【例文あり】工場・製造業の志望動機の書き方や書くべき内容、アピールポイント4つを紹介
この記事で分かること
- 製造業の志望動機では、集中力や忍耐力、体力、コミュニケーション能力などをアピールすると良い
- 製造業の志望動機には、製造業を選んだ理由や、職種に対する熱意などを盛り込んでいく
- 状況別・業種別・職種別におすすめの書き方があり、臨機応変に書き分けることが大切
- 待遇面に言及している、文章に説得力がないなど、NG例を理解したうえで志望動機を書くことが重要
※この記事は6分30秒で読めます。
「工場・製造業への転職の志望動機はどうすれば良い?」
「好印象を与える志望動機の書き方が知りたい」
など、工場・製造業に転職する際の志望動機に関して悩んでいる方もいるでしょう。
工場・製造業への転職では、企業分析や自己分析を重ねたうえで自分の集中力や体力、コミュニケーション能力をアピールし、その企業で働きたい理由を志望動機に盛り込むのがポイントです。
今回は、工場・製造業の志望動機に書く要素、志望動機を書く前にやっておきたいこと、業種別・職種別のおすすめ例文などを解説します。この記事を読めば、製造業の志望動機の書き方がよくわかり、転職の成功に一歩近づけます。
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1.製造業の志望動機でアピールすべきポイント4つ
志望動機には、当然企業側が採用したくなる要素を入れる必要があります。製造業が求める人物像はいくつかありますが、大まかに分けると以下の4つです。
- 集中力や忍耐力
- 体力
- コミュニケーション能力
- 手先の器用さ
それぞれのポイントをお伝えします。
1-1.集中力や忍耐力
最初にアピールするのは、集中力や忍耐力です。工場では単純作業が続くため、集中力や忍耐力がないと務まりません。
1人のミスが大勢に影響を与えるので、工場は集中できない人を採用したくないと思っています。集中力や忍耐力がないと、業務に飽きたり、投げ出したくなったりしてすぐに辞めてしまう可能性が高いです。
また、ライン作業などでは、自分が担当する作業をおこなって、次の工程に引き継ぐ必要があり、スピーディーかつ正確な作業が求められます。
【例文】
前職はスーパーマーケットの総菜部門で食品製造を担当しており、業種こそ異なりますが、細かな作業を長時間コツコツと続けるという点では共通しています。
また、作業の際には、自分なりに毎回目標を立てるなどの工夫をして、スピーディに対応することを心がけていました。
持ち前の集中力と作業スピードを活かし、御社の製造業務に貢献したいと考えています。
1-2.体力
工場の仕事では、体力が必要とされます。重いものを持つような現場もありますし、立ち仕事が多い工程もあるため、体力が重要です。
また、工場によっては夜勤など不規則な生活に耐えられる体の強さも必要なため、体力がある人材が望まれます。
企業側の希望に見合う人材であることを伝えるために、体を鍛えていることや体力があって前職の業務を乗り切っていたことなどを伝えて、体力があることをアピールすると良いでしょう。
【例文】
大学時代はラグビー部に所属し、毎日のようにトレーニングに励んでおりました。過去数年間は病気による欠席もなく、体力では誰にも負けない自信があります。タフさを活かし、御社でも長期的に働けると自負しております。
1-3.コミュニケーション能力
意外かもしれませんが、工場の仕事はコミュニケーション能力が必要です。
工場によっては、1人で黙々と作業することもありますが、多くの人と協力して作業をする場面もあります。
ペアを作って2人で作業したり、スムーズに業務をこなすためにはコミュニケーション能力が欠かせません。また、例えばフォークリフト作業では、安全確保のために周囲に声掛けしながら作業することもあります。
前職においてチームで何かを成し遂げたことなどを志望動機に含め、コミュニケーション能力があることをアピールするようにしましょう。
【例文】
前職では販売部門のリーダーを務めており、販売目標を達成させるためにチーム全員とのコミュニケーションを大切にしておりました。チームから出た意見に常に耳を傾けて業績向上につなげた経験は、御社の業務でも役立てられると思っています。
1-4.手先の器用さ
工場は腕力や体力が必要な仕事が多い印象がありますが、同じくらい「手先の器用さ」が必要になる場面が多くあります。例えば「検品」や「包装」、「梱包」など、商品を1つずつ手に取っておこなう作業では、細かな手作業が求められるでしょう。
