40代から転職できる仕事12選!仕事を探す正しい方法と成功の秘訣
※この記事は6分30秒で読めます。
「40代になったら転職はもう厳しい?」
「40代の転職活動で注意点はある?」
など、40代の転職に対して疑問を持っている方もいるでしょう。
結論からお伝えすると、戦略的に行動すれば40代でも転職は十分可能です。
今回は、40代での転職事情、40代で未経験の業種に転職できるか、40代でも転職しやすいおすすめの求人、求人を探す方法などを解説します。この記事を読めば40代からの転職のことがよくわかり、より良い仕事を探せるようになります。
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1.40代は本当に仕事を探しにくい?
40代の転職は、20代や30代での転職と比較すると若干厳しいのが一般的な考えです。最初に、40代の転職がなぜ厳しいのかお伝えしていきます。
1-1.40代は20代30代より応募できる求人数が少ない
実際のところ、20代30代が応募できる求人数と比べて、40代でも応募できる求人数は少なくなります。
これは、多くの企業が少しでも長く働ける若手の人材を求めている傾向が強いことが関係しています。
求人情報を見ていると、「年齢制限なし」「年齢不問」といった求人もあり、40代でも応募できる求人数がゼロというわけではありません。
しかしながら、多くの企業は若手の人材を求めている傾向が強いことは認識しておきましょう。
1-2.40代で未経験の仕事を始めるのは難しい
40代からの転職で、未経験の業種に就くことは難しいです。40代を求めている企業は、ほとんどが即戦力となる人材を募集しています。
20代の若手であれば、採用してから自社で教育する期間を設けることができますが、40代であれば入社後すぐに活躍してもらいたいと企業が考えているのです。
人手不足の業界を狙って応募すれば、40代で未経験でも採用される可能性もありますが、基本的には難しいことを理解しておきましょう。
1-3.これまでの経験を活かせば40代でも転職できる
40代ともなると、家族の介護などの事情で休職するリスクもあり、まったく未経験の業界・業種に転職するのは簡単ではありません。
ただし、40代だからといって転職がまったく不可能ということではありません。中途採用の40代が活躍している職場もたくさんあります。
40代で転職する際のコツは、これまでの経験を活かすことです。
例えば、接客と発注の経験があるなら小売業から飲食業への転職が可能です。また、営業の経験があれば扱う商材が変わっても営業のノウハウをそのまま活用できるかもしれません。
経験や実績、専門知識があれば、即戦力として転職を成功させることは十分に可能です。
2.40代から転職しやすいおすすめの仕事12選
ここからは、40代でも未経験転職を狙えるおすすめの仕事を紹介します。ここでは12の仕事をピックアップしました。
- 工場勤務
- 介護職
- 営業職
- 事務職
- 販売員
- 警備員
- 清掃員
- 家事代行
- 運送ドライバー
- 日本語教師
- コールセンター
- Webライター
それぞれの仕事についてお伝えします。
2-1.工場勤務
工場勤務の仕事は、40代からでも転職を狙える仕事の一つです。職場によっては、黙々とライン作業をこなしていくような環境もあり、それほど体力が必要ない場合もあります。
また、工場の仕事においては60代や70代の方がまだまだ現役で働いていることもあるでしょう。そのため、職場によっては40代でも若手の人材として扱われる可能性もあります。
工場勤務の仕事については、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひご覧ください。
2-2.介護職
介護業界は慢性的な人材不足の状態であり、年齢制限なしで求人しているケースも数多くあります。そのため、40代の業界未経験者が応募しても採用されやすくなっています。
また、体力仕事ではありますが、高齢者と接する仕事なので、20代の若手よりもある程度人生経験がある40代の方が適職ともいえるでしょう。
2-3.営業職
不動産業界や保険業界などを筆頭に、営業職の仕事は幅広い業界にあります。業種にもよりますが人手不足の企業も多いため、40代でも採用される可能性が高い仕事といえるでしょう。
