ラベル貼り・シール貼りとは?主な仕事内容や向いている人の特徴を解説
※この記事は5分で読めます。
「ラベル貼りってどんな仕事?」
「ラベル貼りの仕事をする魅力・メリットが知りたい」
など、ラベル貼りに関して疑問を持っている方もいるでしょう。
ラベル貼りは工場や倉庫で製品のラベルを貼る仕事であり、未経験者でもすぐに経験者と一緒に働くことができます。一方、きれいにラベルを貼るにはコツがいるため、向き・不向きが分かれる仕事でもあります。
今回は、ラベル貼りの概要、作業内容、仕事の魅力、向いている人の特徴などを解説します。この記事を読めばラベル貼りのことがよくわかり、自身が工場や内職で働く姿をイメージできるようになります。
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1.ラベル貼り・シール貼りとは
ラベル貼りは文字通り、シールやラベルを製品に貼りつける仕事です。仕事の分類としては「軽作業」で、工場や内職の求人で比較的多く目にすることがあるでしょう。
1-1.ラベル貼り・シール貼りの作業内容
ラベル貼りは一見簡単な仕事のように思われますが、素早く正確におこなうことに加え、多くの作業量が求められます。作業内容は単純なので「未経験歓迎」の求人も少なくありませんが、長時間の集中力が求められます。
なお、工場などの求人ではラベル貼りだけではなく検品や仕分けなどの作業が業務内容に含まれる場合もあります。ラベル貼りに限った話ではありませんが、求人の募集要項はしっかりと確認しましょう。
1-2.ラベル貼り・シール貼りをするものの一例
ラベル貼りをおこなう製品は、工場によって異なります。「商品に値札やバーコードを貼る」「封筒やダイレクトメールに宛名を貼る」といった内容はイメージしやすいものですが、他にも以下のような商品を扱うことがあります。
- 雑貨や書籍のバーコード
- 食品や化粧品のパッケージ
- 商品のブランドロゴ
- 雑貨や洋服のタグ
- など
1-3.ラベル貼り・シール貼りで注意すべきこと
ラベル貼りには特別なスキルは求められず、高校生でも求人が見つかる仕事ですが、「単純な仕事」だからといって「雑にやっても良い」というわけではありません。良品として出荷するには以下の点に注意する必要があります。
- 手の汚れや髪の毛がラベルにつかないようにする
- ラベルがまっすぐ正しい位置に貼られていることを確認する
- 貼り付けたラベルに気泡やゆがみ、シワがないかを確認する
上記はあくまで一例で、工場ごとにさまざまなマニュアルが定められています。コツを覚えるまでは大変で、慣れるまで一つひとつ丁寧にこなしていく必要があるでしょう。
一方、経験を積んで慣れていけば、作業スピードが劇的に向上することもあります。
1-4.ラベル貼り・シール貼りのコツ
ラベル貼り・シール貼りは、手先の器用さと経験がものをいう仕事です。工場で作業する場合は、長年携わっているベテラン作業者のやり方を真似してみることをおすすめします。
一方、内職として自宅で働く場合は手本になる人がいないので、試行錯誤しながら上達を目指すことになるでしょう。
どちらにも共通するラベル貼りのスピードアップ・品質アップのコツは、「ラベルを貼る商品を固定具で固定する」ことです。固定してしまえば動くことがなくなるため、ラベル貼りだけに集中できるでしょう。
また、シールを貼るときには「端から貼っていく」のが定石です。上下左右すべてに合わせて貼ろうとせず、端を合わせてから貼っていくと空気が入らずきれいに仕上がります。
2.ラベル貼り・シール貼りの作業場所
ラベル貼りの仕事をおこなう作業場所は、大きく分けて「工場」「自宅(内職)」の2つがあります。ここでは工場と内職、それぞれの作業の進め方についてご紹介します。
2-1.工場での作業
パートやアルバイトを募集しているラベル貼りの案件は、主に工場や倉庫で作業をおこなう内容で、軽作業に分類されます。ベルトコンベアで流れてくる製品にラベルを貼ったり、出荷場で商品ラベルを貼ったりする作業が一般的です。
工場内に用意されたオフィスでラベル貼りをおこなう場合もあります。また、仕分け、検品、梱包、出荷という一連の流れの一部にラベル貼りが含まれるケースもあります。
以下の記事では、軽作業の仕事内容を詳しくご紹介しています。併せてご覧ください。
2-2.自宅での作業(内職)
自宅での内職の場合は、空いた時間に個人でラベル貼りの仕事を進めることになります。
集配車が自宅までラベルを届けてくれる場合もありますが、会社によっては工場やオフィスまでラベルを取りに行き、ラベルを貼った商品を自分で納品するパターンもあります。その場合、車の運転が必須になりますが、集配車の人件費がかからないため単価が上乗せされる場合もあります。
3.ラベル貼り・シール貼りの仕事の魅力
ラベル貼り・シール貼りの仕事にはどのような魅力があるのでしょうか。ここではラベル貼りを仕事にすることの魅力・メリットについて見ていきましょう。