また、手先が器用であれば出荷準備をスムーズにおこなえるなど、どの部門でも重宝されるでしょう。前職で手先の器用さが求められる仕事をした経験があれば、積極的にアピールすることをおすすめします。
【例文】
前職ではスーパーマーケットの売り場づくりやレジ業務、総菜の調理など、手先の器用さを求められる仕事を多く担当しておりました。これまでの業務で培った手先の器用さは、御社の梱包・出荷部門の仕事でも活用できると考えております。
2.製造業への志望動機に書くこと
製造業への志望動機に書くべき要素は以下の4点です。
- なぜ製造業の仕事を選んだのか
- 数あるなかでなぜその会社を選んだのか
- 希望する職種に対する熱意はあるのか
- 応募する業界・職種の経験はあるか
シンプルながら最重要事項なので、漏れなく記載するようにしましょう。
2-1.なぜ製造業の仕事を選んだのか
製造業への志望動機を考えるときは、前段階として自己分析をおこなうことが大切です。自分の得意なこと・苦手なこと、今までの経験、他者にない強みなどが明確になることで、製造業が自分に合っているかの判断材料にできます。
自己分析がしっかりできていないと志望動機の内容が薄くなったり、内容に矛盾が生じたりすることもあります。
自己分析でスキルの棚卸しをしたうえで、次はなぜ製造業の仕事を選んだのか、その理由を記載しましょう。
特に未経験から製造業の仕事をするのであれば、どういったきっかけで働いてみたいと思ったのかは、採用担当者が気になる部分の一つです。
興味を抱いた具体的なエピソードを盛り込むと、より説得力のある志望動機に仕上がります。
2-2.数あるなかでなぜその会社を選んだのか
製造業の仕事を選ぶ理由がはっきりしたら、次は「同業他社ではなく、なぜ応募先の会社を選んだのか」を考えるため、企業研究をおこないましょう。企業が「どのような人物を求めているのか」という点を理解する必要があります。
企業研究は効率的な転職活動には欠かせないステップです。企業研究を通じて自分に近い人物像を求めていない企業を外し、申し込む企業を絞り込むことができます。
また、会社が求める人物像やすでに働いている人、業績などを知ることで、面接で使える具体的な志望動機を作れます。
応募先企業としては、自社に対するポジティブな印象を聞けるのは嬉しいことであり、自分たちの思想に近い人材を採用するうえでの根拠ともなります。
会社に対する熱意を採用担当者に伝えられれば、内定獲得にグッと近づくことができるでしょう。
2-3.希望する職種に対する熱意はあるのか
数ある職種の中で、なぜその職種に就きたいのかという点も志望動機に書きましょう。
前職が異業界だとしても、同じ職種や業務内容が近い職種であれば、即戦力としての可能性をアピールできます。
一方、未経験の職種の場合は、なぜ志望するに至ったのか、入社後どのようなキャリアを構築していきたいかなどを中心に書くようにしましょう。
2-4.応募する業界・職種の経験はあるか
応募する製造業に関係する業界や職種の経験がある場合、その旨を履歴書に記載しましょう。自分の経験やスキル、過去に評価されていたポイントを伝えることで、即戦力として高評価につながる可能性もあります。
それまでの成功体験や失敗談も交え、学んだことや今後の製造業界に活かせることをまとめておくと、具体性のある志望動機が書けるでしょう。
3.【状況別】製造業の志望動機の書き方のポイント
製造業の志望動機は、未経験者か経験者かによって有効な書き方が異なります。それぞれのポイントを押さえておきましょう。
3-1.未経験の場合
未経験者応募の場合に企業側が疑問に思うのは、「なぜ多くの業種の中から製造業を選んだのか」ということです。
他にも選択肢があるなかで製造業を選んでいるので、誰もが納得のいく理由を用意することがポイントです。ものづくりが好き、目に見えて結果がわかるためやりがいがある、資格や免許を得たうえでスキルが身につく仕事をしたいなどが挙げられます。
自分が製造業を選んだ理由を、きちんと筋道立てて志望動機に記載することがポイントです。
【例文】
前職はスーパーマーケットの雑貨部門を担当しておりました。食器やトイレットペーパー、洗剤などをお客様に販売しているうち、商品を作る工程で働きたいという気持ちを強く持つようになりました。
転職活動を進める中で、未経験からでも成長できる御社の研修制度や、結果が目に見えてわかる評価システムに魅力を感じて応募いたしました。
3-2.経験者の場合
製造業経験者の場合は、即戦力であることをアピールすることが大事です。