特に不動産や保険に関しては、お客様のライフプランに沿った提案をする仕事です。40代であれば、これまでの人生を振り返りながら、自分自身の経験を通して得た知識をもとに最適な提案ができるでしょう。
2-4.事務職
WordやExcelなどのofficeソフトやパソコン操作のスキルに自信があれば、事務職として転職することも可能です。
また、ひとくちに事務といっても、営業事務、医療事務、人事事務などさまざまな種類があり、前職の知識や経験が活かせる事務求人もあるはずです。例えば、営業職から事務職を目指す場合、営業事務なら営業経験を活かして顧客とのやり取りをスムーズに進められるでしょう。
基本的にデスクワークであり、40代になって体力に自信がなくなりつつある方でも働きやすい職種でもあります。
事務の仕事をより詳しく知りたい方は、以下の記事も併せてご覧ください。
2-5.販売員
販売員は人と接する仕事であり、社会人経験のある40代は歓迎される傾向にあります。もしコミュニケーション能力に自信があるのなら、自分の長所を活かすことができるはずです。
さらに、販売員はさまざまな環境で働けるので飽きがこない職種でもあります。日々多くの方と接しながら働きたいと思っている40代の方には、販売員の仕事もおすすめです。
2-6.警備員
警備会社も人手不足の傾向が続いており、40代で応募しても採用されやすい業界です。年齢層が比較的高い警備会社も多いので、40代だからといって引け目を感じることも少ないはずです。
警備といっても、さまざまな仕事があるので、暑い夏や寒い冬に長時間外で立って仕事をすることを不安に思う方は、室内で警備ができる仕事を探してみましょう。
2-7.清掃員
普段から掃除が好きな方であれば、清掃員の求人を見つけるという選択肢もあります。清掃の仕事にはビル清掃やハウスクリーニングなどがあり、普段の掃除のノウハウをそのまま仕事に活かせます。
また、仕事で覚えたスキルを日常の掃除に活かすこともできるため、きれい好きな方にはおすすめです。清掃員は特別な資格や経験がなくても始められるため、未経験の40代でも転職できる可能性は十分にあります。
人間が生きるうえでゴミや汚れは間違いなく出るものであり、将来までなくならないという点でも魅力ある仕事です。
清掃員の仕事をより詳しく知りたい方は、以下の記事も併せてご覧ください。
2-8.家事代行
家事代行は文字どおり顧客の家事を代行する仕事です、昔は家政婦さんなどとも呼ばれていました。炊事、掃除、洗濯、食器洗い、片付けなどの日常的な家事はもちろん、食事の提供や作り置きも仕事に含まれる場合があります。
家事代行のメリットは、特別な資格がなくても始められる点です。請け負う仕事は専門的な技術や資格がなくても取り組める家事が中心であり、40代未経験でも家事が好きな方なら採用される可能性が十分にあります。
企業によっては研修やトレーニングが実施されるため、特別な家事のスキルがない方でも安心してスタートできるでしょう。
2-9.運送ドライバー
最近では、ドライバー不足が社会的に問題になるほど、運送ドライバーも人材不足に悩まされています。
大型の運転免許などは入社後に取得できる企業もあり、求人に応募する時点でトラックが運転できなくても、基本的には問題ありません。
ひとくちに運送ドライバーといっても、何を運ぶかによって仕事内容が大きく変わります。そのため、どの程度のトラックを運転するのか、また荷物を運ぶ時間帯は日中なのか夜間なのかなど、求人情報をしっかりチェックしておきましょう。
ドライバーの仕事内容は以下の記事でより詳しく解説しています。
2-10.日本語教師
日本語を学ぶ外国人に講師として日本語を教える仕事です。単語の意味や文法だけでなく、マナーや歴史など日本文化に関する幅広い内容を教えることもあります。
活躍できる場所としては日本語学校が思い浮かびますが、他にも外国人労働者向けの研修の現場で働くこともできます。
学校の教師と違って日本語教師になるのに特別な資格は必要ないため、40代未経験でも採用される可能性はあります。ただし、日本語学校で働くなら以下の3つのいずれかの条件を満たすことが必要です。
- 文化庁の認める420時間コースを受講する
- 日本語教育能力検定試験に合格する
- 四年制大学で日本語教育を専攻する
-
参照:日本語教師になるには|赤門会日本語教師養成講座
https://www.akamonkai.ac.jp/yousei/JT/nihongokyoshininaru.html
2-11.コールセンター
