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更新日:2023年11月16日

30代から手に職を!おすすめの仕事や資格に関する全知識

30代から手に職を!おすすめの仕事や資格に関する全知識

※この記事は6分30秒で読めます。

「30代で手に職をつけるメリットは?」
「30代でも手に職をつけるのは遅くない?」
など、30代で手に職をつけるメリットや方法を知りたい方もいるでしょう。

30代からでも手に職をつけることで、自分が希望する働き方や収入アップを実現しやすくなります。

今回は、30代で手に職をつけるメリットやおすすめの仕事・資格、仕事選びのポイントを解説します。この記事を読めば、30代から手に職をつける方法がよくわかり、具体的な一歩を踏み出せるようになるでしょう。

1.30代は手に職をつける最適なタイミング

30代は働き盛りの世代であり、今後のキャリア形成について深く考える良いタイミングです。

一般的に30代を過ぎると、年齢相応のスキルや実績を求められ徐々に転職の難易度が上がります。

スキルや実績が乏しいままでいると、会社の事業が衰退したり、景気が悪くなったりしたときにリストラの対象者になりかねないため、しっかりと対策してリスク軽減に努めましょう。

2.30代で手に職をつけるなら資格は必須?

「手に職をつけるならまずは資格を取るべき」と考える方もいるでしょう。

30代の場合は、手に職がつけられる業界・職種の仕事に就いて、実務経験を積みつつ、働きながら資格の取得を目指すのがおすすめです。

なかでも、国家資格は社会的な信用度が高いため、あらゆる職場で重宝されるでしょう。国家資格は以下の3つに分類され、資格によって難易度が異なります。

  • 資格を持つ者だけが業務に従事できる「業務独占資格」
    (例)弁護士、税理士、宅地建物取引士、危険物取扱者
  • 資格を持つ者のみが名乗れる「名称独占資格」
    (例)調理師、保育士、介護福祉士、気象予報士
  • 特定の事業をおこなう際に法律で設置が義務付けられている「設置義務資格」
    (例)宅地建物取引士、衛生管理者、旅行業務取扱管理者、登録販売者、

下記の記事では、転職時に役立つ資格について詳しく説明しています。転職時以外でも持っていて損はない資格を紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

3.30代の方が手に職をつけるメリット

続いて、30代の方が手に職をつけるメリットを見ていきましょう。

  • 昇進や収入アップのきっかけになる
  • 失業などのリスクを軽減できる
  • ライフスタイルに合わせた働き方を選択できる
  • 転職市場で優遇される可能性が高い

それぞれのメリットについてお伝えします。

3-1.昇進や収入アップのきっかけになる

手に職をつけると、労働者としての市場価値が向上します。

特に30代は、キャリアアップ組とそうでない方の間に、大きな収入差が出始める時期ともいえます。

手に職をつけて職場で唯一無二の働きができるようになれば、上級管理職への昇進や大幅な収入アップも夢ではないでしょう。

3-2.失業などのリスクを軽減できる

長い人生では、突然リストラされたり勤め先が倒産したりするなど、予測していなかった危機的状況に遭遇する可能性はゼロではありません。

突然の失業などの大問題に直面したときにも、手に職があれば比較的容易に転職先を見つけやすくなります。

3-3.ライフスタイルに合わせた働き方を選択できる

30代の女性のなかには、結婚や出産、育児などによって、ライフステージの大きな変化を経験する方もいるでしょう。

手に職があれば、プライベートが落ち着いたタイミングで復職したり、時短で働いたりと、自分の都合に合わせた柔軟な選択がしやすくなります。

3-4.転職市場で優遇される可能性が高い

一度手に職をつけておけば、専門的な知識・スキルを武器に、その後の長い人生を通して転職活動を有利に進めやすくなるでしょう。

年を重ねるごとに難易度が増していく転職事情を考慮すると、この点も見逃せないメリットといえます。

4.30代の方が手に職をつけられる仕事を探す方法

ここでは、30代の方が手に職をつけられる仕事を探す方法を4つ紹介します。

  • 求人サイトで探す
  • ハローワークで探す
  • 転職エージェントに登録する
  • 知人からの紹介を受ける

それぞれの方法についてお伝えします。

4-1.求人サイトで探す

求人サイトは、さまざまなタイプの求人をまとめて紹介するサイトと、特定の業界・分野に特化して、きめ細かいサポートを提供するサイトの2種類があります。

どちらのタイプにも良し悪しがあるため、自分の希望や転職先の候補に合わせて、複数のサイトを併用するのがおすすめです。

特定の年代をターゲットにしたサイトや女性の転職支援に注力しているサイトもあるので、さまざまな求人サイトを見てみるのが良いでしょう。

JOBPALでは、工場・製造系技術職を中心に、数多くの求人を紹介しています。

「30代から手に職をつけて、キャリアを築ける優良企業を慎重に選びたい」「プロのサポートを受けて、難易度が高い30代の就職を成功させたい」という方に対して、専任のキャリアパートナーが就職活動を全面的にサポートします。