前職ではどのような仕事をしていて、どのようなスキルがあるのかを志望動機に書くようにしましょう。それを前提に、工場ではどのように役立ちたいと思っているのかも書くべき重要なポイントとなります。
また、なぜ転職を考えたのかをきちんと説明することも大事です。
「経験者だから面接は大丈夫だ」ということはなく、経験者だからこそ、どうして前の会社を辞める必要があったのかを採用担当者は知ろうとします。
転職することの目的を明確に書き、すぐに仕事を辞めるような考えではないことを間接的に伝えるようにしましょう。
【例文】
前職では建築部材の製造ラインの担当をしており、ワイヤー材に圧力をかけてさまざまな形状に変化させる「圧造」の工程を任されていました。
やりがいをもって仕事をしていましたが、より専門性の高い製造技術を身につけたいと考え、精密機械の製造を手がける貴社の求人に応募いたしました。
これまで身につけた圧造技術や製造ラインの知識の中で利用できるものを余すところなく使い、貴社に貢献する所存です。
3-3.同職種・別業界の場合
転職者は即戦力として活躍することが期待されており、通常は同職種への転職は歓迎されます。ただし、同じ職種で別の業界に応募したことについて、納得できる理由の説明は必要です。
「扱う商品が変わっても前職で得た仕事のスキルを活用できる」だけでなく、「前職で実現できなかったことが御社なら実現できる」といったことを説明すると具体性のある自己アピールになります。
【例文】
現在はパソコン関連部品のルート営業をしています。現在の仕事自体に不満はないのですが、現在の営業形態が大手企業を数十人でチームを組んで納品する協業制であり、個人としての成果や貢献度がわからない点が気になっています。
御社の営業では個人ごとに営業先が別に割り当てられていて、個人の業績で評価されることを知り、関心を持ちました。
前職での営業経験を活かしながら自分の貢献度が見やすい職場で働きたいと考え、御社を希望しました。
3-4.同業界・別職種の場合
同じ業界から別の職種に転職したい場合、志望動機が前職への不満や愚痴にならないように注意が必要です。採用担当者の中には「元の会社で異動すれば良いのでは?」と疑問に思うことも考えられるため、先回りで疑問を解消しておくことも必要です。
製造から営業、営業から製造のように違う職種に転職を希望する際は、「同じ業界で得た知識をあたらしい職種でも活用できる」ことをアピールしましょう。
【例文】
現在は建築資材やネジのルート営業をおこなっており、前年比105%の着地を目標に新規注文の受注を進めていて、仕事は順調といえます。
ただ、お客様からの技術的な問い合わせに答えられずに技術部に確認を取ることも多く、取扱い商品についてより理解を深めたいと思い、製造の現場で働きたいと考えました。
現在の会社では生産部門への異動が叶わないため転職活動を始め、業界経験者を募集する御社の求人を拝見して製造の一端を担いたいと考えた次第です。
4.【業種別】製造業の志望動機のOK例文
志望動機のポイントはわかったものの、具体的な工場勤務の志望動機の例文が知りたいという人もいるでしょう。ここでは、業種別の例文をご紹介します。
4-1.自動車製造工場
自動車製造工場で働こうと思った理由や、自動車製造工場の中でもなぜ応募先企業を選んだのかについて分かりやすく説明しましょう。
また、過去のアルバイト経験での強みなどから、「なぜ自動車製造工場を選んだのか」という点を伝えることが大切です。自分が応募先に対してどう貢献できるのか述べることで、好印象を得られやすくなります。
【自動車製造工場の志望動機の例】
私が御社を志望したのは、人の生活を便利にする自動車業界に携わりたいと思ったからです。数ある自動車メーカーの中でも、御社は規模が大きな企業であり、販売台数もトップクラスと伺っております。
この仕事を通じて1人でも多くの人に御社の自動車の魅力に気付いてもらいたいと思い、御社に応募させていただきました。
昔から工場やスーパーマーケットなど多くの会社でアルバイトをしており、体力やコミュニケーション能力には自信があります。多くの人と連携してものづくりをする御社の業務でも、私の今までの経験を活かせると考えております。
4-2.クリーニング工場
クリーニング工場の場合は、掃除や洗濯といった関連スキルについて一言触れると良いでしょう。
意外と体力を使う仕事なので、体力があることをアピールすることも重要です。コミュニケーション能力など、前職などで得られたスキルがあれば、あわせて伝えましょう。
【クリーニング工場の志望動機の例】