立ち仕事などのハードワークからオフィスワークに転職したい方にとっては、コールセンターも有力な転職先の選択肢となります。顧客からの電話に出るインバウンドや、自分から営業をかけるアウトバウンドといった仕事があります。
長く接客や営業の仕事をしていた方は自分の電話応対スキルをそのまま活かせるため、業界未経験でも転職は十分に可能です。
電話応対をしたことがなくても、企業によっては入社後に基礎研修やOJTを受けられるので心配はいりません。
コールセンターの仕事内容をより詳しく知りたい方は、以下の記事も併せてご覧ください。
2-12.Webライター
Webライターは、インターネット上に掲載されるコラム記事や商品紹介、インタビュー記事などを執筆する仕事です。
文章を書く能力に自信がない方もいるかもしれませんが、Web記事に求められるのは高度な文章能力ではなく、いかに読みやすい記事をつくるかです。研修を通じて基本的なライティングスキルを身につけられるので、未経験でも始められます。
オフィスワークのため過度に体力を消耗しない点も、40代に向いているといえる要因の1つです。会社に所属して経験を積めば、フリーランスとして独立することも夢ではありません。
3.40代で新しい仕事を探す正しい方法
お伝えしたとおり、40代でも転職することは可能です。しかし、仕事の探し方を理解しておかなければ、転職活動が長引く可能性があります。
少しでも早く転職先を見つけるために、以下の4つの方法を理解しておきましょう。
- 求人サイトを活用する
- 転職・就職エージェントを活用する
- ハローワークを活用する
- 知人に仕事を紹介してもらう
それぞれの方法についてお伝えします。
3-1.求人サイトを活用する
インターネットの求人サイトには、数多くの求人情報が掲載されています。24時間365日いつでも求人情報を見たり、応募したりできるので、多くの方が転職活動で利用しています。
求人数は多いものの、自分の希望条件に絞って検索できるので、効率よく応募できる求人を探すことは可能です。各業界に強い求人サイトもあるので、インターネットで検索して探してみることをおすすめします。
3-2.転職エージェントを活用する
転職エージェントを活用する仕事探しの方法もあります。転職エージェントは、企業と求職者をつなぐアドバイザー的役割を果たしてくれます。
仕事探しはもちろん、面接の日程調整や給与交渉など、さまざまなサポートを受けながら仕事を探せます。担当のキャリアアドバイザーと相談しながら転職活動ができるので、一人で転職先を探すことに不安がある方も安心です。
3-3.ハローワークを活用する
ハローワークは、厚生労働省の機関です。地元の中小企業を中心に数多くの求人情報を保有しています。
ハローワークに登録すれば、担当者のサポートを受けながら仕事を探すことができます。40代でも応募できる求人を紹介してもらえるので、スムーズに仕事探しを進めることができるでしょう。
3-4.知人に仕事を紹介してもらう
知人経由で仕事を探すことも一つの方法です。気の知れた知人がやっている仕事で、人材を募集しているのであれば、一度話を聞いてみることをおすすめします。
知人から仕事の情報を聞くことができれば、面接を受ける前に企業の内部事情を知ることもできます。また、知人からの紹介ということである程度信用されるので、内定をもらえる確率もグッと高くなるでしょう。
4.40代で転職に成功するための秘訣
ここからは、40代で新しい仕事の探しに成功するためのコツをお伝えします。
- 新しい仕事に対する意思や希望を明確にする
- 自分の生活スタイルに合う仕事を選ぶ
- 正社員以外の雇用形態も検討する
- 応募先の年齢構成から求められている人物像を考える
- これまでの実績から自分の強みを洗い出す
- 入社後に自分がどう貢献できるかアピールする
スムーズに自分に合う仕事を見つけるために、それぞれのコツを確認していきましょう。
4-1.新しい仕事に対する意思や希望を明確にする
40代の転職に限った話ではありませんが、転職の際には自分の意思や希望を明確にすることが大切です。特に未経験の職種や業界に応募するのであれば、何を求めてその仕事をしたいのかを明確にし、きちんと面接で伝えましょう。
40代だと最後の転職となる可能性もあるので、自分の意思や希望と照らし合わせながら、慎重に仕事を選ぶように心がけてください。
4-2.自分の生活スタイルに合う仕事を選ぶ