4-2.ハローワークで探す

ハローワークは、日本全国500ヵ所以上に設置された公共職業安定所です。求人数が多く、無料で就活に関する各種相談にも乗ってもらえます。

また、求人情報のインターネット検索も可能です。時間があるときに、ぜひ求人情報をチェックしてみることをおすすめします。

4-3.転職エージェントに登録する

「多少時間をかけてでも、仕事選びに妥協はしたくない」「長期的なキャリア形成に役立つ仕事を見つけたい」という方には、転職エージェントがおすすめです。

希望の働き方や待遇などの条件を提示すれば、相性の良さそうな求人を複数紹介してもらえます。

求人サイトやハローワークと併用すると、より転職の成功率を高められるため、上手く併用することもおすすめです。

4-4.知人からの紹介を受ける

気になる会社で働いている知人がいる場合には、リファラル採用(社員の紹介による採用)をしてもらえないか、確認してみるのも良いでしょう。

知人の紹介なら、職場の雰囲気や上司の人柄、昇給・昇格の難易度、資格取得支援制度の充実度など、気になることについて気軽に質問できます。

入社前に、現場で働いている方からリアルな情報を聞けるので、入社後にミスマッチが起きる可能性を減らせるでしょう。

5.30代で手に職をつけたい方におすすめの仕事・資格10選

ここからは、30代で手に職をつけたい方におすすめの仕事・資格を紹介します。

  • 製造・工場系技術職
  • ITエンジニア
  • 営業職
  • 施工管理
  • ビルメンテナンス
  • 医療事務
  • 介護職
  • Webデザイナー
  • 保育士
  • 調理師

それぞれの仕事について見ていきましょう。

5-1.製造・工場系技術職

日本の基幹産業である製造業には数多くの職種が存在し、未経験で入社して一からスキルを学べる会社も少なくありません。

特に、ものづくりに興味がある方や手先の器用さに自信がある方は、製造業の仕事で技術を磨き、手に職をつけることをおすすめします。

【おすすめの資格】

  • 衛生管理者
  • 電気工事士
  • 危険物取扱者 など

5-2.ITエンジニア

IT系専門職の需要は上昇傾向にあり、人手不足を補うために未経験での採用を実施している会社も珍しくありません。

特に、Webサービス全般の構築やシステムの保守・管理などを担うITエンジニアは、重宝される傾向にあります。

リモートワークを推奨する会社も多く、手に職をつけながら、柔軟な働き方を実現できるかもしれません。

【おすすめの資格】

  • 基本情報技術者
  • ネットワークスペシャリスト
  • システム監査技術者 など

5-3.営業職

営業職は、商品やサービスを売るプロであり、幅広い業界・業種で活躍できるでしょう。

成果に応じて特別な手当がプラスされるインセンティブ制度を導入している会社も多く、実力次第でかなりの高収入を実現できる可能性があります。

人と話すことが多くなるため、コミュニケーション能力が高く、多くの方と話すことが苦ではない方には、特におすすめの職種です。

【おすすめの資格】

  • マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)
  • 営業士
  • 普通自動車免許
  • その他、自社の取り扱い商品に関連する資格 など