私は普段から掃除や洗濯といった家事をおこなうことが好きで、そのスキルを活かした仕事に就きたいと思っていました。御社を志望した理由は、自分のスキルを活かしつつ、顧客の笑顔につながる仕事ができると思ったからです。
また、毎日ランニングをしているなど体力には自信があります。また、前職では営業をしていたため、そのときの経験を活かし、周りときちんとコミュニケーションを取って業務に取り組むことができます。
4-3.化粧品工場
化粧品工場の志望動機では、化粧品が好きなことや、その工場を選んだ理由について盛り込みましょう。可能であれば、化粧品を好きになった具体的なエピソードなどを盛り込むと、採用担当者により印象を与えられます。
化粧品業界では化学の知識や品質管理の知識などがあると役立つので、そのようなアピールポイントを入れることもおすすめです。
【化粧品工場の志望動機の例】
私は普段から化粧品に興味があり、いずれ化粧品業界に入りたいという思いがありました。御社が販売している○○シリーズのスキンケアラインを使い始めてから、肌質が改善したというきっかけがあったからです。御社はお客様を第一に考えた商品を開発しており、その経営理念に感銘を受け志望しました。
私は大学時代に化学を専攻しており、その知識を活かせると思います。また、細かい作業を得意としていますので、お客様に良い製品をお届けするために丁寧な仕事ができると考えております。
4-4.食品工場
お菓子などの食品系の工場に応募するときは、まずはその食品が好きだということをアピールすることが大切です。
そのうえで、自分が作る側になって、どう作られているのか知りたい・より良いものを作りたいと思ったことなどを書くと良いでしょう。
【お菓子など食品系工場の志望動機の例】
私は子どもの頃からお菓子が大好きで、日々増える新商品に心躍らされていました。数あるお菓子の中でも1番好きなのが御社の商品です。
今回私が御社を志望したのは、お菓子を作る側に回って、お客様を満足させたいと思ったからです。
私は日頃から体を鍛えていますので、体力には自信があります。また、手先が器用なほうなので細やかな作業にも対応できます。
普段食べているお菓子がどのように製造されているのか知り、ゆくゆくはお客様に満足してもらう新商品を作れる人材になりたいと思っています。
4-5.製薬会社の工場
世の中には無数の工場があるため、製薬工場の場合も「なぜその会社の工場でないといけないのか」という疑問への回答を志望動機に入れる必要があります。
また、製薬会社の工場の仕事は、衛生管理や品質管理が厳しく求められます。前職やアルバイトで近い業務をおこなった経験があれば、積極的にアピールすると良いでしょう。
【製薬工場の志望動機の例】
私が御社を希望した理由は、御社の医薬品の品質管理に対する意識の高さを知ったことで、私も御社の製造ラインの一員として働きたいと感じたためです。
他の製薬会社よりも厳しい基準で品質管理がおこなわれていること、社員の一人ひとりまで品質の意識が行き渡っていることに感銘を受けました。
私は前職で品質管理部門を担当しており、競合よりも高いレベルで管理をする大変さはよく理解しているつもりです。だからこそ、レベルの高い御社の製造ラインで働きたいと思う気持ちが強くなりました。
4-6.半導体の工場
半導体工場の場合も、まずはなぜ半導体業界を選んだのか、またどうしてその工場に応募することにしたのかを述べることが大切です。企業研究で応募する会社の特徴を捉え、他の会社と差別化して伝える必要があります。
また、半導体工場では、精密部品を扱う丁寧さが求められます。自身のこれまでの経験で得られた集中力や忍耐力などをアピールすれば、好印象を与えられるでしょう。
【半導体工場の志望動機の例】
私が御社を志望したのは、人々の生活を支える社会インフラに関わることができる半導体業界で働きたいと思ったからです。
そのなかでも幅広い製品を開発し、高い評価を得ている御社の業務に魅力とやりがいを感じました。
昔からコツコツ作業することを得意としており、工場勤務に向いていると考えています。前職では製品の不良品をみつける仕事をしており、そこで培った集中力と忍耐力という私の強みを発揮したいという思いもあり、今回志望させていただきました。
5.【職種別】製造業の志望動機のOK例文
工場の仕事にはさまざまな職種があります。
ここでは、工場の仕事の中でもなぜその職種に就きたいのかがわかりやすく伝わる、職種別の志望動機の例文をご紹介します。
5-1.接合・塗装
接合・塗装の志望動機では、工場の数ある職種の中でなぜ接合・塗装を選んだのか、明確化することが重要です。