3-1.体力がなくても働きやすい
ラベル貼りはひたすら手を動かす仕事であり、内職なら座って作業ができます。
工場での作業は検品や梱包も一緒におこなうことが多いため、立ち仕事になる場合もありますが、基本的に重いものを持ったり動き回ったりすることはありません。体力に不安がある人にもおすすめできる仕事の一つです。
3-2.適温の環境で作業ができる
工場内の仕事は、製造工程によって暑かったり寒かったりする場合があります。
一方、ラベル貼りは多くの場合、空調が効いた適温の作業環境で仕事ができます。内職なら自宅で仕事をすることができますので、快適な環境で働きたい人にはおすすめです。
3-3.一人で黙々と作業できる
人とコミュニケーションを取りながら仕事をすることが苦手な人にも、ラベル貼りはおすすめです。ラベル貼りは作業台に向かって一人で黙々と作業をするので、職場の人付き合いが苦手な人でも、比較的ストレスなく作業できるでしょう。
3-4.無心で作業できる
ラベル貼りの仕事は「いかにラベルをきれいに、スピーディーに貼ることができるか」が評価の分かれ目です。ひたすらラベルを貼ることになるので、無心で取り組むことができます。余計なことを考えず作業に集中したいという人におすすめの仕事といえるでしょう。
単純作業に興味がある場合は、以下の記事もぜひ併せてご覧ください。
3-5.スケジュール調整できる
工場勤務か内職かといった仕事の形態にもよりますが、パート・アルバイトであれば比較的自由に働けます。なかには単発やシフト制の仕事もあるため、ライフスタイルに合わせた働き方ができるでしょう。
内職であれば、家事を優先しつつ空いた時間で作業するといった働き方も可能です。家事や育児と両立したい主婦の人も働きやすいでしょう。
3-6.未経験でも安心して働ける
無資格・未経験で働ける点もラベル貼りの大きなメリットです。きれいに素早くラベルを貼るのに特別な資格や特殊な技能は必要ありません。工場勤務の経験がない人でも、入社したその日から先輩と肩を並べて働くことができるでしょう。
3-7.服装規定がある工場もある
ラベル貼りの仕事は、貼り付けるラベルと商品の間に異物が挟まることがないよう、服装や髪型などが厳格に決められている場合があります。
工場で作業する場合、支給された作業着で仕事をするほか、決められたルールに従って髪を束ねたりヘアーキャップを身につけたりすることになります。毎日、髪型や服装で悩む必要がないという点が魅力ともいえるでしょう。
4.ラベル貼り・シール貼りの仕事に向いている人
ラベル貼りやシール貼りにはどんな人が向いているのでしょうか。ここでは、ラベル貼り・シール貼りの仕事に向いている人の特徴をご紹介します。
4-1.集中して取り組める人
ラベル貼りは、一つの仕事に集中して取り組める人に向いています。仕事の難易度が高くない代わりに、何百枚ものラベルをコツコツと貼り続ける根気のいる作業になるため、ラベルを貼る手を止めずに黙々と作業ができる人に向いています。
「体を動かして仕事をしたい人」「マルチタスクで効率的に働きたい人」には不向きでしょう。
4-2.細かな作業が好きな人
ラベル貼りに向いているのは、「手先が器用で細かな仕事が好きな人」です。ラベルがヨレないようにまっすぐ貼ったり、気泡を入れずにぴったり貼ったりする作業は、簡単なようでコツが要ります。
細かな作業が苦にならない人に向いており、大ざっぱな性格の人や手先が器用でない人は苦痛に感じてしまうかもしれません。
また、男性よりも女性のほうが比較的繊細な作業が得意なところが見受けられるため、女性に向いている仕事ともいえます。
4-3.単純作業にやりがいを見いだせる人
単純作業にやりがいを持ってコツコツと作業できる人にも、ラベル貼りの仕事はおすすめです。ラベルを貼り続けるという仕事は単純な作業ですが、一日中飽きずに同じ作業を続けられないと効率的に仕事が進みません。
いかに効率的に間違いなく進められるかを自分なりに工夫しながら進めることに楽しさを見出せる人や、やりがいをもって真面目に取り組める人は、ラベル貼りに向いています。
4-4.手先が器用な人
ラベル貼りは小さなラベルを正確かつ時間内で大量に貼る仕事ですから、手先の器用さが求められます。材料をサイズ通りにカットしたり均等に縫い付けたりする正確さや器用さが求められる「手芸」が得意な人などは、ラベル貼りでも能力を発揮できるでしょう。
5.まとめ
ラベル貼りの仕事は、製品にラベルを貼る仕事です。時間内にできるだけ多くかつ正確にラベルを貼る必要があります。
体力も必要なく、空調が効いた場所で作業できることも多いことから、女性のパート・内職としても人気があります。スキルを積むことで早く正確に仕事をこなせるようになり、プライベートの時間を確保しやすくなるでしょう。
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