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更新日:2023年09月06日

60歳からでも手に職をつけられる仕事9選を紹介

60歳からでも手に職をつけられる仕事9選を紹介

※この記事は5分30秒で読めます。

「60歳からできる仕事って何がある?」
「60歳以上でも働けるの?」
など、シニア層の就業に関して疑問を持っている方もいるでしょう。

実際のところ、60代の就業率は毎年のように上がっており、挑戦できる仕事内容も多岐にわたります。

今回は、60歳からの就業に関する基本知識、シニアが仕事を探す際のポイント、具体的な仕事内容などを解説します。この記事を読めば、シニア層の就業についてよくわかり、60歳以上の方が手に職をつけるためのヒントを見つけられるでしょう。

1.60歳以上でも手に職をつけ働けるのか?

60歳以上になって仕事を始めようとした場合、実際に自分の同世代が労働市場で活躍できているのか気になる方もいるのではないでしょうか。ここでは、総務省のデータを参考に、60歳以上の就業について解説します。

1-1.60歳以上の就業率推移は上昇傾向にある

高齢者の就業率は近年着実に上昇し、特に60〜69歳の就業率は2011年以降、10年連続で増加傾向を示しています。例えば、2021年における60〜64歳の男性の就業率は82.7%、女性の就業率は60.6%で、いずれも過去最高の水準です。

このデータから、60歳以上の方々も積極的に仕事に携わり、労働市場に参加していることがわかります。

1-2.60歳以上の主な就業先とは?

2021年における、高齢者の主な就業先は以下のとおりです。

  • 卸売業、小売業: 130万人
  • 農業、林業: 104万人
  • サービス業(他に分類されないもの): 103万人
  • 医療、福祉: 101万人

データをみると、高齢者の就業先は多岐にわたります。60歳以上の方々も自身の経験やスキルを活かし、さまざまな職場で働けることがわかるでしょう。

2.60歳以上の給与状況

60歳以上の方が働こうとした場合、しっかり稼げるかも気になるポイントです。以下では、厚生労働省の調査データから、60歳以上の方がどの程度の給与を得ているかを紹介します。

2-1.60歳以上の平均給与

厚生労働省が2022年におこなった調査によると、60歳以上の方々の平均賃金は以下のようになっています。

<男性>

  • 60-64歳:32万1,800円
  • 65-69歳:27万4,500円
  • 70歳以上:24万5,900円

<女性>

  • 60-64歳:23万7,300円
  • 65-69歳:21万6,200円
  • 70歳以上:21万7,800円

調査結果からは、男女ともに定年前の55〜59歳が賃金のピークであり、その後年齢が上がるにしたがって減少傾向にあることがわかります。

ただし、個々の賃金は業種や職種、経験や能力によって異なるため、一概にすべての方に当てはまるわけではありません。

2-2.再雇用された場合の給与状況

再雇用とは、一度退職した会社に、新たな雇用契約を結んで再度就職することです。定年後に再雇用される場合の給与は、一般的に定年前と比べて4割から6割程度になるといわれています。

給与額は再雇用の条件や働き方によって異なりますが、定年後も一定の収入を得られる可能性があるといえるでしょう。

3.60歳から手に職をつけられる仕事を選ぶ際のポイント

60歳から仕事を探す場合、これまでの経験や状況によって仕事の選び方にコツがあります。以下では、60歳から手に職をつけるためのポイントを解説します。

3-1.これまでのスキルや経験を活かせる仕事を選ぶ

これまで培ったスキルや経験があれば、それを活かせる仕事を選ぶことが大切です。

例えば、過去に現場監督をしていた、工場の生産管理職を務めていた、といった場合には、その経験を活かせる仕事を探すとよいでしょう。

3-2.働きながら手に職をつけられる仕事を選ぶ

未経験の場合でも、働きながら新たなスキルや経験を身につけられる仕事はあります。

この場合に重要なのは、現場に教育制度が整っているかどうかです。新人の研修やサポートが充実しており、新しいスキルを習得するための環境が整った職場を選びましょう。

また、可能であれば定年制のない仕事を選ぶのもポイントです。定年制のない仕事では、時間をかけて経験やスキルを磨けるため、生涯を通じてキャリアを築けるでしょう。

4.60歳からでも手に職をつけやすい仕事9選

60歳から手に職をつけたい場合、どのような仕事が候補になるのでしょうか。ここではおすすめの仕事を9つ紹介します。

4-1.検品・検査の仕事

検品・検査は、特別なスキルや資格が不要で、未経験の方でも始めやすい仕事です。経験を積むことで検品・検査の効率や精度を向上させ、継続的な成長が望めます。

4-2.清掃の仕事

清掃も、始めるのに特別なスキルや資格を必要とせず、60歳以上の方でも取り組みやすい仕事です。経験を積むことで、さまざまな清掃業務に対応できるようになり、専門的な清掃スキルを身につけられるでしょう。