普段からDIYや料理など手先を動かす作業が好きだったり、前職などでそうした作業の経験があったりすることなどをアピールしましょう。
また、接合・塗装は大きな製品や建物を次々に塗装する場面もあり、丁寧かつ素早く作業する能力が求められます。そのため、集中力や注意力の高さが伝わるエピソードも盛り込むことがおすすめです。
【接合・塗装の志望動機の例】
私が接合・塗装を志望したのは、自らのものづくりへの思いと作業の正確性を活かしながら、製造現場で活躍したいと考えたためです。
普段からDIYが好きで、図面を見ながら収納家具やインテリア小物などを手作りしています。納得のいく作品ができたときの達成感が大きく、仕事でもものづくりに携わりたいと考えるようになりました。
また、普段から作業の質にこだわっており、設計図などを見ながら何時間でも作業に没頭できる集中力が強みです。御社でも自身のスキルを最大限発揮して、利益に貢献したいと思っております。
5-2.フォークリフト・クレーン
フォークリフト・クレーンの志望動機でも、製造業の中でなぜその職種を選ぶのか理由を明確にする必要があります。
特に、運転や機械の操作が好きだったり、安全性に配慮して落ち着いて作業できたりすると、フォークリフト・クレーンに関するスキルと意欲の高さを両方アピールできます。
フォークリフトなどの運転資格がなくても応募できる企業もありますが、資格があれば、意欲の高さや即戦力として活躍できる点をアピールできます。
【フォークリフト・クレーンの志望動機の例】
私がフォークリフトの仕事を志望したのは、運転が好きな性格を活かしながら、自身の注意力も武器に、ものづくりの現場に携わりたいと思ったからです。
もともと自動車の運転が好きで、例えば毎週末には長時間のドライブに出かけています。毎回、安全には最大限注意していて、これまで大きな事故を起こしたことはありません。
フォークリフトの仕事を知ってから、自分に向いていると考え、先月資格を取得しました。御社に入社したら、即戦力として活躍できると考えております。
5-3.機械操作
機械操作に応募する際は、機械をいじるのが好き、または扱いに慣れていることなどをアピールすると、職種との相性の良さが伝わります。
また、勤務中には機械の前で淡々と作業する時間が多いため、同じ作業を集中してできる点もアピールすることがおすすめです。
他にも、製造業での職務経験や「機械加工技能士」や「建設機械施工技士」などの資格があれば、積極的に伝えましょう。
【機械操作の志望動機の例】
私が機械操作を志望したのは、機械の扱いに慣れている自らのスキルを活かして、ものづくりの現場で活躍したいと考えたからです。
もともと機械の操作が好きで、パソコンについても設計や仕様を細かく調べ上げ、不具合が起きた際には自分で修理も可能です。
また、パソコンの操作や修理などの際には、何時間も没頭して作業し続けられるなど、集中力の高さが強みです。
自身のスキルと性格を最大限生かして、御社に貢献いたします。
5-4.加工・組付け
加工・組付けの志望動機では、実際に関連する作業や仕事をした経験など、具体的なエピソードをアピールしましょう。
また、マニュアルに沿って多くの製品の作業をする能力が求められるため、効率良く性格に作業できる点を伝えるのもおすすめです。
「仕上げ技能士」や「機械検査技能士」など、部品に関するスキルを示す資格があれば、プラスに評価されます。
【加工・組付けの志望動機の例】
加工・組付けの仕事を志望したのは、自身の強みである組み立てのスキルや作業の正確性を活かして、ものづくりの現場で活躍したいと思ったからです。
私はプライベートで家具を組み立てたり、おもちゃや家電を修理したりする機会が多く、工具の扱いに慣れています。
家具は、説明書に記載されている設計の目安時間よりも短い時間で組み立てられ、ミスをすることはほとんどありません。
御社の加工・組付け業務に従事した際にも、正確に素早く与えられた業務をおこなっていきたいと考えています。
5-5.検品・検査
検品・検査の工程に応募する際には、自身の注意力や観察力といった業務に関連する強みなどを交えながら、志望度の高さをアピールすることが重要です。
特に、注意力に関するエピソードは他の志望者も用意しやすいため、できるだけ仕事として長く取り組んだ経験などで説得力を高めましょう。
【検品・検査の志望動機の例】
検品・検査業務を志望した理由は、前職の経験で得られた検品のスキルや注意力を活かしながら、製造現場で仕事をしたいと思ったからです。