40代で転職するにあたっては、自分自身のライフスタイルに合う企業を選ぶことが大切です。
40代でも、独身で比較的時間がある方、子育てが忙しい方、親の介護の時間を確保しないといけない方など、家庭によってさまざまな事情があります。その事情をふまえたライフスタイルにマッチする仕事を選べば、長く働き続けられるでしょう。
「時短で働きたい」「週2回は必ず休みが欲しい」などの希望を明確にして、そのスタイルに合う仕事を探しましょう。
どのように条件を決めたら良いかわからない方は、以下の記事を参考にしてみてください。
4-3.正社員以外の雇用形態も検討する
40代から転職したい場合は、正社員以外の働き方も視野に入れてみましょう。パートやアルバイト、派遣社員も視野にいれると応募できる数が増え、転職の成功率も上がります。
正社員登用制度があれば、正社員以外の雇用形態でとりあえず入社して将来的に正社員を目指すこともできます。
また、明確な目標があれば一時的に正社員以外の雇用形態を選ぶことも考えられます。将来的に起業したりフリーランスとして独立したりするためのスキルを身につけるために、あえてアルバイトや派遣社員として企業に入るという考え方もあるでしょう。
正社員以外の雇用形態については以下の記事でより詳しく解説しています。
4-4.社員の年齢構成から企業が求める人物像を考える
若手が多い企業の場合、40代の方には社員をまとめるマネジメント能力が求められます。逆にベテランが多い企業であれば、幅広い年齢層の方と密にコミュニケーションが取れる柔軟性のある方が求められます。
応募や面接の前にはまず、企業側が求めている人物像をイメージしておきましょう。そして、求められる人物像に自分はマッチしているのかをチェックし、もしマッチしているのであれば、面接時にしっかりと自分の強みをアピールしましょう。
4-5.これまでの実績から自分の強みを洗い出す
これまでの仕事上での実績は、面接や履歴書で必ずアピールすべきです。どのようなキャリアがあるのか、業務として何ができるのか、仕事の実績として何を成し遂げたのかを伝えることで、自分の市場価値を高められます。
そのためにも、まずは自分の職歴を振り返り、徹底的に自己分析をして、自分の強みやアピールポイントを把握するようにしましょう。
自己分析の方法は以下の記事で詳しく解説しています。
4-6.入社後に自分がどう貢献できるかアピールする
企業は、入社後の活躍の場が具体的に想像できる人材を採用します。そのため、業務上どう貢献できるかを面接でしっかりアピールすべきです。
企業が求めている人物像と自分の認識にズレがあると、自分のことをアピールしても、良い評価は得られません。まずは募集要項やホームページを入念にチェックし、入社後自分がどう貢献できるかをイメージすることが大切です。
5.もし40代で仕事を辞めたくなったら
もし今の仕事を辞めたくなっても、勢いですぐに辞めてしまうのはよくありません。転職で大切なのは、一時的な感情や勢いではなく、その後のライフプランやビジネスキャリアをよく考えることです。
年齢が高くなるほど次の仕事を探すのは難しくなるため、辞めて後悔しないか、今の職場にとりあえず残ったほうが良いかなど、しっかり時間をかけて考えるべきです。
転職活動を始めるにしても、新しい仕事がなかなか見つからないリスクを踏まえ、すぐに会社を辞めてしまうのではなく、とりあえずは仕事を続けながら転職活動を始めたほうが良いでしょう。
仕事を辞めてから転職活動を始めると、次の仕事が決まるまで無収入の期間が生まれてしまうので注意が必要です。
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6.まとめ
40代の転職は若い世代の転職と比べてハードルが高く、リスクもあるといわれるのが一般的です。未経験から転職できる業種も絞られてきます。
場合によってはいきなり正社員を目指すのではなく、一時的にアルバイトや派遣で働いて正社員登用を目指すことも考える必要があるかもしれません。
一方、40代まで社会人として仕事をしてきた経験は、他の業種でも活かせる可能性があります。自分の経歴について棚卸しをして、自分の強みがアピールできるような準備をしてください。そのうえで自分が狙う業種の求人に応募すれば、採用される可能性はグッと高くなるはずです。
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