5-4.施工管理

施工管理とは、工事現場の施工プラン・予算の作成、安全対策、役所に提出する書類作成などをおこなう仕事です。

日本では今後、高度経済成長期やバブル期に建てられた建造物の老朽化が進み、建設関連工事の需要は増加すると見込まれています。

そのため、年齢や経験を問わず、やる気のある人材を積極的に採用する会社が多くなってくるでしょう。

【おすすめの資格】

  • 施工管理技士1級・2級(分野ごとに全7種)
  • 消防設備士 など

5-5.ビルメンテナンス

ビルメンテナンスとは、商業施設やオフィスビル、病院、マンションなどの維持・管理をおこなう仕事です。

ビルの数だけ仕事があるという性質上、需要が高く、長く働ける可能性が高いでしょう。

比較的多くの会社が未経験採用をおこなっているため、30代の方にもチャンスがあります。

【おすすめの資格】

  • 第二種電気工事士
  • 2級ボイラー技士
  • 危険物取扱者乙種4類
  • 第三種冷凍機械責任者

※通称「ビルメン4点セット」

5-6.医療事務

医療事務は、医療機関で受付や会計、診療報酬請求業務などをおこなう仕事です。

専門知識が必要な業務もありますが、無資格・未経験でも挑戦しやすいのが特徴です。

経験を積み、スキルを獲得すれば、全国の医療機関で長期的に働くことができるでしょう。

【おすすめの資格】

  • 医療事務技能審査試験
  • 診療報酬請求事務能力認定試験
  • 医科医療事務管理士(R)技能認定試験 など

5-7.介護職

超高齢社会の日本において、介護業界の人手不足は深刻な問題であり、今後も需要は高まる見込みです。

30代の未経験者にも門戸が開かれているため、採用のハードルは比較的低めといえます。

人材確保や処遇改善を目的とした労働環境や賃金の改善も図られており、長期的なキャリア形成を考えるうえで手堅い選択肢といえるでしょう。

【おすすめの資格】

  • 介護福祉士
  • ケアマネジャー(介護支援専門員)
  • 介護事務認定実務者®試験 など

5-8.Webデザイナー

Webデザイナーは、高い将来性が見込まれるIT系専門職のなかでも、特に女性が活躍しやすい職種です。

専門知識が必須である一方で、未経験者歓迎の求人も珍しくありません。

センスを活かして、美しいデザインと機能性を両立したWebサイトを作成する仕事には、大きなやりがいを感じられるでしょう。

また、実績を積めばフリーランスへの道も開けます。

【おすすめの資格】

  • ウェブデザイン技能士
  • HTML5プロフェッショナル認定
  • 色彩検定 など

5-9.保育士

共働き世帯の増加や、利用者の多様な保育ニーズへの対応の必要性などから、近年、保育士の需要も高まっています。

保育士として働くには、保育士試験に合格して保育士資格を取得する必要があります。

学歴が専門学校卒・短大卒・大卒の場合、実務試験なしに保育士試験を受けることが可能です。中卒・高卒の方は、まず保育補助として就職し、2年以上の実務経験を積んだのちに、保育士試験を受けるのが良いでしょう。

子育てが一段落した30代以降から、保育士としてのキャリアをスタートさせる方も少なくありません。さらに、女性が多い職場が多いため、ライフステージに合わせた働き方を比較的実現しやすいのも魅力です。

【おすすめの資格】

  • 保育士
  • 育児セラピスト
  • 幼児食インストラクター

5-10.調理師

おいしい料理でお客様を楽しませる調理師も、手に職をつけられる仕事の一つです。

一般的に、調理業務自体は基本的な調理スキルさえあれば、経験や年齢は問われません。

腕を磨けば、将来的に独立して自分の店を持つことも可能です。経営者になれば、退職のタイミングも自分で決められます。

【おすすめの資格】

  • 調理師免許
  • 食品衛生責任者など

6.30代で手に職をつける仕事を選ぶ際のポイント

30代で手に職をつける仕事を選ぶ際には、以下の4つのポイントを意識しましょう。

  • 興味・関心のある分野から選ぶ
  • 将来性がありそうな仕事を選ぶ
  • 詳細な自己分析をおこない適職を見極める
  • 将来的に需要がなくなる可能性を理解しておく

それぞれのポイントについてお伝えします。

6-1.興味・関心のある分野から選ぶ

手に職をつけるための仕事を探す際には、多少なりとも自分が興味・関心がある分野から選ぶことをおすすめします。

いくら高収入が見込めて将来性のある仕事であっても、興味のない仕事を長期的に続けるのは、精神的にもつらく厳しいでしょう。

6-2.将来性がありそうな仕事を選ぶ

仕事選びの際には、業界・職種の将来性についても考慮しなければなりません。昨今、注目を集めているのはAIが雇用に与える影響です。

AIの進展によって、雇用のあり方は変わることが予想されています。

しかし、「技術が必要な職種」や「人間的な付加価値が求められる(人間にしかできない)職種」の需要は、今後高まると見込まれています。

興味・関心と、将来性の有無のバランスが取れると理想的です。

6-3.詳細な自己分析をおこない適職を見極める

30代はまだまだ若いものの、社会人としては中堅であるため、転職の失敗はできる限り避けたいものです。

そのため、仕事選びの際には自己分析をしたうえで、自分に向いていることややりがいを感じること、人生でかなえたい目標をしっかりと洗い出しましょう。

6-4.将来的に需要がなくなる可能性を理解しておく

いざ手に職をつけたとしても、数年後や十数年後にはその仕事が世の中から姿を消してしまう可能性も否定できません。

あらゆるリスクを頭の片隅に置いたうえで、時代に合わせて柔軟に生きることも大切です。

世の中の動きに遅れを取らないためには、ニュースや新聞などもこまめにチェックすることをおすすめします。

7.まとめ

30代から手に職をつける場合、現場で実務経験を積みながら、キャリアアップにつながる資格取得を目指すのがおすすめです。

自分が興味を持てて、さらに今後も安定して需要が見込める仕事を選ぶと良いでしょう。長期的に活躍できる仕事と出会えることを願っています。

30代で、手に職がつけられる業界・職種への転職を希望している方は、JOBPALの求人情報をぜひチェックしてみてください。30代から活躍できる求人情報を豊富に掲載しています。

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