前職ではスーパーの青果部門に在籍し、入荷した野菜や果物の検品・運搬・品出し業務などを担当しておりました。鮮度チェックなど、自身の作業内容によって売上が変動することもあるため、常に緊張感を持ってミスなく業務に取り組みました。
御社の検品・検査でも同様のスキルを発揮して、製品の安全性確保に貢献したいと考えております。
5-6.試験・評価
試験・評価の工程に応募する際には、なぜ工場の中でも試験・評価の職種を選んだのか、説得力を持たせることが重要です。
また、マニュアルに沿った単純な作業だけでなく、自分なりに過去の製品などを調べて考える姿勢も求められる仕事のため、探求心の深さや情報収集力の高さなどをアピールするのがおすすめです。
開発者や同じ工程の作業員と協力して仕事を進めるため、コミュニケーション能力の高さなどを伝えても良いでしょう。
【試験・評価の志望動機の例】
私が試験・評価を志望した理由は、自身のリサーチ力を最大限活かしながら、ものづくりの現場に携わりたいと思ったためです。
前職では地元の調査会社に勤めており、機械の事故などの原因を調査する仕事に従事しておりました。国や自治体、データに関する資料などをもれなく収集し、数字のずれなどをみつける能力の高さを評価いただくこともありました。
自身のスキルと経験をもとに、消費者の求める製品を形にして、御社に貢献したいと思っております。
5-7.清掃・洗浄
清掃・洗浄の工程に応募する際は、きれい好きな点など、自身の強みや性格との関連性を伝えれば、仕事への適正が理解されやすくなります。志望動機にはできるだけ具体的なエピソードを盛り込み、採用担当者に現実味を印象づけましょう。
また、長時間立ちっぱなしだったり、腰をかがめて作業したりすることもあるため、体力をアピールすることも大切です。
【清掃・洗浄の志望動機の例】
今回、清掃・洗浄業務を志望したのは、自身の清掃に関する知識や経験を活かし、製造の現場を支えたいと思ったからです。
昔からきれい好きで、掃除によって周囲の方を喜ばせることに喜びを感じておりました。工場という多くの方が関わる現場を常にきれいにすることで、安全性と社員の方のモチベーションを保ち、御社に貢献したいと思っております。
また、前職では3年ほどビルの清掃員をしておりました。主に室内清掃を担当し、建材に合わせた清掃の仕方や、内装材の保護処理の仕方といった専門知識を学ぶことができ、御社の業務にも活かせると考えております。
5-8.設備保守・保全
設備保守・保全の工程に応募する際は、機械をさわるのが好きな性格や、点検・修理の経験など、職種との関連性についてアピールすると良いでしょう。
また、作業自体は黙々とおこないますが、工場内の多くの人と関わる仕事でもあるため、コミュニケーション能力の高さなどもアピールポイントになります。
【設備保守・保全の志望動機の例】
今回、御社の設備保守・保全の仕事を志望したのは、自身の機械に関する知識や経験を活かして、ものづくりの現場で活躍したいと思ったからです。
私は学生の頃からパソコンや家電などの機械を触るのが好きで、壊れてもすぐには買い替えず、まずは自分で修理を試みてきました。その結果、機械の構造を理解することができ、機械に関する知識が増えたと自負しております。
前職では営業を担当していたため、コミュニケーション能力にも自信があります。さまざまな方と関わり、工場の設備と安全を守っていきたいと思っております。
5-9.設計開発・開発補助
設計開発・開発補助の仕事に応募する場合にも、設計開発・開発補助を志望することにした経緯を丁寧に説明しましょう。
また、どちらも未経験から始められますが、業界経験者であったり、機械設計技術者、CAD(キャド)利用技術者などの資格があったりすると、より採用される確率が高くなります。
ただし、全くの未経験者でも採用する企業もあります。志望動機には、新製品を自分の手で生みだしたい、ものづくりの仕事に携わりたいなど意欲をアピールすると良いでしょう。
【設計開発・開発補助の志望動機の例】
前職では製造現場で加工・組付けの工程に従事しておりました。自身が好きな家電の製造に携わることができ、充実した日々を過ごすうちに、自分で新製品を生みだしたいと考えるようになり、今回応募させていただきました。
現在は3次元CAD利用技術者試験2級を取得しており、準1級も目指して毎日勉強中です。顧客の生活をより便利に豊かにできるような製品を考案したいと思っております。
5-10.ピッキング・軽作業
ピッキング・軽作業の工程に応募する際にも、自分の強みや性格などとあわせて、職種ならではの志望理由を述べる必要があります。
