り上げた製品に不良がないかをチェックします。
検査基準を満たしていないものは取り除くなどして、不良品が出荷されないように目を光らせます。
機械操作(マシンオペレーター)
工場の加工で使う機械を操作します。
作業内容は担当する機械によって違いがありますが、パソコンの操作などを通して機械に指示を出していきます。
この他にも細かい部品を集めてライン生産の準備を行う「ピッキング」や、製造機器の「清掃・洗浄」、自動車の車体の「板金・塗装」など、工場や業種によってさまざまな職種があります。
どんな人が向いてるの?
加工、組立
⇒ 物事の段取りを考え、効率よく進められる人。
加工、組立はベルトコンベアの流れに合わせて作業を行っていくため、スピードや精度だけでなく、状況に合わせて効率よく進めるための段取りを自分で考えられる人は相性がよさそうです。
例えばスマホゲームの「○分で△のミッションをクリアせよ」といったことに燃える!という人はぴったりかもしれません。
検査、検品
⇒ じっとしていても、集中力を発揮できる人。
加工や組立と比較すると大きな動きを伴わない検査や検品は、じっと動かない状態で同じ作業をこなさなければなりません。
さらに製品の不良を見逃さないように一定の意識を保つ必要もあるため、忍耐力がある人は相性がよさそうです。机の上で淡々と作業をこなすのが好き!という人はやりがいを感じやすいでしょう。
機械操作(マシンオペレーター)
⇒ パソコンや機械の知識を最低限持っている人。
機械の操作といっても決まった手順で行われていくため、専門的な知識が必要という訳ではありません。
例えば、パソコンでフォルダを開いたり、スマホでアプリを操作したりといったことができる人なら誰でもチャレンジできます。
機械の仕組みに興味がある人は、機械を身近に感じるというメリットがあります。
お金を稼ぎたい人は、「2交代制」「3交代制」の職場を選ぼう!
24時間稼働している工場では、その時期の生産量によって残業が発生することもしばしばです。
その分、毎月の給料に残業代がプラスされるので、お金をたくさん稼ぎたいという人は、あらかじめ残業が発生しやすい工場を選ぶようにしましょう。
残業ある・なし、どっちがいい?
その際に基準となるのが「3交代制」「2交代制」という勤務形態の違い。
8時半〜17時半、17時〜2時、1時〜9時といった勤務時間から成る3交代制は、3つの時間帯でカバーし合うために残業があまり発生しないという特徴があります。
それに対し、朝〜夕方、夕方〜朝の2つの勤務時間から成る2交代制は残業が発生しやすく、さらに夜勤手当を組み合わせることで、お金を稼ぎやすくなります。
逆に、プライベートの時間を大切にしたい人は3交代制の工場を選ぶといいでしょう。
工場まで通える?
工場は、駅から離れた郊外にある場合がほとんどです。
そのため、「工場までどうやって通うか?」はチェックしておきたいポイントです。
車やバイクなどを持っていれば郊外でも通勤することができますが、車やバイク通勤が禁止されている工場もあるので、その場合は送迎バスなどを利用することになります。
送迎バスのメリットは「自分で運転する必要がない」ことですが、いくつかの社宅を回って送迎を行うため、「一人で通勤するよりも時間がかかる」ことを加味する必要があります。
また、集団行動が苦手な人はなじむまで時間がかかるかもしれないので、「一人で自由に通勤できるかどうか」は事前にチェックしておくようにしましょう。
社宅はどんな場所?
遠方の工場で働く場合は、社宅に入るという手段があります。
社宅というと、トイレや風呂場を共有する「寮」的なものを思い浮かべた人もいるかもしれませんが、最近の社宅は1Rもしくは1Kが用意されており、一人暮らしと変わらない生活を送れる場合がほとんどです。
さらに家具・家電付きの部屋もあり、また、それらが付いていない場合でも家電をレンタルできるなど、引っ越しのために新しく家電を買いそろえたりする必要がないのがうれしいポイントです。
そして中には無料で社宅を利用できる求人もあり、家賃をまるまる浮かすことも可能です。短期でお金を稼ぎたい人にはぴったりです。
遠く離れた場所で暮らすのが不安…という人は、社宅の周辺に買い物できる場所や休日に遊べる場所はあるかなど、自分が生活しやすい場所かどうかチェックしておきましょう。
未経験のほうが、自分の能力を伸ばすきっかけになる!
製造求人には「未経験者歓迎」といった言葉をよく見かけると思いますが、実際に製造業は未経験者が多く、「誰でも始められる」ことが何よりも魅力です。
マニュアルに沿って手順をこなしていくので、専門的な知識がなくとも一からスキルを身に付けていくことができます。
また、会社によっては国家資格取得のための訓練や、キャリアアップ支援など、自分のスキルを伸ばすためのサポートが整っている場合も。資格取得やキャリアアップによって仕事の幅が広がれば、給料アップも夢ではありません。
未経験のほうが、その分、自分のスキルや新しい可能性を伸ばしやすいと考えると、夢が広がりますよね。
まとめ
最後に、求人を見るときの仕事選びのポイントをおさらいしてみましょう!
単純作業だからこそ仕事が覚えやすく、楽に仕事ができる
1.半導体や自動車など、工場によって作られるものは様々。自分の興味がある分野を選んでみるのも◎
2.物事の段取りを考え、効率よく進められる人は「加工・組立」
3.じっとしていても、集中力を発揮できる人は「検査・検品」
4.残業をしてお金を稼ぎたい人は「2交代制」の職場を選ぶのがオススメ
5.求人を見るポイントは、勤務場所や通勤方法、社宅の有無をチェックする
6.自分のスキルを伸ばしたい人は、資格取得やキャリアアップ支援が充実した職場を選んでみよう
これらのポイントを押さえるだけで、製造系の仕事選びがぐっとイメージしやすくなるはずです。製造業への就職・転職を成功させて、新しい自分に見つけてみてくださいね!
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