4-3.警備の仕事

警備は60歳以上の男性に向いている仕事です。主に施設の入り口での警備や施設内での警備活動を担当します。立ち仕事がメインになるか、夜勤があるかどうかなどについては、事前に確認しておくことをおすすめします。

4-4.ピッキング・軽作業の仕事

ピッキングや軽作業はシンプルな作業が中心で、未経験の方でも始めやすい仕事の一つです。60歳以上の方も挑戦しやすく、継続的に働くなかで効率良く作業をおこなえるようになります。

4-5.調理・調理補助の仕事

調理・調理補助では、飲食店や学校給食、社員食堂などで調理をおこないます。料理が好きな60歳以上の方に向いている仕事であり、未経験からでも始められます。働きながら調理師免許の資格取得を目指すことも可能です。

4-6.小売・接客の仕事

小売・接客は、お客さまとのコミュニケーションが重要な仕事です。未経験の方でも、経験を積むなかで接客のやり方を学べます。人生経験が活かせるケースも多いため、60歳以上の方でもチャレンジしやすい仕事の一つといえるでしょう。

4-7.家事代行の仕事

家事代行では、お客さまの家の掃除や片づけなどを手伝います。丁寧さが求められますが、60歳以上の方でも取り組みやすい仕事です。経験を積めばお客さまから指名を受けられるようになるなど、やりがいも感じられるでしょう。

4-8.コールセンターの仕事

コールセンターでは、電話でのお客さま対応がメインです。コミュニケーション能力が必要ですが、お客さまへの対応力を磨けば誰でも実績を積めます。傾聴力や粘り強さに自信がある方には、特におすすめの仕事です。

4-9.職人系の仕事

左官などの職人系の仕事も、選択肢に挙げられます。これまでに培った経験を活かせる仕事であり、60歳以上でも専門的な職人として活躍できる可能性があるでしょう。

5.60歳からでも手に職がつけられる仕事の探し方

実際に60歳以上の方が仕事を始める場合、どこで求人を探せばよいか解説します。

5-1.求人サイト

求人サイトは、希望条件に合わせて仕事を検索できる便利なツールです。さまざまな求人情報が掲載されていますが、募集年齢など特定の条件で絞り込めるため、素早く希望の仕事を探せます。

ただし、求人サイトごとに強みが異なり、60歳以上の求人情報が限られている場合もあります。そのため、あらかじめ60歳以上の求人情報が豊富なサイトを選ぶことが重要です。

JOBPALでは60歳以上の方でも、キャリアパートナーに相談して、自身に合った求人を提案してもらうことが可能です。

5-2.シルバー人材センター

シルバー人材センターは、高齢者の社会参加を促すために設立された団体です。2021年度時点で全国に1,339(※)もの団体があり、地域に密着した仕事や高齢者向けの仕事を豊富に取り扱っています。

5-3.ハローワーク

ハローワークは、全国に展開している公共職業安定所です。60歳以上の求人も幅広く扱っており、対面での相談も可能です。条件や希望を提示することで、自身に合った求人を斡旋してもらえます。

5-4.地域情報誌

地域情報誌には、地域ごとの求人情報を掲載していることがあります。地域に密着した会社や雇用情報を中心としており、他の求人媒体にはない情報が掲載されている可能性もあるので、チェックしてみるとよいでしょう。

5.まとめ

近年、高齢者の就業率は上昇傾向にあり、その仕事内容も多岐にわたります。60歳以上でも手に職をつけることは十分可能なので、自分に合った仕事を探してみましょう。

これまでの経験を活かせる仕事以外に、未経験から着実にスキルを身につけられる仕事もあります。

仕事を探す場合、60歳以上の求人情報が豊富にそろっている場所で探すのがポイントです。JOBPALでは、豊富な求人情報から、ミドルやシニア層向けや未経験者向けの求人も簡単に検索できるので、ぜひ活用してみてください。

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