特に、体力に対する自信をアピールすることがおすすめです。倉庫内を動き回って製品を集める仕事のため、体力がないと務まりません。
また、指示書に従って正しい製品を選んでいく必要があり、与えられた仕事を正確にこなせる力にも触れると良いでしょう。
【ピッキング・軽作業の志望動機の例】
今回、ピッキングの求人に応募した理由は、自身の体力と正確な作業スピードとを活かした仕事ができると思ったからです。
学生時代にバレー部に中学と高校合わせて6年間所属していたことから体力に自信があり、現在でも毎週ジムに通ってトレーニングしています。
また、アルバイトではありますが、大量の電化製品をチェックして不良品を見つける仕事も1年間経験しております。
マニュアルに従って正確に作業することが得意と自負しており、自信の強みを活かして御社に貢献したいと思っております。
5-11.技能工(溶接・旋盤 他)
溶接工や旋盤工など技能工の求人に応募する場合にも、他の現場作業と比較したときの職種の魅力に触れると良いでしょう。
また、スキルのアピールとして、まずは資格があれば記載することが大切です。未経験から応募できる求人も多いですが、なかには有資格者のみ作業できる仕事もあります。
無資格・未経験から応募する場合は、実務経験を経て資格を取得したり、スキルアップしたりする必要があります。やる気をアピールし、採用担当者が入社後の働きぶりについてイメージできるようにしましょう。
【技能工(溶接・旋盤 他)の志望動機の例】
私が溶接業務を志望した理由は、工場の仕事の中でも手に職のつけられる仕事を選び、プロフェッショナルとして工場に貢献したいと考えたからです。
もともと細かい作業が好きで、プラモデルの組み立てやDIYが得意なこともあり、自身の手先の器用さを活かした仕事を探しておりました。
仕事自体は未経験ですが、アーク溶接作業者とガス溶接作業者の資格を取得しております。スキルを活かして、御社に貢献したいと思っております。
5-12.工場事務
工場事務の仕事に応募する場合は、他の事務ではなくて、なぜ工場の事務が良いと思ったか説明することが重要です。
また、実務に直接役立つ強みとして、事務で使用するパソコンスキルや資格などについて積極的にアピールすることがおすすめです。
自身の経験とスキルについてできるだけ詳しく触れて、他の応募者との差別化を図りましょう。
【工場事務の志望動機の例】
今回、御社を志望した理由は、事務職の経験を活かしつつ、ものづくりの現場で活躍したいと思ったからです。請求書の発行や備品の管理など裏方の仕事を通し、製造現場を陰ながら支えたいと思っております。
前職では2年ほど不動産会社の営業事務をしておりました。社員が数十名程度の小規模な会社だったため、契約書の作成、来客・電話応対、物件情報等のデータ入力、社員の経費精算など幅広い業務を担当させていただき、事務に関するスキルを習得しております。
また、事務職を長く続けるために、昨年MOS(※)のワードとエクセルを取得しました。スキルアップや自己研鑽を心がけ、他の社員の方と協力しながら御社に貢献したいと思っております。
※MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)とは、マイクロソフトが実施する資格試験のこと。
5-13.ドライバー・配送
ドライバー・配送の仕事に応募する際には、運転に対する熱意などを交えて、なぜその職種を選んだのか説明する必要があります。
また、普通免許以外の運転に関する資格があれば記載することが大切です。企業によっては準中型、中型、大型免許が必須だったり、あればより望ましいとされていたりすることもあります。
長時間運転する体力も必要なため、体力に関する具体的なエピソードもあれば、魅力的な志望動機に仕上がるでしょう。
【ドライバー・配送の志望動機の例】
今回、私が配送ドライバーの仕事を志望した理由は、車の運転がメインの仕事に就きたかったからです。
私は車の運転が好きで、休日は必ずといっていいほど長距離のドライブに出かけます。好きな音楽を聴きながらドライブすることで気分転換になり、何時間でも運転していられます。
現在は普通自動車免許のほか、中型免許も取得しており、今後は他の免許も取得して、御社で幅広い業務に携わりたいと思っております。
前職では引越し作業員をしており、体力には自信があります。荷物の搬入や荷降ろしの経験も活かし、御社で活躍したいと考えております。
6.製造業の志望動機における5つのNG
工場勤務の志望動機には、書いてはいけないNGなことがあります。自分が志望動機を書いたときに、以下の5つの内容が入っていないかチェックしてください。
- 待遇面を言及している
- 企業側の魅力以外の部分のみ記載している
- 説得力のない文章になっている
- すべての応募企業や工場に同じ文章を送る
- 本やサイトのコピペになっている
それぞれ詳しく説明します。
6-1.待遇面を言及している
給与や福利厚生など待遇面を記載するのは悪いことではなく、志望理由に含めることが有効な場合もあります。
ただし、待遇ばかり強調して伝えるのはNGです。志望動機のメインが待遇面だけの場合、「お金や休みを得るだけが目的なのか」「自社のことを何も調べてないのか」という評価になり、面接結果に悪影響を与える可能性があります。
6-2.企業側の魅力以外の部分のみ記載している
企業の魅力以外の部分だけが志望動機になってしまうのは避けましょう。
例えば「家から近い」という点が、数ある製造業の工場の中から1社に絞り込む際のポイントになることはあるかもしれません。しかし、それがメインになるというのは企業研究が不足していると判断される場合があります。
企業の魅力からくる志望動機に加えて「家が近いことで通勤時間に充てる時間が減って仕事の質を向上させられると感じた」というように、ワンポイントとして活用するくらいに留めましょう。
会社の魅力以外のことは、あくまでも第二、第三の理由であり、第一の理由にはならないと理解しておきましょう。
6-3.説得力のない文章になっている
志望動機を伝える際、説得力がない文章になっていないかはよく確かめる必要があります。
例えば「自分の強みが社風や業務内容と合っている」という内容の志望動機を書く場合、自分の強みだけ書いても信用されません。強みであることがわかるように、根拠になるエピソードを加え説得力のある文章に仕上げましょう。
6-4.すべての応募企業や工場に同じ文章を送る
工場への応募に限った話ではありませんが、主語を変えればどの企業でも通用するような「同じ文章」を送ることは避けましょう。
採用担当者は常に「なぜ競合他社ではなく自社に応募したのか」という疑問を持って履歴書を読んでいます。どこでも通用しそうな志望動機では高評価を得ることはできないでしょう。
「企業理念に共感したことを志望動機に入れ込む」「会社の業績や独自の仕事内容を盛り込んだ志望動機になっている」といったように、その企業に対してしか書けない内容にすることで志望の本気度をアピールします。
6-5.本やサイトのコピペになっている
本やサイト上にはそのまま使えるような例文などがありますが、ただ使いまわすのはNGです。
本やサイトの例文は個別企業について深堀した内容にはなっていません。そのため、そのまま使っても内容が浅い志望動機になってしまいます。本やインターネットの例文はあくまで参考とし、自分の言葉でオリジナルの内容の志望動機を作成しましょう。
7.製造業の面接での志望動機の伝え方
志望動機は、履歴書や職務経歴書に記述して終わりではありません。面接の際には、必ず採用担当者から直接質問されるものです。したがって、声に出して相手に伝えられるような対策や練習もしておくべきです。
特に、話の内容と記載した志望動機がずれてしまうと、採用担当官に不信感を与えてしまうため、注意する必要があります。また、目線が泳いだり、声が小さすぎたりすると、自信のない印象を与えてしまうので、話すときの態度も意識しましょう。
なお、企業側が志望動機を確認したい理由は、「無数にある企業の中からなぜ自社を選んだのか」という点です。
「その理由ならどの企業にも当てはまるだろう」「何となく応募しただけなのだろう」といった印象を与えてしまわないよう気をつけましょう。
応募先企業にしかない強みを見つけ、強みを志望動機に紐付け、自分のオリジナルの言葉で話せるように準備することが大切です。
8.まとめ
工場・製造業の志望動機を書くときは、なぜその工場を選んだのかという理由はもちろんですが、集中力、体力、コミュニケーション能力など、自分が向いていることを入れるようにしましょう。
本やサイトを参考にしても構いませんが、丸写しになることを避け、自分の言葉で書いてください。誠実な気持ちを持って志望動機を書ければ、採用に大きく近づくことでしょう。
なお、経験の有無や希望する職種など、応募する求人の内容によっておすすめの書き方は異なります。求人に合ったより魅力的な志望動機を書けるよう準備を進めてください。
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